JP3025404U - 脱臭・芳香機能付き花鉢体 - Google Patents

脱臭・芳香機能付き花鉢体

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JP3025404U
JP3025404U JP1995013707U JP1370795U JP3025404U JP 3025404 U JP3025404 U JP 3025404U JP 1995013707 U JP1995013707 U JP 1995013707U JP 1370795 U JP1370795 U JP 1370795U JP 3025404 U JP3025404 U JP 3025404U
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悦子 鈴木
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Yushiro Chemical Industry Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 脱臭材等を収納した容器を配置した花鉢本体
又は該容器の、開口部周縁に、造花を固定するための保
持用部材を取り付け、美観と優れた脱臭・芳香効果とを
併せ有する脱臭・芳香機能付き花鉢体を提供することを
目的とする。 【解決手段】 板状部21の上面に係止部22、下面又
は側面に立設状取着部23が一体に設けられ、板状部2
1の周縁部を除くほぼ全面に多数の貫通孔211が設け
られた造花保持用部材2の、係止部22に所望の造花を
適量保持、固定する。一方、脱臭材等を収納した容器の
蓋を開け、これを花鉢本体1の中へ配置する。その後、
この花鉢本体1の開口部周縁11に、造花保持用部材2
の立設状取着部23を嵌め込み、且つ板状部21の周縁
下面を、花鉢本体1の上方側に形成された棚部12に当
接させて載置し、脱臭・芳香機能付き花鉢体を得た。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、脱臭・芳香機能付き花鉢体に関する。本考案の脱臭・芳香機能付き 花鉢体は、デパート、美術館、図書館、学校、役所等の公共の場、或いはオフィ ス、商店、一般家屋等の受付、室内、トイレなどに置くことができる。そして、 造花の美しさを楽しむことができるとともに、煙草の臭い他、各種臭気を消臭す るため、或いは好ましい香りを楽しむために利用される。
【0002】
【従来の技術】
従来より、脱臭剤、芳香剤或いは消臭芳香剤等は、建屋、自動車の室内等にお いて、悪臭の除去、空気の清浄化、室内の香り付け等を目的に使用されている。 この場合、脱臭剤等は、置物、人形等を形どった専用容器に収納して用いられる 他、草花が植えられた鉢の土壌に混入したり、所定の吸収材に含浸等させて鉢体 内に充填するなどして用いられている。
【0003】 例えば(1) 実開昭58−172427号公報には、鉢本体内に配置された発泡 体層の上部に、芳香性を付与された砂利層が設けられた鉢が記載されている。ま た、(2) 実開平3−81318号公報には、鉢本体内に、多孔質セラミックス、 スポンジ、高分子吸収剤等の液体を吸収する性状の素材からなる吸収材を充填し て、これに液状の脱臭剤、空気清浄化剤等を含浸させた鉢が記載されている。更 に、(3) 上記(2) の公報には、鉢本体の内部に液体を吸収する素材からなる吸収 材を充填して、これに液体状の空気清浄剤を含浸させた鉢も開示されている。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
上記の置物、人形等を形どった容器に脱臭剤等を収納した脱臭又は芳香用具で は、例えば人形を形どったものなどでは装飾的な機能はある、しかし、場所、季 節等に合わせて、その外観を適宜変更するなどということはできない。また、上 記(1) 、(2) の鉢では、脱臭剤等の取り替え作業に手間がかかり、脱臭剤等の量 的な調製なども困難であるという問題もある。
【0005】 更に、(3) の鉢では、液状体を適宜補充することができるため、ある程度脱臭 、芳香機能を持続させることはできる。しかし、長期間使用すれば、液状体を吸 収する素材そのものが劣化し、結局、取り替えが必要となる。尚、これらの鉢に 造花を取り付ける場合、鉢体内部に充填された土壌又は発泡体層に固定せざるを 得ず、安定して取り付けることができない。
