JPH0370381A

JPH0370381A - 画像表示装置

Info

Publication number: JPH0370381A
Application number: JP1207351A
Authority: JP
Inventors: Wataru Ito; 渡伊藤
Original assignee: Fuji Photo Film Co Ltd
Current assignee: Fujifilm Holdings Corp
Priority date: 1989-08-10
Filing date: 1989-08-10
Publication date: 1991-03-26

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】（産業上の利用分野）本発明は、放射線画像等の画像を表わす画像データに基
づいて該画像を再生表示する画像表示装置に関するもの
である。

（従来の技術）放射線画像等の画像を表わす画像データを得、この画像
データに適切な画像処理を施した後、この画像データに
基づいて可視画像を再生出力することは種々の分野で行
なわれている。たとえば、後の画像処理に適合するよう
に設計されたガンマ値の低いＸ線フィルムを用いてＸ線
画像を記録し、このＸ線画像が記録されたフィルムから
Ｘ線画像を読み取って電気信号に変換し、この電気信号
（画像データ）に画像処理を施した後、ＣＲＴデイスプ
レィ装置や写真感光材料等の記録材料に可視画像として
再生することにより、コントラスト。

シャープネス、粒状性等の画質性能の良好な可視画像を
得ることのできるシステムが開発されている。

また本願出願人により、放射線（Ｘ線、α線。

β線、γ線、電子線、紫外線等）を照射するとこの放射
線エネルギーの一部が蓄積され、その後可視光等の励起
光を照射すると蓄積されたエネルギーに応じて輝尽発光
を示す蓄積性蛍光体（輝尽性蛍光体）を利用して、人体
等の被写体の放射線画像情報を一部シート状の蓄積性蛍
光体に記録し、この蓄積性蛍光体シートをレーザ光等の
励起光で走査して輝尽発光光を生ぜしめ、得られた輝尽
発光光を光電的に読み取って画像データを得、この画像
データに基づき被写体の放射線画像を写真感光材料等の
記録材料、ＣＲＴデイスプレィ装置等に可視像として出
力させる放射線画像記録再生システムがすでに提案され
ている（特開昭５５−１２４２９号、同５６−１１３９
５号、同５５−１８３４７２号、同５Ｂ−１０４８４５
号、同５５−１１６３４０号等）。

このシステムは、従来の銀塩写真を用いる放射線写真シ
ステムと比較して極めて広い放射線露出域にわたって画
像を記録しうるという実用的な利点を有している。すな
わち、蓄積性蛍光体においては、放射線露光量に対して
蓄積後に励起によって輝尽発光する発光光の光量が極め
て広い範囲にわたって比例することが認められており、
従って種々の撮影条件により放射線露光量がかなり大幅
に変動しても、蓄積性蛍光体シートより放射される輝尽
発光光の光量を読取ゲインを適当な値に設定して光電変
換手段により読み取って電気信号に変換し、この電気信
号を用いて写真感光材料等の記録材料、ＣＲＴデイスプ
レィ装置等の画像表示装置に放射線画像を可視画像とし
て出力させることによって、放射線露光量の変動に影響
されない放射線画像を得ることができる。

（発明が解決しようとする課題）たとえば上記のような種々のシステムにおいて画像デー
タに基づく可視画像をＣＲＴデイスプレィ装置等の画像
表示装置に表示してその可視画像全体を概観したあと、
その画像上の重要な部分領域を画面全体に拡大してその
部分領域を詳細に観察する場合がある。

この場合に、これまでは観察者がたとえばマウス等を用
いて画面に表示された全体画像上に一部領域を指定する
等の操作が必要であり、この操作が煩わしく、画像の観
察に専念しにくいという問題点があった。

本発明は、この問題点に鑑み、観察者による特別の操作
なしで観察者が詳細な観察を行なおうとする部分領域を
拡大して表示する画像表示装置を提供することを目的と
するものである。

