JPH0343115A - 卓上丸鋸盤 - Google Patents

卓上丸鋸盤

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JPH0343115A
JPH0343115A JP17638689A JP17638689A JPH0343115A JP H0343115 A JPH0343115 A JP H0343115A JP 17638689 A JP17638689 A JP 17638689A JP 17638689 A JP17638689 A JP 17638689A JP H0343115 A JPH0343115 A JP H0343115A
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circular saw
safety cover
operating link
blade case
turntable
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Katsuhiko Sasaki
克彦 佐々木
Hisashi Higuchi
寿史 樋口
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Makita Corp
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Makita Corp
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野ン 本発明は丸鋸盤等において回転工具及び同回転工具を駆
動する駆動手段が備えられた丸鋸盤本体を、被加工材を
載置をベース上面に対して上下方向に傾動して該ベース
上の被加工材を切断加工等する卓上丸1[に関するもの
である。
(従来の技術) 一般に、この種の卓上丸鋸盤にあっては、被加工材を載
置するベースに対して丸鋸等のrn+転工具及び同回転
工具を駆動する駆動手段を有する丸鋸盤本体を上下方向
の傾動可能に装設し、該丸鋸盤本体に回転工具を覆う一
体状のブレードケースを形成し、このブレードケースに
対し該ブレードケースから露出する回転工具を覆う安全
カバーを回動可能に装設し、そして、この安全カバーを
前記丸鋸盤本体の傾動にしたがって積極的に回動するよ
うに構成されていた。
そして、この安全カバーを積極的に回動する構成として
は、例えば、特開昭63−312440号公鍜に示すも
のが案出されている。
この公報に示されたものは、作動リンクをブレードケー
スに傾動可能に取付け、そして、この作動リンクの両端
部をベースに固定された固定アームと安全カバーとに連
繋するようになし、その連繋部の手段をカム面や溝カム
等に求めている構成であった。
(発明が解決しようとする課題) しかしながら、上記した従来にあっては、作動リンクの
両端部に連繋部の手段としてのカム面や溝カム等を加工
しなければなら、ず、その加工には相当の精度が要求さ
れるとともに面倒であり、また、紺付けにおいても、v
i雑な手間を必要とする等の問題が生じていた。
そこで、本発明は上記した従来の欠点に鑑み、安全カバ
ーを丸鋸盤本体の傾動にしたがって積極的に回動づる手
段の組付けを簡易な作業でなし得るとともに、構造簡単
にしてかつ安全カバーの回動動作を円滑に行い得る卓上
丸鋸盤を提供することを目的としたものである。
(課題を解決するための手段) 上記した目的を達成するため、本発明は被加工材を載置
するベースと、該ベースに対向する上下り向への傾動可
能に装設されかつ丸鋸等の回転工具及び同回転工具を駆
動する駆動手段を有する九m盤本体と、該丸鋸盤本体に
装設されかつ前記回転工具による作業開放部が形成され
て同回転工具の一部を覆うブレードケースと、このブレ
ードケースに対して前記作業開放部を常には閉口する回
動可能な安全カバーとを備えた卓上丸鋸盤であって、前
記ベース側に対して傾動可能に設けた作動リンクの一方
側を前記安全カバーに対する回動力を付与するように連
繋し、この作動リンクのほぼ中央部には所望の長孔を形
成するとともに、この長孔内には前記ブレードケースに
設けた案内部材を位置せしめ、前記作動リンクを前記丸
#A盤本体の傾動とともに傾動動作するように構成した
ことを要旨とするものである。
(作 用) 丸鋸盤本体の傾動に伴って作動リンクがその長孔内には
位置された案内部材によって積極的に傾動され、この作
動リンクの傾動により安全カバーに対して回動力を付与
し、該安全カバーが積極的に回動されてブレードケース
に対して回転工具による作業開放部を開状態にするもの
である。
(実施例) 以下、本発明の第1の実施例を第1図から第6図にした
がって説明すると、図において、1は卓上丸鋸盤の全体
を示し、大別すると、被加工材Wを#!置するベース2
と、該ベース2に対して立設された固定アーム3と、該
固定アーム3に対して前記ベース2に対向する上下方向
への傾動可能に装設されかつ丸鋸等の回転工具4及び同
回転工具4を駆動する駆動手段5等を有する丸鋸盤本体
6とから構成されている。
前記ベース2は11図及び第2図に示すように後述する
ターンテーブル11が載置される円形部2aと、この円
形部2aの両側に延設されかつ被加工材を乗載する矩形
部2bとから平板状に形成されており、その円形部2a
上面には皿状の凹所7が形成され、この凹所7内中心部
には後述するターンテーブル11の回動軸部を支承する
軸受孔8が一体状に形出されている。なお、ベース2の
下面には比較的短い脚部9〜9が一体状に形成され、ま
た、円形部2aにおける作業者側(以下、前部側ともい
う。〉の内部分下面は開口されるとともに、垂直な当り
面2Cが形成されており、上面には中心部を零(0)と
して左右(第1図では上下)にそれぞれはぼ45°の範
囲で目盛10が付されている。
前記ベース2の円形部2aにはターンテーブル11がそ
の凹所7内から上面にわたってIftされるとともに、
