JPH0344878Y2 - - Google Patents

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JPH0344878Y2
JPH0344878Y2 JP18296585U JP18296585U JPH0344878Y2 JP H0344878 Y2 JPH0344878 Y2 JP H0344878Y2 JP 18296585 U JP18296585 U JP 18296585U JP 18296585 U JP18296585 U JP 18296585U JP H0344878 Y2 JPH0344878 Y2 JP H0344878Y2
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segment
pin
screw
segments
joint structure
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JP18296585U
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Description

【考案の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本考案はコンクリートセグメント、又は合成セ
グメント等の各種セグメントにおけるリングプレ
ート間の接合における継手構造に関する。
〈従来の技術〉 現在、リングプレート間の継手構造としては、
ボルト−ナツト方式とピン−ホゾ方式(第4図イ
又はロのようにリングプレート101,101′
間をピン102とホゾ103で連結するもの)が
知られている。前者はセグメント間の間隙に応じ
た締付調整ができ、引き抜き抵抗及び引寄力が強
いが、位置合わせと螺着作業が困難であるという
欠点があり、また後者には前者とは逆の長所と短
所がある。
〈考案が解決しようとする問題点〉 そこで、本考案では、前記ボルト−ナツト方式
とピン−ホゾ方式の長所を互いに組み入れて、作
業能率の向上を図ると共に継手の締付調整が可能
で引抜き抵抗と引寄力が強いセグメントの継手構
造を提供せんとする。
〈問題点を解決するための手段〉 本考案は、従来問題点を解決したもので、その
要旨とするところはセグメントにおけるリングプ
レート間のトンネルの軸方向に接合する継手構造
であつて、接合せんとする一方のセグメントのリ
ングプレートと他のセグメントのリングプレート
に所定間隔ごとに対応する嵌合用ピンとナツトを
それぞれ設け、前記嵌合用ピンにはねじを設ける
と共に前記ナツトには嵌合用ピンの押し込みによ
り嵌合用ピンのねじを乗り越えるようにし、かつ
乗り越えた後に嵌合用ピンの残りのねじを螺着す
るホゾ兼用のリツプねじを設けたナツトを回転可
能かつ前記他方のセグメントから引き抜き不能に
設置したものである。ここでセグメントとは、コ
ンクリートセグメント、合成セグメント又は時に
スチールセグメントも含まれる。また、本考案の
セグメントの継手はトンネルの軸方向、即ちリン
グプレート間の継手構造に関するものであり、ト
ンネルの円周方向のエンドプレート間の継手構造
にはなじまない。
〈作用〉 本考案のセグメントを接合するには、第3図に
示すセグメントをトンネルの円周方向にリング状
に巻いていくが、各隣接するセグメントは継手の
止水と強度を考慮して千鳥状に形成しながらトン
ネルの軸方向に延長していく。この場合、トンネ
ルの円周方向の接合、即ちセグメントAとセグメ
ントBの接合は、セグメントAの鋼材3,3′,
3″よりなる箱形の穴1,1′,1″からセグメン
トAのボルト孔2,2′,2″と隣接するセグメン
トBのボルト孔(図示せず)へボルトを挿入し、
ナツトにより接合する。
しかして、上記本考案の継手構造は、セグメン
トAとセグメントC及びDをトンネル軸方向に接
合するに際し、セグメントAと同じ嵌合用ピン
4,4′を設けたセグメントCの嵌合用ピン(図
示せず)をセグメントAの嵌合用ピン受け5,
5′に嵌入し、かつセグメントAと同じ嵌合用ピ
ン4″,4を設けたセグメントDの嵌合用ピン
(図示せず)をセグメントAの嵌合用ピン受け
5″,5に嵌入し、嵌入により押し込んだ嵌合
用ピン4,4′,4″,4は嵌合用ピン受け5,
5′,5″,5内に回転可能に設置したナツト9
のリツプねじ10の一部にピン4,4′,4″,4
に設けたねじ11,11′,11″,11を乗
り越え、ついで嵌合用ピン受け5,5′,5″,5
のトンネル内方に設けた切欠部12,12′,
