JPH0344596B2 - - Google Patents
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- JPH0344596B2 JPH0344596B2 JP58156191A JP15619183A JPH0344596B2 JP H0344596 B2 JPH0344596 B2 JP H0344596B2 JP 58156191 A JP58156191 A JP 58156191A JP 15619183 A JP15619183 A JP 15619183A JP H0344596 B2 JPH0344596 B2 JP H0344596B2
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- coal
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Description
この発明は石炭粉末を水に安定にかつ高濃度で
分散させた石炭−水スラリーの製造方法に関す
る。 石炭はその形状が固体であるために永い間石油
に燃料としての王座をゆずつていたが、石油シヨ
ツクを機に石炭の見直しが行なわれ、石炭石油混
合燃料(COM)で代表されるように、石炭を粉
末とし、媒体と混合することにより石炭を流体と
して取り扱おうという試みが盛んに行なわれてい
る。しかし、石炭石油混合燃料の場合には、約半
分が油であるという欠点を避けて通ることができ
ず、さらに別のスラリー燃料の開発が望まれてい
る。 近年、水を媒体として用い、高濃度に石炭を分
散させた流体としてのスラリーをパイプライン輸
送や油タンカーなどによる輸送にも適したものと
し、さらに各種ボイラーにおける石油の代替燃料
が化学原料として用いようとする試みがなさてい
る。このスラリーの場合には、媒体が水であると
ころから、スラリーとして次の性質を持つことが
好ましい。すなわち、石炭濃度が高くかつ低粘度
であつて、しかも石炭粉末の凝集が沈降のおこら
ない長期安定性にすぐれたものであることであ
る。 ところで、石炭−水スラリーの特性を改良する
ためにスラリー中に界面活性剤などの分散剤を添
加することはすでに知られている。このような分
散剤としては、例えば特開昭53−581号公報にア
ンモニアと有機スルホン酸の塩が、特開昭54−
16511号公報には高分子電解質とポリカルボン酸
塩が、特開昭55−9695号公報にポリアクリルアミ
ドが、特開昭56−57889号公報、特開昭56−57890
号公報および特開昭56−57891号公報にはポリカ
ルボン酸塩がそれぞれ開示されている。このよう
な分散剤を添加することによりスラリー中の石炭
濃度を高めることができるとともに安定性にすぐ
れたスラリーとすることができる。 しかしながら、このような分散剤として使用す
る界面活性剤は高価であるためこの界面活性剤の
添加量が少量で前記の効果を得ることができなけ
ればコストの高い石炭−水スラリーとなるので実
用的でない。従来の石炭−水スラリー用の分散剤
はスラリー中の石炭と水との合計量100重量部に
対して界面活性剤を0.5〜1重量部程度を添加す
る必要があり石炭−水スラリーのコストアツプが
避けられないという欠点があつた。 そこでこの発明者らはこのような欠点を解決す
るために鋭意検討した結果、安価になアルカリ性
物質と特定の界面活性剤とを併用すると界面活性
剤の添加量をきわめて少量としても石炭濃度が高
く安定性にすぐれたスラリーを得ることができる
ことを見い出しこの発明をなすに至つた。 すなわち、この発明は、石炭を水と分散剤との
存在下で湿式粉砕して石炭−水スラリーを製造す
るにあたり、分散剤として石炭と水との合計量
100重量部に対して、a)低分子量アルカリ成分
0.01〜2重量部およびb)無水マレイン酸と次の
一般式; (式中、R1は水素またはメチル基、R2は水素、
炭素数1〜30のアルキル基もしくはアルケニル
基、フエニル基、炭素数1〜4のアルキル基置換
フエニル基、炭素数1〜5のアルコキシ基または
炭素数1〜8のアルコキシカルボニル基である。) で表わされる少なくとも一種のビニル化合物との
共重合物またはこの共重合物のアミド化物もしく
はエステル化物のアルカリ金属塩、アンモニウム
塩または低級アミン塩0.001〜0.09重量部を使用
