JPH0343048Y2 - - Google Patents

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JPH0343048Y2
JPH0343048Y2 JP10076986U JP10076986U JPH0343048Y2 JP H0343048 Y2 JPH0343048 Y2 JP H0343048Y2 JP 10076986 U JP10076986 U JP 10076986U JP 10076986 U JP10076986 U JP 10076986U JP H0343048 Y2 JPH0343048 Y2 JP H0343048Y2
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【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案はデミスト制御機能を備えた自動車用空
調装置を制御するための空調制御装置に関する。
[従来技術の説明] 本考案に関連する従来技術のひとつとして、特
開昭59−84648号公報に記載の車両窓ガラスの曇
り除去装置がある。これは、ライトスイツチがオ
フのときの湿度設定値を高くし、ライトスイツチ
がオンのときの湿度設定値を低くして、リアガラ
スの表面付近の湿度を検出する結露センサの検出
湿度がライトスイツチのオン/オフに従つて選択
された湿度設定値よりも大となつた場合に、リア
デフオガを作動させるようにしたもので、これに
より、車外が暗い場合に早めにリアデフオガを作
動させ、夜間における良好な視界確保を図ろうと
したものである。
しかしながら、このような従来技術では、ライ
トスイツチがオンされている限り低い湿度設定値
に基づいて制御されるので、空調装置によるデミ
スト制御に適用した場合、デミスト制御の行なわ
れる機会が多くなる。デミスト制御では早急な曇
り除去の観点から車室内の空調制御に必要とされ
るよりも高い空調能力に制御されるので、デミス
ト制御の行なわれる機会が多くなれば車室内の空
調状態が悪化し、快適性が著しく損なわれること
となる。
[考案の目的] 本考案は上記観点に基づいてなされたもので、
その目的は、夜間走行中の良好な視界確保を図り
つつ車室内の快適性向上に寄与する空調制御装置
を提供することにある。
[目的を達成するための手段] 本考案においては、第1図に示されるように、
外気温度に基づいてコンプレツサが駆動可能か否
かを判断し、コンプレツサが駆動可能であれば少
なくともコンプレツサの駆動および送風機制御に
よりウインドガラスのデミストを行ない、コンプ
レツサが駆動可能でなければ少なくとも送風機制
御、モードドアの吹出制御およびインテークドア
の導入制御によりウインドガラスのデミストを行
なうデミスト制御手段を有する自動車用空調装置
を制御するための装置であつて、車外の明暗を判
定する明暗判定手段と、自動車が走行中か停止中
かを判定する走行/停止判定手段と、第1および
第2湿度判定レベルを有し、前記第1湿度判定レ
ベルは前記第2湿度判定レベルよりも低い湿度値
に設定されており、前記明暗判定手段および前記
走行/停止判定手段からの判定結果に応答して、
車外が暗く且つ自動車が走行中である場合に前記
第1湿度判定レベルを選択し前記以外の場合には
前記第2湿度判定レベルを選択する判定レベル選
択手段と、ウインドガラス内面の湿度を検出する
湿度検出手段と、前記判定レベル選択手段からの
選択結果および前記湿度検出手段からの検出湿度
とに応答し、検出湿度が選択された前記第1また
は第2湿度判定レベル以上の場合に以下となるま
で前記デミスト制御手段を駆動するデミスト駆動
手段とを有する空調制御装置によつて、上記目的
を達成する。
[考案の実施例] 第2図は本考案の一実施例を示す構成図であ
る。
図において、1は自動車用空調装置のダクト
で、その内部に、送風機2とエバポレータ3とヒ
ータコア4とが配設されている。エバポレータ3
およびヒータコア4は送風機2の下流に配設され