12″,12から別途用意した圧縮空気で打撃
治具13を打つようにしたハンマー14を挿入
し、ナツト9の外周に設けた一方向に回転可能な
歯状突起からなる回転用溝15を叩いてピン4,
4′,4″,4のねじ11,11′,11″,11
の残部を螺着し、十分にセグメントAとC,D
間を引き付けて接合する。また、セグメントAと
C,D間にはセグメントAの鋼材7,7′,3よ
りなる箱形の穴6,6′,1から隣接するセグメ
ントCとDにおけるセグメントAの鋼材8′,
3″と8,8′よりなる箱形の穴と同じ穴とを合わ
せてボルト−ナツトによりリングプレート間を十
分引き付けて接合する。
〈実施例〉 本考案であるセグメントの継手構造の一実施例
を添付図面により説明する。
第1図は第3図におけるセグメントAとCのリ
ングプレート間の接合状態を示す横断面図、第2
図は第1図の−′縦断面図である。一方のセ
グメントAのリングプレート20には、所要箇所
にリングプレート20と同一平面上にある鋼材か
らなる固定プレート21とPC鋼材からなるアン
カー23を固定した嵌合用ピン4を一部突出して
コンクリート内に埋設している。また、他方のセ
グメントCのリングプレート20′には、前記嵌
合用ピン4に対応して嵌合用ピン受け5を設け、
該ピン受け5の下方に切欠部12を設けると共
に、ねじ込み式のストツパーリング24とカラー
パイプ25及び堰板26によつて箱形を形成して
前記カラーパイプ25と溶接したアンカー27と
で一体にコンクリート22′に埋設している。前
記ストツパーリング24には嵌合用ピン4を押し
入れる穴28が設けてあり、該穴28の内方の前
記箱形内には嵌合用ピン4を押し入れた際にピン
のねじ11を一部乗り越えるホゾとしての作用を
するばね鋼からなる螺旋状リツプを有するナツト
9を回転可能に設置している。したがつて、この
リツプねじ10は嵌合用ピン4を押し入れた際の
ホゾとしての作用と、その後箱形の下方の切欠部
12からハンマー14の打撃治具13によりナツ
ト9の回転用溝15を叩いて嵌合用ピンのねじ1
1と螺着することにより各セグメントAとCのリ
ングプレート20,20′を十分に緊結するよう
にしている。
〈考案の効果〉 本考案では、一方のリングプレートに単なる嵌
合用ピンを設けるだけでなくピンにねじを設け、
かつ他方のリングプレートにホゾとナツトを兼用
したリツプねじ付ナツトを設けているので、各セ
グメント間の位置合わせが容易になつて作業性の
向上を図るだけでなく、ピンのねじとナツトのね
じを螺着してセグメントの引抜き抵抗と引寄力を
強くすると共にシール力を向上するという優れた
効果を有する。
【図面の簡単な説明】
第1図乃至第3図は本考案セグメントの継手構
造であつて、第1図はセグメントのリングプレー
ト間の要部横断面図、第2図は第1図の−′
縦断面図、第3図はセグメントをトンネルの円周
方向と軸方向に接合したセグメントの仮想斜視
図、第4図イとロは従来のピン−ホゾ方式の継手
構造を示す概略説明図である。 A〜D……セグメント、4……嵌合用ピン、9
……リツプねじ付ナツト、10……ナツトのね
じ、11……嵌合用ピンのねじ、20,20′…
…リングプレート、22,22′……コンクリー
ト。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 1 セグメントのリングプレート間を接合する継
    手構造であつて、一方のセグメントにおけるリ
    ングプリートの所要箇所に先部にねじを有する
    嵌合用ピンを固定し、該ピンに対応して、他方
    のセグメントにおけるリングプレートには前記
    ピンの押し込みにより前記ピンに設けたねじを
    乗り越えるリツプねじを有するホゾ兼用のナツ
    トを回転可能かつ前記他方のセグメントから引
    き抜き不能に設置してなるセグメントの継手構
    造。 2 リツプねじ付ナツトの外周に、打撃によつて
    一方向に回転可能にした回転用溝を設けてなる
    実用新案登録請求の範囲第1項に記載のセグメ
    ントの継手構造。
JP18296585U 1985-11-29 1985-11-29 Expired JPH0344878Y2 (ja)

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JPS6294198U JPS6294198U (ja) 1987-06-16
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