することを特徴とする石炭−水スラリーの製造方
法に係るものである。 石炭を水と分散剤の存在下で湿式粉砕してスラ
リーを製造する方法では、粉塵発生や発火のトラ
ブルが防げ、また選炭してから乾燥せずに直接粉
砕できるというメリツトがあるが、この発明の方
法では分散剤としてアルカリ性物質である前記の
a成分と界面活性剤である前記のb成分とを併用
することにより、従来に比して非常に少ない界面
活性剤量で高濃度でかつ安定性にすぐれた石炭−
水スラリーを得ることができる。 この発明において使用するa成分としては、水
酸化リチウム、カセイソーダ、カセイカリ、アン
モニアのほかモノエタノールアミン、ジエタノー
ルアミン、トリエタノールアミンなどのアルカノ
ールアミン、メチルアミン、ジメチルアミン、エ
チルアミン、ジエチルアミン、プロピルアミン、
ジプロピルアミン、ブチルアミン、エチレンジア
ミン、ジエチレントリアミン、トリエチレンテト
ラミン、N−ヒドロキシエチルエチレンジアミ
ン、N・N−ジメチルプロピレンジアミン、モル
ホリンなどの低級アミンが挙げられ、これらのう
ち一種または二種以上を使用する。 この発明において使用するb成分を得るために
無水マレイン酸との共重合に用いられるビニル化
合物は、次の一般式; (式中、R1およびR2は前述のとおり) で表わされるものであり、この具体例としてはた
とえばエチレン、プロピレン、1−ブテン、1−
ヘキセン、1−オクテン、1−ドデセン、イソブ
チレン、ジイソブチレン、トリイソブチレン、ブ
タジエン、スチレン、パラメチルスチレン、酢酸
ビニル、エチルビニルエーテル、イソプロピルビ
ニルエーテル、ブチルビニルエーテル、オクチル
ビニルエーテル、アクリル酸メチル、アクリル酸
エチル、アクリル酸ブチル、アクリル酸2−エチ
ルヘキシル、メタクリル酸メチル、メタクリル酸
ブチル、メタクリル酸2−エチルヘキシルなどが
挙げられ、これらのうちの少なくとも一種を使用
する。 無水マレイン酸とこのビニル化合物との共重合
は常法に準じて行なえばよく、共重合におけるこ
のビニル化合物の使用割合は、無水マレイン酸に
対して通常1〜10モル倍、好適には1〜7/3モル
倍となるようにするのがよい。 無水マレイン酸と上記割合のビニル化合物とか
らなる共重合物は、その平均分子量が通常1000〜
50000、好ましくは30000以下とされたものである
ことが望ましい。分子量があまりに高くなりすぎ
ると水への溶解性や粘度低下の面であまり好結果
が得られない。 この発明のb成分のひとつは、上記共重合物の
アルカリ金属塩、アンモニウム塩または低級アミ
ン塩であり、他に上記共重合物のアミド化物ある
いはエステル化物のアルカリ金属塩、アンモニウ
ム塩または低級アミン塩がある。b成分としては
これらのうちの一種または二種以上を使用する。 前記のアミド化物は共重合物の酸無水物基とア
ンモニアまたは低級第一もしくは第二アミンとの
反応によつて得られ、酸無水物基の一方がアミド
化され、他方はカルボキシル基となる。アミド化
に用いられる低級第一もしくは第二アミンとして
はメチルアミン、ジメチルアミン、エチルアミ
ン、ジエチルアミン、プロピルアミン、ジプロピ
ルアミン、ブチルアミン、ジブチルアミン、モノ
エタノールアミン、ジエタノールアミン、エチレ
ンジアミン、ジエチレントリアミン、トリエチレ
ンテトラミン、N−ヒドロキシエチルエチレンジ
アミン、N・N−ジメチルプロピレンジアミン、
モルホリンなどがある。 前記のエステル化物は共重合物の酸無水物基と
アルコールとの反応によつて得られ、酸無水物基
の一方がエステル化され、他方はカルボキシル基
となる。エステル化に用いられるアルコールとし
てはメチルアルコール、エチルアルコール、イソ
プロピルアルコール、n−ブチルアルコール、n
−ヘキシルアルコール、2−エチルヘキシルアル
コール、ラウリルアルコール、オレイルアルコー
ルなどの一価アルコール、エチレングリコール、
プロピレングリコール、ポリエチレングリコー
ル、グリセリン、ソルビトールなどの多価アルコ
ールがある。 上記共重合物または共重合物のアミド化物ある
いはエステル化物のアルカリ金属塩としては、リ
チウム塩、ナトリウム塩およびカリウム塩があ
り、低級アミン塩としては前記アミド化に用いら
れる低級第一もしくは第二アミンのほか、トリメ
チルアミン、トリエチルアミン、トリプロピルア
ミン、トリブチルアミン、トリエタノールアミン