その下面中心部の軸部11aを前記軸受孔8内に嵌合し
て回動可能に支持され、このターンテーブル11の前部
側の円形部分下方に突設された膨出部11bは前記円形
部2aの開口部分に嵌入されて当り面2Cに対向されて
いる。そして、ターンテーブル11の膨出部11bの中
央部には該ターンテーブル11固止用のレバー12のね
じ軸が螺入され、このレバー12のねじ軸の端面は合成
樹脂製のピン12aを介して前記ベース2の当り面2C
に圧接可能に対向されている。
しかして、ターンテーブル11はベース2の円形部2a
の作業者側に対して中央部を中心として左右(第1図で
は上下〉にそれぞれほぼ45°の範囲で回動可能であり
、かつ固止用のレバー12の螺進によりそのねじ軸が合
1ft、MA脂製のビン12aを介してベース2の当り
面2Cに圧接されることによって固止されるように構成
されており、この回動状tri<角度〉を前記目盛10
に対応して示す指標部10aがターンテーブル11上面
にレバー12と同位置に設けられている。なお、上記し
たベース2の構成及び同ベース2に対するターンテーブ
ル11の取付構成により、固止用のレバー12を該ベー
ス2の中央部付近まで延長させることなく、簡単にター
ンテーブル11をベース2に取付けることができもので
ある。また、ターンテーブル11の中央部には後述する
丸鋸が入り込む凹部が形成されている。
なお、前記ベース2の矩形部2b及びターンテーブル1
1の上面には被加工柱材Wの側面を案内するためのフェ
ンス部材13が取付けられている。
前記ターンテーブル11における作業者側とは反対方向
(以下、後部側という。)の上面には前記固定アーム3
が立設されており、この固定アーム3は斜め上方に延出
された2本のアーム部3a。
3aを有し、このアーム部3a、3aの上端部間には前
記丸鋸盤本体6を構成する基体14の後端部が支軸3b
を介して上下方向の傾動可能に支承されている。
この丸鋸盤本体6の基体14にはモータハウジング15
が同基体14と直交する方向(ベース2の長手方向〉に
取付けられ、このモータハウジング15には駆動手段5
を構成する電動モータ16が内蔵され、そのモータ軸1
7は前記モータハウジング15に取付けられたギヤハウ
ジング18内に臨んで同ギヤハウジング18内の減速ギ
ヤ19と噛合され、さらに、この減速ギヤ19の出力軸
20は前記ギヤハウジング18に取付けられたブレード
ケース21内に臨みその軸端部に丸鋸22が交換可能に
取付けられ、そして、ブレードケース21は該丸鋸22
のほぼ半分を覆うように構成されている。なお、前記モ
ータハウジング15の外周一部には前記基体14と同方
向に延出する操作用ハンドル23が突設され、この操作
用ハンドル23には前記電動モータ16の起動及び停止
を行うスイッチ(図示しない)を作動するためのトリガ
24が設けられている。
前記丸鋸盤本体6の基体14の後端部は下方を開放した
箱状に形成され、その内面上壁にはほぼ円錐状のばね受
部14aが一体状に垂下されている。そして、前記後端
部の箱状内部には該丸鋸盤本体6を常には上方への傾動
方向に付勢する圧縮スプリング25が該傾動方向に配設
されていて、該圧縮スプリング25はその一方(第2図
では上方〉が前記ばね受部14aに遊挿支持され、かつ
他方(第2図では下方)が前記固定アーム3の下部上面
に立設された支持ビン26に支承される皿状の受は部材
27の上面により保持されている。
この受は部材27は第2図に示すように、その下面中央
部に凹部27aが形成されて、この凹部27a内に前記
支持ビン26の半球面形状に形成された上端が嵌合され
ている。これにより、前記圧縮スプリング25の下方を
保持する受は部材27は支持ビン26に対して平面的な
自由傾動自在にピボット支承されて該圧縮スプリング2
5の動きに対応するように構成されている。さらに、基
体14の円錐状のばね受部14aには上方から前記丸鋸
盤本体6の下方への傾動範囲を規制するストッパ用ねじ
棒28が螺入され、このストッパ用ねじ棒28の下端は
前記受は部材27の上面中央部の突部に当接可能に対向
されている。なお、前記丸鋸盤本体6の上方への傾動範
囲は後述する作動リンク40に形成された制御長孔43
内に支持軸44を介して支承された案内ローラ45が嵌
合した構成によりほぼ第2図に示す状態に規制されてい
る。
また、前記基体14において、圧縮スプリング25を配
置した部位のほぼ下部には2個の組付は用の挿通孔29
.29が貫設されており、この挿通孔29.29は圧縮
スプリング25の組付は時に使用されるもので、その組
付けに際して、前記丸鋸盤本体6の基体14を固定アー
ム3に取付ける作業に先立って、該基体14に対し圧縮
スプリング25を、その一方を前記ばね受部14aに遊
挿支持するとともに圧縮した状態で組付け、ついで、前
記挿通孔29.29に組付は用治具のビン(図示しない
)を挿通して前記圧縮スプリング25の他方を受は部材
27を介して保持して該圧縮スプリング25の前記した
圧縮状態を維持し、そして、基体14を固定アーム3に
取付けるとともに受は部材27の凹部27a内に支持ビ
ン26の上端を嵌合したのち、前記組付は用治具のビン
(図示しない)を挿通孔29,29から抜取り、これに
よって、圧縮スプリング25及び受は部材27の組付け
が行われるものである。なお、圧縮スプリング25のば
ね圧が弱い場合は上記のような組付は作業を採用するこ
となく、直接的に圧縮スプリング25を所定の位置に組
付けることも可能である。
第4図及び第5図に示すように、前記ブレードケース2
1における丸鋸22の中心軸部に対向する開口部21a
に(は後述する安全カバーを取付けるためのほぼ楕円状
の取付板30がその一側部を支持ねじ31により傾動可
能に支持しかつ他側部を鉤状の係止部32となして同じ
くブレードケース21に対して固定ボルト33により係
脱可能に締着して取付けられ、この取付板30の中央部
には前記丸鋸22の中心軸と整合された大径の開口IL
 30 aが貫設されている。そして、該取付板30の
