JPH0343262A - フイルムプリンタ - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野コ 本発明は、積層された未露光フィルムを順次露光させる
際に好適に用いられるフィルムプリンタに関する。

［従来の技術］ 近年、蓄積性蛍光体（輝尽性蛍光体）を用いて、被写体
の放射線透過像を得るようにした放射線画像記録再生シ
ステムが開発されている。

このシステムでは、蓄積性蛍光体が、放射線（Ｘ線、α
線、β線、γ線、電子線、紫外線等）の照射により放射
線のエネルギを一部蓄積し、その後可視光等の励起光の
照射により、その蓄積されたエネルギに応じて輝尽発光
光を発生する蛍光体であるという性質を利用している。

すなわち、人体等の放射線画像情報を、−旦、蓄積性蛍
光体層を有するシート（蓄積性蛍光体シート）に記録さ
せ、そのシートをレーザ光等の励起光で走査して輝尽発
光光を発生させ、その輝尽発光光を光／電気変換して得
られた画像信号に基づき、写真感光材料等の記録材料、
ＣＲＴ表示器等に可視像として出力させる。

そして、記録材料に画像を記録させる場合には、画像出
力レーザプリンタ装置等のフィルムプリンタが採用され
ており、そのフィルムプリンタでは、写真感光用フィル
ム（記録材料〉がマガジン等を介して収納され、そのフ
ィルムが吸着盤等から構成された枚葉機構により１枚ず
つ取り出された後、前記のようにしてシートから得られ
た電気信号に基づいて、変調されたレーザ光がフィルム
に照射され、その結果所定の画像が記録されるように構
成されている。

なお、画像が記録されたフィルムは、自動現像装置内に
搬送されて現像工程を経た後、所定の場所に保管されて
医療診断等に供される。

また、この種のフィルムプリンタにおいては、未露光フ
ィルム積層用のトレイと、露光時に未露光フィルムを保
持させる台とが別個に設けられており、それらトレイと
台とは、フィルムの大きさに対応した大きさに形成する
必要がある。

［発明が解決しようとする課題］ 従って、未露光フィルム積層用のトレイの分だけフィル
ムプリンタが大きくなり、フィルムプリンタの小型化に
支障があるとともに、トレイから台へフィルムを搬送す
る機構等が必要なことから、フィルムプリンタの機構を
簡略化することが困難であった。

本発明の目的は、未露光フィルム積層用トレイと、露光
時にフィルムが保持される台とが共用されることにより
、フィルムプリンタの小型化および機構の簡略化が可能
とされたフィルムプリンタを提供することにある。

［課題を解決するための手段］ 上記目的を遠戚するために、本発明に係るフィルムプリ
ンタは、 未露光フィルムが複数枚積層可能とされるとともに、そ
れら積層された未露光フィルムが順次１枚ずつ露光可能
に保持されるフィルム台と、前記未露光フィルムを露光
させる光学系と、前記光学系により露光されたフィルム
が、フィルム台から所定の位置まで搬送される露光フィ
ルム搬送機構と、 を有することを特徴とする。

［作用］ 本発明にかかるフィルムプリンタでは、未露光フィルム
が積層される台と、露光時にフィルムが保持されるトレ
イとがフィルム台により共用され、露光されたフィルム
は露光フィルム搬送置溝によりフィルム台から所定の位
置まで搬送される。

［実施例コ 次に、本発明に係るフィルムプリンタについて好適な実
施例を挙げ、添付の図面に基づいて以下詳細に説明する
。

第１図には、本発明に係るフィルムプリンタが適用され
たブリンクｌＯの全体概略図が示されている。

同図において、プリンタ１０は、箱状のケーシング１２
を有しており、ケーシング１２内には、その下方に制御
部１４および電源１６が各々配設され、制御部１４の上
方にフィルム台１８、露光フィルム搬送機構２０および
光学系２２が各々配設されている。

電源１６からは、制御部１４、露光フィルム搬送機構２
０および光学系２２へ電力が供給され、制御部１４では
、フィルム搬送機構２０、光学系２２等が予め定められ
たプログラムに従って制御される。

フィルム台１８１マ、第２図から理解されるように、ケ
ーシング１２に対して出没自在とされた箱状のマガジン
１８ａ内に、複数枚積層されたフィルム５０が載置され
る受台１８ｂを設けて形成されており、受台１８ｂ上に
載置されたフィルム５０はその状態で光学系２２により
露光が行われる。

露光フィルム搬送機構２０は複数の吸着盤２０ａを有し
、露光されたフィルム５０をそれら吸Ｍ盤２０ａにより
吸着させた状態で、第１図中八方向へ移動させることに
より、フィルム排出口２０ｂヘフイルム５０が搬送され
るように構成されており、フィルム排出口２０ｂには、
露光フィルム搬送機構２０内へ外部から光が入射するの
を防止する植毛（図示せず）等が設けられている。

なお、フィルム排出口２０ｂから排出されたフィルム５
０は、図示しない自動現像装置内へ直接搬送されて現像
されるか、あるいは、フィルム排出口２０ｂに接続され
る図示しないマガジン内に収容される。

ここで、光学系２２は、第３図から理解されるように、
ケーシング２２ａ内に、半導体レーザ等の光源２４と、
光源２４からの出射光をポリゴンミラー２８へ入射させ
るための面倒れ補正レンズ２６と、ポリゴンミラー２８
で反射された光が面倒れ補正レンズ３０を介して入射さ
れる長尺ミラー３４と、長尺ミラー３４での反射光がフ
ィルム台１８上へ集光されるレンズ３６とを有している
。