などの第三アミンがある。 この発明においては前記のa成分およびb成分
を分散剤として使用するが、その使用量はスラリ
ー中の石炭と水との合計量100重量部に対してa
成分が0.01〜2重量部、好ましくは0.05〜1重量
部となるように、またb成分が0.001〜0.09重量
部、好ましくは0.01〜0.07重量部とする。a成分
が0.01重量部未満であつたり、b成分が0.001重
量部未満であるとスラリーの特性の改質効果を得
ることができず好ましくない。また、a成分が2
重量部を超えるとそれ以上の効果は得られないの
で経済的に不利であり、b成分が0.09重量部を超
えると経済的に不利であるばかりでなく、スラリ
ー中に気泡が多量に含まれることになりスラリー
の粘度が高くなるので好ましくない。 a成分とb成分との使用割合は特に限定されな
いが、b成分の使用量を少なくするためにa成分
をb成分よりも多く使用することが好ましい。 これらa成分およびb成分からなる分散剤はそ
のままあるいは水、アルコール、炭化水素などの
媒体に含ませた状態で使用に供することができ
る。 この発明においては、前記の分散剤と水との存
在下で石炭を湿式粉砕する。ここに適用される石
炭は、亜瀝青炭、瀝青炭、無煙炭などいずれであ
つてもよくとくに制限はない。粉砕手段はとくに
限定されず、ボールミルなどの通常の湿式粉砕に
用いられているものがいずれも使用可能である。
また、この粉末粒度もとくに規定されない。しか
し、パイプライン輸送、バーナー燃焼において摩
耗、閉塞などのトラブルをおこさないように、通
常200メツシユパスが50重量%以上となるのが好
ましく、70重量%以上となればさらに好ましい。 かくして得られるこの発明に係る石炭−水スラ
リーは、石炭濃度50〜75重量%のものであつて、
分散剤として界面活性剤の使用量が従来方法に比
して非常に少ないにもかかわらず高い石炭濃度と
すぐれた安定性を有しており、その利用価値はき
わめて大である。 なお、この発明の方法により得られる石炭−水
スラリーには、上述した分散剤以外の添加剤とし
て、防錆剤や金属イオン封鎖剤などの各種添加剤
を、必要に応じて添加することができる。これら
の添加剤は、前記の湿式粉砕時またはその後に添
加するようにしてもよい。 つぎに、この発明の実施例を記載してより具体
的に説明する。 実施例 無水マレイン酸と各種のビニル化合物とを常法
に準じて共重合させて共重合体を得、またこの共
重合体にアンモニア、低級アミンあるいはアルコ
ールを反応させて共重合体のアミド化物あるいは
エステル化物を得た。 これらの共重合体、そのアミド化物あるいはエ
ステル化物に、アルカリ金属水酸化物、アンモニ
アまたは低級アミンを作用させて下記の第1表に
示すようなそれぞれの塩を得、これらの塩をb成
分とした。また、第1表に示すようにこれらの塩
を二種以上混合したものもb成分とした。なお、
第1表中のMAnとは無水マレイン酸の略称であ
り、またMwとは重量平均分子量を意味する。
分散させた石炭−水スラリーの製造方法に関す
る。 石炭はその形状が固体であるために永い間石油
に燃料としての王座をゆずつていたが、石油シヨ
ツクを機に石炭の見直しが行なわれ、石炭石油混
合燃料(COM)で代表されるように、石炭を粉
末とし、媒体と混合することにより石炭を流体と
して取り扱おうという試みが盛んに行なわれてい
る。しかし、石炭石油混合燃料の場合には、約半
分が油であるという欠点を避けて通ることができ
ず、さらに別のスラリー燃料の開発が望まれてい
る。 近年、水を媒体として用い、高濃度に石炭を分
散させた流体としてのスラリーをパイプライン輸
送や油タンカーなどによる輸送にも適したものと
し、さらに各種ボイラーにおける石油の代替燃料
が化学原料として用いようとする試みがなさてい
る。このスラリーの場合には、媒体が水であると
ころから、スラリーとして次の性質を持つことが
好ましい。すなわち、石炭濃度が高くかつ低粘度
であつて、しかも石炭粉末の凝集が沈降のおこら
ない長期安定性にすぐれたものであることであ
る。 ところで、石炭−水スラリーの特性を改良する
ためにスラリー中に界面活性剤などの分散剤を添
加することはすでに知られている。このような分
散剤としては、例えば特開昭53−581号公報にア
ンモニアと有機スルホン酸の塩が、特開昭54−
16511号公報には高分子電解質とポリカルボン酸
