JPH0343543Y2 - - Google Patents

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JPH0343543Y2
JPH0343543Y2 JP12681187U JP12681187U JPH0343543Y2 JP H0343543 Y2 JPH0343543 Y2 JP H0343543Y2 JP 12681187 U JP12681187 U JP 12681187U JP 12681187 U JP12681187 U JP 12681187U JP H0343543 Y2 JPH0343543 Y2 JP H0343543Y2
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JP
Japan
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duct
air
suction port
indoor unit
rooms
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JP12681187U
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この考案は、住宅用に適するダクト式空調装置
に関するものである。
(従来の技術) この種の空調装置として、従来は、室内機に一
つの吸込口が接続されていると共に、室内機から
各部屋へ吹出ダクトが連結されたセントラル方式
のものが多く用いられている。この方式は、各部
屋に連結するダクトが吹出ダクト一つであるため
ダクトシステムを単純化できるが、各部屋の個別
制御ができなく、冷暖房を必要としない部分から
空気を吸い込んで熱交換するためにエネルギー的
に無駄が多い。
そのため、例えば特開昭61−91425号公報に示
されているような二重ダクト方式のものが開発さ
れている。これは、室内機と各部屋との間に吸込
ダクトと吹出ダクトとを二重に設け、各部屋に開
口する吸込口と吹出口に開閉ドアを設け、冷暖房
を必要とする部屋の開閉ドアを開き、個別制御を
可能としたものである。この二重ダクト方式の室
内機にあつては、全ての部屋(例えば4部屋)が
使用される場合に所定の風量を得ることができ、
且つ最も効率が良いような送風機が選択使用され
ている。
(考案が解決しようとする問題点) しかしながら、通常の家庭では全部屋を使用す
る頻度が高くないのに係わらず、全部屋使用の条
件で送風機の送風特性を規定しているので、頻度
が高い1又は2部屋使用時には送風機の能力が過
大であつて設備が無駄であるし、効率が低下する
という問題点があつた。
そこで、この考案は、上記の問題点を解消し、
使用頻度が高い条件に合つた送風特性を有する送
風機を用いることができ、しかも使用部屋数が増
大しても所定の風量を得ることができるダクト式
空調装置を提供することを課題としている。
(問題点を解決するための手段) しかして、この考案は、ダクトの送風機近傍に
中央吸込口を接続すると共に、この中央吸込口を
開閉する制御ドアを設けたことを特徴とするもの
である。
(作用) 中央吸込口は、例えば1又は2部屋だけ使用す
る場合には制御ドアにより閉じておき、全部屋使
用する場合に開く。室内機の送風機は1又は2部
屋だけ使用する場合に定格風量を得るように設定
する。したがつて、全部屋使用する場合に送風機
を定格運転するとそのままでは風量が不足する
が、中央吸込口を開くことにより機外抵抗を減少
させることができるので、風量を所定値まで増加
させることができる。
第8図にその原理を示すと、機外抵抗は、個別
吸込時にはR1線に沿つて変化するのに対し、中
央吸込口を開くと機外抵抗が減少してR2線に沿
つて変化する。したがつて、中央吸込口を開く
と、送風特性線との交点である作動点をA点から
B点へ移すことができ、風量をQ1からQ2へ増加
させることができるものである。
(実施例) 第1図において、室内機1は例えば住宅の天井
裏に配置され、この室内機1に第1のダクト2a
と第2のダクト2bとが接続されている。該ダク
ト2a,2bは例えば4つの部屋に延び、個別吸
込、吹出口3a,3bをもつて各部屋に開口して
いる。この個別吸込、吹出口3a,3bの手前に
はそれぞれ図示しない開閉ドアが設けられ、その
開閉ドアは各部屋の冷暖房の使用に合わせて開閉
される。
第2図乃至第4図において、前述した室内機1
は、本体ケース4内に送風機5と熱交換器6a,
6bとが収納されている。送風機5は、例えばシ
ロツコ型で、フアンモータ7で駆動されるシロツ
コフアン8が渦巻状のフアンケース9に収納され
て構成されており、シロツコフアン8が回転する
と、フアンモータ7の周縁から空気を吸い込み、
後流側へ送る。熱交換器6aは、図示しない室外
機のコンプレツサとヒートポンプサイクルを構成
するよう連結されている。また、他方の熱交換器
6bは、暖房時に室外機で発生した温水が循環す
るようになつている。
前述した送風機5の出口と熱交換器6a,6b
の入口側には切換ダクト10が本体ケース4に固
定されて設けられている。この切換ダクト10
は、前述した第1のダクト2aと第2のダクト2
bに接続される空気出入口11a,11bが上下
に形成され、この空気出入口11a,11bから
左右に分かれた切換口に切換ドア12a,12b
が設けられている。一方の切換ドア12aは、熱
交換器6a,6bに空気を入れるダクトを選択
し、他方の切換ドア12bは、送風機5から空気
を出すダクトを選択する。該切換ドア12a,1
2bは第1及び第2のアクチユエータ13a,1
3bに接続され、該アクチユエータ13a,13
bは図示しない冷暖房スイツチの選択により作動
する。即ち、暖房が選択された場合には切換ドア
12a,12bを図示する状態として上側の第1
のダクト2aから空気を吸入し、下側の第2のダ
クト2bへ排出する一方、冷房時には第2のダク
ト2bから空気を吸入し、第1のダクト2aに排
出するものである。
第1図に戻つて、中央吸込口14は室内機1の
近傍で例えば廊下の天井に開口している。この中
央吸込口14は、中央吸込ダクト15を介して第
1のダクト2aと第2のダクト2bとに接続さ
れ、その接続口を開閉する制御ドア16a,16
bが設けられている。この制御ドア16a,16
