JPH0343835Y2 - - Google Patents

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JPH0343835Y2
JPH0343835Y2 JP14086787U JP14086787U JPH0343835Y2 JP H0343835 Y2 JPH0343835 Y2 JP H0343835Y2 JP 14086787 U JP14086787 U JP 14086787U JP 14086787 U JP14086787 U JP 14086787U JP H0343835 Y2 JPH0343835 Y2 JP H0343835Y2
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transistor
capacitor
winding
voltage
differential amplifier
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Description

【考案の詳細な説明】 《産業上の利用分野》 この考案は、スイツチングレギユレータに関す
るもので、より具体的には、出力安定化を図る制
御回路の改良に関する。
《従来の技術》 第2図は、従来のスイツチングレギユレータの
一例を示している。同図に示すようにこのスイツ
チングレギユレータは、ON−ON型自励式コン
バータ回路10と、制御回路14とを有してな
る。
そして、ON−ON型自励式コンバータ回路
(以下、「コンバータ回路」という)10は、自励
式スイツチング部15と、整流平滑部16とから
構成されている。すなわち、自励式スイツチング
部15は、変成器11の第1の巻線L1の一端と
第1のトランジスタQ1のベースとの間に第1の
抵抗R1を接続し、第1の巻線L1の他端に第1
のトランジスタQ1のコレクタを接続する。そし
て、この第1のトランジスタQ1のベースと変成
器11の第2の巻線L2の一端との間に第2の抵
抗R2及び第1のコンデンサC1の直列回路を接
続し、第3の抵抗R3及び第2のコンデンサC2
の直列回路を第2の巻線L2に並列接続する。さ
らに、第3の抵抗R3及び第2のコンデンサC2
の直列接続点を第2のトランジスタQ2のベース
に接続し、第2のトランジスタQ2のコレクタを
第1のトランジスタQ1のベースに接続し、第
1、第2のトランジスタQ1,Q2のエミツタを
それぞれ第2の巻線L2の他端に接続して構成さ
れている。また、整流平滑部16は、変形器11
の第3の巻線L3の一端に第1のダイオードD1
のアノードを接続し、この第1のダイオードD1
のカソードに第2のダイオードD2のカソード及
びチヨークコイルL5の一端を接続し、このチヨ
ークコイルL5の他端に第3のコンデンサC3の
一端を接続し、第3の巻線L3の他端に第3のコ
ンデンサC3の他端及び第2のダイオードD2の
アノードをそれぞれ接続して形成されている。
また、制御回路14は、変成器11の第4の巻
線(制御用巻線)L4の一端に第3のダイオード
D3のアノードを接続し、この第3のダイオード
D3のカソードに比較的静電容量の大きな第5の
コンデンサC5の一端及び第3のトランジスタQ
3のコレクタを接続し、第4の巻線L4の他端に
第5のコンデンサC5の他端及び第3のトランジ
スタQ3のエミツタを接続し、第3のトランジス
タQ3のベースに差動増幅器13の出力端を接続
している。そして差動増幅器13の非反転入力端
子(+)にコンバータ回路10の正極(+)側出
力端子を接続し、差動増幅器13の反転入力端子
(−)に基準電圧Vrefの正極側を接続し、この基
準電圧Vrefの負極側及び第3のトランジスタQ
3のエミツタをコンバータ回路10の負極(−)
側出力端子に接続してなる。
上記の構成において、コンバータ回路10に入
力直流電圧Vinが印加され、第1の抵抗R1を介
して第1のトランジスタQ1のベースに電流が流
れると、第1のトランジスタQ1がオンし、第1
の巻線L1に電流が流れ始める。これにより、第
2の巻線L2に電圧が誘起され、第1のコンデン
サC1及び第2の抵抗R2を介して第1のトラン
ジスタQ1のベースに電流が流れ込み、第1のト
ランジスタQ1のオンが更に進みコレクタ電流が
増えつづける。一方、第1のコンデンサC1及び
第2の抵抗R2を介して第1のトランジスタQ1
のベースに流れる電流は、第1のコンデンサC1