塩が、特開昭55−9695号公報にポリアクリルアミ
ドが、特開昭56−57889号公報、特開昭56−57890
号公報および特開昭56−57891号公報にはポリカ
ルボン酸塩がそれぞれ開示されている。このよう
な分散剤を添加することによりスラリー中の石炭
濃度を高めることができるとともに安定性にすぐ
れたスラリーとすることができる。 しかしながら、このような分散剤として使用す
る界面活性剤は高価であるためこの界面活性剤の
添加量が少量で前記の効果を得ることができなけ
ればコストの高い石炭−水スラリーとなるので実
用的でない。従来の石炭−水スラリー用の分散剤
はスラリー中の石炭と水との合計量100重量部に
対して界面活性剤を0.5〜1重量部程度を添加す
る必要があり石炭−水スラリーのコストアツプが
避けられないという欠点があつた。 そこでこの発明者らはこのような欠点を解決す
るために鋭意検討した結果、安価になアルカリ性
物質と特定の界面活性剤とを併用すると界面活性
剤の添加量をきわめて少量としても石炭濃度が高
く安定性にすぐれたスラリーを得ることができる
ことを見い出しこの発明をなすに至つた。 すなわち、この発明は、石炭を水と分散剤との
存在下で湿式粉砕して石炭−水スラリーを製造す
るにあたり、分散剤として石炭と水との合計量
100重量部に対して、a)低分子量アルカリ成分
0.01〜2重量部およびb)無水マレイン酸と次の
一般式; (式中、R1は水素またはメチル基、R2は水素、
炭素数1〜30のアルキル基もしくはアルケニル
基、フエニル基、炭素数1〜4のアルキル基置換
フエニル基、炭素数1〜5のアルコキシ基または
炭素数1〜8のアルコキシカルボニル基である。) で表わされる少なくとも一種のビニル化合物との
共重合物またはこの共重合物のアミド化物もしく
はエステル化物のアルカリ金属塩、アンモニウム
塩または低級アミン塩0.001〜0.09重量部を使用
することを特徴とする石炭−水スラリーの製造方
法に係るものである。 石炭を水と分散剤の存在下で湿式粉砕してスラ
リーを製造する方法では、粉塵発生や発火のトラ
ブルが防げ、また選炭してから乾燥せずに直接粉
砕できるというメリツトがあるが、この発明の方
法では分散剤としてアルカリ性物質である前記の
a成分と界面活性剤である前記のb成分とを併用
することにより、従来に比して非常に少ない界面
活性剤量で高濃度でかつ安定性にすぐれた石炭−
水スラリーを得ることができる。 この発明において使用するa成分としては、水
酸化リチウム、カセイソーダ、カセイカリ、アン
モニアのほかモノエタノールアミン、ジエタノー
ルアミン、トリエタノールアミンなどのアルカノ
ールアミン、メチルアミン、ジメチルアミン、エ
チルアミン、ジエチルアミン、プロピルアミン、
ジプロピルアミン、ブチルアミン、エチレンジア
ミン、ジエチレントリアミン、トリエチレンテト
ラミン、N−ヒドロキシエチルエチレンジアミ
ン、N・N−ジメチルプロピレンジアミン、モル
ホリンなどの低級アミンが挙げられ、これらのう
ち一種または二種以上を使用する。 この発明において使用するb成分を得るために
無水マレイン酸との共重合に用いられるビニル化
合物は、次の一般式; (式中、R1およびR2は前述のとおり) で表わされるものであり、この具体例としてはた
とえばエチレン、プロピレン、1−ブテン、1−
ヘキセン、1−オクテン、1−ドデセン、イソブ
チレン、ジイソブチレン、トリイソブチレン、ブ
タジエン、スチレン、パラメチルスチレン、酢酸
ビニル、エチルビニルエーテル、イソプロピルビ
ニルエーテル、ブチルビニルエーテル、オクチル
ビニルエーテル、アクリル酸メチル、アクリル酸
エチル、アクリル酸ブチル、アクリル酸2−エチ
ルヘキシル、メタクリル酸メチル、メタクリル酸
ブチル、メタクリル酸2−エチルヘキシルなどが
挙げられ、これらのうちの少なくとも一種を使用
する。 無水マレイン酸とこのビニル化合物との共重合
は常法に準じて行なえばよく、共重合におけるこ
のビニル化合物の使用割合は、無水マレイン酸に
対して通常1〜10モル倍、好適には1〜7/3モル
倍となるようにするのがよい。 無水マレイン酸と上記割合のビニル化合物とか
らなる共重合物は、その平均分子量が通常1000〜
50000、好ましくは30000以下とされたものである
ことが望ましい。分子量があまりに高くなりすぎ
ると水への溶解性や粘度低下の面であまり好結果
