JPH0343987Y2 - - Google Patents

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JPH0343987Y2
JPH0343987Y2 JP1989121182U JP12118289U JPH0343987Y2 JP H0343987 Y2 JPH0343987 Y2 JP H0343987Y2 JP 1989121182 U JP1989121182 U JP 1989121182U JP 12118289 U JP12118289 U JP 12118289U JP H0343987 Y2 JPH0343987 Y2 JP H0343987Y2
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water supply
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    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02ATECHNOLOGIES FOR ADAPTATION TO CLIMATE CHANGE
    • Y02A40/00Adaptation technologies in agriculture, forestry, livestock or agroalimentary production
    • Y02A40/80Adaptation technologies in agriculture, forestry, livestock or agroalimentary production in fisheries management
    • Y02A40/81Aquaculture, e.g. of fish

Landscapes

  • Farming Of Fish And Shellfish (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、箱形本体内にふ化させる卵を載置す
る上部網棚と漁礁を載置する下部網棚とを備えた
ふ化槽に関し、特に清水を給水する部分の構造に
関するものである。
(従来の技術) 第10図は従来のふ化槽を示す縦断面図であ
る。箱形本体1の上面には上蓋2が載せ置かれ、
上蓋2の図中右端部には給水口3が形成されてい
る。箱形本体1内には給水口3に接して仕切板5
が設けられており、給水口3から供給された清水
は、仕切板5の図中右側部分を下降し(矢印a)、
箱形本体1と仕切板5の下端部との間を通つて空
間A側に流入し上方向に流れるようになつてい
る。空間Aにはふ化させる卵8を載置した上部網
棚12と漁礁17を載置した下部網棚13とが設
置されている。空間Aに流入した清水は下部網棚
13と上部網棚12を通つて上方へ流れ、オーバ
ーフロー用堰7をオーバーフローして排水口6か
ら排出されるようになつている。このふ化槽で
は、上部網棚12上でふ化した稚魚は下部網棚1
3上に落下し、ここで成長する。
(考案が解決しようとする問題点) 上記ふ化槽では、給水口3上に設けた供給管4
から給水口3を通して落下するように清水が給水
されていた。このため清水中に気泡が多く発生
し、下部網棚13の下面に気泡の塊14ができ、
その塊14を避けて清水が流れるために塊14の
上方での清水の流れが悪くなり、下部網棚13上
の稚魚が長い間汚れた水に晒されて病気で死んで
しまつたり、清水中の気泡が稚魚のえらに付着し
て稚魚が呼吸を妨げられて死んでしまつたりする
と言う問題があつた。
本考案は上記のような問題を解消するためにな
されたもので、給水された清水中に気泡が殆んど
生じることのないようにし、清水中の気泡に起因
した稚魚の死亡率を低減することのできるふ化槽
を提供することを目的とする。
(問題点を解決するための手段) 本考案は、箱形本体の一側壁に給水口を設け、
給水口から流入した清水を、上記一側壁とこれに
対向する仕切板との間を通し、仕切板の下側か
ら、漁礁を載置する下部網棚及びふ化させる卵を
載置する上部網棚を通して上方へ流し、箱形本体
上端部の排水口から排水するようにしたふ化槽で