間口孔30aには中心カバーを兼ねた取付はキャップ3
4がその7ランジ34bを同取付板30の裏側に当接し
かつボス部34aを開口孔30a内に回動可能に嵌合し
て配置されている。はぼ扇形状の安全カバー35は前記
ブレードケース21から露出する丸鋸22の部分を該ブ
レードケース21の外側から覆うように配置されるとと
もにそのほぼ中心部を前記取付はキャップ34のボス部
34a#J面に当接しかつ端部を内側に曲折した曲折部
35aを取付板30に接触させて座金36を介してねじ
37により該取付はキャップ34と一体状に取付けらけ
ている。しかして、安全カバー35は前記ブレードケー
ス21に対して取付はキャップ34とともに該取付板3
0の開口孔30a部位を中心とした回動が許容されるも
のである。
そして、安全カバー35は取付はキャップ34のボス部
34aの外周に巻回されて一端が取付板30に他端が安
全カバー35に固止されたうす巻き状のスプリング38
により第2図において時計方向へ付勢されて(復帰回動
方向)、常にはブレードケース21から露出する丸鋸2
2の部分を該ブレードケース21の外側から覆うもので
ある。
前記取付はキャップ34の7ランモ には後述する作動リンクの一端が当接する制御当板39
が突設されており、この作動リンク40は第2図に示す
ように他端が前記固定アーム3の下部上面から立設され
たブラケット41の上端に支ビン42により傾動可能に
支承され、一端部が前記ブレードケース21内に位置さ
れて前記III III当板39に当接可能に対向され
ている。そして、作動リンク40のほぼ中央部位には円
弧状の制tll長孔43が該リンク40の長さ方向に形
成されており、この制御l長孔43内には前記ブレード
ケース21に支持軸44を介して支承された案内ローラ
45が転勤可能に嵌合されるとともに、なお、−右側の
円弧部位が他の円弧部位に比して曲率半径を小さく設定
されている。しかして、この作動リンク40は前記丸鋸
盤本体6の基体14の下方への傾動に伴ってブラケット
41の支ビン42を支点としてその制御l長孔43内に
嵌合された案内ローラ45の制御によって傾動されて、
前記取付はキャップ34の制御当板39に当接された一
端部により、該取付はキャップ34とともに安全カバー
35をうす巻き状のスプリング38の付勢力に抗して第
2図において反時計方向へ回動し、丸鋸22の切れ刃部
を露出するものである。
本実施例は上述のように構成したものであり、以下、そ
の作用について説明する。
さて、第2図に示ず状態(第6図A)において、切断す
べき被加工材Wをベース2上に載置するとともに、バイ
ス手段〈図示しない〉により同被加工材Wを固止し、駆
動モータ16を駆動して丸鋸22を回転させた状態から
丸鋸盤本体6を操作ハンドル23を介して手動によりベ
ース2側(下方向〉に圧縮スプリング25をさらに圧縮
しながら傾a(押し下げ)すると、丸鋸盤本体6は固定
アーム3に対して支軸3bを支点とする回動軌跡でベー
ス2側へ向かう方向へ傾動される。このとき、圧縮スプ
リング25はさらに圧縮されるように全体が変形動され
るが、その下方を保持する受は部材27が支持ビン26
によって平面的な自由傾動自在にピボット支承されてい
るため、この受は部材27によって該圧縮スプリング2
5の変形動に対応して下方端面全体を常に保持するもの
である。
ついで、この丸鋸盤本体6の傾動動作にともなって作動
リンク40がブラケット41の支ビン42を支点として
その制御長孔43内に嵌合された案内ローラ45の制御
によって同方向に順次傾動されるが、このとき作動リン
ク40はその制御長孔43が一方側の円弧部位を他の円
弧部位に比して曲率半径を小さく設定されているので、
その傾動が素早く大きな角度で行なわれる。そして、こ
の傾動される作動リンク40の一端部が取付はキャップ
34のIll 1til当板39に当接されているため
、該制御当板39が作動リンク40の傾動によって押動
作を受けながら該取付はキφツブ34に回動力が付与さ
れてこの取付はキャップ34とともに安全カバー35が
うす巻き状のスプリング38の付勢力に抗し取付板30
の開口孔30a部位を中心として第2図において反時計
方向へ回動され、丸鋸22の切れ刃部を大きく露出し、
切断作業を開始するものである。(第6図C参照)そし
て、この状態は、丸鋸盤本体6の傾動動作に伴って作動
リンク40が制御当板39を介して取付はキャップ34
に回動力を付与している間続けられ、安全カバー35を
積極的に回動して丸鋸22の切れ刃部を順次大きく露出
して切断作業を継続するものである。(第6図C参照)
この場合、作動リンク40はその制御長孔43内に嵌合
された案内ローラ45が一方側の円弧部位から曲率半径
の大きい他方側の円弧部位に順次転勤されるため、その
傾動は丸鋸盤本体6の傾動に従う状態となる。
ついで、丸鋸盤本体6の傾a lh作がH端位置に達す
る状態では前記のように傾動される作動リンク40はそ
の一端部が制御当板39に平行に接触した状態に移行し
て該制御当板39を押動作しなくなり、取付はキャップ
34に対する回動力を付与を中止し、安全カバー35の
回動状態を維持するものであり、丸鋸盤本体6の傾動動
作のみ続行し、切断作業を終了する。(第6図り参照)
そして、被加工材Wに対する切断作業の終了に伴って、
丸tlA盤本体6の傾動動作を解除すると、該丸鋸盤本
体6は圧縮スプリング25の復帰弾力により元の状態(
位置)に復帰傾動され、これとともに安全カバー35も
スプリング38の付勢力によって元の状態(位置〉に復
帰回動されてブレードケース21から露出する丸鋸22
の部分を該ブレードケース21の外側から覆うものであ
る。
この丸鋸盤本体6の復帰傾動及び安全カバー35のWi
帰傾動に伴って作動リンク40が元の状態(位置〉に復
帰傾動される。このとき、圧縮スプリング25はその復
帰弾力により全体が変形動されるが、その下方を保持す
る受は部材27が支持ビン26によって平面的な自由傾
動自在にピボット支承されているため、この受は部材2