が得られない。 この発明のb成分のひとつは、上記共重合物の
アルカリ金属塩、アンモニウム塩または低級アミ
ン塩であり、他に上記共重合物のアミド化物ある
いはエステル化物のアルカリ金属塩、アンモニウ
ム塩または低級アミン塩がある。b成分としては
これらのうちの一種または二種以上を使用する。 前記のアミド化物は共重合物の酸無水物基とア
ンモニアまたは低級第一もしくは第二アミンとの
反応によつて得られ、酸無水物基の一方がアミド
化され、他方はカルボキシル基となる。アミド化
に用いられる低級第一もしくは第二アミンとして
はメチルアミン、ジメチルアミン、エチルアミ
ン、ジエチルアミン、プロピルアミン、ジプロピ
ルアミン、ブチルアミン、ジブチルアミン、モノ
エタノールアミン、ジエタノールアミン、エチレ
ンジアミン、ジエチレントリアミン、トリエチレ
ンテトラミン、N−ヒドロキシエチルエチレンジ
アミン、N・N−ジメチルプロピレンジアミン、
モルホリンなどがある。 前記のエステル化物は共重合物の酸無水物基と
アルコールとの反応によつて得られ、酸無水物基
の一方がエステル化され、他方はカルボキシル基
となる。エステル化に用いられるアルコールとし
てはメチルアルコール、エチルアルコール、イソ
プロピルアルコール、n−ブチルアルコール、n
−ヘキシルアルコール、2−エチルヘキシルアル
コール、ラウリルアルコール、オレイルアルコー
ルなどの一価アルコール、エチレングリコール、
プロピレングリコール、ポリエチレングリコー
ル、グリセリン、ソルビトールなどの多価アルコ
ールがある。 上記共重合物または共重合物のアミド化物ある
いはエステル化物のアルカリ金属塩としては、リ
チウム塩、ナトリウム塩およびカリウム塩があ
り、低級アミン塩としては前記アミド化に用いら
れる低級第一もしくは第二アミンのほか、トリメ
チルアミン、トリエチルアミン、トリプロピルア
ミン、トリブチルアミン、トリエタノールアミン
などの第三アミンがある。 この発明においては前記のa成分およびb成分
を分散剤として使用するが、その使用量はスラリ
ー中の石炭と水との合計量100重量部に対してa
成分が0.01〜2重量部、好ましくは0.05〜1重量
部となるように、またb成分が0.001〜0.09重量
部、好ましくは0.01〜0.07重量部とする。a成分
が0.01重量部未満であつたり、b成分が0.001重
量部未満であるとスラリーの特性の改質効果を得
ることができず好ましくない。また、a成分が2
重量部を超えるとそれ以上の効果は得られないの
で経済的に不利であり、b成分が0.09重量部を超
えると経済的に不利であるばかりでなく、スラリ
ー中に気泡が多量に含まれることになりスラリー
の粘度が高くなるので好ましくない。 a成分とb成分との使用割合は特に限定されな
いが、b成分の使用量を少なくするためにa成分
をb成分よりも多く使用することが好ましい。 これらa成分およびb成分からなる分散剤はそ
のままあるいは水、アルコール、炭化水素などの
媒体に含ませた状態で使用に供することができ
る。 この発明においては、前記の分散剤と水との存
在下で石炭を湿式粉砕する。ここに適用される石
炭は、亜瀝青炭、瀝青炭、無煙炭などいずれであ
つてもよくとくに制限はない。粉砕手段はとくに
限定されず、ボールミルなどの通常の湿式粉砕に
用いられているものがいずれも使用可能である。
また、この粉末粒度もとくに規定されない。しか
し、パイプライン輸送、バーナー燃焼において摩
耗、閉塞などのトラブルをおこさないように、通
常200メツシユパスが50重量%以上となるのが好
ましく、70重量%以上となればさらに好ましい。 かくして得られるこの発明に係る石炭−水スラ
リーは、石炭濃度50〜75重量%のものであつて、
分散剤として界面活性剤の使用量が従来方法に比
して非常に少ないにもかかわらず高い石炭濃度と
すぐれた安定性を有しており、その利用価値はき
わめて大である。 なお、この発明の方法により得られる石炭−水
スラリーには、上述した分散剤以外の添加剤とし
て、防錆剤や金属イオン封鎖剤などの各種添加剤
を、必要に応じて添加することができる。これら
の添加剤は、前記の湿式粉砕時またはその後に添
加するようにしてもよい。 つぎに、この発明の実施例を記載してより具体
的に説明する。 実施例 無水マレイン酸と各種のビニル化合物とを常法