bは、第3のアクチユエータ17に連結され、こ
の第3のアクチユエータ17により駆動される。
この第3のアクチユエータ17は、コントロール
ユニツト18に連結され、このコントロールユニ
ツト18からの指令により制御される。このコン
トロールユニツト18は、各吸込、吹出口の開閉
ドアの開度を示す信号から4部屋全体が送風を期
待しているか否か、及び冷房、暖房の選択により
制御ドア16a,16bを制御するようになつて
いる。
即ち、4部屋全部を使用する暖房時において
は、第5図に示すように、上方の制御ドア16a
を開き、且つ下方の制御ドア16bを閉じて、中
央吸込口14から吸い込んだ空気を第1のダクト
2aに送る。また、4部屋全部を使用する冷房時
においては、第6図に示すように、上方の制御ド
ア16aを閉じ、且つ下方の制御ドア16bを開
いて中央吸込口14から吸い込んだ空気を第2の
ダクト2bに送る。一方、3部屋以下の使用の場
合には、第7図に示すように、両制御ドア16
a,16bを閉じ、中央吸込口14からは空気を
吸い込まないようにするものである。
上記構成において、冷房又は暖房が選択されて
送風機5のフアンモータ7が駆動すると、3部屋
以下の使用の場合には第7図に示されているよう
に、制御ドア16a,16bが閉じられているの
で、使用されている各部屋の吸込、吹出口3a,
3bの一方から空気が第1のダクト又は第2のダ
クト2a,2bの一方を介して室内機1内に吸入
され、熱交換器6a,6bを通過することで温度
調節され、送風機5により第1又は第2のダクト
2a,2bの他方に送り出され、使用されている
各部屋の吸込、吹出口3a,3bの他方から吹き
出され、個別制御が行われる。このように個別制
御が行われる場合には、送風機5の機外抵抗が大
きく、例えば第8図のR1に沿つて変化し、風量
Q1を得る。
一方、4部屋全部が使用される場合には、制御
ドア16a,16bの何れか一方が開かれるの
で、各部屋の吸込、吹出口3a,3bの一方から
空気が吸い込まれると同時に中央吸込口14から
も第1又は第2のダクト2a,2bの一方に吸い
込まれ、室内機1内で熱交換され、各部屋の吸
込、吹出口3a,3bの他方から各部屋に吹き出
される。したがつて、中央吸込口14からも空気
を吸い込むので、送風機5の機外抵抗が低下し、
例えば第8図R2に沿つて変化し、風量Q2を得る。
この風量Q2は、3部屋以下の使用の場合の風量
Q1よりも多く、4部屋使用によつて各部屋に吹
き出される風量の不足を補うことができるもので
ある。
尚、上記実施例においては、第1のダクト2a
と第2のダクト2bには、冷房と暖房により吸込
みと吹出しとを切換え、いわゆる双方向式のもの
を用いたが、これに限定されるものではなく、一
方を吸込み、他方を吹出し専用とする一方向式と
してもよく、この場合には、中央吸込口14は吸
込専用のダクトに接続されるものである。
(考案の効果) 以上述べたように、この考案によれば、通常の
個別吸込口に加えて室内機の近傍に中央吸込口を
ダクトに接続すると共に、この中央吸込口を開閉
する制御ドアを設けたので、使用する部屋の数に
応じて中央吸込口を開閉し、所定の風量を得るこ
とができる。したがつて、使用頻度の高い部屋の
数に対応した能力をもつ送風機を選択することが
できるので、スペース的にもエネルギー的にも無
駄を省くことができる。しかも中央吸込口を閉じ
ている場合には個別制御ができるので、各部屋の
空調や効率や快適性を損なうことがないものであ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の実施例を示す全体の斜視
図、第2図は同上に用いた室内機を示す断面図、
第3図は第2図の−線断面図、第4図は第2
図の−線断面図、第5図乃至第7図は同上の
実施例におけるダクト部分を示し、それぞれ作動
状態が異なる断面図、第8図は同上に用いた送風
機の送風特性を示す線図である。 1……室内機、2a……第1のダクト、2b…
…第2のダクト、3a,3b……個別吸込、吹出
口、5……送風機、6a,6b……熱交換器、1
4……中央吸込口、16a,16b……制御ド
ア。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 送風機及び熱交換器を有する室内機と、この室
    内機に接続され、複数の個別吸込口及び複数の個
    別吹出口を有する第1のダクト及び第2のダクト
    とを有するダクト式空調装置において、前記第1
    のダクトと第2のダクトとの少なくとも一方の室
    内機近傍に中央吸込口を接続すると共に、この中
    央吸込口を開閉する制御ドアを設けたことを特徴
    とするダクト式空調装置。
JP12681187U 1987-08-20 1987-08-20 Expired JPH0343543Y2 (ja)

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JP12681187U JPH0343543Y2 (ja) 1987-08-20 1987-08-20

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JP12681187U JPH0343543Y2 (ja) 1987-08-20 1987-08-20

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JPS6431929U JPS6431929U (ja) 1989-02-28
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JP12681187U Expired JPH0343543Y2 (ja) 1987-08-20 1987-08-20

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JPH0533420U (ja) * 1991-10-07 1993-04-30 横河電機株式会社 計器用キ―トツプ

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JPS6431929U (ja) 1989-02-28

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