【0006】 本考案は、上記観点に鑑みてなされたものであり、造花を確実に保持、固定で きる造花保持用部材を、第1考案では、花鉢本体の開口部周縁に取り付け、花鉢 本体内の造花保持用部材より下をすべて空間としたことを特徴とする。これによ り、脱臭及び芳香の少なくとも一方の作用を有する物質(以下、「脱臭材等」と いう。)が収納された容器を配置するための広い空間が確保される。また、第2 考案では、上記造花保持用部材を、上記容器の開口部周縁に直接取り付け、造花 保持用部材と容器とを一体に花鉢本体内に配置することを特徴とする。
【0007】 本考案の花鉢体では、上記のような構造とすることにより、構造が簡易となり 、脱臭材等の取り替えも容易となる。また、造花による優れた美観とともに、人 が脱臭材等に直接手を触れることがなく安全性の高い脱臭・芳香機能付き花鉢体 を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
第1考案の脱臭・芳香機能付き花鉢体は、花鉢本体と、該花鉢本体の開口部周 縁に着脱自在に取り付けられる造花保持用部材と、該花鉢本体の内部に配置され る容器と、該容器中に収納される脱臭材等と、を備え、上記造花保持用部材は、 多数の貫通孔を有する板状部と、該板状部の上面に設けられた造花を保持するた めの複数個の係止部と、該板状部の下面又は側面に設けられ、上記花鉢本体内に 圧入されて、該本体の内面に圧接状態にて係止される2個以上の立設状取着部と 、からなることを特徴とする。
【0009】 また、第2考案の脱臭・芳香機能付き花鉢体は、花鉢本体と、該花鉢本体の内 部に配置され、その開口部周縁にフランジ部を有する容器と、該容器の開口部周 縁に着脱自在に取り付けられる造花保持用部材と、該容器中に収納される脱臭及 び芳香の少なくとも一方の作用を有する物質と、を備え、上記造花保持用部材は 、多数の貫通孔を有する板状部と、該板状部の上面に設けられた造花を保持する ための複数個の係止部と、該板状部の下面又は側面に設けられ、上記花鉢本体内 に挿入されて、該本体の内面に接した状態にて係止される2個以上の立設状固定 部と、該板状部の下面に設けられ、上記フランジ部に嵌合固定される爪部と、か らなることを特徴とする。
【0010】 上記「花鉢本体」としては、その材質は特に制限されず、陶器、ガラス、プラ スチック、金属又は素焼き等からなる花瓶又は鉢を使用することができる。形状 、寸法も制限はなく、通常、市販されているものをそのまま用いることができる 。但し、開口部が極端に絞られて細くなっているものは、上記「容器」を取り替 える際の出し入れが不便である。また、そのような小さな開口部を通じて出し入 れできる容器は細長いものとなり、安定して固定するための手段が必要となる。 更に、その内容積も小さくなるため収納される脱臭材等の量も少なくなり、脱臭 ・芳香効果を長期間持続させることができず好ましくない。
【0011】 容器は、第1考案では、その材質、形状等、特に限定はされず、市販のもの等 をそのまま使用することができる。また、第2考案では、造花保持用部材の下面 に設けられた爪部を嵌合するためのフランジ部を備え、且つこのフランジ部も含 め、造花保持用部材を持って一体に持ち上げた場合に、容易に落下しない程度の 強度を有するものであれば、その他の点では特に制限はされない。この容器は、 特に脱臭材等が液状である場合などは、容易に転倒することのない安定したもの が好ましい。更に、上記「脱臭材等」も、市販の各種のものを特に制限されるこ となく使用することができる。
【0012】 本考案は、造花保持用部材を、花鉢本体又は脱臭材等を収納する容器の開口部 周縁に取り着けることを最も大きな特徴としている。そして造花はすべて保持用 部材の上面に係止されており、花鉢本体の中のほとんど全体を容器を配置するた めの空間として利用することができる。そのため、特に開口部の広い花鉢本体で は、脱臭材等が収納される容器が相当に大きなものであっても、その中に容易に 配置することができる。