に準じて共重合させて共重合体を得、またこの共
重合体にアンモニア、低級アミンあるいはアルコ
ールを反応させて共重合体のアミド化物あるいは
エステル化物を得た。 これらの共重合体、そのアミド化物あるいはエ
ステル化物に、アルカリ金属水酸化物、アンモニ
アまたは低級アミンを作用させて下記の第1表に
示すようなそれぞれの塩を得、これらの塩をb成
分とした。また、第1表に示すようにこれらの塩
を二種以上混合したものもb成分とした。なお、
第1表中のMAnとは無水マレイン酸の略称であ
り、またMwとは重量平均分子量を意味する。
【表】
【表】
容量5のボールミル(ボール充填率30容量
%)に粒径約2mmに粗粉砕したカナダ産瀝青炭
337.0gをとり、これにa成分及びb成分からな
る分散剤を瀝青炭と水との合計量100重量部に対
しての添加量が次の第2表に示す量となるように
所定量溶解させた水溶液を163.0gを加え、
40rpmの回転数で粉砕し、石炭粉末の粒度が200
メツシユパス70重量%になるまで粉砕された固形
分62重量%の石炭−水スラリーを得た。なお、使
用したカナダ産瀝青炭の分析値は水分8.0%、灰
分9.5%、揮発分38.0%、固定炭素46.0%であつ
た。 このようにして得られたスラリーの粘度および
静置安定性を調べた結果を次の第2表に示した。
なお、スラリーの粘度(25℃)はB型粘度計によ
り測定し、静置安定性は次の方法で調べた。すな
わち、直径5cm、高さ20cmのステンレス製シリン
ダーの底部より6cmと12cmの位置に止栓つき取り
出し口を設け、得られた石炭−水スラリーを上記
シリンダーの底部から18cmのところまで入れ、室
温で1週間静置した。つぎに、シリンダー底部か
ら12cmより上の上層部分、6〜12cmの中層部分お
よび6cmより下の下層部分に分け、各層の固形分
濃度を105℃の乾燥器中に1時間放置する乾燥減
量法で測定した。
%)に粒径約2mmに粗粉砕したカナダ産瀝青炭
337.0gをとり、これにa成分及びb成分からな
る分散剤を瀝青炭と水との合計量100重量部に対
しての添加量が次の第2表に示す量となるように
所定量溶解させた水溶液を163.0gを加え、
40rpmの回転数で粉砕し、石炭粉末の粒度が200
メツシユパス70重量%になるまで粉砕された固形
分62重量%の石炭−水スラリーを得た。なお、使
用したカナダ産瀝青炭の分析値は水分8.0%、灰
分9.5%、揮発分38.0%、固定炭素46.0%であつ
た。 このようにして得られたスラリーの粘度および
静置安定性を調べた結果を次の第2表に示した。
なお、スラリーの粘度(25℃)はB型粘度計によ
り測定し、静置安定性は次の方法で調べた。すな
わち、直径5cm、高さ20cmのステンレス製シリン
ダーの底部より6cmと12cmの位置に止栓つき取り
出し口を設け、得られた石炭−水スラリーを上記
シリンダーの底部から18cmのところまで入れ、室
温で1週間静置した。つぎに、シリンダー底部か
ら12cmより上の上層部分、6〜12cmの中層部分お
よび6cmより下の下層部分に分け、各層の固形分
濃度を105℃の乾燥器中に1時間放置する乾燥減
量法で測定した。
【表】
【表】
【表】
比較のため、分散剤としてa成分を単独で使用
(比較例1〜10)、b成分を単独で使用(比較例11
〜34)、b成分とは異なる界面活性剤のリグニン
スルホン酸塩をa成分と併用(比較例35〜37)、
リグニンスルホン酸塩を単独使用(比較例38〜
39)、分散剤を使用せず(比較例40)および分散
剤としてa成分とb成分を併用したが、b成分を
この発明の方法における添加量を超えて使用(比
較例41〜43)してそれぞれ石炭−水スラリーを
得、これらのスラリーの粘度(25℃)をB型回転
粘度計を用いて測定した結果を次の第3表に示し
た。 なお、これらのスラリーの静置安定性を前述し
た方法で調べようとしたがいずれもスラリーの粘
度が非常に高いためシリンダーの取り出し口から
スラリーを取り出すことができず測定不可能であ
つた。
(比較例1〜10)、b成分を単独で使用(比較例11
〜34)、b成分とは異なる界面活性剤のリグニン
スルホン酸塩をa成分と併用(比較例35〜37)、
リグニンスルホン酸塩を単独使用(比較例38〜
39)、分散剤を使用せず(比較例40)および分散
剤としてa成分とb成分を併用したが、b成分を
この発明の方法における添加量を超えて使用(比
