JPH0344521Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0344521Y2 JPH0344521Y2 JP1986169827U JP16982786U JPH0344521Y2 JP H0344521 Y2 JPH0344521 Y2 JP H0344521Y2 JP 1986169827 U JP1986169827 U JP 1986169827U JP 16982786 U JP16982786 U JP 16982786U JP H0344521 Y2 JPH0344521 Y2 JP H0344521Y2
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- Japan
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- layer
- paper
- aluminum
- liquid
- container
- Prior art date
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- Expired
Links
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Landscapes
- Cartons (AREA)
- Wrappers (AREA)
- Electric Ovens (AREA)
- Laminated Bodies (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
[産業上の利用分野]
本考案は電子レンジにも、酒等の液体を加熱
(お燗)できる液体容器に関するものである。
(お燗)できる液体容器に関するものである。
[従来の技術]
近年食生活の簡便化、個食化が進み、電子レン
ジの需要が急速に増加し、それに対応する食品数
も急増している。しかしながら酒等のお燗のよう
に液体の加温を要する紙パツクの場合には、内部
にアルミニウム箔を使用しているために酒をお燗
する際、一度他の容器に移しかえる必要がある。
このように内部にアルミニウム箔のある液体容器
ではそのアルミニウム箔の厚みが通常7μ以上の
ものを用いているのでマイクロ波はアルミニウム
層を透過せず、酒等の液体内容物をパツケージの
まゝ加熱することはできない。すなわちその材質
の構成は第2図の断面説明図の如きもので、aは
アルミニウム箔層、bはPET(ポリエチレンテレ
フタレート)層、cはポリエチレン層、dは紙層
であり、図において最下層が容器の内面となる。
アルミニウム箔層aを包材積層体中に入れるのは
バリヤー性、遮光性を必要とするからである。
ジの需要が急速に増加し、それに対応する食品数
も急増している。しかしながら酒等のお燗のよう
に液体の加温を要する紙パツクの場合には、内部
にアルミニウム箔を使用しているために酒をお燗
する際、一度他の容器に移しかえる必要がある。
このように内部にアルミニウム箔のある液体容器
ではそのアルミニウム箔の厚みが通常7μ以上の
ものを用いているのでマイクロ波はアルミニウム
層を透過せず、酒等の液体内容物をパツケージの
まゝ加熱することはできない。すなわちその材質
の構成は第2図の断面説明図の如きもので、aは
アルミニウム箔層、bはPET(ポリエチレンテレ
フタレート)層、cはポリエチレン層、dは紙層
であり、図において最下層が容器の内面となる。
アルミニウム箔層aを包材積層体中に入れるのは
バリヤー性、遮光性を必要とするからである。
[考案が解決しようとする問題点]
本考案はアルミニウム層があつても、パツケー
ジ内の液体容器中の液体を加熱できるようにする
ことができるようにするものである。
ジ内の液体容器中の液体を加熱できるようにする
ことができるようにするものである。
[問題点を解決するための手段]
本考案は上記の問題を解決するためになされた
ものであり、加熱を要する酒等の液体の紙を主体
とする容器の材質を改善することにより目的を達
成することができた。すなわち中間に500Å以上
の金属蒸着層、その上下に紙層、さらにその上下
にプラスチツク層をそれぞれ有する積層体を主体
とするブランクシートより製函される電子レンジ
用液体紙容器である。
ものであり、加熱を要する酒等の液体の紙を主体
とする容器の材質を改善することにより目的を達
成することができた。すなわち中間に500Å以上
の金属蒸着層、その上下に紙層、さらにその上下
にプラスチツク層をそれぞれ有する積層体を主体
とするブランクシートより製函される電子レンジ
用液体紙容器である。
[作用]
上述のように製函用のブランクシート中に従来