（課題を解決するための手段）第１図は、本発明の画像表示装置の構成を明示した全体
構成図である。

この画像表示装置に入力された画像データＳ１は画像拡
大処理手段１を経て表示手段２に送られ、表示手段２に
は入力された画像データＳ１に基づく可視画像が再生表
示される。表示手段２に再生表示された可視画像は観察
者の観察に供されるが、その可視画像が観察者により観
察される際、視線追跡カメラ（いわゆるアイカメラ）３
によりその観察者の視線、即ちその観察者が表示手段２
の表示画面上のどこを見ているかがモニタされる。この
モニタ結果は計時手段４に入力される。計時手段４では
、観察者が表示手段２に表示された可視画像上の一点ま
たはその点を中心とした可視画像上の所定範囲内をどの
程度の時間観察しているかが計時され、その計時された
時間が画像拡大処理手段１に入力される。観察者の視線
が上記所定範囲を越えて画像上の別の位置に動いた場合
はその時点からまた同様にして計時が行なわれる。

画像拡大処理手段１では、計時手段４で計時された時間
を所定時間と比較し、該計時された時間が所定時間を越
えたとき、上記可視画像の観察者の視線が留まっていた
部分領域に対応する画像データに画像拡大処理が施され
て拡大画像データＳ２が生成され、上記画像データＳ１
に代えて拡大画像データＳ２が表示手段２に入力される
。表示手段２には拡大画像データＳ２に基づく、観察者
が注視していた部分領域の拡大画像が表示される。

尚、表示手段２１こ拡大画像を表示した後、上記と同様
にしてその拡大画像の一部のみをさらに拡大してもよく
、−旦拡大画像を表示した後は表示手段２に表示される
画像は固定しておいてもよい。

また、−量拡大画像が表示された後、再度もとの画像デ
ータＳ１に基づく画像を表示するには、たとえば拡大画
像を表示してから所定時間経過したことをもって画像デ
ータＳ１に基づく画像に戻してもよく、または観察者の
指示（たとえばキーボード操作等）により戻してもよい
。

（作　　用）本発明は、アイカメラ３により観察者の視線をモニタし
て、可視画像上の観察者が注視している部分領域を拡大
して表示するようにしたため、観察者が拡大すべき部分
領域を指定する等の操作は不要となり、観察者は画像の
観察に専念することができる。

（実　施　例）以下、本発明の実施例について、図面を参照して説明す
る。

ここでは、前述した、放射線を照射するとこの放射線エ
ネルギーの一部が蓄積され、その後可視光等の励起光を
照射すると蓄積されたエネルギー量に応じて輝尽発光を
示す蓄積性蛍光体（輝尽性蛍光体）を用いたシステムに
ついて説明する。

第２図は、Ｘ線撮影装置の一例の概略図である。

このＸ線撮影装置ｌＯのＸ線源１１からＸ線１２が人体
１３の胸部１３ａに向けて魚釣され、人体１３を透過し
たＸ線１２ａが蓄積性蛍光体シート１４に照射されるこ
とにより、人体の胸部１３ａの透過Ｘ線画像がシート１
４に蓄積記録される。

第３図は、蓄積性蛍光体シート上に蓄積記録されたＸ線
画像の一例を模式的に表わした図である。

蓄積性蛍光体シート１４のほぼ全面に人体の胸部画像１
５が蓄積記録されている。ここで図に示した実線１６は
画像上に仮想的に描いた、観察者の視線の動きの一例を
示すものであり、この詳細については後述する。