そして、ポリゴンミラー２８はモータ２８ａにより回転
されるとともに、長尺ミラー３４はガルバノメータ３２
により揺動されるので、光源２４から出射された光はポ
リゴンミラー２８の回転によって主走査方向へ照射され
る一方、長尺ミラー３４の揺動により副走査方向へ照射
される。

ケーシング２２ａの互いに対向する外側面には、その外
側面長手方向両端部位置に、円筒状のガイド部材４０が
取付部材３８を介して設けられており、各々のガイド部
材４０は円柱状のガイドレール４２に対して摺動可能に
嵌挿されている。

そして、各々のガイドレール４２の長手方向−方端部は
ケーシング１２の内側面に固定されるとともに、他方端
部は固定部材４４に固定されており、固定部材４４はケ
ーシング１２の内側面に固定されている。

また、ケーシング２２Ｈには、ガイド部材４０が設けら
れている側面に、図示しない回動軸に固定されたピニオ
ン４８と噛合されるラック４６が設けられており、ビニ
オン４８はモータ５２の出力軸に設けられたギア５２ａ
と噛合し、さらにモータ５２は図示しない取付部材によ
りケーシング１２に固定されている。

従って、モータ５２が駆動されるのにともなって、その
駆動力はギア５２ａ１ピニオン４８を介してラック４６
へ伝達される。その結果、ケーシング２２ａ、すなわち
、光学系２２はガイド部材４０の長手方向に沿って移動
される（移動手段）ので、光学系２２の光出射位置（本
実施例ではレンズ３６の固定位置〉と、フィルム台１８
との離間距離が変化する。

そして、゛制御部１４では、フィルム５０が露光される
毎に、その露光枚数がカウントされているので、そのカ
ウント値に基づいてモータ５２が駆動制御されることに
より、フィルム台１Ｂに積層・保持された複数枚のフィ
ルム５０のうち、光学系２２と最も近い距離にあるフィ
ルム５０（一番上にあるフィルム）と、光学系２２の光
出射位置との離間距離が、常に一定の値となるように光
学系２２が移動され、その結果、良好な露光が行なえる
ように構成されている。

なお、フィルム５０と光学系２２の光出射位置との離間
距離を一定にさせる移動手段は、フィルム台１８を移動
させるか、あるいは、光学系２２とフィルム台１８とを
共に移動させるように構成することも可能である。

また、本実施例では、フィルム５０が積層された状態で
露光されるので、露光されるフィルム５０の直下に重ね
られたフィルム５０にカブリが発生するのを防ぐため、
フィルム５０の裏面に設けられた遮光層の透過率が、次
式で与えられる条件を満足する必要がある。

そして、一般的に、上式における最大露光パワーと最小
露光パワーの比率は値３００程度であるので、遮光層の
透過率は値０．３［％］以下であることが望ましい。

以上説明したように、本実施例ではフィルム５０が、未
露光時においてフィルム台１３に積層され、そのフィル
ム台１８に保持された状態で露光される。

従って、従来のように、未露光フィルム５０を積層させ
るトレイと、露光を行うための台とを別個に設ける必要
がないとともに、トレイから台へ未露光フィルム５０を
搬送させる機構等が不要となるので、プリンタ１０の小
型化が可能となるとともに、機構が簡略化される。

加えて、露光時において、露光されるフィルム５０と、
光学系２２の光出射位置との離間距離が常に一定となる
ように、光学系２２が移動されるので、露光時の光照度
が一定となり、適正な露光が可能となる。

［発明の効果］ 以上の説明で理解されるように、本発明に係るフィルム
プリンタは、未露光フィルムが積層されるトレイと、露
光時にフィルムが保持される台とがフィルム台により共
用されている。

従って、従来のように未露光フィルムが積層されるトレ
イを別途設けるスペースが不要となるので、フィルムプ
リンタの小型化が可能となるとともに、露光時において
未露光フィルムを露光位置まで搬送する機構等が不要と
なるため、フィルムプリンタ全体の機構が簡略化される
。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明に係るフィルムプリンタの好適な実施例
における全体概略図、 第２図はフィルム台の構成を示す説明図、第３図は前記
フィルムプリンタの光学系の構成を示す概略構成図であ
る。 ｌＯ・・・フィルムプリンタ　　１４・・・制御部１８
・・・フィルム台 ２０・・・露光フィルム搬送機構

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. （１）未露光フィルムが複数枚積層可能とされるととも
   に、それら積層された未露光フィルムが順次１枚ずつ露
   光可能に保持されるフィルム台と、 前記未露光フィルムを露光させる光学系と、前記光学系
   により露光されたフィルムが、フィルム台から所定の位
   置まで搬送される露光フィルム搬送機構と、 を有することを特徴とするフィルムプリンタ。
2. （２）請求項１記載のフィルムプリンタにおいて、前記
   フィルム台に積層された未露光フィルムのうち、前記光
   学系に最も近い距離に位置する未露光フィルムと、光学
   系の光射出位置との離間距離が露光時に所定の値となる
   位置へ、フィルム台および／または光学系が移動される
   移動手段が設けられた、 ことを特徴とするフィルムプリンタ。