JPH034279Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH034279Y2
JPH034279Y2 JP1985056044U JP5604485U JPH034279Y2 JP H034279 Y2 JPH034279 Y2 JP H034279Y2 JP 1985056044 U JP1985056044 U JP 1985056044U JP 5604485 U JP5604485 U JP 5604485U JP H034279 Y2 JPH034279 Y2 JP H034279Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
fragrance
rotor
electromagnet
base
aroma
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP1985056044U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS61171937U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP1985056044U priority Critical patent/JPH034279Y2/ja
Publication of JPS61171937U publication Critical patent/JPS61171937U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH034279Y2 publication Critical patent/JPH034279Y2/ja
Expired legal-status Critical Current

Links

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、装飾的揺動芳香器具に関し、室内の
空気の対流、温度、湿度などの変化によつて芳香
の強さが著るしく変化する従来品の不利益を克服
して、ほぼ定常的に所望の強さの芳香を放散で
き、更に、従来品に比してより広い空間に長時間
にわたつて所望の芳香を安定に放散可能であつ
て、且つ揺動乃至回転子の運動に伴なう動的な装
飾的効果を兼備して、室内等の置物としての視覚
に訴えるインテリア効果をも達成できる装飾的揺
動芳香器具に関する。
更に詳しくは、本考案は、電磁石4を有する基
台1、該基台1上に設置された支持用部材2、該
支持用部材2に揺動乃至回転可能に支持され且つ
上記電磁石4との間の磁力的反撥作用により揺動
乃至回転可能に配置された永久磁石3を持つ揺動
乃至回転子6を有して成り、該揺動乃至回転子6
の一部に香気放散可能に芳香剤7を収容したこと
を特徴とする装飾的揺動芳香器具に関する。
近時、例えば、家屋の室内、乗り物の車内、ト
イレ、浴室などの広義の居住空間に、所望の芳香
を発散させるための芳香器具が、種々、開発され
実用に供されている。このような従来芳香器具と
しては、芳香を含浸させた固形物を適当なケース
に収納して静置しておき、上記居住空間の空気の
対流を利用して芳香を室内に放散させるタイプの
芳香器具や、香料を含浸させた固形物を適当な弾
性支持棒の先端に設けた中空ケース内に収容し、
例えば自動車の如き振動を伴う室内に静置し、振
動により弾性支持体に支持された中空ケースが揺
動するのを利用して芳香を室内に放散させるタイ
プの芳香器具が知られており、実用に供されてい
る。
しかしながら、前者のタイプの芳香器具におい
ては、室内の空気の対流、温度、湿度などの変化
による影響を受け易く、その変化に伴つて芳香の
強さが著るしく変化する難点があり、更に、芳香
の有効作用空間も可成り狭い空間に限られる難点
がある。又、後者のタイプの芳香器具において
は、自動車の如き振動を伴う室内でしか揺動によ
るより広い空間への芳香放散効果が達成できない
難点があり、更に、その揺動は自動車の振動に支
配されるため、所望の強さの芳香を定常的に安定
して放散させることができない難点がある。
本考案者は、上述のような従来芳香器具の不利
益を克服できる芳香器具を提供すべく検討を重ね
た結果、磁力的反撥作用を利用することによつ
て、構造簡単で且つ作製容易な利点と共に、室内
の空気の対流、温度、湿度などの変化による芳香
の強さの著るしい変化に伴うことなしに、ほぼ定
常的に所望の強さの芳香を広い空間に長時間にわ
たつて安定に放散供給することができ、更に揺動
乃至回転子の運動に伴なう動的な装飾的効果を兼
備して、広義の居住空間の置物としての視覚に訴
えるインテリア効果をも達成できる装飾的揺動芳
香器具の開発に成功した。
従つて、本考案の目的は、従来芳香器具の不利
益を克服し、上述の諸改善効果を達成できる新し
いタイプの装飾的揺動芳香具を提供するにある。
本考案の上記目的及び更に多くの他の目的なら
びに利点は、以下の記載から一層明らかとなるで
あろう。
本考案品は、電磁石4を有する基台1、該基台
1上に設置された支持用部材2、該支持用部材2
に揺動乃至回転可能に支持され且つ上記電磁石4
との間の磁力的反撥作用により揺動乃至回転可能
に配置された永久磁石3を持つ揺動乃至回転子6
を有して成り、該揺動乃至回転子6の一部に香気
放散可能に芳香剤7を収容したことを特徴とす
る。
以下、添付図面を用いて本考案品の一態様につ
いて更に詳しく説明する。添付図面第1図は、本
考案品の一例について、その全体的な構成を示す
略示的斜視図であり、第2図はその揺動乃至回転
子6の内部構造の一例を示す略示的断面図であ
る。
第1図及び第2図に示した例において、図中、
点線で示した電磁石4は基台1の内部空間に収容
された例で示されているが、その設置位置は、永
久磁石3を持つ揺動乃至回転子6が該基台1に近
づいた際に、該永久磁石3との間に磁力的反撥作
用を生ずることにより、該揺動乃至回転子6に揺
