JPH0343096Y2 - - Google Patents

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JPH0343096Y2
JPH0343096Y2 JP1985022353U JP2235385U JPH0343096Y2 JP H0343096 Y2 JPH0343096 Y2 JP H0343096Y2 JP 1985022353 U JP1985022353 U JP 1985022353U JP 2235385 U JP2235385 U JP 2235385U JP H0343096 Y2 JPH0343096 Y2 JP H0343096Y2
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cable
terminal
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pulley
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  • Refuge Islands, Traffic Blockers, Or Guard Fence (AREA)
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Description

【考案の詳細な説明】 (イ) 考案の目的 〔産業上の利用分野〕 この考案は索道のターミナル構造、特に索条を
単に折り返し誘導するために配設される終端滑車
の高さ位置を調節可能とする昇降構造に関するも
のである。
〔従来の技術〕 索道は両端のターミナルに配設した滑車と滑車
との間に無端状に索条を捲きまわして循環させ、
索条には搬器を懸垂して索条の移動と共に搬器を
循環移動させて、人または物を輸送するものであ
り、主として山岳ないしは傾斜地の輸送機関とし
て用いられ、近時は積雪地帯におけるスキーリフ
トとして多用されている。
このような索道ないしスキーリフトに用いられ
る前記両端の滑車配置の形式としては、2つの場
合があり、第1は、一端のターミナルに索条を駆
動すべき原動滑車を配設し、他端のターミナルに
は索条に緊張力を付与すべき緊張滑車を配設する
場合、第2は、一端のターミナルに索条を駆動
し、かつ併せて索条に緊張力を付与すべき原動緊
張滑車を配設し、他端のターミナルには単に索条
を折り返し誘導する終端滑車を配設する場合であ
つて、この考案は後者に関している。
第4図に示すように、従来の終端滑車が配置さ
れた索道のターミナル構造101においては、索
道の折り返し点の地面2に立設された支柱103
の背面にアーム16,17が固定されて片持状に
延出し、これらのアーム16,17の平行な先端
付近に、軸18の両端が固着され、軸18には終
端滑車21が水平に枢着され、終端滑車21の周
縁には索条22が捲きまわされ、索条22は支柱
103から順次所定の距離をおいて立設された支
柱111上の受索装置112により支承されて、
索道路線を構成する。
索条22には所定の間隔毎に搬器23が固着・
懸垂されている。
ここで、索条22の高さ位置、及び搬器23の
底面から索条22への固着点までの高さHは、一
定であるため、地面2から雪面10で形成される
乗降踏面までの高さSを、常にほぼ一定になるよ
うに維持して、搬器23と雪面10の間隔Cを乗
客の乗降に適した一定間隔に保たねばならない。
このため、積雪の多少に応じて除雪や雪盛りを
行なわねばならず、スキーリフト等においては、
日々、その維持管理に多大の労力を要するという
問題があつた。
この問題を解決するために、実用新案登録第
1547554号、及び昭和59年特許願第206907号によ
り提案された索道にターミナル構造の技術があ
る。これらは、滑車の高さ位置を可変に構成し、
雪面高さSが変化しても、その変化に応じて滑車
を昇降させ、これに従つて索条の高さ位置を上下
させて、搬器23と雪面10の間隔Cを一定に保
ち得るように構成されている。
これらの技術により、乗降踏面の除雪や雪盛り
の労力の問題は完全に解決されたが、これらの技
術はいずれも、主として原動滑車または原動緊張
滑車を用いるターミナルに適するターミナル構造
として提案されたものであり、従つて、それらの
構成は原動滑車または原動緊張滑車が索条を循環
駆動するための駆動トルクないしは駆動反力を負
担し得るように、支柱を複数本立設して強度と剛
性を大きくしたものとなつており、特に、後者の
原動緊張滑車に用いるターミナル構造では更に、
原動緊張滑車が前後に摺動可能に構成されている
ため比較的長い構造とならざるを得ない。
しかるに、終端滑車を用いるターミナルのター
ミナル構造においては、滑車は単に索条を折り返
し誘導するものであり、作用する主荷重は索条の
張力のみであるから、強度や大きさはもつと小さ
いもので充分であり、前記の従来提案された技術
を用いることも可能ではあるが経済的ではないと
いう問題がある。
〔考案が解決しようとする問題点〕
この考案は上記の如き事情に鑑みてなされたも