第４図は、Ｘ線画像読取装置の一例と、本発明の画像表
示装置の一実施例であるコンピュータシステムとを表わ
した斜視図である。

第３図に示すようなＸ線画像が記録された蓄積性蛍光体
シート１４がＸ線画像読取装置２ｏの所定位置にセット
される。この所定位置にセットされた蓄積性蛍光体シー
ト１４は、モータ２１により駆動されるエンドレスベル
ト等のシート搬送手段２２により、矢印Ｙ方向に搬送（
副走査）される。一方、レーザー光源２３から発せられ
た光ビーム２４はモータ２５により駆動され矢印方向に
高速回転する回転多面ｖｔ２Ｇによって反射偏向され、
ｆθレンズ等の集束レンズ２７を通過した後、ミラー２
Ｂにより光路を変えて蓄積性蛍光体シート１４に入射し
副走査の方向（矢印Ｙ方向）と略垂直な矢印Ｘ方向に主
走査する。蓄積性蛍光体シート１４の光ビーム２４が照
射された箇所からは、蓄積記録されているＸ線画像情報
に応じた光量の輝尽発光光２９が発散され、この輝尽発
光光２９は光ガイド３０によって導かれ、フォトマルチ
プライヤ（光電子増倍管）３１によって光電的に検出さ
れる。上記光ガイド３０はアクリル板等の導光性材料を
成形して作られたものであり、直線状をなす入射端面３
０ａが蓄積性蛍光体シート１４上の主走査線に沿って延
びるように配され、円環状に形成された射出端面３０ｂ
にフォトマルチプライヤ３１の受光面が結合されている
。入射端面３０ａから光ガイド３０内に入射した輝尽発
光光２９は、該光ガイド３０の内部を全反射を繰り返し
て進み、射出端面Ｂｏｂから射出してフォトマルチプラ
イヤ３１に受光され、Ｘ線画像を表わす輝尽発光光２９
がフォトマルチプライヤ３１によって電気信号に変換さ
れる。

フォトマルチプライヤ３Ｉから出力されたアナログ出力
信号ＳＯは対数増幅器３２で対数的に増幅され、Ａ／Ｄ
変換器３３でディジタル化され、ディジタル信号として
の画像データＳ１が得られる。

得られた画像データＳ１は、コンピュータシステム４０
に入力される。このコンピュータシステム４０は、本発
明の画像表示装置の一例を構成するものであり、ＣＰＵ
および内部メモリが内蔵された本体部４１．補助メモリ
としてのフロッピィディスクが挿入されドライブされる
ドライブ部４２、画像データ８１等に基づく可視画像や
その他の必要な情報を表示するための、本発明の表示手
段の一例としてのＣＲＴデイスプレィ４４、およびＣＲ
Ｔデイスプレイ４４に表示された再生画像の観察者５０
の視線を追跡する視線追跡カメラ（アイカメラ）４５、
観察者５０がこのコンピュータシステム４０に必要な指
示等を入力するためのキーボード４３から構成されてい
る。

画像データＳ１がコンピュータシステム４０に入力され
ると、ＣＲＴデイスプレィ４４に入力された画像データ
Ｓ１に基づく可視画像が再生表示される。観察者５０は
アイカメラ４５を装着した状態でＣＲＴデイスプレィ４
４に表示された可視画像を観察する。アイカメラ４５は
、この観察の間、観察者５０の視線がＣＲＴデイスプレ
ィ４４の画面上のどこにあるかをモニタする。またこの
観察によって得た所見は観察者５０によりキーボード４
３から入力され、対応する画像データとともに保存され
る。

ここで、第３図に実線１Ｂで示すように観察者５０の視
線が移動したとし、現在点ｌｅａを注視しているものと
する。このとき点１６ａを中心とする、破線１７で囲ま
れた所定領域内に視線が入った瞬間、すなわち視線が点
１８ｂに移動してきた瞬間からの時間が測定される。尚
、このコンピュータシステム４０のこの時間を測定する
ためのハードウェアとソフトウェアの組合せが本発明に
いう計時手段の一例と観念される。