7によって該圧縮スプリング25の変形勅に対応して下
方端面全体を常に保持するものである。
このように、本実施例にあっては、丸鋸盤本体6の上下
方向への傾動動作にしたがって、圧縮スプリング25全
体が変形動されるが、その下方を保持する受は部材27
が支持ビン26によって平面的な自由傾動自在にピボッ
ト支承されているため、この受は部材27によって該圧
縮スプリング25の変形動に対応して下方端面全体を常
に保持することができる。
したがって、丸1[本体6への弾力付与を有効になし得
、該丸鋸盤本体6の上下方向への傾動動作を円滑に遂行
することができるものである。
また、丸鋸盤本体6の上下方向への傾動動作にしたがっ
て、丸鋸22を覆う安全カバー35をその丸鋸盤本体6
の傾動状態に応じて積極的に回動して丸鋸22による切
断作業に対応することができ、その切断作業を安全に遂
行することができるものである。
次に、本発明の第2の実施例を第7図から第20図にし
たがって説明する。
本実施例はスライド式の卓上丸鋸盤の実施例であって、
スライド式の卓上九m盤51は大別すると、被加工材W
を載置する固定ベース52と、該固定ベース52に1i
ftされたターンテーブル53と、該ターンテーブル5
3に対しスライド可能に装設される後述するスライドバ
ー側に装設された可動アーム54と、該可動アーム54
に対して前記ターンテーブル53に対向する上下方向へ
の傾動可能に装設されかつ丸鋸等の回転工具55及び同
回転工具55を駆動する駆動手段56等を有する丸鋸盤
本体57とから構成されている。
前記固定ベース52は第7図〜第10図に示すようにほ
ぼ平板状に形成されるとともに、そのほぼ中央部位には
ターンテーブル53を取付は定置するための上方及び前
後面を開放した有底状の取付は空所58が形成され、該
取付は空所58を挾んでその左右部位には上面を被加工
材の載置面58a、58aとなした矩形状の突状部59
.59が形成されている。
円盤状のターンテーブル53は前記固定へ−ス52の取
付は空所58内の底面上に乗載設置されるとともに、そ
のほぼ中心部には取付は空所58の底面下部から回動可
能に立設された取付はボルト60が螺合されている。こ
れにより、ターンテーブル53は固定ベース52に対し
その取付は空所58内にて所定の範囲回動じ得るように
定置されるものである。そして、ターンテーブル53は
取付は空所58の前後部に対応する前後面が直線状に切
り落とされた端面となし、さらにその上面が前記固定ベ
ース52における突状部59,59の載置面59a、5
9aと同一面上に整合されている。
また、ターンテーブル53の上面にはそのほぼ中心部か
ら前端面にかけて後述する回転工具の入り込みを許容す
る一条の逃し凹部61が区画形成され、該逃し四部61
の開口上面には該回転工具の幅に対応する1m口部を得
るための羽目板62が取付けられている。
前記ターンテーブル53内には前記逃し四部61と第1
0図において左側に所定の間隔をおいて一本の円筒状の
スライドパー63が該ターンテーブル53の径方向に配
置されており、このスライドパー63はターンテーブル
53に対してその前端部位に位置されたりニヤボールベ
アリングからなる第1の軸受部材64a及び後端部位に
位置された軸受はメタルからなる第2の軸受部材64b
を介して前記ターンテーブル53の径方向への移Fll
(スライド)可能に支承されている。
そして、スライドパー63の外周一部には□ツタリング
65がその周方向に回動可能に嵌合され、このロックリ
ング65及び前記スライドパー63にはその径方向に支
軸66が軸回りの回動可能に挿通されている。そして、
ロックリング65の外周にはセットボッDドロアが螺入
されていて、このセットボルト67の締付けによりスラ
イドパー63に対しロックリング65及び支軸66が固
定されるものである。前記支軸66の突出先端部には同
文軸66の中心軸線と整合された中心で第1の案内ベア
リング68が嵌着され、さらに第1の案内ベアリング6
8の外側に同第1の案内ベアリング68の中心と邊かに
偏心して第2の案内ベアリング69が嵌着されている。
しかして、この第1及び第2の案内ベアリング68.6
9はターンテーブル53内において前記スライドパー6
3と所定の間隔を隔てて平行に配設された案内レール部
70に転勤可能に嵌合されている。すなわち、第12図
に示すように案内レール部70はターンテーブル53内
の下面において上レール面を形成する長尺のメタル板7
0aと、該メタル板70aに対し所定の間隔を隔てて対
向されかつ複数個のスリーブ70b及びボルト70cを
介して取付は固定された下レール面を形成する長尺の案
内板70dとから構成され、このメタル板70aの上レ
ール面に前記第1の案内ベアリング68が、案内板70
dの下レール面に前記第2の案内ベアリング69がそれ
ぞれ転勤するように組付けられて0\る。
これにより、前記スライドパー63自体の軸回り回動を
用止するとともに同スライドパー63がターンテーブル
53に対する径方向への移動(スライド〉、に伴う「が
たつき」を防止するように構成されている。ただし、メ
タル板70aの上レール面と案内板70dの下レール面
との間隔は前記両案内ベアリング68 (69)の外径
より僅かに広くかつ両案内ベアリング68 (69)の
外径と両者の偏心mとを加えた寸法より僅かに狭く設定
してあり、したがって、組付は時において、支軸66を
その軸回りに回動して前記第1の案内ベアリング68を
メタル板70aの上レール面に、かつ第2の案内ベアリ
ング69を案内板70dの下レール而にそれぞれ転勤す
るように調節設定した後、セットボルト67の締付け(
螺入)によりロックリング65及び支軸66をスライド
パー63に対し固定するものである。なお、前記ターン
テーブル53とベース52との間において該ターンテー
ブル53の前記スライドパー63を装設した側の半分を
カバー板52aが介在されて、第1の軸受部材64a及
び第2の軸受部材64b1さらには案内レール部70.
