JPH071973Y2 - プランクトン濃縮装置 - Google Patents

プランクトン濃縮装置

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JPH071973Y2
JPH071973Y2 JP1989124254U JP12425489U JPH071973Y2 JP H071973 Y2 JPH071973 Y2 JP H071973Y2 JP 1989124254 U JP1989124254 U JP 1989124254U JP 12425489 U JP12425489 U JP 12425489U JP H071973 Y2 JPH071973 Y2 JP H071973Y2
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JP
Japan
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raw water
filter
tank
water tank
plankton
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JP1989124254U
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JPH0361869U (ja
Inventor
滝太郎 尾坂
Original Assignee
ヤンマーディーゼル株式会社
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    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02ATECHNOLOGIES FOR ADAPTATION TO CLIMATE CHANGE
    • Y02A40/00Adaptation technologies in agriculture, forestry, livestock or agroalimentary production
    • Y02A40/80Adaptation technologies in agriculture, forestry, livestock or agroalimentary production in fisheries management
    • Y02A40/81Aquaculture, e.g. of fish

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  • Farming Of Fish And Shellfish (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (イ) 産業上の利用分野 本考案は海水内のプランクトンの濃縮装置、特に栽培漁
業に於ける餌料としてのワムシ等の動物性プランクトン
の濃縮装置に関するものである。
(ロ) 従来技術 従来からプランクトン濃縮装置に関する技術は公知とさ
れているのである。
例えば特公昭63−37611号公報に記載の技術の如くであ
る。
(ハ) 考案が解決しようとする問題点 しかし該従来の技術においては、気体供給口を設けて、
フィルターに沿って気体泡が上昇すべく構成しているの
であるが、原水供給口が濃縮タンクの上方に配置されて
おり、フィルター目詰まりを解消する役目をするのは気
体供給口からの泡だけでなく、相当に強力な圧縮空気を
供給してやる必要があったのである。
故に、強力な泡が上昇することにより、ワムシが気泡に
付着して上昇し、濃縮タンクの上部に出来る廃棄気泡の
塊であるスカム状の泡の中にプランクトンが浮き上がっ
てしまうのである。
また、ワムシの体に付着した細かい気泡によりワムシが
濃縮タンクの上部近くに上昇するものが多くなるのであ
る。またワムシの尻についている卵を気泡により分離し
てしまう離卵率が高くなりこれによりワムシのロスが増
加するという不具合があったのである。
また、浮いた状態のワムシを栽培漁業の餌料として稚魚
水槽に入れると、ワムシが上方に浮遊するので、稚魚は
餌料として摂取することが出来ないという状態が発生し
ていたのである。
本考案はこのように、強力な気泡のみでフィルター面の
目詰まりを清掃すると不具合が発生するので、該気泡は
少量とし、これに加えて原水供給口から原水の流れを供
給して、少量の気泡であっても原水流の助力を得ること
により、フィルターの目詰まりを解消可能としたもので
ある。
(ニ) 問題を解決するための手段 本考案の解決すべき課題は以上の如くであり、次に該課
題を解決する為の手段を説明する。
縦置きに構成した濃縮タンク1の内部に縦方向にフィル
ター4を配置し、濃縮タンク1を左右に併置した原水タ