ており、それらの間に、冷気と暖気との混合割合
を調節するエアミツクスドア5が設けられてい
る。送風機2およびエアミツクスドア5は、
夫々、マイクロコンピユータ6の制御下におかれ
た送風機駆動回路7およびエアミツクスドア駆動
回路8、アクチユエータ9によつて、制御される
ようになつている。ダクト1の最上流には内外気
の導入選択を行なうためのインテークドア10が
設けられており、マイクロコンピユータ6の制御
下におかれたインテークドア駆動回路11および
アクチユエータ12によつて、内気/外気の導入
が制御されるようになつている。ダクト1の最下
流にはデフロスタ吹出口を開閉するデフドア13
とベント吹出口を開閉するベントドア14とフロ
ア吹出口を開閉するフロアドア15とが設けられ
ており、夫々、マイクロコンピユータ6の制御下
におかれたデフドア駆動回路16およびアクチユ
エータ17、ベントドア駆動回路18およびアク
チユエータ19、フロアドア駆動回路20および
アクチユエータ21によつて、制御されるように
なつている。22は当該空調装置のコンプレツサ
で、マイクロコンピユータ6の制御下におかれた
コンプレツサ駆動回路23で制御される電磁クラ
ツチ24によつて、図示しないエンジンとの結合
がオン/オフされるようになつている。マイクロ
コンピユータ6には、入力回路25を介して、湿
度センサ26によつて検出された湿度と、車室内
空調制御を要求するエアコンスイツチ27のオ
ン/オフ操作情報と、設定温度、室内温度、外気
温度および日射量等の空調制御情報と、ライトス
イツチのオン/オフ操作情報と、シフトレバーの
ニユートラル/パーキング操作情報とが与えられ
るようになつている。湿度センサ28は、ウイン
ドガラス内表面付近の湿度を検出するように、例
えばフロントガラス内面の視界の妨げとならない
上端隅部分などに貼着等の手段で設けられてい
る。ライトスイツチのオン/オフ操作情報は、ス
モールライトの点灯あるいはヘツドライトの点灯
の有無に応じて与えられる。追い越し時などに用
いられるパツシングスイツチの操作に伴なうヘツ
ドライトの点灯ではオン操作情報が与えられるこ
とはない。シフトレバーのニユートラル/パーキ
ング情報は、マニユアル車においてはシフトレバ
ーがニユートラル位置に操作されたか否か、オー
トマチツク車においてはニユートラル位置あるい
はパーキング位置に操作されたか否かに応じて与
えられる。例えば、シフトレバーのニユートラル
位置/パーキング位置への操作に応答するように
配設されたスイツチ手段によつて容易に実現する
ことができる。
第3図は上記構成の動作フローチヤートであ
る。以下第3図を併用して第2図の構成の動作を
説明する。
マイクロコンピユータ6は電源の印加で制御プ
ログラムがスタートし、初期化を経てステツプ3
0に入る。電源の印加は例えばイグニツシヨンス
イツチの閉成で与えられる。ステツプ30でエア
コンスイツチ27がオンされているか否かの判断
が行なわれ、オンされていればステツプ31の車
室内空調制御を経てステツプ32に入り、オフさ
れている場合には直ちにステツプ32に移行す
る。ステツプ31の車室内空調制御では、周知の
ように、設定温度、室内温度、外気温度および日
射量等の空調制御情報に基づいて、車室内が設定
温度となるように、送風機2、エアミツクスドア
5、コンプレツサ22、インテークドア10およ
びモードドア13,14,15の制御が行なわれ
る。
ステツプ32ではライトスイツチのオン/オフ
操作情報に基づいてライトスイツチがオンとなつ
ているか否かの判別が行なわれ、ライトスイツチ
がオンされていれば車外が暗いと判定とされ、オ
フされていれば明るいと判定される。ステツプ3
2でライトスイツチオンの判別が行なわれた場合
には次のステツプ33に進み、自動車が走行中で
あるか否かの判別が行なわれる。この判別は、シ
フトレバーのニユートラル/パーキング操作情報
に基づいてシフトレバーがニユートラルあるいは
パーキングになつていれば停止状態と判定され、
その以外のシフト位置では走行中と判定される。