第1及び第2のベアリング68.69にごみ等が入り込
む等を防止するものである。なお、固定ベース52とタ
ーンテーブル53条面にはフェンス53aが装設されて
いる。前記スライドパー63が対応するターンテーブル
53の前端面には同ターンテーブル53から突出するス
ライドパー63を覆う保護カバ一体71が取付けられて
おり、この保護カバー休71は合成樹脂からなりほぼ箱
状に形成され、その上面は該ターンテーブル53の上面
とほぼ同一面上に整合されるとともに、前記逃し凹部6
1における羽口板62で規制された開口部と同一直線上
に整合された逃し溝72が形成されている。
前記ターンテーブル53の後端部から突出されたスライ
ドパー63の後端部には固定ブラケット73が立設され
ており、この固定ブラケット73には前記スライドパー
63と平行にかつ前記ターンテーブル53の上方に向け
て延出されたほぼ弓形状の前記可動アーム54が該スラ
イドパー63の取付位置より若干斜め横方向に偏位され
て支持ボルト73bにより同スライドパー63の軸線方
向と直交する方向(第10図において左方向〉に傾倒可
能に装設されており、この可動アーム54は固定ブラケ
ット73に挿通されかつ可動アーム54に螺入されたレ
バー付き固止ボルト73aにより固定ブラケット73に
対する定置状態が保持されるように構成されている。そ
して、前記可動アーム54のほぼ前端上部には2つのブ
ラケット54a、54aが突設され、このブラケット5
4a、54aの上端部間には前記丸鋸盤本体57を構成
する基体74の後端部が支軸75を介して上下方向への
傾動可能に支承されている。
前記丸鋸盤本体57を構成する基体74にはモータハウ
ジング76が同基体74と直交する方向(ベース52の
長手方向)に取付けられ、このモータハウジング76に
は駆動手段56を構成する電動モータが内蔵され、その
モータ軸77は前記モータハウジング76に取付けられ
たギヤハウジング内に臨んで同ギヤハウジング内の減速
ギヤ78と噛合され、さらに、この減速ギヤ78の出力
軸79は前記ギヤハウジングに取付けられたブレードケ
ース80内に臨みその軸端部に丸鋸81が交換可能に取
付けられ、そして、ブレードケース80は該丸鋸81の
ほぼ半分を覆うように構成されている。
前記丸鋸盤本体57の基体74の後端部は下方を開放し
た箱状に形成され、その内面上壁にはほぼ円錐状のばね
受部74aが一体状に垂下されている。そして、前記後
端部の箱状内部には該丸鋸盤本体57を常には上方への
傾動方向に付勢する圧縮スプリング82が該傾動方向に
配設されていて、該圧縮スプリング82はその一方(図
では上方)が前記ばね受部74aに遊挿支持され、かつ
他方(図では下方)が前記可動アーム54の前部段付き
上面54bにブラケットを介して突設された支持ビン8
3に支承される皿状の受は部材84の上面により保持さ
れている。この受は部材84は第8図に示すように、そ
の下面中央部に凹部84aが形成されて、この凹部84
a内に前記支持ビン83の半球面形状に形成された上端
が嵌合されている。これにより、前記圧縮スプリング8
2の下方を保持する受は部材84は支持ビン83に対し
て平面的な自由傾動自在にピボット支承されて該圧縮ス
プリング82のvJきに対応するように構成されている
。さらに、可動アーム54の前部の段付き部位にボルト
を介してその突出長さが調節可能にストッパ85を設け
、これに当接可能な当て部材86を前記基体74の前記
支軸75回りに先端を尖らせてた突設し、この当て部材
86がストッパ85に当接することによって前記丸鋸盤
本体57の下方への傾動範囲が規制されており、丸鋸盤
本体57の上方への傾動範囲は後述する作動リンク98
に形成された!l制御長孔100内に支持軸101を介
して支承された案内ローラ102が嵌合した構成により
ほぼ第8図に示す状態に規制されている。
また、前記第1の実施例と同様に、前記夏休74におい
て、圧縮スプリング82を配置した部位のほぼ下部にt
よ2個の組付は用の挿通孔87.87が貫設されており
、この挿通孔87.87は圧縮スプリング82の組付は
時に使用されるもので、その組付けに際して、前記丸鋸
盤本体57の基体74を可動アーム54に取付ける作業
に先立って、該基体74に対し圧縮スプリング82を、
その−方を前記ばね受部74aに遊挿支持するとともに
圧縮した状態で組付け、ついで、前記挿通孔87゜87
に組付は用治具のビン(図示しない)を挿通して前記圧
縮スプリング82の他方を受は部拐84を介して保持し
て該圧縮スプリング82の前記した圧縮状態を維持し、
そして、基体74を可動アーム54に取付けるとともに
受は部材84の四部84a内に支持ビン83の上端を嵌
合したのら、前記組付は用治具のピン(図示しない)を
挿通孔87.87から抜取り、これによって、圧縮スプ
リング82及び受tノ部材84の組付けが行われるもの
である。なお、圧縮スプリング82のばね圧が弱い場合
は上記のような組付は作業を採用することなく、直接的
に圧縮スプリング82を所定の位置に組付けることも可
能である。
第8図及び第10.14図に示すように、前記ブレード
ケース80における丸鋸81の中心軸部に対向する開口
部80aには後述する安全カバーを取付けるためのほぼ
楕円状の取付板88がその一側部を支持ねじ89により
傾動可能に支持しかつ他側部を鉤状の係止部90となし
て同じくブレードケース80に対して固定ボルト91に
より係脱可能に締着して取付けられ、この取付板88の
中央部には前記丸鋸81の中心軸と整合された大径の開
口孔88aが貫設されている。そして、該取付板88の
開口孔88aには中心カバーを兼ねた取付はキャップ9
2がそのフランジ92bを同取付板88の裏側に当接し
かつボス部92aを開口孔88a内に回動可能に嵌合し
て配置されている。はぼ扇形状の安全カバー93は前記
ブレードケース80から露出する丸!i!81の部分を
該ブレードケース80の外側から覆うように配置される
とともにそのほぼ中心部を前記取付はキャップ92のボ
ス部92a前面に当接しかつ端部を内側に曲折した曲折
部93aを取付板88に接触させて座金94を介してね
じ95により該取付はキャップ92と一体状に取付けら
けている。しかして、安全カバー93はl!記アブレー
ドケース80対して取付はキャップ92とともに該取付
板88の開口孔88a部位を中心とした回動が許容され
るものである。そして、安全カバー93は取付はキャッ
プ92のボス部92aの外周に巻回されて一端が取付板