動乃至回転作用を与えることのできる基台1の任
意の位置に設けてよい。該電磁石4は、マグネツ
ト・コイルと乾電池との組み合わせから成るのが
普通であるが、乾電池の代りに、室内の適当な電
源から通電するように設計変更することもでき
る。電磁石4は、そのN極及びS極を交互に変化
できるように、電流の方向を自動的に切り換える
自動切り換えスイツチを具備することができる。
上述の如き電磁石4を有する基台1上には、揺
動乃至回転子6を揺動乃至回転可能に支持するた
めの支持用部材2が設置され、該支持用部材2に
は、上記電磁石4との間の磁力的反撥作用により
揺動乃至回転可能に配置された永久磁石3を持つ
揺動乃至回転子6が、揺動乃至回転可能に支持さ
れている。第1図に示した例においては、アーム
6′で連結された2ケの揺動乃至回転子6,6が、
支持用部材2の上端部に支点5を介して揺動乃至
回転可能に支持された例で示されている。
本考案品においては、上記揺動乃至回転子6の
一部に香気放散可能に芳香剤7が収容されてい
る。その内部構造の一例が第2図に示されてお
り、この例ではアーム6′付きの揺動乃至回転子
6は中空球形状に設計され、その一部に永久磁石
3が固定され、更に芳香剤7が収容されている。
そして、中空球形状揺動乃至回転子6の壁には、
該壁を貫通して複数の通気口8,8,…が穿設さ
れ、芳香剤7から揮散する芳香が該通気口8,
8,…を介して、揺動乃至回転子6の外へ放散可
能なように設計されている。
本考案品は、上述したように、電磁石4を有す
る基台1、該基台1上に設置された支持用部材
2、該支持用部材2に揺動乃至回転可能に支持さ
れ且つ上記電磁石4との間の磁力的反撥作用によ
り揺動乃至回転可能に配置された永久磁石3を持
つ揺動乃至回転子6を有して成り、該揺動乃至回
転子6の一部に香気放散可能に芳香剤7を収容し
た構造を有するため、永久磁石3を持ち且つ芳香
剤7を収容した揺動乃至回転子6の自重による基
台1方向への降下円運動作用、その慣性運動作用
及び該永久磁石3と基台1が有する電磁石4との
間の磁力的反撥作用の相互作用、更には、所望に
より、これらの作用と電磁石4のN極及びS極の
切り換えによる吸引及び反撥作用の組み合わせに
よつて、該揺動乃至回転子6は支点5を中心とす
る円形もしくは半円形状の揺動乃至回転運動を生
じ、この揺動乃至回転運動に伴つて、揺動乃至回
転子6の一部に収容された芳香剤7の香気は、室
内の空気の対流、温度、湿度に影響されることな
しに、ほぼ定常的に、所望の強さの芳香強度を維
持して、より広い空間に長時間にわたつて安定に
放散供給され、更に、揺動乃至回転子6の運動に
伴なう動的な装飾的効果を兼備して、置物として
の視覚に訴えるインテリア効果をも達成すること
ができる。
上、添付図面を用いて、本考案品の一態様につ
いて詳しく説明したが、本考案の特徴を逸脱する
ことなしに、種々の設計変更が可能であり、その
ような変更は本考案の範疇に包含される。例え
ば、電磁石4を有する基台1の形状、材質及び基
台1への電磁石4の設置位置などは適宜に選択し
て設計変更可能であり、支持用部材2の形状、本
数、材質及び基台1上への該支持用部材の設置位
置ならびに固定手段なども、適当に選択変更する
ことができる。更に、アーム6′ならびに揺動乃
至回転子6の形状、数、材質及び支持用部材2へ
の支持手段ならびに支持支点の位置なども適宜に
選択変更することができる。これら各部材の材質
としてはプラスチツクス、金属、セラミツクス、
木材、それらの適当な組み合わせを例示でき、適
当に選択して利用できる。また、揺動乃至回転子
6の形状も幾何学的形状に限らず、たとえば花、
動物、人形などの如きそれ自体装飾的な表現を持
つ他の任意の形状を選択利用することができる。
更に又、支持用部材やアーム6′の形状も直線状
の形状に限らず、適当な湾曲状や曲線もしくは波
線その他の折れ曲がり線形状を有するそれ自体装
飾的な表現を持つ任意の他の形状に設計すること
ができる。又更に、揺動乃至回転子6はアーム
6′に着脱可能な構造で連結して、この部分のみ
を取り換え可能にすることができるし、或は又、
適当ケ所に脱着可能もしくは開閉可能な芳香剤の
補充乃至入れ換え用開口部を設けることもでき
る。更に、芳香剤の放散用の通気口8の形状、
数、穿設位置も芳香放散可能に芳香剤7を収容で
きるかぎり、任意の他の形状、数及び穿設位置と
することができる。
更に、本考案品において、利用する芳香剤7に
も特別な制約はなく、例えば公知の天然香料、合
成香料などを適当に組合せて調製した各種タイプ
の香気を有する調合香料を使用することができ
る。該調合香料は液状もしくは該調合香料を例え
ば、シリカゲル、アルミナ、タルク、パルプマツ
ト、紙などの多孔質材料、熱可塑性樹脂のごと
き樹脂材料などに含有させ、適当な形状にして用
いることができる。
【図面の簡単な説明】
添付図面第1図は本考案品の一例について、そ
の全体的な構成を示す略示的斜視図であり、第2
図はその揺動乃至回転子6の内部構造の一例を示
す略示的断面図である。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 電磁石4を有する基台1、該基台1上に設置さ
    れた支持用部材2、該支持用部材2に揺動乃至回
    転可能に支持され且つ上記電磁石4との間の磁力
    的反撥作用により揺動乃至回転可能に配置された
    永久磁石3を持つ揺動乃至回転子6を有して成
    り、該揺動乃至回転子6の一部に香気放散可能に
    芳香剤7を収容したことを特徴とする装飾的揺動
    芳香器具。
JP1985056044U 1985-04-17 1985-04-17 Expired JPH034279Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1985056044U JPH034279Y2 (ja) 1985-04-17 1985-04-17