あつて、上記一側壁と仕切板との間に、給水口に
連通し給水口から流入した清水を上方向に向けて
流す上開きの通路を設け、その通路は給水口の幅
より広い幅を有し、給水口より上でふ化槽が清水
で満ちた際の液面より低い位置まで伸びているこ
とを特徴とするふ化槽である。
(作用) 給水口から流入した清水は上開きの通路を通つ
て上方向に流れる。このとき清水中に生じた気泡
も上方向に流れ、液面から消失する。
(実施例) 以下、本考案の実施例を図に基づいて説明す
る。本考案のふ化槽の正面図である第1図、第1
図の矢視図である第2図において、ふ化槽20
は左右に2個並列されている。各ふ化槽20には
給水口21(清水入口)、排水口22が設けられ
ており、ふ化槽20の上面は蓋24で覆われてい
る。なお、ふ化槽20の主要部は全てアルミ製で
ある。
第3図は第1図の矢視図である。第3図の
−断面を示す第4図で、ふ化槽20は外枠25
の内方に内枠26を組合わせた2重構造となつて
いる。内枠26は外枠25のブラケツト27(支
持部材)上に搭載されており、着脱自在となつて
いる。内枠26内には上部網棚30と下部網棚3
1が設けられており、下部網棚31上にはネツト
リング製の漁礁32が載置され、上部網棚30上
にはふ化させる卵33が載置される。外枠25と
内枠26の間には清水通路34と下部通路35が
隔ててあり、清水通路34は第2図に示すように
内枠26の4辺全周にわたつて連続している(3
4a〜34d)。
第5図は内枠26の詳細構造を示す。内枠26
は、1枚のアルミ板をプレス加工して略4角形筒
状に形成したものである。内枠26の下端面には
樹脂製トリカルネツトからなる前記下部網棚31
が設けられている。下部網棚31は内枠26のフ
ランジ部37と枠38との間に周囲を挾み付け
て、リベツト39で固定されている。
内枠26の上下方向中間部には、全周にわたつ
て連続したテーパー状のテーパー部40(搭載
部)が形成されている。前記上部網棚30はその
周辺部41をテーパー部40に嵌合することによ
つて着脱自在に設けられている。上部網棚30
は、厚さ1mm程度のアルミ板に第6図に示すよう
な幅Bが3mm、長さLが20〜25mm程度の孔42を
パンチ加工で多数形成して形成されている。な
お、上部網棚30を載せる搭載部はテーパー部4
0に限らず、段付状に形成する等少なくとも上部
網棚30を載せ得る形状であればよい。
そして第1図の−断面を示す第7図に示す
ように、給水口21は外枠25の一側壁に設けら
れており、給水口21に直接連通した清水通路3
4の一辺34a内には給水口21に連通した上開
き通路100が形成されている。通路100は給
水口21の直下に設けたじやま板43と、じやま
板43の両側縁に設けた壁部44と、外枠25
と、内枠26とで構成されており、第2図に示す
ようにじやま板43の幅Wは給水口21の幅W1
より大きく設定されており、壁部44の上縁44
aは給水口21より高く且つふ化槽20が清水で
満ちた際の液面70(一点鎖線で示す)より低く
なつている。更にじやま板43の幅W(第2図)
は給水口21から清水通路34の一部である一辺
34aだけはでなく、一辺34b〜34d(第2
図)にも清水を均一に流すように設定されてい
る。
下部通路35には外枠25の底面に突設した整
流板45が設けられている。この整流板45は、
給水口21に一番近く、清水が流れ易い一辺34
aからの流量を減らし、給水口21から一番離れ
た清水の流れ難い一辺34cから内枠26内へ流
れる清水の流量を増やし、一辺34a〜34dの
各々から内枠26へ流れる清水の流量を一層均一
化する機能を備えている。なお、整流板45の代
わりに第7図中で2点鎖線で示す傾斜板状の整流
板46を設けることもできる。
以上の構成では、給水口21から流入した清水
は、通路100を通つて上方向に流れ、壁部44
の上縁44aを越え、清水通路34の一辺34a
〜34dを下降し、下部通路35に流れ込み、下
部通路35から内枠26の上方へ上昇するように
流れる。このとき給水口21から流入する清水は
清水通路34中に満たされた清水中に流入される
ため、流入した清水中に生じる気泡は比較的少な
い。しかも給水口21から流入した清水は通路1
00を通つて上方向に流れるので、給水口21か