88に他端が安全カバー93に固止されたうす巻き状の
スプリング96により第8図において時計方向へ付勢さ
れて(復帰回動方向〉、常にはブレードケース80から
露出する丸鋸81の部分を該ブレードケース80の外側
から覆うものである。
前記取付はキャップ92のフランジ92b裏面には後述
する作動リンク98の一端が当接する制御当板97が突
設されており、この作動リンク98は第8図及び14図
に示すように他端が前記可動アーム54の前部段付き上
面54b先端部に支ビン99により傾動可能に支承され
、一端部が前記ブレードケース80内に位置されて前記
1i111!Il当板97に当接可能に対向されている
。そして、作動リンク98のほぼ中央部位には円弧状の
制御長孔100が該リンク98の長さ方向に形成されて
おり、この制御長孔100内には前記ブレードケース8
0に支持軸101を介して支承された案内ローラ102
が転勤可能に嵌合されるとともに、なお、−右側の円弧
部位が他の円弧部位に比して曲率半径を小さく設定され
ている。しかして、この作動リンク98は前記丸鋸盤本
体57の基体74の下方への傾動に伴って支ビン99を
支点としてその制御長孔100内に嵌合された案内ロー
ラ102の制御によって傾動されて、前記取付はキャッ
プ92のI制御当板97に当接された一端部により、該
取付はキャップ92とともに安全カバー93をうす巻き
状のスプリング96の付勢力に抗して第8図において反
時計方向へ回動し、丸鋸81の切れ刃部を露出するもの
である。
前記モータハウジング76の外周一部には操作用ハンド
ル103が前記基体74と同方向に延出されかつ両端部
がそれぞれ該モータハウジング76の外周に一体的に突
設され、この操作用ハンドル103には前記電動モータ
の起動及び停止を行うスイッチ104を作動するための
トリガ105が設けられている。第15図〜第19図に
示すように、トリが105は操作用ハンドル103の開
放された握り部位103aの下部全体にわたり該握り部
位103aから突出した状態で位置されるとともに、一
端部が支ビン106を介して傾動可能に支承されており
、その内面には後述する制御板107に当接可能に対向
された第1のり1108と前記スイッチ104の作動杆
104aと常に当接された第2のリブ109とが並設さ
れている。
なお、トリガ105はその他端部のフランジ105aが
操作用ハンドル103の握り部位103aの開放部の端
縁に内側から当接してその抜脱が阻止されている。
そして、操作用ハンドル103の握り部位103a内に
は制御板107がトリガ105の上方において案内片1
10a、110bにより該トリガ105とほぼ平行な移
動可能に装設されており、その一端部はほぼ直角に曲折
されて一方の案内片1ioaに当接可能に対向され、他
端部は前記トリガ105の第1のり7108と当接可能
な阻止突起111が突設されている。この!II ’W
J板1板子07端部の挿通孔112と握り部位103a
内の突片113との間にはスプリング114が弾装され
、制御板107を常には第15図においで左方に付勢し
ている。
前記Ill III板107の一端部上方にはほぼ扇形
状の制御カム板115が支ビン116にまり回動可能に
取付けられたおり、この制御カム板115の一方側端部
の第1のカム面115aは前記制御板107の曲折され
た一端部に当接され、他方側端部の第2のカム面115
b4.を後述するロックオフビン117の下端部に対向
され、そして中間部に形成された突片115Cは該制御
カム板115の回動範囲を規制するように操作用ハンド
ル103の握り部位103aの開放部の端縁に当接可能
である。
さらに、前記ill allカム板115の上方におけ
る操作用ハンドル103の握り部位103aには段付き
孔118が貫設され、この段付き孔118内には段付き
軸状のロックオフビン117が上下動可能に装設されさ
れており、このロックオフビン117の下端は前記した
ように制御カム板115の第2のカム面115bの当接
され、上端は握り部位103a上面から突出されて大径
の撮み部117aが形成されている。しかして、通常は
制御板107がスプリング114の付勢力により第15
図の左方向に付勢され、tIlI111カム板115を
図示時計方向に回動してロックオフビン117を上方に
押し上げた状態に保持するとともに、該制御板107の
阻止突起111がトリガ105の第1のり1108に対
向して同トリガ105を押し込み動作を阻止し、また、
1コツクオフビン117を下方に押し下げて制御カム板
115を図示反時計方向に回動すると、第1のカム面1
15aを介して前記制御板107が図示右方向にスプリ
ング114の付勢力に抗して移動され、その阻止突起1
11とトリガ105の第1のり7108に対向状態を解
除して同トリガ105押し込み動作を許容するように構
成されており、これにより、トリガ105によるスイッ
チ104のON、oFFをlり御して電動モータの起動
及び停止を行うものである。
本実施例は上述のように構成したものであり、スライド
式丸鋸!1if51の機能としての押切り作業について
説明する。
第8図に示す状態において、切断すべき被加工材Wをタ
ーンテーブル53からベース52上にわたって載置する
とともに、バイス手段により同被加工材Wを固止する。
そして、可動アーム54に対して丸鋸盤本体57が上動
端に位置された状B(第16図参照)のまま、まず、操
作用ハンドル103を介して作業者によりターンテーブ
ル53の前側(図において右側〉に引出し動作すると、
この丸IiI盤本体57に対して可動アーム54及び固
定ブラケット73を介して一体状となったスライドパー
63がターンテーブル53に対してその案内レール部7
0を転動するITI及び第2の案内ベアリング68゜6
9によって案内されながら、該ターンテーブル53の前
側に前進移動(スライド)される。(第8図仮想線参照
〉 この状態においては、スライドパー63の前端がターン
テーブル53の前端面から大きく突出するが、この突出
端は保護カバーによって常に保護されているので、作業
者に対して何らの危惧を及ぼすものではない。
そして、操作用ハンドル103の握り部位103aにお
番)るロックオフビン117を該握り部位103aを把
持した指等により下方に押し下げて制御カム板115を
図示反時計方向に回動すると、第1のカム面115aを
介して前記制御板107が図示右方向にスプリング11
