JPH0313965Y2 - - Google Patents

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JPH0313965Y2
JPH0313965Y2 JP5455186U JP5455186U JPH0313965Y2 JP H0313965 Y2 JPH0313965 Y2 JP H0313965Y2 JP 5455186 U JP5455186 U JP 5455186U JP 5455186 U JP5455186 U JP 5455186U JP H0313965 Y2 JPH0313965 Y2 JP H0313965Y2
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lead plate
battery
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lead plates
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Description

【考案の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 この考案は、プリント基板などへの直付け用の
リード板をその端子面に固着してなるリード板付
き電池に関するものである。
〈従来の技術〉 上記の如きリード板付き電池は、各種エレクト
ロニクス機器のICメモリバツクアツプ用電源な
どとして広く用いられており、長期間安定した動
作を行なわせるため、偏平形電池や円筒形電池な
どの電池端子面に、0.2mm程度の厚さのニツケル
メツキ金属板やニツケル板などからなるリード板
の一端部をレーザ溶接やスポツト溶接などによつ
て直接固着し、またこのリード板の他端部を基板
端子穴などに半田付けして取付けるという構造が
採られている。
ところで、この種のリード板付き電池が直付け
される基板上にはICチツプやコンデンサ、抵抗
などがかなり高い密度で装着されることから、リ
ード板付き電池の装着時には基板上の他部品との
位置関係が厳密に規制される。このため、偏平形
電池などの端子面にリード板を溶接するに際して
リード板の高い取付け精度が要求され、溶接時の
リード板の電池への位置決め精度は重要となる。
特に、レーザ溶接によつてリード板を固着するタ
イプの場合は、リード板と電池端子面との密着性
が溶接強度とか溶接安定性に直接関係しているこ
とから、同精度の要求度はとりわけ大きい。
このような位置決めは、溶接時に用いる各種治
具、例えば電池固定用治具やリード板挟持用治具
だけの工夫では、リード板の位置出しを正確に行
なうことが非常に困難であるので精度良く行なえ
ない。このため、従来より、リード板に段差を形
成し、位置決め用治具によつてこの段差を係止さ
せ、電池端子面上におけるリード板の位置をこの
段差で決めるようにした方法、あるいは、リード
板に端子幅より小径のピン孔を1個または複数個
設け、位置規制用のピンガイドをこれらのピン孔
に通して電池端子面上でリード板を固定して位置
決めする方法などが用いられている。
〈考案が解決しようとする問題点〉 しかしながら、リード板に段差を形成する方法
の場合、基板装着時の他部品間との間隔上の制限
から十分な高さの段差が設けることができないこ
とが多く、特に偏平形リチウム電池のような小形
電池を用いてなるリード板付き電池は基板上に十
分な装着スペースがとれない場合に用いられるこ
とが多いのでこの傾向が大きく、低い段差では治
具による係止並びに位置決めが不十分となる。そ
れ故、この種の方法は適用困難なケースが多いと
いう問題がある。
また、リード板にピン孔を設ける方法では、リ
ード板を用いた場合のようにリード板の厚みが
0.2mm程度と薄いと、ピン孔がピンガイドに確実
に係合されなくなつて十分なガイドになりにくく
なるので、上記同様、位置決めが不十分になりが
ちであるという問題がある。
〈問題点を解決するための手段〉 以上の問題点に鑑みなされたこの考案のリード
板付き電池は、リード板を有するリード板付き電
池であつて、前記リード板は、頂部が孔である突
起を片面に突出形成していて、前記突起が外側を
向くように電池の端子面に固着されている。
電池としては、偏平形リチウム電池の如き偏平
形電池や筒形リチウム電池などの円筒形電池が用
いることができることは言うまでもない。そし
て、上記のような突起は1つのリード板に1つだ
けでもよいが、突起を複数個形成してピンガイド