ら流入した際に清水中に生じた気泡は殆んどが上
方向に流れて液面から消失する。しかもこのとき
給水口21から流入した清水は、通路100に入
つて流域が拡大されるために通路100にて流速
が減じられ、更に壁部44の上縁44aを越える
際にも流速が減じられるので、清水中に生じた気
泡は良好に上方向に流れる。
(考案の効果) 以上のように本考案によれば、外枠25と内枠
26との間の清水通路34の一辺34a内に、給
水口21に連通し給水口21から流入した清水を
上方向に流す上開きの通路100を設け、通路1
00は給水口21の幅W1(第2図)より広い幅
W(第2図)を有し、給水口21より上でふ化槽
20が清水で満ちた際の液面70(第7図)より
低い位置まで伸びているので、給水口21から流
入した清水中に生じた気泡の殆んどを上方向に流
して液面から消失させることができ、下部網棚3
1の下面に気泡の塊が生じたり稚魚のえらに気泡
が付着したりするのを防止でき、清水中の気泡に
起因した稚魚の死亡率を低減することができる。
(別の実施例) 上開き通路100は第8図に示すような構成と
してもよい。この通路100は、給水口21直下
の底板43aと、給水口21に対向した対向板4
3bと、底板43a及び対向板43bの両側縁に
設けた壁部44bと、外枠25とで構成されてい
る。なお底板43a及び対向板43bの幅は給水
口21の幅より大きく設定されており、対向板4
3b及び壁部44bの上縁は給水口21より高く
且つふ化槽20が清水で満ちた際の液面70(一
点鎖線で示す)より低くなつている。
また内枠26内における上部網棚30、下部網
棚31の設置構造は、前述した実施例に限るもの
ではなく、第8図や第9図に示すようであつても
よい。即ち第8図では、樹脂製のトリカルネツト
である上部網棚30が、下部網棚31を固定する
下部側板18の段部に上部側板17で固定された
構造をしており、第9図では、第7図の内枠26
に上部側板17を有する樹脂製トリカルネツトで
ある上部網棚30を組合せた構造をしている。
また上開き通路100は、上述したような2重
構造のふ化槽即ち外枠25と内枠26を組合せた
構造のふ化槽に限らず、第10図のような仕切板
5を設けた構造のふ化槽にも適用できる。即ち第
10図の箱形本体1の右側壁と仕切板5との間に
第7図、第8図、第9図に示すような上開き通路
100を設けてもよい。ここでは第7図、第8
図、第9図の内枠26の右側壁が第10図の仕切
板5に相当している。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案のふ化槽の正面図、第2図は第
1図の矢視図、第3図は第1図の矢視図、第
4図は第3図の−断面図、第5図は第4図の
要部拡大図、第6図は第5図の矢視部分図、第
7図は第1図の−断面図、第8図、第9図は
それぞれ本考案の別の例のふ化槽の構造略図、第
10図は従来のふ化槽の構造略図である。 1……箱形本体、5……仕切板、20……ふ化
槽、21……給水口、22……排水口、25……
外枠、26……内枠、30……上部網棚、31…
…下部網棚、34……清水通路、43……じやま
板、44……壁部、100……上開き通路。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 箱形本体の一側壁に給水口を設け、給水口から
    流入した清水を、上記一側壁とこれに対向する仕
    切板との間を通し、仕切板の下側から、漁礁を載
    置する下部網棚及びふ化させる卵を載置する上部
    網棚を通して上方へ流し、箱形本体上端部の排水
    口から排水するようにしたふ化槽であつて、上記
    一側壁と仕切板との間に、給水口に連通し給水口
    から流入した清水を上方向に向けて流す上開きの
    通路を設け、その通路は給水口の幅より広い幅を
    有し、給水口より上でふ化槽が清水で満ちた際の
    液面より低い位置まで伸びていることを特徴とす
    るふ化槽。
JP1989121182U 1989-10-16 1989-10-16 Expired JPH0343987Y2 (ja)

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