JPH034450Y2 - - Google Patents

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JPH034450Y2
JPH034450Y2 JP15355686U JP15355686U JPH034450Y2 JP H034450 Y2 JPH034450 Y2 JP H034450Y2 JP 15355686 U JP15355686 U JP 15355686U JP 15355686 U JP15355686 U JP 15355686U JP H034450 Y2 JPH034450 Y2 JP H034450Y2
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welded
nut
metal plate
protrusion
welding
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Description

【考案の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 本考案は、自動車や家庭用電気機器等の組立て
時に広く利用されているプロジエクシヨン溶接に
係り、特にナツト等被溶着物が溶着されるプロジ
エクシヨン溶接用金属板に関する。
「従来の技術」 従来、ピン、パイプ、ナツト等の被溶着物を金
属板にプロジエクシヨン溶接する場合は、第10
図及び第11図に示す如く金属板1に略円錐形状
の突起2を3個以上形成し、かつ被溶着物3の溶
着すべき中心には、位置決め用治具ピン孔4を穿
設する。
プロジエクシヨン溶接機は、一方のチツプ5の
取付孔6内に絶縁材7を介在させて治具ピン8を
嵌着させる。他方のチツプ9には、治具ピン8が
嵌入する逃げ凹部10を形成させておく。
そして、上記金属板1は、位置決め用治具ピン
孔4内に治具ピン8を差込んで、上記チツプ5上
にセツトする。金属板1の突起2上にはナツト等
の被溶着物3を載せ、更に被溶着物3に他方のチ
ツプ9を当接させて、チツプ5,9間に通電さ
せ、これによりプロジエクシヨン溶接をする。
しかし、上記金属板1には、位置決め用治具ピ
ン孔4をプレス加工等によつて形成する必要があ
り、加工数が増えて煩瑣であつた。又、プロジエ
クシヨン溶接作業をする上においても、チツプ5
に上記治具ピン8が嵌入する取付孔6を、又他方
のチツプ9には逃げ凹部10をそれぞれ形成しな
ければならず、チツプ5,9の製作コストが高騰
することになつていた。しかも、第11図に示す
如く、プロジエクシヨン溶接中にスパツター11
が治具ピン8の表面に付着し、これにより、ナツ
ト等の被溶着物3や金属板1から治具ピン8を容
易に取外すことができないといつた問題があつ
た。
「考案が解決しようとする課題」 そこで、本考案は上記事情に鑑み、位置決め用
の治具ピンを用いることなく突起と被溶着物との
間でシール性(溶着性)が良好なプロジエクシヨ
ン溶接ができ、又孔明け加工等が不用で低廉な価
格で製作ができるプロジエクシヨン溶接用金属板
を提供することにある。
「考案が解決しようとする手段」 本考案は、上記目的を達成するために、溶接す
べき位置に突起を形成し、ナツト等被溶着物を介
し突起に通電させて溶接するプロジエクシヨン溶
接用金属板において、ナツト等被溶着物の溶着す
べき位置を中心にして放射状に延び、かつその中
心から等角度で3列以上配設した突起を、上記被
溶着物の接合面より食み出す長さに形成したプロ
ジエクシヨン溶接用金属板を特徴とするものであ
る。
「実施例」 以下に、本考案に係るプロジエクシヨン溶接用
金属板の実施例を図面に基づき説明する。第1図
は、第1実施例を示し、図中21は金属板22上
に形成した上記突起としての突条である。突条2
1は断面がドーム状にしてあり、上記被溶着物と
してのナツト23が溶着される位置の中心から等
角度、つまり90度の角度をおいて放射状に4列配
設したものである。各突条21の長さは、第1図
及び第2図に示す如く、ナツト23の溶着すべき
幅より長めに、つまりナツト23のネジ孔23a
内はもとよりナツト23より外部へも食み出す長
さに設定してある。そして、金属板22は、プロ
ジエクシヨン溶接機の一方のチツプ24上に載置
する。金属板22の突条21上には、上記ナツト
23を載せ、更にナツト23上に他方のチツプ2
5を当接する。次にチツプ24,25に溶接電流
を供与すれば、第3図に示す突条21とナツト2
3との間が溶着する。この場合、上記各チツプ2
4,25は、位置決め用の治具ピンが挿入される
取付孔や逃げ凹部などの加工を何等施しておら
ず、金属板22やナツト23等の当接面が平坦面
になつている。一方、上記突条21はナツト23
の溶着されるべき幅より長めに形成させてあるか
ら、金属板22に対するセツテイング位置がずれ
ても、第4図に示す如く、ナツト23の溶着され
るべき幅に対して突条21の余分な長さの範囲L
内の位置ずれであれば、ナツト23の幅全体が突
条21に溶着され、ナツト23の幅の一部のみが
突条21に溶着されるといつたことは生じない。
尚、第4図において、斜線を施した箇所は金属
板22に対するナツト23のセツテイング位置が
中心からLの距離だけずれた時の溶着部26を示
す。
第5図乃至第7図は、第2実施例を示し、金属
板27のナツト23が溶着される位置の中心から
等角度、つまり120度の角度をおいて放射状に突
条28を3列設けたものである。突条28は、小
さい円錐状の突起28aを多数連接させたもので
ある。各突条28の長さは、ナツト23の溶着す
べき幅より長めに形成しておく。ナツト23に螺
合されるボルト等によつては、ボルト等の逃げ孔
29を金属板27に穿設させることができる。逃
げ孔29は、ナツト23に螺合されるボルト等の
逃げのためであるから、ボルト等の直径に対する
正確な寸法精度を必要とせず、これに伴い、上記
ボルト等の直径より大きめの逃げ孔29を穿設し
ておき、上記第1実施例と同様に、突条28がナ