挿嵌用の孔をリード板面上に複数設けるようにし
た方がピンガイドによるリード板の位置決めがよ
り確実となつて好ましい。そして、突起を複数個
設けた場合、突起の孔の大きさを突起毎に互いに
異ならせて後述するように孔へのピンガイド挿入
作業時の容易化を図るようにしてもよい。孔の大
きさを異ならせる具体例としては、例えば1つの
リード板に2個の突起を設けた場合、一方の突起
の孔を円形とし、他方の突起の孔を長円形あるい
は端部が半円状のトラツク状円形などとすればよ
い。
また、例えばリード板をプレスによる打ち抜き
成形によつて製作する場合、リード板周縁には打
ち抜きバリが必ず発生し、リード板を電池端子面
に溶接する際、この打ち抜きバリの方向が電池端
子面側であるとリード板と端子面との間に隙間が
できて両者の密着性が低下し、特にレーザ溶接の
場合、溶接強度や溶接安定性が低下し易くなる。
よつて、この場合には、打ち抜きバリの方向をリ
ード板に設ける上記突起の方向と同じ方向にして
リード端子を電池端子面に固着する構成とすれば
よい。更に、上記突起の孔を打ち抜き成形によつ
て作る場合にも孔の周縁に打ち抜きバリができ
る。そして、この打ち抜きバリの方向をこの突起
の方向と反対方向とすることで、リード板固定用
のピンガイドをスムーズに孔内に挿入できるよう
になる。
また、リード板の外縁の一部に円弧状や曲線状
などの切欠きを設け、この切欠きによつてリード
板の例えば溶接部の近傍に狭幅部を作るようにし
てもよい。この構成とすれば、後述するように、
電池外周から電池端子周縁部にかけて熱収縮性チ
ユーブがかけられていて、電池端子面に設けたリ
ード板が同チユーブの厚み分電池端子面から浮い
てしまう場でも、リード板の溶接部は同端子面に
密着させることができる。
〈作用〉 上記の手段を用い、リード板上に形成した上記
突起の孔にリード板の位置規制用のピンガイドを
挿嵌し、同ピンガイドによりリード板を係止させ
てリード板の位置決めを行ない、この状態でレー
ザ溶接などによつてリード板を電池端子面に固着
する方法を採ることで、リード板に高い段部を設
けることなく、またリード板にピン孔のみを設け
た時のような不都合なく、溶接時に用いる治具に
よつてリード板の位置出し並びに位置決めを容易
且つ確実に行なうことができる。
〈実施例〉 以下、添付図面によりこの考案を偏平形電池と
リード板とからなるリード板付き電池に適用した
例について説明する。
実施例 1 第1図において、偏平形電池1の負極端子面1
a並びに正極端子面1bには、0.2mm厚程度の金
属製のリード板2が夫々レーザ溶接やスポツト溶
接(図中「×」部は溶接部である)などによつて
固着されている。リード板2の電池端子面側と反
対側の面には、2つの突起2a,2bがリード板
長手方向に適宜な間隔をおいて設けらている。そ
して、第2図A,Bに明示したように、突起2a
の頂面には円形の小孔2d(例えば直径1mm程度
のもの)が、また突起2bの頂面には両端部が半
円状のトラツク状円形の長孔2eがそれぞれ形成
されている。また、長孔2eの両端部の半円の半
径と小孔2dの半径とは同じである。このような
突起2a,2b並びに2d,2eは、リード板2
の所要部位とプレス成形して突起2a,2bとす
ると共に突起頂面を例えば突起方向と反対方向に
打ち抜き成形して孔2d,2eとするといつた手
段で作ればよい。
以上のリード板2を例えば負極端子面上で位置
決めする場合、偏平形電池1とリード板2との相
互間の位置を固定し、電池の負極端子面上の定位
置にリード板2を固定するための位置決め治具
に、第2図Cに示したように、リード板2の小孔
2dに挿嵌されるべき第1のピンガイド7、及び
この第1のピンガイド1と同径で長孔2eと小孔
2dとの距離にピンガイド7あるいは8の直径を
加えた距離だけピンガイド7から離間した第2の
ピンガイド8をそれぞれ固定する。これらの位置
規制用ピンガイドのうち、まずピンガイド8を下
げて長孔2e内の第2図Cにおいて左右方向のい
ずれかの場所に位置させる。次いで、ピンガイド
7,8の相対位置を上記のように固定させたまま
両者を図中右方向にピンガイド8が長孔2eの右
端に当たるまで移動させ、その後ピンガイド7を
下げて同ピンガイド7を小孔2d内に挿嵌する。
以上の操作によつてリード板2は負極端子面上の
所定位置にピンガイド7,8によつて確実に位置
決めされる。この時、上記したように、長孔2e
はピンガイド7の案内用の孔となり、同ガイド7
の小孔2dへの挿嵌作業がし易くなる。そして、
このようにしてリード板2を負極端子面上で位置