ンク2と濾過水タンク3に二分し、該原水タンク2側
で、フィルター4の縦面に沿わせて、フィルター4との
間に狭い間隙を開けた導流板9を縦方向に配置し、該導
流板9の下端は原水タンク2の底面との間に間隙を構成
し、原水タンク2内の原水Aが導流板9の左右で還流可
能とし、該導流板9とフィルター4との間の下方の原水
タンク2内に、気体供給口8と原水供給口7を開口した
ものである。
(ホ) 実施例 本考案の解決すべき課題と解決する為の手段は以上の如
くであり、次に添付の図面に示した実施例の構成を説明
する。
第1図において、プランクトン濃縮装置の概略系統図が
示されている。
濃縮タンク1の内部がフィルター4により二分され、一
方は原水タンク2となり、他方は濾過水タンク3とされ
ている。そして該原水タンク2の側のフィルター4に沿
った面に狭い間隙を介して導流板9が設けられている。
該フィルター4と導流板9により気泡と原水の混合流の
通路を形成している。そして濃縮タンク1の外部にブロ
ワー12が配置されており、圧縮空気を分岐弁28により2
方向に分岐し、通常は空気流量計14を介して、原水タン
ク2内のフィルター4と導流板9の間の最下部に配置し
た気体供給口8を開口している。
他方分岐された空気は、酸素供給パイプ21により濃縮プ
ランクトンタンク29内に供給し、プランクトンに酸素を
与えて弱るのを防止している。
また送水ポンプ5により原水Aが洗浄海水Bかを、開閉
弁23,24により選択して圧送している。
開閉弁23を開いて原水Aを供給する場合には、開閉弁17
を開放し原水供給口7から気体供給口8の近傍に原水A
を供給する。
該原水タンク2内に原水Aが供給されて、フィルター4
により濾過された後の濾過水は濾過水タンク3側の濾過
水パイプ15bより排水されるが、フィルター4の目詰ま
りが激しくなると、原水タンク2から濾過水タンク3へ
抜け難くなり、原水タンク2の水位が上昇する。この場
合には、水位計Sがこれを検出し警報を発し、オーバー
フロー原水は、オーバーフロー口15aより吐出される。
また洗浄海水Bは濃縮作業が終了後に濃縮タンク1の内
部を洗浄する場合において、濃縮タンク1の上部に設け
た洗浄水口26に供給する。この場合には、開閉弁17を閉
鎖し、開閉弁16を開くのである。
該洗浄水口26は、原水タンク2と濾過水タンク3の両方
に洗浄海水Bが供給されるように、26a,26b,26cと三箇
所に配置されている。
該上方の洗浄水口26から、洗浄海水Bを供給した場合に
は、濃縮タンク1の下部に設けられた開閉弁19と開閉弁
18を開けて、濾過水タンク3内のドレーン水はドレーン
水パイプ20より排出し、また原水タンク2内のドレーン
水はドレーン水口6bより排出する。また送水ポンプ5の
吐出部にプランクトン流量計22が設けられている。
そしてフィルター4により濾過された後の濾過水は濾過
水パイプ15bより排出される。またフィルター4により
濾過されて、原水タンク2内にプランクトンが残り、濃
縮された濃縮プランクトン水は開閉弁18を開けることに
より濃縮プランクトン水Cとして、濃縮水口6aより濃縮
プランクトンタンク29内に取り出される。
次に第3図,第4図,第5図,第6図より、濃縮タンク
1の具体的な構成を説明する。
濃縮タンク1の前面にはプランクトンの濃縮状態を監視
可能な透明板11,13が貼設されている。そして濃縮タン
ク1の下面には、原水供給口7と濃縮水口6aとドレーン
水口6bとドレーン水パイプ20が突設されている。
また濃縮タンク1の向かって右側面には気体供給口8と
濾過水パイプ15bが突設されている。
また濃縮タンク1の向かって左側の面には、洗浄水口26
a,26b,26cが突設されている。また濃縮タンク1の裏面
にはオーバーフロー口15aが突設されている。
そして濃縮タンク1の内部にフィルター4が配置され、
該フィルター4により濃縮タンク1の内部に原水タンク
2と濾過水タンク3に二分し、フィルター4の原水タン
ク2側の面には、狭い間隙を開けて導流板9が配置され
ている。
導流板9の下端にガイド傾斜板9aを設け、該ガイド傾斜
板9aの下部に原水供給口7と気体供給口8が開口されて
いる。
(ヘ)考案の作用 以上の構成による作用を説明する。
導流板9とフィルター4により構成した狭いガイド通路
の下部に、原水供給口7と気体供給口8が開口されてお
り、気体供給口8から供給された圧縮空気により作られ
た気泡は導流板9とフィルター4の間を上昇し、フィル
ター4の目詰まりを除去する気泡流を発生する。
従来は該気泡のみで目詰まりを解消しようとしていたの
で、空気流量を大きくする必要があったが、本考案にお
いては同じ部分に原水供給口7を開口して原水Aの上昇
流を発生させたのである。
これにより、該空間には気泡流と原水Aの循環流が発生
し、該隙間が狭い為にこの循環流の流速は速くなるので