のであつて、終端滑車、従つて索条の高さ位置を
可変として、索道ターミナルの乗降場の積雪量の
変化に応じて乗降踏面と搬器との距離を乗降に適
した一定距離になるように調節可能とし、しかも
小型で、構造が簡単であり、乗降場の踏面を広く
使用できて乗客が乗降し易く、安価な、索道のタ
ーミナル構造を提供することを目的としている。
(ロ) 考案の構成 〔問題を解決するための手段〕 この目的に対応して、この考案の索道のターミ
ナル構造は、一端のターミナルに索条を駆動しか
つ索条に緊張を与える原動緊張滑車を配設し、他
端のターミナルに索条を折返し誘導する終端滑車
を配設した索道における前記他端のターミナル構
造であつて、固定位置に立設された筒状の支柱
と、前記支柱に遊挿外嵌する筒状のフレームと、
前記支柱に対して前記フレームを上下方向に相対
変位させることができ前記支柱と前記フレームと
に内蔵されている油圧駆動装置と、前記フレーム
に支持されており索道路線を構成する索条を折返
し誘導する滑車と前記索条を誘導支承する受圧索
輪とを備え、前記支柱と前記フレームとの間に前
記相対変位を案内する案内装置を有し、前記支柱
は往復の索条が構成する索道路線の内側に立設さ
れており、前記終端滑車と前記受圧索輪は前記支
柱をはさんで反対側に配設されていることを特徴
としている。
以下、この考案の詳細を、一実施例を示す図面
について説明する。
第1図及び第2図において、1は索道のターミ
ナル構造である。索道のターミナル構造1は、索
道の折り返し点の地面2に鉛直に定礎立設された
支柱3を有する。支柱3は上端開放の中空角筒状
をなす。支柱3の内面下部には横桁7が水平に固
着されて底面をなし、横桁の上面中央にはブラケ
ツト8が固着されている。
支柱3の側部外面に沿つて鉛直上下方向に延び
る複数のガイドレール4a,4b,4c,4dが
固着されている。
索道のターミナル構造1はまた、フレーム5を
有する。フレーム5は下端開放で頂部6が閉じた
形状をなしている。
フレーム5の側部内面には複数のガイドローラ
ー14a,14b,…,14h及びガイドローラ
ー15a,15b,…,15hが枢着されてお
り、支柱3の外面のガイドレール2a,2b,2
c,2dの頂面及び側面に沿つて転動し得、これ
に従つてフレーム5が鉛直上下方向に摺動可能で
あるように構成されている。従つてフレーム5は
支柱3に遊挿外嵌した状態となつている。
フレーム5の頂部6の内面中央にはブラケツト
11が固着されている。ブラケツト11には油圧
シリンダ12のピストンロツド13が固着し、他
方油圧シリンダ12の他端はブラケツト8に固着
されており、油圧シリンダ12に作動油を供給し
または排出させることによつて、フレーム5を鉛
直上下に駆動することが可能である。
フレーム5の背面、即ち索道路線の終端側に対
向する面には、アーム16,17が固着されて、
片持状水平に索条路線の折り返し点に向かつて延
出し、これらのアーム16,17の平行な先端付
近に、軸18の両端が固着され、軸18には終端
滑車21が水平に枢着され、終端滑車21の周縁
には索条22が捲きまわされ、索条22には所定
の間隔毎に搬器23が固着・懸直されることは従
来と変らない。
フレーム5の正面、即ち、索道路線の中央側に
対向する面には他のアーム22が固着されて片持
状水平に延出しており、アーム22の先端部付近
には索条アーム23が固着支持されている。索条
アームは細長い棒状をなし、その中央部付近にお
いて、アーム22の延出方向と直交しかつ水平と
なるように、アーム22に固着されており、その
両端部26,27は自由端をなし、端部26,2
7は、索条22を誘導支承し得る複数の受索輪2
8a,28b,…,28f及び受索輪31a,3
1b,…,31fをそれぞれ備えた受索装置3
2,33がそれぞれ装備されている。
この実施例は、支柱3とフレーム5との間の相
対変位を案内する案内装置として、レールとガイ
ドローラーを用いたものであるが、これに限るも
のではなく、筒状の支柱とこれに遊挿外嵌する筒
状のフレームとの相対変位を案内し得る、任意の
案内装置を用いることができ、また、支柱とフレ
ームとの形状も、その案内装置に適する筒形状、
例えば円筒形等とすることができる。
〔作用〕
このように構成された索道のターミナル構造1
において、終端滑車21の高さ位置を上昇させる
時は、油圧シリンダ12に作動油を供給する。す
ると、油圧シリンダ12は下端を支柱3の底のブ
ラケツト8に固定されているから、ピストンロツ
ド13は鉛直上方に伸長してブラケツト11を押
し上げ、これによりフレーム5が上昇する。この
とき、レール4a,…,4dに沿つてガイドロー
ラー14a,…,14hが転動してこの支柱3と
フレーム5との相対変位を案内する。
フレーム5が上昇するに伴つてフレーム5に固
着されたアーム16,17も上昇し、アーム1
6,17に固着された軸18と、軸18に枢着さ
れた終端滑車21、従つて索条22も上昇するか
ら、雪面10の高さに応じた索道高になつた時、
油圧シリンダ12への給油を停止すればよい。上