ステツプ33で走行中と判定された場合にはステ
ツプ34に進み、第1湿度判定レベルAの選択が
行なわれる。ステツプ32でライトスイツチオフ
の判別が行なわれた場合、または、ステツプ33
で停止状態と判定された場合にはステツプ35に
移行し、第2湿度判定レベルBの選択が行なわれ
る。第1湿度判定レベルAは車外が暗い場合の判
定レベルであり、第2湿度判定レベルBは明るい
場合の判定レベルである。車外が明るい場合と暗
い場合とでは同一湿度に基づくウインドガラス内
面の結露に対して暗い場合の方が車外が見えずら
くなることが知られている。そのため、第1湿度
判定レベルAは第2湿度判定レベルBよりも低く
設定されている。第1湿度判定レベルAおよび第
2湿度判定レベルBは車外の明暗に応じた良好な
視界性確保に観点に基づいて実験的に定められ、
例えば第1湿度判定レベルAを80%〜85%、第2
湿度判定レベルBを90%〜95%程度とすることが
できる。第1湿度判定レベルAは、ステツプ32
で車外が暗いと判定され且つステツプ33で走行
中と判定された場合にのみ、選択される。車外が
暗いと判定されても走行中と判定されなければ第
1湿度判定レベルAよりも高い第2湿度判定レベ
ルBが選択されることとなる。ステツプ34,3
5で湿度判定レベルが選択された後はステツプ3
6に入り、湿度センサ26によつて検出されたウ
インドガラス内面の湿度Rの取り込みが行なわれ
る。次いでステツプ37で、取り込まれた湿度R
と選択された第1湿度判定レベルAまたは第2湿
度判定レベルBとの間の大小比較が行なわれ、R
≧AまたはBの場合にステツプ38のデミスト制
御が選択されることとなる。ステツプ37で、取
り込まれた湿度Rが選択された湿度判定レベルA
またはB未満の場合にはデミスト制御を選択する
ことなくステツプ30に戻される。従つて、ステ
ツプ38のデミスト制御は、車外が暗く且つ走行
中の場合には湿度レベルの低い第1湿度判定レベ
ルAに基づいて選択され、それ以外の場合には湿
度レベルの高い第2湿度判定レベルBに基づいて
選択されることとなる。そのため、デミスト制御
の行なわれる機会が低減されることとなる。
デミスト制御の内容としては周知の制御を適用
することができ、例えば第4図に示すような制御
が行なわれる。第4図において、先ずステツプ3
80で空調制御情報のうちの外気温度を取り込
み、次のステツプ381で、取り込まれた外気温
度に基づいてコンプレツサ22の駆動が可能か否
かの判断が行なわれる。この判断は、例えば、外
気温度2℃と6℃との間でヒステリシスをもた
せ、外気温度が6℃以上に上つた場合にコンプレ
ツサ22の駆動が許可され、外気温度が2℃以下
に下がつた場合にその駆動が禁止される。コンプ
レツサ22の駆動が許可された場合はステツプ3
82,383でコンプレツサ22の駆動および送
風機2の駆動制御によるデミストが行なわれ、外
気温度が低くコンプレツサ22の駆動が禁止され
た場合はステツプ384,385,386で送風
機2の駆動制御、モードドア13,14,15の
吹出制御およびインテークドア10の導入制御に
よるデミスト制御が行なわれる。ステツプ38の
デミスト制御の後はステツプ32に戻され、デミ
スト必要性の新たな判別が行なわれることとな
る。
デミスト制御の必要がなければ前述したように
ステツプ37からステツプ30に戻され、上述の
動作が繰り返される。
第5図Aおよび第5図Bは湿度判定レベルの別
の選択例を示すフローチヤートで、第5図Aは第
1湿度判定レベルAの選択を示し第3図のステツ
プ34に代えて挿入され、第5図Bは第2湿度判
定レベルBの選択を示し第3図のステツプ35に
代えて挿入される。本例の特徴は、非降雨時か降
雨時かをワイパースイツチのオン/オフ操作情報
に基づいて判定し、降雨時の第1湿度判定レベル
をA1、第2湿度判定レベルをB1とし、非降雨時
の第1湿度判定レベルをA2、第2湿度判定レベ
ルをB2として、A1をA2よりも低い湿度値(例え
ばA1=75%、A2=80%)、B1をB2よりも低い湿
度値(例えばB1=85%、B2=90%)に設定し、