観察者５０が破線１７で囲まれた所定領域内を所定時間
以上継続して注視していたと判断されると、破線１７で
囲まれた上記所定領域とを含む、破線１８で囲まれた領
域に対応する画像データＳ１に画像拡大処理が施され、
拡大画像データＳ２が求められる。この画像拡大処理の
方法としては種々の画像補間演算等公知の種々の演算を
用いることができる。求められた拡大画像データＳ２は
ＣＲＴデイスプレィ４４に送られて、拡大画像データＳ
２に基づく、破線１８で囲まれた部分領域の拡大画像が
ＣＲＴデイスプレィ４４の表示画面いっばいに表示され
、その拡大画像が観察者５０の観察に供される。

尚、このコンピュータシステム４０の、観察者５０が所
定領域内を所定時間以上注視していたか否かの判断を行
なって画像拡大処理を施す機能を実現するためのハード
ウェアとソフトウェアの組合せが本発明にいう画像拡大
処理手段の一例と観念される。

ＣＲＴデイスプレィ４４に画像データＳ２に基づく拡大
画像が表示された。後の再度の拡大は本実施例では通常
は禁止されるが、観察者５０はキーボード４３から再度
の拡大を許容する指示を入力することができ、この場合
は上記と同様にしてさらに拡大された画像が表示される
。

また本実施例では、ＣＲＴデイスプレィ４４に拡大画像
が表示された状態において、観察者５０によるキーボー
ド４３から入力される指示を待って画像データＳ１に基
づく拡大前の画像に戻される。

このように観察者５０の視線をアイカメラ４５でモニタ
して、観察者５０が表示された画像の一部領域内を所定
時間以上注視していた場合に、その一部領域を拡大して
表示するようにしたため、観察者による特別の操作なし
で拡大画像が表示される。

尚、上記実施例では、放射線画像を表わす画像データに
基づいて可視画像を表示する場合について説明したが、
本発明の画像表示装置は放射線画像を扱う場合だけでな
く、種々の画像を表わす画像データに基づく画像を表示
する場合に広〈実施することができるものである。

（発明の効果）以上詳細に説明したように、本発明の画像表示装置は、
視線追跡カメラを用いて表示手段に表示された画像を観
察する観察者の視線を追跡し、観察者の視線の動きが所
定の範囲内に留まっている時間が所定時間を越えたとき
、観察している領域を拡大して表示するようにしたため
、観察者による特別な操作なしで観察者が詳細な観察を
行なおうとする部分領域の拡大表示がなされ、観察者は
拡大領域を指定する煩わしさから解放されて画像の観察
に専念することができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は、本発明の画像表示装置の構成を明示した全体
構成図、第２図は、Ｘ線撮影装置の一例の概略図、第３図は、蓄
積性蛍光体シート上に蓄積記録されたＸ線画像の一例を
模式的に表わした図、第４図は、Ｘ線画像読取装置の一
例と、本発明の画像表示装置の一実施例であるコンピュ
ータシステムとを表わした斜視図である。１・・・画像拡大処理手段３・・・視線追跡カメラ１０・・・Ｘ線撮影装置工４・・・蓄積性蛍光体シート２０・・・Ｘ線画像読取装置２６・・・回転多面鏡３ａ・・・光ガイド３１・・・フォトマルチプライヤ４０・・・コンピュータシステム２・・・画像表示手段４・・・計時手段２３・・・レーザ光源２９・・・輝尽発光光

Claims

【特許請求の範囲】画像を表わす画像データが入力され、該画像データに基
づいて前記画像を再生表示する表示手段、該表示手段に
表示された前記画像を観察する観察者の視線を追跡する
視線追跡カメラ、該視線追跡カメラによる視線追跡結果に基づいて、前記
観察者の視線の動きが所定の範囲内に留まっている時間
を測定する計時手段、および該計時手段により測定され
た前記時間が所定時間を越えたとき、前記観察者の視線
が留まっていた前記画像の部分領域に対応する前記画像
データに画像拡大処理を施して拡大処理画像データを得
、前記画像拡大処理を施す前の前記画像データに代えて
前記拡大処理画像データを前記表示手段に送る画像拡大
処理手段を備えたことを特徴とする画像表示装置。