ツト23の溶着されるべき幅より長い分だけ、ナ
ツト23のセツテイング位置の許容できるずれに
見合うように設定する。そして、プロジエクシヨ
ン溶接するには、第6図に示す如く、チツプ24
上に金属板27を載置し、該金属板27上にはナ
ツト23をセツテイングすると共に、ナツト23
に他方のチツプ25を当接させ、該チツプ24,
25間に溶接電流を供与し、第7図に示す如く、
突条28とナツト23との間を溶着する。チツプ
24,25は、上記第1実施例と同様に何等加工
を施すことなく、金属板27及びナツト23との
当接面が平坦なもので足りる。尚、第7図におい
て、30は溶着部である。
第8図は、第3実施例を示したものである。つ
まり、上記各実施例の突条21,28はナツト2
3が溶着される位置の中心から直線的に放射状に
延びるように設けたのに対し、第3実施例は、上
記突条21,28を湾曲させたものである。突条
21,28の湾曲させる向きは、第8図の図示例
の他に、逆向きに湾曲させることもできる。更
に、第8図の図示例の突条21,28は、ナツト
23が溶着されるべき位置の中心から90度の等角
度で4列設けたが、120度の等角度で3列設けて
もよいことは勿論である。
第9図は、第4実施例を示し、金属板31に対
するナツト23の溶着すべき位置決めを必要とす
る場合を示したものである。特に、ナツト23に
螺合されるボルト等が予め定めた位置に配設しな
ければならない時などに適用するものであり、ナ
ツト23が溶着されるべき位置の中心に頂点が位
置する円錐状位置決め用突起32を金属板32に
突設させたものである。該円錐状位置決め用突起
32の周囲には、突条21を形成する。突条21
の代わりに上記第2実施例の突条28であつても
よいことは勿論である。上記円錐状位置決め用突
起32は、その裾部にナツト23のネジ孔23a
の孔縁が接することができる大きさに形成してお
く。又円錐状位置決め用突起32は、プレス加工
により突条21,28を形成する時に、同時に形
成する。
そして、金属板31をチツプ24上に載置した
後、ナツト23をそのネジ孔23aに円錐状位置
決め用突起32が入るようにして突条21,28
上に載せれば、円錐状位置決め用突起32の傾斜
に対するナツト23の自重で均衡を保持する力に
より金属板32の溶着すべき中心を一致させるよ
うにセツテイングできる。プロジエクシヨン溶接
は、チツプ24,25間に溶接電流を供与して行
うことは上記各実施例と同様である。
「考案の効果」 以上の如く、本考案に係るプロジエクシヨン溶
接用金属板によれば、突起を放射状に延長させて
突条構造としたので、ナツト等被溶着物のセツテ
イング時に多少の位置ずれがあつても良好に溶接
でき、しかも溶接状態にばらつきが生じないの
で、セツテイングが極めて容易で熟練を必要とせ
ず、又、従来の如く、金属板に高い寸法精度が要
求される位置決めのための孔を穿設する必要がな
いので、加工工数が少なくて済み、しかも従来の
如く、治具ピンにスパツターが付着して、治具ピ
ンがナツト等被溶着物から容易に取外しできない
などといつた問題の発生もない。更に本考案の金
属板を使用すると、プロジエクシヨン溶接機のチ
ツプに何等加工を施す必要がないので結果的に低
廉なコストで製作でき、使用上頗る便利である。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本考案に係るプロジエクシヨン溶接
用金属板の第1実施例を示す要部平面図、第2図
は第1図においてプロジエクシヨン溶接時の一部
を断面にした要部正面図、第3図は第1図のプロ
ジエクシヨン溶接後の要部断面図、第4図は第1
図において、金属板に対し、ナツトのセツテイン
グ位置がずれた状態を説明する説明図、第5図は
第2実施例を示す金属板の要部平面図、第6図
は、第5図において、プロジエクシヨン溶接時の
一部を断面にした要部正面図、第7図は第5図の
プロジエクシヨン溶接後の断面図、第8図は第3
実施例を示す金属板の要部平面図、第9図は、第
4実施例を示す金属板のプロジエクシヨン溶接時
の一部を断面にした要部正面図、第10図は従来
の金属板のプロジエクシヨン溶接時の一部を断面
にした要部正面図、第11図は、第10図のプロ
ジエクシヨン溶接後の一部を断面にした要部正面
図である。 21,28……突条、22,27,31……金
属板、23……ナツト、24,25……チツプ、
26,31……溶着部、29……逃げ孔、32…
…円錐状位置決め用突起。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 溶接すべき位置に突起を形成し、ナツト等被溶
    着物を介し突起に通電させて溶接するプロジエク
    シヨン溶接用金属板において、ナツト等被溶着物
    の溶着すべき位置を中心にして放射状に延び、か
    つその中心から等角度で3列以上配設した突起
    を、上記被溶着物の接合面より食み出す長さに形
    成したことを特徴とするプロジエクシヨン溶接用
    金属板。
JP15355686U 1986-10-06 1986-10-06 Expired JPH034450Y2 (ja)

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JP15355686U JPH034450Y2 (ja) 1986-10-06 1986-10-06

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JP15355686U JPH034450Y2 (ja) 1986-10-06 1986-10-06

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JPS6362287U JPS6362287U (ja) 1988-04-25
JPH034450Y2 true JPH034450Y2 (ja) 1991-02-05

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