昇した索条22は、受索装置32,33により誘
導支承される。
終端滑車21を下降させるときは、シリンダ1
2から作動油を排出させ、雪面の高さに応じた索
条高になつた時作動油の排出を停止すればよい。
(ハ) 考案の効果 以上の説明から明らかな通り、この考案の索道
のターミナル構造は、終端滑車、従つて索条の高
さ位置を可変とし、索道ターミナルの乗降場の積
雪量の変化に応じて乗降踏面と搬器との距離を乗
降に適した一定距離になるように調節可能とす
る。また支柱3は1本で充分な強度と剛性を保有
し得ることから、従来のターミナル構造より乗降
場の乗降踏面を広く使用することが可能となり、
乗客が乗降し易い。また小型で構造も簡単なた
め、安価である。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の一実施例に係わる索道のタ
ーミナル構造を示す一部破断側面説明図、第2図
は第1図に示す索道のターミナル構造の平面説明
図、第3図は第1図における−断面図の支柱
とフレームの嵌合部を示す拡大部分図、及び第4
図は従来の索道のターミナル構造を示す側面説明
図である。 1……索道のターミナル構造、2……地面、3
……支柱、4……ガイドレール、5……フレー
ム、6……頂部、7……横桁、8……ブラケツ
ト、10……雪面、11……ブラケツト、12…
…油圧シリンダ、13……ピストンロツド、14
……ガイドローラー、15……ガイドローラー、
16……アーム、17……アーム、18……軸、
21……終端滑車、22……索条、23……搬
器、24……アーム、25……受索アーム、26
……端部、27……端部、28……受索輪、31
……受索輪、32……受索装置、33……受索装
置、101……索道のターミナル構造、103…
…支柱、111……支柱、112……受索装置。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 一端のターミナルに索条を駆動しかつ索条に緊
    張を与える原動緊張滑車を配設し、他端のターミ
    ナルに索条を折返し誘導する終端滑車を配設した
    索道における前記他端のターミナル構造であつ
    て、固定位置に立設された筒状の支柱と、前記支
    柱に遊挿外嵌する筒状のフレームと、前記支柱に
    対して前記フレームを上下方向に相対変位させる
    ことができ前記支柱と前記フレームとに内蔵され
    ている油圧駆動装置と、前記フレームに支持され
    ており索道路線を構成する索条を折返し誘導する
    滑車と前記索条を誘導支承する受圧索輪とを備
    え、前記支柱と前記フレームとの間に前記相対変
    位を案内する案内装置を有し、前記支柱は往復の
    索条が構成する索道路線の内側に立設されてお
    り、前記終端滑車と前記受圧索輪は前記支柱をは
    さんで反対側に配設されていることを特徴とする
    索道のターミナル構造。
JP1985022353U 1985-02-19 1985-02-19 Expired JPH0343096Y2 (ja)

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JP1985022353U JPH0343096Y2 (ja) 1985-02-19 1985-02-19

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JP1985022353U JPH0343096Y2 (ja) 1985-02-19 1985-02-19

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JPS61138665U JPS61138665U (ja) 1986-08-28
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Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5844503A (ja) * 1981-09-09 1983-03-15 Toshiba Corp プログラマブルコントロ−ラのプログラム制御方法
JPS5842215U (ja) * 1981-09-17 1983-03-19 大可工業株式会社 雪掻き機

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5844503A (ja) * 1981-09-09 1983-03-15 Toshiba Corp プログラマブルコントロ−ラのプログラム制御方法
JPS5842215U (ja) * 1981-09-17 1983-03-19 大可工業株式会社 雪掻き機

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JPS61138665U (ja) 1986-08-28

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