決めした後、第2図Cにおいて上側に設けた図示
しないレーザ溶接具よりのレーザ溶接ビーム、あ
るいはスポツト溶接などによつてリード板2を偏
平形電池1の負極端子面1aに溶接する。また、
正極端子面1bへも他のリード板2を同様にして
溶接する。
尚、リード板上に形成する上記のような突起の
形状及び形成位置は、上記実施例に限定されない
ことは言うまでもなく、形成位置を例にとれば、
レーザ溶接などによる溶接部分以外の個所なら、
リード端子の電池端子面側と反対側の面上のどこ
でもよい。また、この突起の形成個数も2つに限
らず、リード板を電池端子面に固着する際の作業
容易度に応じて1つでもよいし、3個以上設ける
ようにしてもよい。
更に、電池として円筒形電池などを用いてなる
リード板付き電池にも本考案を同様適用できるこ
とは言うまでもない。
実施例 2 第3図に示したリード板4は、その周縁部4個
所に半円状の切欠き4f〜4iを設け、これらに
よつてリード板溶接部(図中「×」で示した部
分)の両側のリード板上にそれぞれ狭幅部を形成
した点で上記実施例と相違する。
このような狭幅部を設ければ、第4図に示した
ように、電池5に熱収縮性チユーブ6がかけられ
ていて、電池端子面5aの周縁部に同チユーブ6
の周縁部がかかつていても、リード板4の溶接さ
れるべき部分及びその近傍(図中斜線の部分)が
熱収縮性チユーブ6と重なり合わないし、また、
リード板4の他の部分で重なつていても、この狭
幅部のくびれによつて上記斜線部分を容易に電池
端子面に密着できてリード板4を電池端子面5a
に確実に溶接することができる。
〈考案の効果〉 以上のように構成されるこの考の案のリード板
付き電池によれば、リード板にピン孔のみを設け
たように位置決めが不確実になることもないし、
またリード板に高い段部を設けることなくリード
板の位置出し並びに位置決めを容易且つ精度良く
行なえ、この種の電池の製造容易化を図れるとい
つた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の実施例を示した斜視図、第2
図Aはこの実施例に用いるリード板を示した平面
図、第2図Bは第2図Aの−線断面図、第2
図Cは実施例の製造工程の説明図、第3図は他例
に用いるリード板を示した平面図、第4図は他例
を示した平面図である。 1……偏平形電池、2,4……リード板、1a
……負極端子面、1b……正極端子面、2a,2
b,4a,4b……突起、2c,4c……基板挿
入片、2d,4d……小孔、2e,4e……長
孔。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 1 リード板2,4を有するリード板付き電池で
    あつて、 前記リード板2,4は、頂部が孔2d,2
    e,4d,4eである突起2a,2b,4a,
    4bを片面に突出形成していて、前記突起2
    a,2b,4a,4bが外側を向くように電池
    1の端子面1a,1bに固着されていることを
    特徴とするリード板付き電池。 2 前記突起2a,2b,4a,4bは、前記リ
    ード板2,4に複数個形成されていることを特
    徴とする実用新案登録請求の範囲第1項記載の
    電池。 3 前記突起2a,2b,4a,4bは、前記孔
    2d,2e,4d,4eの大きさが前記突起2
    a,2b,4a,4b毎に互いに異なることを
    特徴とする実用新案登録請求の範囲第2項記載
    の電池。 4 前記突起2a,2b,4a,4bは、前記孔
    2d,4dの形状が円形の小孔であり、残余の
    ものは長円形あるいはトラツク状円形の孔2
    e,4eであることを特徴とする実用新案登録
    請求の範囲第3項記載の電池。 5 前記突起2a,2b,4a,4bの方向は、
    リード板周縁部の打ち抜きバリの方向と同一方
    向であり、 前記孔2d,2e,4d,4eの打ち抜きバ
    リの方向と逆方向であることを特徴とする実用
    新案登録請求の範囲第1,2,3または4項記
    載の電池。 6 前記リード板2,4は、外縁の一部に円弧状
    または曲線状の切欠き4f〜4iが設けられた
    ものであり、前記切欠き4f〜4iによつて前
    記リード板2,4に狭幅部が形成されているこ
    とを特徴とする実用新案登録請求の範囲第1,
    2,3,4または5項記載の電池。
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