【0013】 しかも第1考案では、造花保持用部材は花鉢本体に着脱自在に取り付けられる ため、容器の出し入れも非常に容易であり、容器の素材、形状及び収納される脱 臭材等の種類、その量なども何ら制限はされない。また、第2考案では、造花保 持用部材の中心部に設けられた長い棒状体の先端を持って、保持用部材と容器と を一体に取り出すことができる。この第2考案では、容器、特にそのフランジ部 は、上記のように一体に取り出した際に、容器及び収納される脱臭材等の重量を 支え得る強度が必要であるが、脱臭材等の種類、量などは第1考案と同様、何ら 制限はされない。
【0014】 尚、造花も現在では生花と見分けがつかないほどに精緻に造られており、生花 のようなメンテナンスも不要である。そのため、本考案の脱臭・芳香機能付き花 鉢体では、美観を容易、且つ安定して継続させるために生花よりもむしろ造花を 使用している。
【0015】
【考案の実施の形態】
以下、本考案を実施例により具体的に説明する。 図1は、本実施例において使用した花鉢本体1と、造花保持用部材2との相関 を分かり易く示すための、上方より見た斜視図である。図2は、立設状取着部2 3が、造花保持用部材2の板状部21にどのように設けられているかを分かり易 く示すため、造花保持用部材2を下方から見た斜視図である。板状部21には、 この実施例では、その周縁部を除いて略同形状の断面正方形の貫通孔211が多 数設けられている。
【0016】 上記貫通孔211の形状、大きさ等は適宜のものとすればよく、板状部21の 上面に造花を保持、固定するための所要数の係止部22を設けることができれば よい。また、脱臭材等が気化、揮散するもの或いは気化、揮散して効果を発現す る成分を含むものであれば、それを妨げることのない形状、大きさ及び個数であ ればよい。尚、造花保持用部材2の材質は特に制限されず、プラスチック、木材 、金属等を使用し得る。
【0017】 この造花保持用部材2は、花鉢本体1の内部に配置される容器3中の脱臭材等 に、人が直接手を触れないようにすることも目的としている。そのため、上記貫 通孔211を、人、特に子供の指が入らない程度の寸法の格子状等とすれば、板 状部21の強度も十分で、子供が指を入れることもないため好ましい。
【0018】 また、上記の係止部22は、造花の下端部の構造等によって、それを確実に保 持、固定できる形状とすればよい。この係止部22は、第3考案のように中実又 は中空の棒状体とすることが好ましく、この棒状体は、第4考案のように二股状 若しくは三股状にすることもできる。このように二股状又は三股状とすれば、相 隣る棒状体に花と葉とを保持、固定することができる。棒状体の先端は平板であ ってもよいし、下端部に差し込み口が設けられた造花を使用する場合は、作業し 易いように、先端を丸みを帯びた或いは尖った形状としてもよい。
【0019】 更に、造花保持用部材2の板状部21の下面に設けられる立設状取着部23は 、造花保持用部材2を花鉢本体1の開口部周縁11に安定して取り付けることが できる形状であればよい。本実施例では、花鉢本体1の開口部周縁11のくびれ に沿って圧入され、それ自体の外部へ拡がろうとする力で花鉢本体1の内壁を押 圧することにより、確実に取り付けることのできる複数のバネ状の棒状体となっ ている。
【0020】 花鉢本体1の開口部周縁11はどのような構造であってもよい。例えば立設状 取着部23の弾性を大きくして、花鉢本体1の内壁を押圧する力を強くすれば、 ストレートな構造であっても、造花保持用部材2を安定して固定することができ る。この開口部周縁11には、第6考案のように、また本実施例のように、花鉢 本体1の上方側に、造花保持用部材2を載置させる棚部12を形成することが好 ましい。そして、第7考案のように、立設状取着部23をこの棚部12よりも内 側に形成した構造とすれば、造花保持用部材2がより安定して固定される。また 、立設状取着部23を棚部12に沿って容易に押し込むことができる。
【0021】 更に、造花保持用部材2を構成する板状部21、係止部22及び立設状取着部 23は、第9考案のように、部材全体を同時に一体に成形したものであることが 好ましい。このようにすれば、係止部22或いは立設状取着部23が板状体21 から外れるようなことがない。また、上記各部材をそれぞれ別々に成形し、板状 部21の所定位置に、係止部22と立設状取着部23を機械的に係止したり、接 着又は融着等適宜の手段で固定することもできる。