のようにアルミニウム箔があるとマイクロ波は透
過せず、内容物を加熱することができない。
のようにアルミニウム箔があるとマイクロ波は透
過せず、内容物を加熱することができない。
第1図に示すような従来のブランクシート積層
材料においてアルミニウム箔の代る包材を組込ん
だ場合ガス及び水蒸気バリヤー性は補うことがで
きても光、すなわち紫外線をカツトすることはで
きず、紫外線カツトフイルムやインキ等もあるが
光を遮断する波長域には限界がある。
材料においてアルミニウム箔の代る包材を組込ん
だ場合ガス及び水蒸気バリヤー性は補うことがで
きても光、すなわち紫外線をカツトすることはで
きず、紫外線カツトフイルムやインキ等もあるが
光を遮断する波長域には限界がある。
本考案においてはアルミニウム箔を用いないで
アルミニウム蒸着層を用いることにより、マイク
ロ波はアルミニウムに当たるとすべて反射される
が500Å以上のアルミニウム蒸着層に当たるとマ
イクロ波の当つた部分でスパークが生じ、その部
分だけ蒸着層に亀裂が入り、マイクロ波は内部に
透過するので、容器内の酒等の液体の加熱が可能
となつた。
アルミニウム蒸着層を用いることにより、マイク
ロ波はアルミニウムに当たるとすべて反射される
が500Å以上のアルミニウム蒸着層に当たるとマ
イクロ波の当つた部分でスパークが生じ、その部
分だけ蒸着層に亀裂が入り、マイクロ波は内部に
透過するので、容器内の酒等の液体の加熱が可能
となつた。
[実施例]
本考案の電子レンジ用液体紙容器において、そ
の包材の積層構造を第1図の断面説明図によつて
示すが、図において最下層は内面となる。
の包材の積層構造を第1図の断面説明図によつて
示すが、図において最下層は内面となる。
1はアルミニウム蒸着層(VMA)で紙層2
に設けられる。その厚さは500Å以上であれば遮
光に問題はない。マイクロ波が蒸着層に当たると
その熱により接触しているフイルムを溶融する心
配があるので、アルミニウム蒸着層の両面は紙層
2であることが必要である。3はPET(ポリエチ
レンテレフタレート)層で耐熱性のものが必要で
ある。このPET層3の下面にはポリエチレン層
4がある。また、アルミニウム蒸着層(VMA
)1の上の紙層2の上にはポリエチレン層5、
紙層6、さらに外面となる表層はポリエチレン層
7がある。
に設けられる。その厚さは500Å以上であれば遮
光に問題はない。マイクロ波が蒸着層に当たると
その熱により接触しているフイルムを溶融する心
配があるので、アルミニウム蒸着層の両面は紙層
2であることが必要である。3はPET(ポリエチ
レンテレフタレート)層で耐熱性のものが必要で
ある。このPET層3の下面にはポリエチレン層
4がある。また、アルミニウム蒸着層(VMA
)1の上の紙層2の上にはポリエチレン層5、
紙層6、さらに外面となる表層はポリエチレン層
7がある。
このような包材で製函された紙容器につき
500Wの電子レンジで次のテストを行つた。
500Wの電子レンジで次のテストを行つた。
(1) 紙コツプ内に水50c.c.をいれて蓋はせずにマ
イクロ波を1分間照射した、温度はほゞ100℃
になつた(水温) (2) 紙コツプ内に水50c.c.を入れ、回りをアルミ
ニウム箔で全部覆い同じ条件でマイクロ波照射
を行つた。この場合は水温の上昇は見られなか
つた。
イクロ波を1分間照射した、温度はほゞ100℃
になつた(水温) (2) 紙コツプ内に水50c.c.を入れ、回りをアルミ
ニウム箔で全部覆い同じ条件でマイクロ波照射
を行つた。この場合は水温の上昇は見られなか
つた。
(3) 紙コツプ内に水50c.c.を入れ、回りをすべて
600Å厚みの蒸着層を有するアルミニウム蒸着
紙で覆つて前記と同じ条件でマイクロ波を照射
した。この場合水温は約100℃に達した。
600Å厚みの蒸着層を有するアルミニウム蒸着
紙で覆つて前記と同じ条件でマイクロ波を照射
した。この場合水温は約100℃に達した。
[効果]
本考案の電子レンジ用液体紙容器はその包材に
おいて中間にアルミニウム蒸着層1により従来の
ように遮光性を示し、さらにその両面とくに内面
側には紙層2を介して耐熱性のポリエチレンテレ
フタレート(PET)層3があるので加熱により
この層が溶融することがなく、さらにその外面は
プラスチツク(PE)層4,5や、とくに外方と
なる部分は更に紙層6、PE層7があるので、包
材からのブランクシートからの製函はすべて熱圧
着で行うことができ、内面の耐水性は充分保持さ
れ、外方へのガス、水蒸気バリヤー性も充分であ
る。とくに500Å以上の厚みのアルミニウム蒸着
層1は従来のアルミニウム箔とは異りマイクロ波
照射によりこれを遮断する性質もあるが、スパー
クを生ずることにより蒸着層に亀裂が入り容器内
