JPH0342753B2 - - Google Patents

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JPH0342753B2
JPH0342753B2 JP58104386A JP10438683A JPH0342753B2 JP H0342753 B2 JPH0342753 B2 JP H0342753B2 JP 58104386 A JP58104386 A JP 58104386A JP 10438683 A JP10438683 A JP 10438683A JP H0342753 B2 JPH0342753 B2 JP H0342753B2
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【発明の詳細な説明】 この発明は磁気記録方法に関し、特にヘリカル
スキヤン方式の磁気記録再生装置(以下VTRと
略称する)において、記録時に一時停止を行ない
かつ次に記録を再開した場合に、磁気テープ上で
記録の継目が乱れないように記録するような磁気
記録方法に関する。
第1図はヘリカルスキヤン方式のVTRで記録
した磁気テープの記録状態の図解図である。図に
おいて、磁気テープ1には、ビデオトラツク2が
通常1フイールドを単位として斜めに多数記録さ
れ、かつコントロール信号3がテープ走行方向に
一定間隔で記録される。このコントロール信号3
は、再生位置において、ビデオヘツド5がビデオ
トラツク2を正確に走査できるように、テープ走
行を制御するために用いられる。なお、以下の説
明では、磁気テープ1に記録する前の信号を記録
コントロール信号、磁気テープ1へ記録したもの
をコントロール信号3、磁気テープ1から再生し
た信号を再生コントロール信号Jと呼ぶ。
通常、コントロール信号3は、記録すべき映像
信号の垂直同期信号を1/2分周して作られる。こ
のため、再生時において、コントロールヘツド3
11がコントロール信号3を検出する時刻と、ビ
デオヘツド5がビデオトラツク2の始端付近(す
なわち垂直同期信号が記録されている部分)に来
る時刻とが一致するように、磁気テープ1の走行
状態が制御される。
ところで、記録中の任意の時刻において、磁気
テープ1を一時停止させかつ再び任意のタイミン
グで起動してすぐに記録を開始すると、そのつな
ぎ目部分はビデオトラツク2の記録位相が異なつ
たり、トラツクの傾斜角が変化したりするため、
その部分の再生画像が乱れてしまうという問題点
があつた。たとえば、磁気テープ1を一時停止さ
せたとき、ビデオヘツド5の走行軌跡が第1図の
点線4で示すようになる。
このような画像のつなぎ目の乱れを防止するた
めに、従来の家庭用VTRにおいては第2図に示
すような回路が用いられていた。
第2図は従来のつなぎ撮り録画を行なうVTR
のブロツク図である。構成において、入力端子1
1は基準信号発生器12に接続される。入力端子
11には、記録すべき映像信号の垂直同期信号A
が与えられる。基準信号発生器12は、垂直同期
信号Aを1/2分周し、ドラムサーボ系20および
キヤプスタンサーボ系30の位相制御用基準信号
Bを導出するものである。
ドラムサーボ系20は、ドラムモータ21、ド
ラム速度(周波数)検出器22、ドラム速度誤差
検出器23、入力端子24、ドラム回転位相検出
器25、位相比較器26、加算器27およびモー
タ駆動回路28を含む。入力端子24には、ドラ
ムの設定速度信号が入力される。
キヤプスタンサーボ系30は、キヤプスタンモ
ータ301、キヤプスタン速度(または周波数)
検出器302、増幅器303、キヤプスタン速度
誤差検出器304、入力端子305、加算器30
6、駆動回路307、入力端子308および30
9、位相比較器310、コントロールヘツド31
1、記録再生切換スイツチ312(以下切換スイ
ツチ)、接点313および314、増幅器315、
記録増幅器316、分周器317、キヤプスタン
位相比較信号選択スイツチ(以下選択スイツチ)
318、ならびに接点319および320を含
む。
ここで、キヤプスタン速度誤差検出器304
は、キヤプスタン速度検出器302によつて検出
された速度信号(周波数に比例するパルス信号)
Gと、入力端子305に与えられるキヤプスタン
の設定速度信号Cとの偏差を検出して、速度誤差
検出信号Dを導出するものである。加算器306
は、速度誤差検出信号Dと、位相比較器310か
ら与えられる位相誤差検出信号Iとを加算するも
のである。モータ駆動回路307は、モータ停止
指令信号Eまたはモータ逆転指令信号Fに基づい
