JPH03119343A - 放射線画像記録用カセッテ - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明は、放射線が照射され該放射線が担持する放射線
画像情報が記録されるＸ線フィルム、蓄積性蛍光体シー
ト等の記録シートを収容する放射線画像記録用カセツテ
に関するものである。

（従来の技術） Ｘ線フィルムに人体等の被写体を透過したＸ線を照射し
て該フィルムに該被写体のＸ線画像を記録し、観察１診
断に供することが従来から広く行なわれている。

またＸ線フィルムに記録されたＸ線画像をそのまま観察
に供するシステム以外に、後の画像処理に適合するよう
に設計されたガンマ値の低いＸ線フィルム（撮影に際し
、通常増感シートと組み合わされる）を用いてＸ線画像
を記録し、このＸ線画像が記録されたフィルムからＸ線
画像を読み取って電気信号に変換し、この電気信号（画
像データ）に画像処理を施した後コピー写真等に可視像
として再生することにより、コントラスト、シャ−ブネ
ス１粒状性等の画質性能の良好な再生画像を得ることの
できるシステムも開発されている（特公昭８１−石１９
３号公報参照）。

また本願出願人により、放射線（Ｘ線、α線。

β線、γ線、電子線、紫外線等）を照射するとこの放射
線エネルギーの一部が蓄積され、その後可視光等の励起
光を照射すると蓄積されたエネルギーに応じて輝尽発光
を示す蓄積性蛍光体（輝尽性蛍光体）を利用して、人体
等の被写体の放射線画像を−Ｈシート状の蓄積性蛍光体
に撮影記録し、この蓄積性蛍光体シートをレーザー光等
の励起光で走査して輝尽発光光を生ぜしめ、得られた輝
尽発光光を光電的に読み取って画像データを得、この画
像データに基づき被写体の放射線画像を写真感光材料等
の記録材料、ＣＲＴ等に可視像として出力させる放射線
画像記録再生システムがすでに提案されている（特開昭
５５−１２４２９号、同５６−１１３９５号、同５５−
１［１３４７２号、同５Ｂ−１０４８４５号、同５５−
１１６３４０号等）。

このシステムは、従来の銀塩写真を用いる放射線写真シ
ステムと比較して極めて広い放射線露出域にわたって画
像を記録しうるという実用的な利点を有している。すな
わち、蓄積性蛍光体においては、放射線露光量に対して
蓄積後に励起によって輝尽発光する発光光の光量が極め
て広い範囲にわたって比例することが認められており、
従って種々の撮影条件により放射線露光量がかなり大幅
に変動しても、蓄積性蛍光体シートより放射される輝尽
発光光の光量を読取ゲインを適当な値に設定して光電変
換手段により読み取って電気信号に変換し、この電気信
号を用いて写真感光材料等の記録材料、ＣＲＴ等の表示
装置に放射線画像を可視像として出力させることによっ
て、放射線露光量の変動に影響されない放射線画像を得
ることができる。

（発明が解決しようとする課題） 上記Ｘ線フィルムや蓄積性蛍光体シート等の記録シート
の機械的な保護および記録シートに可視光等の外光が照
射されて該記録シートが劣化してしまうことのないよう
に、記録シートを放射線を透過するとともに可視光等の
外光を遮るカセツテに収納し、収納した状態で放射線を
照射して放射線画像を記録することが行なわれている。

ところがカセツテの寸法はほぼ決められているため、大
きな被写体を撮影するには該被写体の各部分毎に何回も
撮影を繰り返す必要があり、撮影作業が大変であった。

それでも被写体が時間的に変化、移動等のないものの場
合には、撮影を繰り返すことにより該被写体全体の放射
線画像を得ることができるがζ時間的に変化する被写体
の撮影を行なう場合、被写体全体のある瞬時の状態をと
らえることができないという問題がある。