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1985056044U JPH034279Y2 (ja) 1985-04-17 1985-04-17

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS61171937U JPS61171937U (ja) 1986-10-25
JPH034279Y2 true JPH034279Y2 (ja) 1991-02-04

Family

ID=30579278

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1985056044U Expired JPH034279Y2 (ja) 1985-04-17 1985-04-17

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH034279Y2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7452503B2 (en) * 2003-01-29 2008-11-18 Susan Hart, legal representative Kinetic air dispenser
JP4915942B2 (ja) * 2007-05-28 2012-04-11 フマキラー株式会社 着用型薬剤拡散装置

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5922145B2 (ja) * 1978-03-09 1984-05-24 松下電器産業株式会社 太陽熱給湯装置

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6021080Y2 (ja) * 1982-04-19 1985-06-24 東洋製罐株式会社 スイング容器
JPS5922145U (ja) * 1982-08-04 1984-02-10 株式会社白元 芳香発散装置

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5922145B2 (ja) * 1978-03-09 1984-05-24 松下電器産業株式会社 太陽熱給湯装置

Also Published As

Publication number Publication date
JPS61171937U (ja) 1986-10-25

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7762865B2 (en) Crib mobile with animated characters
US4568521A (en) Solar-powered aroma generator
JPH034279Y2 (ja)
US7452503B2 (en) Kinetic air dispenser
JP3087867U (ja) スィング式球体芳香容器
JP3042752U (ja) 万華鏡
JPS5822748Y2 (ja) 芳香剤の取付台
CN218187394U (zh) 一种基于钟摆原理的扩香器
CN220404506U (zh) 一种扩香装置
JPH0364648U (ja)
JPH03146012A (ja) 自動回転ハンガー
JPS5915641Y2 (ja) 芳香剤払散装置
CN211188433U (zh) 一种多功能性自动无雾香薰机
JPH01148100U (ja)
CN209548430U (zh) 具有音箱功能的旋转香薰灯
JPS6344047Y2 (ja)
JP3050583U (ja) スイング式芳香箱
KR200301857Y1 (ko) 방향효과를 갖는 촛대
JPH0919491A (ja) 香り放出用装置、及び芳香具、及び香り携帯容器
JPH0545310Y2 (ja)
KR200471859Y1 (ko) 가교된 폴리아크릴레이트염을 이용한 가습기
JPS6021075Y2 (ja) 空気揮散性物質用容器
JP3015624U (ja) 香気発生装置を備える自動給水鉢
JP3025404U (ja) 脱臭・芳香機能付き花鉢体
JPS6229035Y2 (ja)