て、キヤプスタンモータ301を停止させまたは
逆転駆動させるものである。位相比較器310
は、選択スイツチ318によつて選択された位相
比較信号Hと、基準信号発生器12から導出され
る基準信号Bとを比較し、位相誤差検出信号Iを
導出する。コントロールヘツド311は、コント
ロール信号3を記録または再生するものである。
分周器317は、速度検出信号を分周して記録時
における位相比較信号Hを発生するものである。
次に、第1図および第2図を参照して、第2図
の具体的な動作を説明する。
まず、ドラムサーボ系20の動作を述べる。ド
ラム(図示せず)は、ドラムモータ21の回転に
よつて駆動されるが、記録時および記録一時停止
時のいずれの状態においても、垂直同期信号Aの
位相に同期して、一定速度で回転駆動される。し
かし、ドラムサーボ系20は、つなぎ録画とは関
係ないので、その詳細な説明を省略する。
次に、キヤプスタンサーボ系30の具体的な動
作を説明する。
記録中の動作 磁気テープ1に記録している記録動作中にお
いては、切換スイツチ312が接点313側
(すなわち記録増幅器316側)に接続される。
また、選択スイツチ318は、接点320側
(すなわち分周器317側)に接続される。こ
のとき、キヤプスタンモータ301は駆動回路
307によつて回転駆動される。キヤプスタン
モータ301の回転速度は、速度検出器302
によつて検出されて、増幅器303で増幅さ
れ、方形波の速度検出信号Gとしてキヤプスタ
ン速度誤差検出器304および分周器317に
与えられる。キヤプスタン速度誤差検出器30
4は、設定速度信号Cと速度検出信号Gとの偏
差を検出し、誤差検出信号Dを加算器306に
与える。このとき、分周器317は、速度検出
信号Gを分周して、その分周出力を選択スイツ
チ318を介して位相比較器310に与える。
位相比較器310は、分周された位相比較信号
Hを位相帰還信号として、基準信号Bとの位相
差を増幅し、その出力の位相誤差検出信号Iを
加算器306に与える。加算器306は速度誤
差検出信号Dと位相誤差検出信号Iとを加算
し、その出力で駆動回路307を位相制御す
る。これによつて、キヤプスタンモータ301
は、位相制御によつて回転速度が制御される。
したがつて、磁気テープ1は、記録中において
一定速度で移送されることになる。
一方、基準信号Bは、記録コントロール信号
として記録増幅器316および切換スイツチ3
12を介してコントロールヘツド311に与え
られる。これによつて、記録コントロール信号
は、磁気テープ1のビデオトラツクと同期して
記録される。
一時停止指令があつた場合の動作 モータ停止指令信号Eが入力端子308に与
えられ、一時停止指令が発生されると、直ちに
記録動作が停止される。そして、切換スイツチ
312および選択スイツチ318は、それぞれ
接点314,319側(すなわち再生側)に切
換えられる。
また、モータ逆転指令信号Fが入力端子30
9に与えられると、モータ駆動回路307はキ
ヤプスタンモータ301を逆転させる。このた
め、磁気テープ1が逆方向に移送されることに
なる。そして、所定量移送された後、モータ停
止指令信号Eが与えられるので、再びキヤプス
タンモータ301が停止して、磁気テープ1の
逆方向への移送も停止され、待機状態になる。
一時停止指令が解除された場合の動作 一時停止指令が解除されると、モータ駆動回
路307はキヤプスタンモータ301を正転さ
せて、磁気テープ1を順方向へ移送開始する。
このとき、切換スイツチ312および選択スイ
ツチ318は、再生側に接続されたままであ
り、記録動作が開始されない。また、キヤプス
タンモータ301は、コントロールヘツド31
1で再生された再生コントロール信号Jを帰還
信号として、位相制御が行なわれる。この状態
は、少なくとも垂直同期信号Aに再生コントロ
ール信号Jが同期する時間、すなわち先に記録
したビデオトラツクの位相と新たに記録しよう
とするビデオトラツクの位相が合うのに要する
時間だけ持続するように設定される。
そして、設定時間が経過した時点で、スイツ
チ314および選択スイツチ318が共に記録
側に切換えられ、記録動作が再開される。この
とき、選択スイツチ318の出力信号、すなわ
ちキヤプスタン位相制御系の位相比較信号Hが
再生コントロール信号Jから分周器317の出
力(速度検出信号Gを分周した信号)に切換え
られるので、切換時における両信号の位相を合
わせるために、分周器317が再生コントロー
ル信号Jによつてリセツトされる。
上述のごとくして、つなぎが乱れないように、