【0022】 尚、別々に成形した後、一体とする場合は、板状部21、係止部22及び立設 状取着部23は、それぞれその材質は同じであっても、異なっていてもよい。例 えば係止部22及び立設状取着部23を金属製とし、これをプラスチック製又は 木製の板状部21に固定してもよい。特に弾性の大きい金属からなる板状体を立 設状取着部23として使用すれば、造花保持用部材2をより強固に花鉢本体1に 固定することができる。
【0023】 板状部21、係止部22及び立設状取着部23を一体に成形する場合は、材質 はプラスチックが好ましい。プラスチックであれば相当に複雑な構造であっても 、インジェクション成形法等によって容易に成形することができる。プラスチッ クとしては、軟質塩化ビニル樹脂、ポリオレフィン、ポリアミド等の汎用樹脂を 使用することができる。板状部21、係止部22及び立設状取着部23には、適 度な機械的強度が必要であるが、軟質塩化ビニル樹脂であれば十分である。また 、特に立設状取着部23は、高密度ポリエチレン、ポリプロピレン等の優れた強 度と高い弾性とを併せ有するプラスチックによって成形してもよい。
【0024】 図3は、容器3に取り付けられた蓋31を略半分開けた状態を示す斜視図であ る。この容器3としては、ガラス製、プラスチック製、金属製等の他、プラスチ ックをラミネートした紙からなるもの等いずれも使用することができる。また、 容器3は、容易に転倒することがない限り、花鉢本体1の大きさ、形状、開口部 の広さ等により、適宜の形状及び寸法とすることができる。
【0025】 この容器3としては、例えばポリプロピレン等のプラスチック又は金属等から なるコップ様のものを使用することができ、これに例えばプラスチック製等の蓋 を被せるようにすればよい。蓋としては、アルミニウムの片面にプラスチックを ラミネートしたシート等からなる蓋31が好ましい。この蓋31は容器3に熱融 着して、密閉構造の容器とすることができる。そのようにすれば、容器3中に収 納される脱臭材等が固体状、液体状、ゲル状等どのような性状のものであっても 漏洩の恐れもなく、且つ取り扱い易く、また容器3の取り替えも容易である。
【0026】 図3〜図5は、未使用の容器3を花鉢本体1の中に配置し、花鉢本体1の開口 部周縁11に造花保持用部材2を取り付ける手順を示すものである。先ず、図3 のように蓋31を半分開けた後、完全に剥がして取り去り、その後、図4のよう に、脱臭材等が収納された容器3を花鉢本体1の中へ配置する。
【0027】 次いで、図5のように、脱臭材等が収納された容器3が配置された花鉢本体1 の開口部周縁11に、その上面に造花4が保持、固定された造花保持用部材2を 嵌め込む。そして、押し込まれた造花保持用部材2の板状部21の周縁下面は、 花鉢本体1に設けられた棚部12の全周の上面に当接する。同時に立設状取着部 23が花鉢本体1の開口部周縁11の内面に押し付けられ、造花保持用部材2は 確実に固定される。
【0028】 また、造花保持用部材2は図6のような構造としてもよい。この造花保持用部 材2では、係止部22の多くは1本の中実棒状体からなり、周縁部では2本おき に外方にやや傾斜した同形状の中実体が並立した二股状となっている。また、そ の上面中心部には1本の太く、長い棒状体25が立設されており、これは造花4 に触れずに且つ造花保持用部材2とともに容器3を持ち上げるのに便利である。 そして板状部2には、その中心から外方へと、順次異なった形状の貫通孔211 が設けられている。
【0029】 更に、板状部21の側面には等間隔に3本の立設状固定部24が設けられてい る。この立設状固定部24はストレートな長板状であって、湾曲しておらず、長 さも例えば図2のものに比べて短い。そして、本例では、造花保持用部材2は、 板状部21の周縁下面に設けられた爪部26を、容器3の開口部周縁に形成され たフランジ部32に嵌合することにより取り付けられている。従って、本例では 、立設状固定部24は、必ずしも花鉢本体1の開口部内周面に強く圧接される必 要はなく、容器3が容易に動かない程度に固定されればよい。そのため、花鉢本 体1の棚部12はなくてもよい。
【0030】 図7は、図6に示した造花保持用部材2を、容器3の開口部周縁に取り付け、 一体に花鉢本体1内に配置した状態を示す。(A)は造花保持用部材2の平面図 、(B)は(A)の造花保持用部材2のX−X’における縦断面及びこの造花保 持用部材2を容器3に取り付け、花鉢本体1内へ配置した様子を表す縦断面図で ある。この花鉢本体1には棚部は形成されていないが、造花保持用部材2が容器 3に取り付けられ、更に立設状固定部24が花鉢本体1の内周面に接しているた め、造花保持用部材2と容器3とは容易に動くことのない程度に固定されている 。