ある。
この速い流速の気泡流と水流の混合されたものにより、
原水タンク2の内部のプランクトンの濃度を均一に保ち
ながら、フィルター4の目詰まりを簡単に落とすことが
出来るのである。
第7図においては、空気供給量の変化に対して、目詰ま
りの状態と、濃縮タンク1の上部に出来る発泡スカムの
発生状態と、ワムシの尻についていた卵が落ちるかどう
かの離卵率の変化を示している。
第7図において、○は良好な状態を示し、△はまあまあ
の状態を示し、×は悪い状態を示している。
即ち、空気供給量が0であると、発泡スカムは少なくま
た離卵率も低いのであるが、フィルター4の目詰まりの
解消が出来ないのである。
空気供給量が30l/minであると、目詰まりも発泡スカム
も離卵率も最適状態となる。
空気供給量が100l/minと多くなると、目詰まりは少ない
が、発泡スカムが多くなり離卵率が高くなるのである。
空気供給量が200l/minと過剰になると、目詰まりは解消
されるが、発泡スカムが多く発生し、離卵率が高くなる
のである。
このデータの如く、空気供給量は多過ぎても少な過ぎて
も結果が悪くなり、出来るだけ少ない量で目詰まりが解
消出来ることが望ましいのである。
(ト)考案の効果 本考案は以上の如く構成したので、次のような効果を奏
するものである。
第1に、空気供給量が最小限なので、ワムシ等のプラン
クトンが浮上して発泡スカムに混入したり、離卵率が高
くなるという不具合が減少するのである。これによりワ
ムシの回収率が向上するのである。
第2に、フィルター4と導流板9との間を通過する気泡
と原水流の混合流により、フィルター4の目詰まりを解
消することができるのである。
第3に、フィルター4と導流板9の間は常時循環流が高
速で通過しているので、原水Aの状態に近くプランクト
ンの濃度が薄くなり、フィルター4の目詰まりが発生し
難い状態となるのである。
第4に、原水タンク2の中での対流循環流が発生するこ
とにより、フィルター4の近傍においてプランクトンの
過剰濃度の部分が発生するのを防止することができるの
で、これによっても目詰まりを防止することが出来るの
である。
第5に、濃縮タンク1を縦置きに構成したので、プラン
クトン濃縮装置の設置面積を小さくすることが出来たの
である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案のプランクトン濃縮装置の全体系統図、
第2図は本考案のプランクトン濃縮装置の要部概略図、
第3図は濃縮タンク1の側面断面図、第4図は同じく他
側の側面図、第5図は基台10上に載置したプランクトン
濃縮装置の側面図、第6図は同じく前面図、第7図は濃
縮結果を示す図面である。 1…濃縮タンク 2…原水タンク 3…濾過水タンク 4…フィルター 5…送水ポンプ 6a…濃縮水口 7…原水供給口 8…気体供給口 9…導流板 A…原水 B…洗浄海水 C…濃縮プランクトン水

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】縦置きに構成した濃縮タンク1の内部に縦
    方向にフィルター4を配置し、濃縮タンク1を左右に併
    置した原水タンク2と濾過水タンク3に二分し、該原水
    タンク2側で、フィルター4の縦面に沿わせて、フィル
    ター4との間に狭い間隙を開けた導流板9を縦方向に配
    置し、該導流板9の下端は原水タンク2の底面との間に
    間隙を構成し、原水タンク2内の原水Aが導流板9の左
    右で還流可能とし、該導流板9とフィルター4との間の
    下方の原水タンク2内に、気体供給口8と原水供給口7
    を開口したことを特徴とするプランクトン濃縮装置。
JP1989124254U 1989-10-23 1989-10-23 プランクトン濃縮装置 Expired - Lifetime JPH071973Y2 (ja)

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JPH0361869U JPH0361869U (ja) 1991-06-18
JPH071973Y2 true JPH071973Y2 (ja) 1995-01-25

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JP2009240274A (ja) * 2008-03-31 2009-10-22 Chugoku Electric Power Co Inc:The プランクトン濃縮装置及びプランクトン濃縮システム
JP6364712B2 (ja) * 2013-07-05 2018-08-01 株式会社サタケ 微生物濃縮器

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