つなぎ録りが行なわれる。ところが、第2図の従
来回路では、一時停止が解除された後に、キヤプ
スタンモータ301が起動し、垂直同期信号Aと
再生コントロール信号Jとが同期するまで、換言
すればキヤプスタン位相制御系が整定(安定)す
るまでにかなりの長時間を要する。たとえば、こ
の後に記録モードに入る同期引込みタイミングに
よつては、約1秒〜1.5秒前後かかるのが普通で
ある。このため、記録動作は一時停止を解除した
後でありかつ整定所要時間が経過した後でなけれ
ば再開できず、記録動作の再開を速やかに行なえ
ないという問題点を含む。
それゆえに、この発明の主たる目的は、上述の
ような従来の問題点を解消するためになされたも
ので、記録のつなぎ目が乱れず、しかも一時停止
を解除した後の記録動作の再開を速やかに行なえ
るような、磁気記録方法を提供することである。
以下に、図面を参照してこの発明の具体的な実
施例について説明する。
第3図はこの発明の一実施例の記録モードにお
けるVTRの回路図である。この実施例のキヤプ
スタンサーボ系31が第2図と異なる点は、キヤ
プスタンモータブレーキ300、制御パルス発生
器323、コマ送り回路324およびフリツプフ
ロツプ321を設けたことである。ここで、フリ
ツプフロツプ321は、入力端子322を介して
与えられる一時停止解除指令信号Kと基準信号B
をもとにした制御パルス発生器323の出力に基
づいて、分周器317をリセツトするものであ
る。コマ送り回路324は、入力端子325を介
して与えられる一時停止指令信号Mに応答して、
キヤプスタンモータ301を一時停止させた後、
再生コントロール信号Jを用いて磁気テープ1を
逆方向に少なくとも1回のコマ送りをさせ、また
記録再生時に急速にモータを起動させるものであ
る。
第4図は第3図に示すコマ送り回路324の具
体的な回路図である。第4図において、コマ送り
回路324は主として、マイクロプロセサ240
とフリツプフロツプ243,246とトランジス
タ248,250,252および254とを含ん
で構成される。そして、入力端子325には一時
停止指令信号M、入力端子326には基準信号
B、入力端子327には一時停止解除指令信号
K、入力端子328には再生コントロール信号J
がそれぞれ与えられる。また、出力端子329か
らはV1電圧CD、出力端子330から逆転指令信
号OB、出力端子331からブレーキ出力信号
OAがそれぞれ出力される。
第5図は一時停止指令があつた場合の第3図に
おける各部の波形図であり、第6図は一時停止解
除指令信号があつた場合の第3図における各部の
波形図である。
次に、第3図ないし第6図を参照してこの発明
の一実施例の動作について説明する。
ドラムサーボ系の動作は、従来と同様であるの
でその詳細な説明を省略し、以下にはキヤプスタ
ンサーボ系31の動作について述べる。
記録中の動作 記録中においては、切換スイツチ312が接
点313側(記録増幅器316側)に切換えら
れている。このとき、キヤプスタンモータ30
1は、速度検出信号Gに基づく速度制御と、速
度検出信号Gを分周器317で分周した位相比
較信号Hによる位相制御によつて、その回転速
度が制御されている。磁気テープ1は記録時の
定常送り速度で移送されている。また、基準信
号Bは、記録増幅器316および切換スイツチ
312を介してコントロールヘツド311に印
加され、コントロール信号3として磁気テープ
1上にテープ走行方向に沿つて一定間隔で記録
されている。
一時停止指令が発せられた場合の動作 コマ送り回路324では、入力端子325に
一時停止指令信号Mが与えられると、マイクロ
プロセサ240がY5端子から100msec程度の
ブレーキ出力信号OAを導出し、出力端子33
1を介してキヤプスタンブレーキ300に与え
る。このために、キヤプスタンブレーキ300
はキヤプスタンモータ301を停止させ、その
後のコマ送り動作中にキヤプスタンモータ30
1の負荷トルクを与える。その後、スイツチ3
12は再生側314に切換えられる。次に、マ
イクロプロセサ240はY4出力にサーチ信号
を導出する。また、入力端子326に基準信号
Bが与えられると、この基準信号Bがコンデン
サ241と抵抗242とからなる微分回路によ
つて微分され、負から正に立上がるタイミング
でフリツプフロツプ243がセツトされる。フ
リツプフロツプ243のセツト出力はマイクロ
プロセサ240の入力X2に与えられ、マイク
ロプロセサ240はセツト出力が与えられたこ
とを判別する。第5図gにこの様子を示してい
る。
プロセサ240はその直後、第5図dに示す