【0031】 尚、図8(a)は、造花保持用部材2の係止部22に、造花4の花41と葉4 2とを保持する前の様子を表す説明図である。また、図8(b)は、保持され、 固定された後の様子を表す説明図である。この図8では、係止部22は三股状の 中実な棒状体となっており、中心の棒状体には、第11考案のように、その下端 に差し込み口411が設けられた花41が保持、固定されている。更に、左右の 棒状体には、同様にその下端に差し込み口421が設けられた葉42が保持、固 定されている。本考案では、このような構造の係止部22及び造花4を用いるこ とにより、保持、固定される造花4を容易に取り替えることができる。
【0032】 また、本考案においては、前記具体的実施例に示すものに限られず、目的、用 途に応じて本考案の範囲内で種々変更した実施例とすることができる。即ち、係 止部が、中空の棒状体である場合は、その中空部に造花の端部、例えば花の茎の ストレートな端部を差し込むようにしてもよい。また、端部が針金となっている 造花を、この針金を係止部に巻き付けることによって保持、固定してもよい。
【0033】
【考案の効果】
第1及び第2考案の脱臭・芳香機能付き花鉢体では、造花を保持した造花保持 用部材を、花鉢本体に脱着することが極めて簡単である。また、花鉢本体内部に 配置する脱臭材等を収納する容器の取り替えが容易である。そして、造花による 美観と、優れた脱臭・芳香効果が併せ奏される。更に、造花を保持、固定した造 花保持用部材が花鉢本体の口を塞ぐため、人が、特に幼児等が花鉢本体内部に指 等を差し入れ、脱臭材等に直接触れることもない。
【0034】 また、第3及び第4考案のような係止部とすれば、造花を安定して保持、固定 することができる。そして、第5考案のような立設状取着部とすれば、造花保持 用部材を花鉢本体に安定して固定することができる。更に、第11考案のような 造花とすれば、これを棒状の係止部により安定して保持することができる。また 、第7及び第8考案では、このような立設状取着部数とし、それに加えて造花保 持用部材を載置させる棚部を形成することにより、造花保持用部材をより安定し た状態で花鉢本体に固定することができる。
【0035】 更に、第9及び10考案のように、造花保持用部材を、係止部、立設状取着部 或いは立設状固定部及び爪部を含め一体に成形したものとすれば、作製も容易で 、且つ強度の大きな造花保持用部材が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】造花保持用部材の1例と、それを取り付ける花
鉢本体の開口部周縁との相関を理解し易くするための上
方からの斜視図である。
【図2】上記の造花保持用部材の下面に設けられた立設
状取着部の様子を表す、下面側から見たその斜視図であ
る。
【図3】脱臭材等が収納された容器に取り付けられた蓋
を半分剥がした状態を表す斜視図である。
【図4】蓋をすべて剥がした脱臭材等収納容器を花鉢本
体の中に配置する様子を表す斜視図である。
【図5】花鉢本体の中に脱臭材等が収納された容器を配
置した後、花鉢本体の開口部周縁に、造花が保持、固定
された造花保持用部材を取り付けた様子を表す斜視図で
ある。
【図6】造花保持用部材の他の例の平面図(A)及び縦
断面図(B)である。
【図7】上記他の例の造花保持用部材の平面図(A)及
びこの造花保持用部材を容器に固定し、花鉢本体の中に
配置した状態を表す縦断面図(B)である。
【図8】造花保持用部材の係止部に造花の花と葉を保
持、固定する前(a)と、保持、固定した後(b)の様
子を表す説明図である。
【符号の説明】
1;花鉢本体、11;開口部周縁、12;造花保持用部
材を載置するための棚部、2;造花保持用部材、21;
板状部、211;貫通孔、22;係止部、23;立設状
取着部、24;立設状固定部、25;長い棒状体、2
6;爪部、3;脱臭材等を収納するための容器、31;
蓋、32;フランジ部、4;造花、41;花、411;
花の下端に設けられた差し込み口、42;葉、421;
葉の下端に設けられた差し込み口。