4の付勢力に抗して移動され、その阻止突起111とト
リガ105の第1のり1108に対向状態を解除して同
トリガ105を押し込み動作を許容するため、このトリ
ガ105による押し込み動作によりスイッチ104を0
N111111シて電動モータを起動する(第16図参
照)とともに、丸鋸盤本体57を操作ハンドル103を
介してターンテーブル53側(下方向)に圧縮スプリン
グ82をさらに圧縮しながら傾動(押し下げ)すると、
丸鋸盤本体57は可動アーム54に対して支軸75を支
点とする態動軌跡でターンテーブル53側に向かう方向
へ傾動される。
このとき、圧縮スプリング82はざらに圧縮されるよう
に全体が変形動されるが、その下方を保持する受は部材
84が支持ビン83によって平面的な自由傾動自在にピ
ボット支承されているため、この受は部材84によって
該圧縮スプリング82の変形動に対応して下方端面全体
を常に保持するものである。
そして、この丸鋸盤本体57の傾I71動作にともなっ
て作動リンク98が支ビン99を支点としてその制御長
孔100内に嵌合された案内ローラ1O2のlIIwJ
によって同方向に順次傾動されるが、このとき作動リン
ク98はその制御長孔100が一方側の円弧部位を他の
円弧部位に比して曲率半径を小さく設定されているので
、その傾動が素早く大きな角度で行なわれる。ついで、
この傾動される作動リンク98の一端部が取付はキトツ
ブ92のfl制御当板97に当接されているため、該制
御当板97が作動リンク98の傾動によって押動作を受
けながら該取付はキャップ92に回動力が付与されてこ
の取付はキャップ92とともに安全カバー93がうす巻
き状のスプリング96の付勢力に抗し取付板88の開口
孔888部位を中心として第8図において反時計方向へ
回動され、丸rJA81の切れ刃部を大きく露出し、切
断作業を開始するものである。(第16図参照) そして、この状態は、丸鋸盤本体57の傾動動作に伴っ
て作動リンク98がIll In当板97を介して取付
はキャップ92に回動力を付与している間続けられ、安
全カバー93を積極的に回動して丸鋸81の切れ刃部を
順次大ぎく露出して1,7JrlIT作業を継続するも
のである。この場合、作動リンク98はそのII m 
l孔100内に嵌合された案内ローラ102が一方側の
円弧部位から曲率半径の大きい他方側の円弧部位に順次
転勤されるため、その傾動は丸鋸盤本体57の傾動に従
う状態となる。
ついで、丸鋸盤本体57の傾動動作が終端位置に達する
状態では前記のように傾動される作動リンク98はその
一端部がm1ll lit当板97に平行に接触した状
態に移行して該制御当板97を押動作しなくなり、取付
はキャップ92に対する回動力を付与を中止し、安全カ
バー93の回動状態を維持するものである。(第20図
C参照) 上記の状態を維持しつつ前述とは逆に操作用ハンドル1
03を介して作業者によりターンテーブル53の後側(
図において左側〉に押し動作すると、スライドパー63
がターンテーブル53に対してその案内レール部70を
転勤する第1及び第2の案内ベアリング68.69によ
って案内されながら、該ターンテーブル53の後側に向
って後退移動(スライド〉され、これとともに後退移動
される回転中の丸tJA81により押切り作業が行なわ
れるものである。
この場合、安全カバー93は作動リンク98による拘束
を受けることなく、その端部が被加工材Wの上面に乗上
げる状態で単独に回動して該被加工材Wの上面に当接し
ながら丸鋸盤本体57とともに移動される。(第20図
C参照〉 そして、被加工材Wに対する押切り切断作業を終了して
丸鋸盤本体57の傾動動作を解除すると、該丸鋸盤本体
57は圧縮スプリング82の復帰−弾力により元の状態
(位置)に復w!1lllJ]され、これとともに安全
カバー93もスプリング96の付勢力によって元の状態
(位置)に復帰回動されてブレードケース80から露出
する丸鋸81の部分を該ブレードケース80の外側から
覆うものである。
この丸鋸盤本体57の復帰傾動及び安全カバー93の復
帰傾動に伴って作動リンク98が元の状態(位置)に復
帰傾動される。このとき、圧縮スプリング82はその復
帰弾力により全体が変形動されるが、その下方を保持す
る受は部材84が支持ビン83によって平面的な自由傾
動自在にピボット支承されているため、この受は部材8
4によって該圧縮スプリング82の変形動に対応して下
方端面全体を常に保持するものである。
なお、本実施例にあっては前記第1の実施例と同様に押
切り動作を行なわない通常の切断作業もできるものであ
る。
さて、本実施例にあっては、前述した第1の実施例と同
様に丸鋸盤本体57の上下方向への傾動動作にしたがっ
て、圧縮スプリング82全体が変形動されるが、その下
方を保持する受は部材84が支持ビン83によって平面
的な自由傾動自在にピボット支承されているため、この
受は部材84によって該圧縮スプリング82の変形動に
対応して下方端面全体を常に保持することができる。
したがって、丸鋸盤本体57への弾力付与を有効になし
得、該丸鋸盤本体57の上下方向への傾動動作を円滑に
遂行することができる、しかも、丸鋸盤本体57の上下
方向への傾動動作にしたがって、丸鋸81を覆う安全カ
バー93をその丸鋸盤本体57の傾動状態に応じて積極
的に回動して丸鋸81による切断作業に対応するととも
に、スライドパー63のスライドによる押切り作業にも
有効に対応して安全に遂行することができるものである
さらに、本例においては、ターンテーブル53に対する
スライドパー63の一方の支承部位(本例では第1の軸
受部材64a)と回転工具55に係る、加工時の切断抵
抗、駆動部全体の自重、操作用ハンドル103を介して
作用する作業者の押動力等の荷重点とが可及的に近接す
るようにそのスライドパー63の支承位置が設定しであ
るため、この押切り状態にあって、前記荷重点はスライ
ドパー63の前進端において同第1の軸受部材64aの
外端部近傍に作用し、またスライドパー63の後退端に
おいて該第1の軸受部材64aの内端部近傍に作用する
。すなわち、該回転工具55に係る前述した荷重をスラ
イドパー63の支承位置の近くで受けるものであるから
、スライドパー63には変則な状態で荷重が作用しない
。したがつて、これが起因して生起するスライド部材の
「こじれ」現象を可及的に無くしてるので円滑なる移a
(スライド〉を遂行し得るものである。
しかも、スライドパー63をターンテーブル53の中心
より丸1511本体57の傾倒側、すなわち第10図に