本発明は、上記事情に鑑み、大きな被写体の撮影にも対
処することのできる放射線撮影用カセツテを提供するこ
とを目的とするものである。

（課題を解決するための手段） 本発明の放射線撮影用カセツテは、 放射線が照射されることにより該放射線が担持する放射
線画像情報が記録される記録シートを収容するシート収
容部を備えた放射線画像記録用カセツテにおいて、 複数の前記放射線画像記録用カセツテが互いに一つの平
面上に配置されるように接続するジヨイントを備えてい
ることを特徴とするものである。

（作　　用） 本発明の放射線画像記録用カセツテは、複数のカセツテ
が互いに一つの平面上に配置されるように接続するジヨ
イントを備えているため、−枚の記録シートに撮影する
ことができない程度の大きな被写体撮影を行なう際には
複数のカセツテを接続して一度に大画面の放射線画像を
得ることができる。

（実　施　例） 以下、図面を参照して本発明の実施例について説明する
。

第１Ａ図、第１Ｂ図は、本発明の放射線画像記録用カセ
ツテの一実施例のそれぞれ正面図、側面図、 第１Ｃ図、第１Ｄ図は、第１Ｂ図のそれぞれ上端部、下
端部を示した拡大図である。

カセツテ１０の、第１Ａ図の上縁および右側縁には、第
１Ｃ図に示すような形状の溝１２ａが設けられており、
第１Ａ図の下縁および左側縁には第１Ｄ図に示すような
、溝１２ａと係合する形状を有する突条１２ｂが設けら
れている。またカセツテｌＯには、第１Ａ図に示すよう
に、Ｘ線を透過しないマーク１３が付されており、この
マーク１３も蓄積性蛍光体シート１１に記録され、シー
ト１１の位置合わせ等に用いられる。

第２図は、第１Ａ図〜第１Ｄ図に示すカセツテ１０を４
枚組み合わせた状態を示す図である。

このように、シート１１が互いに一平面上に並ぶように
複数のカセツテ１０を組み合わせることにより、これら
のシート１１により大画面を構成することができる。

第３図は、第２図のように組み合わせたカセツテを用い
て撮影する状態を示したＸ線画像装置の概略図である。

Ｘ線源２０から発せられたＸ線２１が被写体２２に照射
され、該被写体２２を透過したＸ線が複数のカセツテｌ
Ｏに同時に照射される。

第４図は、上記撮影により４枚のシート１１に蓄積記録
されたＸ線画像の一例を表わした図である。

４枚のシート１１に跨って被写体像２２ａが記録される
とともに、各シート１１にはマーク１３（第１Ａ図参照
）の像Ｌ３ａも記録されている。

この図に示すように各カセツテ１０に収納されたシート
１１は、カセツテ１０を組み合わせても互いに多少離れ
ているため、被写体像２２ａが欠如した筋状の領域２２
ｂが存在する。しかしながら、はとんどの場合はこの筋
状の領域２２ｂを、被写体２２の主要でない部分に対応
させることにより対処することができ、これが問題にな
ることは希である。これが問題となる場合であっても、
被写体２２とカセツテ１０との相対位置を互いにずらし
て二度撮影を行なうことによりほとんどの場合この問題
を解消することができる。

第５図は、Ｘ線画像読取装置の一例の斜視図である。

Ｘ線画像が蓄積記録された蓄積性蛍光体シート１１は、
カセツテ１０から取り出され、Ｘ線画像読取装置の所定
位置に一枚ずつセットされ、図示しない駆動手段により
駆動されるエンドレスベルト等のシート搬送手段２５に
より矢印Ｙ方向に搬送（副走査）される。一方、レーザ
ー光源１Ｂから発せられた光ビーム１７はモータ２４に
より駆動され矢印方向に高速回転する回転多面鏡１８に
よって反射偏向され、ｆθレンズ等の集束レンズ１９を
通過した後、ミラー２０により光路を変えて前記シート
１１に入射し副走査の方向（矢印Ｙ方向）と略垂直な矢
印Ｘ方向に主走査する。光ビーム１７が照射されたシー
ト１１の箇所からは、蓄積記録されているＸ線画像情報
に応じた光量の輝尽発光光２１が発散され、この輝尽発
光光２１は光ガイド２２によって導かれ、フォトマルチ
プライヤ（光電子増倍管）２３によって光電的に検出さ
れる。上記光ガイド２２はアクリル板等の導光性材料を
成形して作られたものであり、直線状をなす入射端面２
２ａが蓄積性蛍光体シート１１上の主走査線に沿って延
びるように配ぎれ、円環状に形成された射出端面２２ｂ
にフォトマルチプライヤ２３の受光面が結合されている
。入射端面２２ａから光ガイド２２内に入射した輝尽発
光光２１は、該光ガイド２２の内部を全反射を繰り返し
て進み、射出端面２２ｂから射出してフォトマルチプラ
イヤ２３に受光され、Ｘ線画像を表わす輝尽発光光２１
がフォトマルチプライヤ２３によって電気信号（アナロ
グ画像信号Ｓ＾）に変換される。