Claims (11)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 花鉢本体と、該花鉢本体の開口部周縁に
    着脱自在に取り付けられる造花保持用部材と、該花鉢本
    体の内部に配置される容器と、該容器中に収納される脱
    臭及び芳香の少なくとも一方の作用を有する物質と、を
    備え、 上記造花保持用部材は、多数の貫通孔を有する板状部
    と、該板状部の上面に設けられた造花を保持するための
    複数個の係止部と、該板状部の下面又は側面に設けら
    れ、上記花鉢本体内に圧入されて、該本体の内面に圧接
    状態にて係止される2個以上の立設状取着部と、からな
    ることを特徴とする脱臭・芳香機能付き花鉢体。
  2. 【請求項2】 花鉢本体と、該花鉢本体の内部に配置さ
    れ、その開口部周縁にフランジ部を有する容器と、該容
    器の開口部周縁に着脱自在に取り付けられる造花保持用
    部材と、該容器中に収納される脱臭及び芳香の少なくと
    も一方の作用を有する物質と、を備え、 上記造花保持用部材は、多数の貫通孔を有する板状部
    と、該板状部の上面に設けられた造花を保持するための
    複数個の係止部と、該板状部の下面又は側面に設けら
    れ、上記花鉢本体内に挿入されて、該本体の内面に接し
    た状態にて係止される2個以上の立設状固定部と、該板
    状部の下面に設けられ、上記フランジ部に嵌合固定され
    る爪部と、からなることを特徴とする脱臭・芳香機能付
    き花鉢体。
  3. 【請求項3】 上記係止部は、中実棒状体又は中空棒状
    体である請求項1又は2記載の脱臭・芳香機能付き花鉢
    体。
  4. 【請求項4】 上記中実棒状体又は中空棒状体は、二股
    状若しくは三股状である請求項3記載の脱臭・芳香機能
    付き花鉢体。
  5. 【請求項5】 上記立設状取着部は、棒状又は長板状で
    あり、且つ上記板状部の周縁に沿って略等間隔に配置さ
    れている請求項1記載の脱臭・芳香機能付き花鉢体。
  6. 【請求項6】 上記立設状固定部は、棒状又は長板状で
    あり、且つ上記板状部の周縁に沿って略等間隔に配置さ
    れている請求項2記載の脱臭・芳香機能付き花鉢体。
  7. 【請求項7】 上記立設状取着部は2〜6個であって、
    上記花鉢本体の上方側には、上記造花保持用部材を載置
    させる棚部が形成されている請求項1又は5記載の脱臭
    ・芳香機能付き花鉢体。
  8. 【請求項8】 上記立設状取着部は上記棚部よりも内側
    に形成されている請求項7記載の脱臭・芳香機能付き花
    鉢体。
  9. 【請求項9】 上記板状部、上記係止部及び上記立設状
    取着部は、一体に成形されたものである請求項1、5、
    7又は8のいずれか1項に記載の脱臭・芳香機能付き花
    鉢体。
  10. 【請求項10】 上記板状部、上記係止部、上記立設状
    固定部及び上記爪部は、一体に成形されたものである請
    求項2又は6のいずれか1項に記載の脱臭・芳香機能付
    き花鉢体。
  11. 【請求項11】 上記造花は、その所要位置に、該造花
    を上記係止部に保持するための差し込み口を有するもの
    である請求項1乃至10のいずれか1項に記載の脱臭・
    芳香機能付き花鉢体。
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JP1995013707U Expired - Lifetime JP3025404U (ja) 1995-12-01 1995-12-01 脱臭・芳香機能付き花鉢体

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2018021703A (ja) * 2016-08-03 2018-02-08 三菱電機株式会社 加湿器

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JP2018021703A (ja) * 2016-08-03 2018-02-08 三菱電機株式会社 加湿器

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