ウインドガラス内面により結露を生じやすい降雨
時により早くデミスト制御を行なうことにある。
その他の構成および動作は先の実施例で述べた通
りである。
以上述べた実施例においては、車外の明暗をラ
イトスイツチの操作に基づいて判定したが、周知
の日射センサあるいはその他の光学手段によつて
直接的に車外の明暗を検出するようにしてもよ
い。また、シフトレバーのニユートラル/パーキ
ング操作に基づいて走行中か否かを判定したが、
車速が0か否かに基づいて判定するようにしても
よい。
[考案の効果] 以上説明したように本考案によれば、車外が暗
く且つ走行中の場合にのみ第2湿度判定レベルよ
りも低い湿度値に設定された第1湿度判定レベル
を選択することとしたので、車外が暗い場合でも
信号で停止している場合などのように走行中では
ない場合には、低い湿度値の第1湿度判定レベル
は選択されず、第1湿度判定レベルよりも高い湿
度値に設定された第2湿度判定レベルに従つてデ
ミスト制御が行なわれることとなり、デミスト制
御の機会を低減することができ、車室内の快適性
向上に寄与すると共に、自動車の走行中は低い湿
度値の第1湿度判定レベルに従うデミスト制御が
行なわれるので夜間走行における良好な視界確保
を図ることができるなどの効果を奏する空調制御
装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の構成図、第2図は本考案の一
実施例を示す構成図、第3図は第2図の構成の動
作フローチヤート、第4図は第3図におけるデミ
スト制御の一例を示すフローチヤート、第5図A
および第5図Bは第3図における湿度判定レベル
の別の選択例を示すフローチヤートである。 2……送風機、3……エバポレータ、4……ヒ
ータコア、5……エアミツクスドア、6……マイ
クロコンピユータ、13……デフドア、14……
ベントドア、15……フロアドア、22……コン
プレツサ、26……湿度センサ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 外気温度に基づいてコンプレツサが駆動可能か
    否かを判断し、コンプレツサが駆動可能であれば
    少なくともコンプレツサの駆動および送風機制御
    によりウインドガラスのデミストを行ない、コン
    プレツサが駆動可能でなければ少なくとも送風機
    制御、モードドアの吹出制御およびインテークド
    アの導入制御によりウインドガラスのデミストを
    行なうデミスト制御手段を有する自動車用空調装
    置を制御するための装置であつて、車外の明暗を
    判定する明暗判定手段と、自動車が走行中か停止
    中かを判定する走行/停止判定手段と、第1およ
    び第2湿度判定レベルを有し、前記第1湿度判定
    レベルは前記第2湿度判定レベルよりも低い湿度
    値に設定されており、前記明暗判定手段および前
    記走行/停止判定手段からの判定結果に応答し
    て、車外が暗く且つ自動車が走行中である場合に
    前記第1湿度判定レベルを選択し前記以外の場合
    には前記第2湿度判定レベルを選択する判定レベ
    ル選択手段と、ウインドガラス内面の湿度を検出
    する湿度検出手段と、前記判定レベル選択手段か
    らの選択結果および前記湿度検出手段からの検出
    湿度とに応答し、検出湿度が選択された前記第1
    または第2湿度判定レベル以上の場合に以下とな
    るまで前記デミスト制御手段を駆動するデミスト
    駆動手段とを有することを特徴とする空調制御装
    置。
JP10076986U 1986-06-30 1986-06-30 Expired JPH0343048Y2 (ja)

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JPS637014U JPS637014U (ja) 1988-01-18
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