が充電されるのに伴い減少する。また第2のコン
デンサC2の充電に伴いこの第2のコンデンサC
2の端子間電圧が上昇し、この電圧が、第2のト
ランジスタQ2のオン電圧(Vbe(on))を越える
と、この第2のトランジスタQ2がオンし、これ
により第1のトランジスタQ1はオフする。
ここで、第1のトランジスタQ1のオン時間は
自励式スイツチング部15のCR時定数及び第2
の巻線L2の励起電圧等で決定され、また、第1
のトランジスタQ1のオフ時間は変成器11にお
けるコア12の磁束がリセツトされるまでの時間
で決定される。そして、コア12の磁束がリセツ
トされる時点で、第2のトランジスタQ2はオフ
状態にある為、第1のトランジスタQ1のベース
に電流が流れはじめ、この第1のトランジスタQ
1が再びオンする。このようにして第1のトラン
ジスタQ1のスイツチング動作が継続して行われ
る(自励発振)。
一方、変成器11の第3の巻線L3に励起され
た電圧は整流平滑部16により整流平滑され、こ
れによりコンバータ出力電圧Voutが得られる。
この出力電圧Voutは差動増幅器13において基
準電圧Vrefと比較され、この比較結果に応じて
第3のトランジスタQ3が駆動される。この第3
のトランジスタQ3の動作はアナログ動作とな
り、このアナログ動作により、第5のコンデンサ
C5の端子電圧が制御される。この、第5のコン
デンサC5の端子電圧は、コア12の磁束をリセ
ツトするリセツト電流の充電によるものであり、
この端子電圧を差動増幅器13の出力に応じて制
御することで、コア12の磁束のリセツト時間が
制御される。すなわち、差動増幅器13の出力に
応じて第3のトランジスタQ3を駆動することで
第1のトランジスタQ1のデユーテイサイクルが
制御され、これによりコンバータ回路10の出力
電圧Voutの安定化が図られる(定電圧動作)。
《考案が解決しようとする問題点》 しかしながら、上記のスイツチングレギユレー
タにおいては、第5のコンデンサC5を設けこの
第5のコンデンサC5の端子電圧を制御すること
でコア12の磁束のリセツト時間を制御している
ため、このコンバータ回路10の出力端に接続さ
れた負荷の急激な変化や入力直流電圧Vinの急激
な変化に対して応答が遅れコンバータ回路10の
出力電圧Voutの安定化が困難となる。
すなわち、第5のコンデンサC5の静電容量が
大きいため応答速度が遅くなり、急激な変化に追
従することができないのである。
本考案は上記した問題点に鑑みてなされたもの
で、その目的とするところは、負荷の急激な変化
や入力直流電圧の急激な変化に対する応答性にす
ぐれ、しかも、異常発振を招来することなく安定
動作するスイツチングレギユレータを提供するこ
とにある。
《問題点を解決するための手段》 上記した目的を達成するため、本考案に係るス
イツチングレギユレータでは、磁束のリセツト時
間制御用巻線をそなえた変成器を含んで自励式コ
ンバータ回路を形成し、該制御用巻線にリセツト
電流放出用のトランジスタを接続し、該トランジ
スタの制御端子に、前記コンバータの出力電圧の
変動に応じた信号を出力する差動増幅器を接続
し、前記トランジスタの前記制御用巻線側から前
記差動増幅器の入力側に負帰還回路を設けた。
《作用》 本考案では、磁束のリセツト時間制御用巻線側
からトランジスタの制御端側に、負帰還回路を設
けて負帰還をかけることで、該制御用巻線に誘起
される電圧のリツプル分に対して差動増幅器を介
して該トランジスタをアナログ動作させている。
このアナログ動作は、コンバータ回路の出力の安
定のためのデユーテイサイクル制御とともに行わ
れる。このような制御によれば、コアのリセツト
電流を充電するコンデンサが不要となるから負荷
の急激な変化や入力直流電圧の急激な変化に対す
る応答性が向上する。
また、コンバータ回路出力のリツプルが温度等
により変動してもトランジスタのスイツチング動
作の位相ずれに起因する異常発振を生じない。
《実施例》 以下、本考案の好適な実施例について添付図面
を参照にして説明する。
第1図は本考案の一実施例を示している。尚、
第1図において第2図に示すのと同一機能を有す
るものには同一符号を付して、その詳細な説明を
省略する。
本実施例が第2図に示す従来の回路と相違する
のは、比較的大きな静電容量を有する第5のコン
デンサC5を省略して負帰還回路17を設けた点
である。
負帰還回路17は、第4の巻線(制御用巻線)