にマイクロ波が透過するのでパツクのまゝ電子レ
ンジ内で内容物液体を加熱することができるよう
になつたことは特に大な効果でスープ等、あるい
はその他の食品用にも大いに利用できるものであ
る。
おいて中間にアルミニウム蒸着層1により従来の
ように遮光性を示し、さらにその両面とくに内面
側には紙層2を介して耐熱性のポリエチレンテレ
フタレート(PET)層3があるので加熱により
この層が溶融することがなく、さらにその外面は
プラスチツク(PE)層4,5や、とくに外方と
なる部分は更に紙層6、PE層7があるので、包
材からのブランクシートからの製函はすべて熱圧
着で行うことができ、内面の耐水性は充分保持さ
れ、外方へのガス、水蒸気バリヤー性も充分であ
る。とくに500Å以上の厚みのアルミニウム蒸着
層1は従来のアルミニウム箔とは異りマイクロ波
照射によりこれを遮断する性質もあるが、スパー
クを生ずることにより蒸着層に亀裂が入り容器内
にマイクロ波が透過するのでパツクのまゝ電子レ
ンジ内で内容物液体を加熱することができるよう
になつたことは特に大な効果でスープ等、あるい
はその他の食品用にも大いに利用できるものであ
る。
第1図は本考案の電子レンジ用液体容器用の包
材積層体の実施例を示す断面説明図、第2図は従
来の液体用紙容器の包材の1例を示す断面説明図
である。 1……アルミニウム蒸着層(MVA)、2…
…紙層、3……PET(ポリエチレンテレフタレー
ト)層、4……ポリエチレン層、5……ポリエチ
レン層、6……紙層、7……ポリエチレン層。
材積層体の実施例を示す断面説明図、第2図は従
来の液体用紙容器の包材の1例を示す断面説明図
である。 1……アルミニウム蒸着層(MVA)、2…
…紙層、3……PET(ポリエチレンテレフタレー
ト)層、4……ポリエチレン層、5……ポリエチ
レン層、6……紙層、7……ポリエチレン層。
Claims (1)
- 中間に500Å以上の金属蒸着層、その上下に紙
層、さらにその上下にプラスチツク層を有する積
層体を主体とするブランクシートより製函してな
ることを特徴とする電子レンジ用液体紙容器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1986169827U JPH0344521Y2 (ja) | 1986-11-05 | 1986-11-05 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1986169827U JPH0344521Y2 (ja) | 1986-11-05 | 1986-11-05 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6375325U JPS6375325U (ja) | 1988-05-19 |
JPH0344521Y2 true JPH0344521Y2 (ja) | 1991-09-19 |
Family
ID=31103992
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1986169827U Expired JPH0344521Y2 (ja) | 1986-11-05 | 1986-11-05 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0344521Y2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002192297A (ja) * | 2000-12-21 | 2002-07-10 | Maruman Golf Corp | ゴルフクラブヘッドとその成形方法 |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0742982Y2 (ja) * | 1990-02-07 | 1995-10-04 | 大日本印刷株式会社 | 液体容器 |
-
1986
- 1986-11-05 JP JP1986169827U patent/JPH0344521Y2/ja not_active Expired
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002192297A (ja) * | 2000-12-21 | 2002-07-10 | Maruman Golf Corp | ゴルフクラブヘッドとその成形方法 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6375325U (ja) | 1988-05-19 |
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