示すように、逃し凹部61の左側に配置したことにより
、丸鋸盤本体57が同逃し凹部61の左側(第10図に
おいて左方向ンに傾倒したとき、スライドパー63がこ
れとは逆に右側に配置されていれば、そのモーメントが
大きくなり、スライドパー63のスライドが円滑になさ
れないが、本例においては、これを小さくすることがで
き、円清なスライドパー63のスライドを得ることがで
きる。
そして、前記丸IN1本体57が傾動されるため、丸t
jA81下部の動く範囲弁だけ刃口部分を第10におい
て右方にとらなければならず、スライドパー63が右方
に配置されていれば、その分だけ可動アーム54の長さ
を短くしなければならず、該スライドパー63を支承す
る第1の軸受部材64aにかかる負荷が大きくなるが、
本例においてはスライドパー63を前記したように逃し
凹部61の左側に配置してできるだけ中心近くに位置せ
しめるものであるから、可動アーム54の長さをできる
だけ長くすることができ、該スライドパー63を支承す
る第1の軸受部材64aにかかる負荷を小さくすること
ができる。
また、本例においては、スライドパー63が一本にも拘
らず、案内レール部70を転動する偏心された状態の第
1及び第2の案内ベアリング68゜69により案内する
ものであるから、スライドパー63の円滑なる移動(ス
ライド)をより一層良好ならしめるものである。すなわ
ち、メタル板70aの上レール面と案内板70dの下レ
ール面との間隔を、前記両案内ベアリング68 (69
)の外径より僅かに広くかつ両案内ベアリング68(6
9)の外径と両者の偏心量とを加えた寸法より僅かに狭
く設定し、その組付は時にあって、支軸66をその軸回
りに回動して前記第1の案内ベアリング68をメタル板
70aの上レール面に、かつ第2の案内ベアリング69
を案内板70dの下レール面にがそれぞれ転動するよう
に調節設定した後、セットボルト67の締付け(螺入)
によってロックリング65及び支軸67をスライドパー
63に対し固定することにより、スライド案内部位の「
がたJを無くした状態で組付は設定することができ、前
述した効果を発揮するものである。
なお、本実施例はターンテーブル53に対するスライド
パー63の支承部位を該ターンテーブル53の前後部の
2か所の場合について説明したが、必ずしもこの態様に
限定するものではない。
また、前記した各実施例において、作動リンク40.9
8の押動作により安全カバー35.93を回動するよう
にしたが、これに代えて作動リンク40.98の引き動
作により安全カバー35゜93を回動するようにしても
よく、さらに、固定アーム3、可動アーム54に対する
作動リンク40.98の支持部を丸[!i盤本体6.5
7の下方の設けたが、これに限定するものではなく、丸
!ii盤本体6,57の上方でもよい。
(効 果) 以上のように、本発明は、丸鋸盤本体の傾動に伴なって
作動リンクを長孔内に位置された案内部材によって積極
的に傾動し、この作動リンクの傾動により安全カバーに
対する回動力を付与して該安全カバーを積極的に回動す
ることができる。そして、安全カバーを丸鋸盤本体の傾
動にしたがって積極的に回動する手段を、作動リンクの
長孔と同長孔内に位置された案内部材に求めたことによ
り、構造簡単にしてその組付けを簡易な作業でなし得、
安全カバーの回[)1作を円滑に行うことができる利点
を有する。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第6図は本発明の第1の実施例を示し、第1図
は卓上丸鋸盤の平面図、第2図は卓上丸鋸盤の一部破断
を含む正面図、第3図は同じく作動状態を示す一部破断
を含む正面図、第4図は第2図のI−I線拡大断面図、
第5図は第2図の■−■線拡線断大断面図6図A−Dは
安全カバーの作動状態を示す説明図である。第7図〜第
20図は本発明の第2の実施例を示し、第7図はスライ
ド式卓上丸鋸盤の平面図、第8図はスライド式卓上丸鋸
盤の一部破断を含む正面図、第6図は同じく作動状態を
示す一部破断を含む正面図、第10図はスライド式卓上
丸鋸盤の一部破断を含む側面図、第11図はターンチー
ゾルを示す一部破断を含む底面図、第12図は第11図
のP部の拡大断面図、第13図は第8図の■−■線拡線
断大断面図14図は第8図のIV −IV 1mm拡大
面図、第15図は操作用ハンドルを示す拡大断面図、第
16図は同じくトリガの作動状態を示す拡大断面図、第
17図は第15図のv−v線断面図、第18図は第15
図のVl−Vl線断面図、第19図は第15図の■■線
断面図、第20図A−Cは安全カバーの作動状態を示す
説明図である。 1・・・卓上丸鋸盤 2.52・・・ベース 3a。 4゜ 5゜ 6゜ 25゜ 26゜ 27゜ 35゜ 40゜ 43゜ 45゜ 75・・・支軸 55・・・回転工具 56・・・駆動手段 57・・・丸鋸盤本体 82・・・圧縮スプリング 83・・・支持ピン 84・・・受は部材 51・・・スライド式卓上丸鋸盤 93・・・安全カバー 98・・・作動リンク 100・・・制御長孔 102・・・案内ローラ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 被加工材を載置するベースと、該ベースに対向する上下
    方向への傾動可能に装設されかつ丸鋸等の回転工具及び
    同回転工具を駆動する駆動手段を有する丸鋸盤本体と、
    該丸鋸盤本体に装設されかつ前記回転工具による作業開
    放部が形成されて同回転工具の一部を覆うブレードケー
    スと、このブレードケースに対して前記作業開放部を常
    には閉口する回動可能な安全カバーとを備えた卓上丸鋸
    盤であって、前記ベース側に対して傾動可能に設けた作
    動リンクの一方側を前記安全カバーに対する回動力を付
    与するように連繋し、この作動リンクのほぼ中央部には
    所望の長孔を形成するとともに、この長孔内には前記ブ
    レードケースに設けた案内部材を位置せしめ、前記作動
    リンクを前記丸鋸盤本体の傾動とともに傾動動作するよ
    うに構成したことを特徴とする卓上丸鋸盤。
JP1176386A 1989-07-08 1989-07-08 卓上丸鋸盤 Expired - Fee Related JP2627192B2 (ja)

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