フォトマルチプライヤ２３から出力されたアナログ出力
信号ｓＡはログアンプ２Ｂで対数的に増幅された後、Ａ
／Ｄ変換器２８で所定のサンプリング間隔でサンプリン
グされてディジタル化され、ディジタルの画像データＳ
ｏが得られる。この画像データＳＤは一旦記憶部２９に
記憶された後、画像処理装置５０に送られる。

画像処理装置シロでは、画像データＳＯに適切な画像処
理を施した後、他のシート１１に記録された画像と組み
合わせるため該画像データＳＤを一旦記憶する。

以上のようにして４枚のシート１１に記録されたＸ線画
像が読み取られた後、これらのＸ線画像が第４図に示す
ように組み合わされ、組み合わされ゛た可視画像が図示
しない画像表示装置に表示される。

尚、上記実施例では蓄積性蛍光体シート１１を収容する
カセツテについて説明したが、本発明のカセツテは蓄積
性蛍光体シートを収容するものに限られるものではなく
、Ｘ線フィルム等他の記録シートを収容するものであっ
てもよい。

またジヨイント（第１Ａ図〜第１Ｄ図に示す溝１２ａお
よび突条１２ｂ　）の形状も上記実施例のものに限られ
るものではなく、互いに接続できればよいものである。

（発明の効果） 以上詳細に説明したように、本発明の放射線画像記録用
カセツテは、ジヨイントを備え、該ジヨイントにより複
数のカセツテが互いに一つの平面上に配置されるように
構成されているため、被写体−について撮影回数の減少
、広い部分の同時撮影を行なうことができる。

【図面の簡単な説明】

第１Ａ図、第１Ｂ図は、本発明の放射線画像記録用カセ
ツテの一実施例の、それぞれ正面図、側面図、 第１Ｃ図、第１Ｄ図は、第１Ｂ図のそれぞれ上端部、下
端部を示した拡大図、 第２図は、第１Ａ図〜第１Ｄ図に示すカセツテを４枚組
み合わせた状態を示す図、 第３図は、第２図のように組み合わせたカセツテを用い
て撮影する状態を示した、Ｘ線画像装置の概略図、 第４図は、４枚のシートに蓄積記録されたＸ線画像の一
例を表わした図、 第５図は、Ｘ線画像装置の一例の斜視図である。 ｌＯ・・・カセツテ １２・・・フレーム １２ｂ・・・突条 ２０・・・Ｘ線源 ２２ａ・・・被写体像 １１・・・蓄積性蛍光体シート １２ａ・・・溝 １３・・・マーク ２２・・・被写体 ２２ｂ・・・被写体像の欠如した領域 １Ｂ・・・光ビーム ２３・・・フォトマルチプライヤ ２Ｂ＝・・ログアンプ　　　２８・・・Ａ／Ｄ変換器２
９・・・記憶部　　　　　５０・・・画像処理装筐第 ２ 図 第 図 第 図 ａ

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 放射線が照射されることにより該放射線が担持する放射
   線画像情報が記録される記録シートを収容するシート収
   容部を備えた放射線画像記録用カセッテにおいて、 複数の前記放射線画像記録用カセッテが互いに一つの平
   面上に配置されるように接続するジョイントを備えてい
   ることを特徴とする放射線画像記録用カセッテ。