較例41〜43)してそれぞれ石炭−水スラリーを
得、これらのスラリーの粘度(25℃)をB型回転
粘度計を用いて測定した結果を次の第3表に示し
た。 なお、これらのスラリーの静置安定性を前述し
た方法で調べようとしたがいずれもスラリーの粘
度が非常に高いためシリンダーの取り出し口から
スラリーを取り出すことができず測定不可能であ
つた。
【表】
【表】
【表】
【表】
以上の結果から明らかなように、この発明の方
法によると低粘度でしかも石炭濃度が高く、さら
に静置安定性にもすぐれる均質な石炭−水スラリ
ーが得られることがわかる。
法によると低粘度でしかも石炭濃度が高く、さら
に静置安定性にもすぐれる均質な石炭−水スラリ
ーが得られることがわかる。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 石炭を水と分散剤との存在下で湿式粉砕して
石炭−水スラリーを製造するにあたり、分散剤と
して石炭と水との合計量100重量部に対して、 a)アルカリ成分0.01〜2重量部およびb)無水
マレイン酸と次の一般式; (式中、R1は水素またはメチル基、R2は水素、
炭素数1〜30のアルキル基もしくはアルケニル
基、フエニル基、炭素数1〜4のアルキル基置換
フエニル基、炭素数1〜5のアルコキシ基または
炭素数1〜8のアルコキシカルボニル基である。) で表わされる少なくとも一種のビニル化合物との
共重合物またはこの共重合物のアミド化物もしく
はエステル化物のアルカリ金属塩、アンモニウム
塩または低級アミン塩0.001〜0.09重量部を使用
することを特徴とする石炭−水スラリーの製造方
法。 2 アルカリ成分がカセイソーダ、カセイカリ、
アンモニア、アルカノールアミンまたは低級アミ
ンである特許請求の範囲第1項記載の石炭−水ス
ラリーの製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP15619183A JPS6047098A (ja) | 1983-08-25 | 1983-08-25 | 石炭−水スラリ−の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP15619183A JPS6047098A (ja) | 1983-08-25 | 1983-08-25 | 石炭−水スラリ−の製造方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS6047098A JPS6047098A (ja) | 1985-03-14 |
| JPH0344596B2 true JPH0344596B2 (ja) | 1991-07-08 |
Family
ID=15622356
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP15619183A Granted JPS6047098A (ja) | 1983-08-25 | 1983-08-25 | 石炭−水スラリ−の製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS6047098A (ja) |
Family Cites Families (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS57145187A (en) * | 1981-03-03 | 1982-09-08 | Lion Corp | Preparation of highly concentrated aqueous slurry of pulverized carbonaceous material |
| JPS57145188A (en) * | 1981-03-04 | 1982-09-08 | Nippon Oil & Fats Co Ltd | Additive for coal-water slurry |
-
1983
- 1983-08-25 JP JP15619183A patent/JPS6047098A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS6047098A (ja) | 1985-03-14 |
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