L4側から第3のトランジスタQ3の制御端すな
わちベース側に負帰還をかけるもので、コンバー
タ回路10の正極側出力端子と差動増幅器13の
非反転入力端子との間に第4の抵抗R4を接続
し、差動増幅器13の非反転入力端子と第3のト
ランジスタQ3のコレクタとの間に第5の抵抗R
5及び第4のコンデンサC4を直列接続してな
る。第4のコンデンサC4の静電容量は、第2図
の第5のコンデンサC5のそれに比して十分に小
さくしている。
係る構成においては、第3のトランジスタQ3
のコレクタ・エミツタ間電圧のリツプル分が第4
のコンデンサC4及び第5の抵抗R5を介して差
動増幅器13の非反転入力端子に伝達され、これ
により第3のトランジスタQ3に負帰還がかかる
ため、第3のトランジスタQ3はそのリツプル分
に対してアナログ領域で動作することになる。す
なわち、第3のトランジスタQ3のコレクタ・エ
ミツタ間電圧が高い場合には、負帰還により差動
増幅器13の非反転入力端子の電圧が高くなり、
第3のトランジスタQ3のベース電流が増加す
る。一方、逆に低い場合には、差動増幅器13の
非反転入力端の電圧が低くなり、第3のトランジ
スタQ3のベース電流が減少するのである。この
負帰還動作は、コンバータ回路10の出力電圧の
安定化のためのデユーテイサイクル制御と共に行
われ、これにより、方形波に近いスイツチング波
形を得ている。
ここで、第2図の従来の回路構成では第5のコ
ンデンサC5の端子電圧が上昇するまでに充電の
ためのエネルギーを必要としたため応答性が悪い
という欠点があるが、本実施例においては、第5
のコンデンサC5に相当するコンデンサを設けて
いないから、負荷の急激な変化や入力直流電圧
Vinの急激な変化に追従してトランジスタQ1の
デユーテイサイクルを変えることができ、応答性
に優れる。
さらに本実施例では、出力リツプルを制御信号
として必要としないため、温度変化等によつて出
力リツプルの位相が変動してもコア磁束のリセツ
ト時間制御に何ら影響を与えず、安定動作する。
以上、本考案の一実施例について説明したが本
考案は上記実施例に限定されず種々の変形実施が
可能である。例えば、上記実施例では定電圧制御
を行うものについて説明したが、定電流制御を行
う場合でも本考案を適用し得る。
さらにまた、本明細書でいうところの磁束のリ
セツト時間制御用巻線を備えた変成器とは、上記
実施例で開示した回路のごときリセツト時間制御
巻線を用いることに限るのではなく、一般的な出
力巻線をも含む概念である。
《考案の効果》 以上のように、本考案に係るスイツチングレギ
ユレータによれば、負荷の急激な変化や入力直流
電圧の急激な変化に対する応答性に優れる。しか
も、異常発振を招来することなく安定動作するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係るスイツチングレギユレー
タの一実施例を示す回路図、第2図は従来のスイ
ツチングレギユレータを示す回路図である。 10……自励式コンバータ回路、11……変成
器、12……コア制御用巻線、17……負帰還回
路、L4……制御用巻線、Q3……第3のトラン
ジスタ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 磁束のリセツト時間制御用巻線をそなえた変成
    器を含んで自励式コンバータ回路を形成し、該制
    御用巻線にリセツト電流放出用のトランジスタを
    接続し、該トランジスタの制御端子に、前記コン
    バータの出力電圧の変動に応じた信号を出力する
    差動増幅器を接続し、前記トランジスタの前記制
    御用巻線側から前記差動増幅器の入力側に負帰還
    回路を設けたことを特徴とするスイツチングレギ
    ユレータ。
JP14086787U 1987-09-17 1987-09-17 Expired JPH0343835Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP14086787U JPH0343835Y2 (ja) 1987-09-17 1987-09-17

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JPS6447590U JPS6447590U (ja) 1989-03-23
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