ごとく、停止時t1から所定のテープ速度に達す
るまでの時間t2の間のTDなる時間幅だけキヤ
プスタンモータ301を起動するいわゆる力行
モードに移る。すなわち、t1ないしt2時刻間の
TDなる時間幅だけハイレベルとなる出力をY1
端子に導出する。この信号は抵抗247を介し
てトランジスタ248のベースに与えられ、こ
れを導通させる。トランジスタ248が導通す
ると、抵抗249を介してトランジスタ250
のベースがローレベルになり、このトランジス
タ250も導通する。このために、V1電圧が
駆動信号ODとして出力端子329からキヤプ
スタンモータ301の駆動回路307に与えら
れる。同時に、マイクロプロセサ240のY3
端子にも逆転指令信号OBが出力される。この
逆転指令信号OBもまた駆動回路307に与え
られる。この間、キヤプスタンモータ301の
回転速度は、第4図bに示すように、通常とは
逆方向に、直線状に立上がる。
時刻t2経過後に、マイクロプロセサ240は
Y2端子に信号を出力する。この信号は抵抗2
51を介してトランジスタ252のベースに与
えられ、このトランジスタ252を導通させ
る。このために、トランジスタ252は導通
し、そのコレクタから抵抗253を介してトタ
ンジスタ254のベースにローレベル信号が与
えられる。その結果、トタンジスタ254も導
通し、V1電圧よりも低いV2電圧が駆動信号と
して駆動回路307に与えられる。このV2電
圧は、キヤプスタンモータ301をほぼ通常の
記録時における走行速度で回転させるような値
にセツトされている。同時に、マイクロプロセ
サ240のY2出力はフリツプフロツプ246
の一方の入力端に与えられる。フリツプフロツ
プ246の他方入力端には、入力端子328か
らコントロール信号J(第4図c)が与えられ
る。このコントロール信号Jによつてフリツプ
フロツプ246がセツトされる。マイクロプロ
セサ240は、フリツプフロツプ246がセツ
トされて、その出力がローレベルからハイレベ
ルに立上がる(第4図h)と、この時刻t3にコ
ントロールパルスJが来たことを認知する。そ
の後、TE期間が経過したことをマイクロプロ
セサ240が判別し、t4時刻に至ると、Y2、
Y3出力を導出しなくなるとともに、再びY1出
力をt5時刻までのTG期間だけハイレベルにす
る。これによつて、キヤプスタンモータ301
は正方向のトルク、すなわち逆転中の逆転制動
トルクを発生して急速に停止する。t5時刻で
は、キヤプスタンモータ301は正確に停止し
ていないことも十分あり得るが、極めて低い速
度で回転しているため、ブレーキ300の作用
によつて即時に停止するものとみてさしつかえ
ない。この後、キヤプスタンモータ301は停
止を続ける。
以上のコマ送り動作は、いわゆる通常再生時
におけるコマ送りのときに用いる制御と同じで
回路は共用し得る。ここで、通常のコマ送り動
作とは、第1図に示す磁気テープ1上におい
て、たとえば同一のアジマス角を有するヘツド
によつて(お)のトラツクを繰返し再生して静
止画を出力しているとき、適当な時間の後
(え)のトラツクを、次いで(う)のトラツク
というように、順次1コマずつ(1フレームず
つ)再生画を送る動作をいう。この動作は、第
5図の動作そのものであり、これを繰返してコ
ントロール信号をJ1つずつのトラツクつまり1
フレームずつの静止画をコマ送りしていくこと
ができる。これを記録時に用いることは、つま
りマイクロプロセサ240のプログラムが記録
中の一時停止ということでキヤプスタンモータ
301を逆方向に駆動するにすぎないといえ
る。そして、この結果、キヤプスタンモータ3
01の制動トルクや慣性は常に一定であつて、
テープ負荷の変動は相対的に小さいものである
から、コマ送り動作の後、停止した磁気テープ
1上のコントロール信号とコントロールヘツド
311との相対位置が常に一定に保たれる。
一時停止解除指令が発せられた場合の動作 第6図cに示すような一時停止解除指令信号
Kが入力端子327に与えられると、マイクロ
プロセサ240はX4入力にその信号を受けて、
Y4出力を導出する。この信号はフリツプフロ
ツプ243の一方入力端に与えられる。そし
て、入力端子326を介してコンデンサ241
と抵抗242とからなる微分回路を通過した基
準信号Bがフリツプフロツプ243の他方入力
端に与えられ、その時刻t10によつてフリツプ
フロツプ243がセツトされる。そして、フリ
ツプフロツプ243のセツト出力はマイクロプ
ロセサ240のX2端子に与えられ、それをマ
イクロプロセサ240が認識する。マイクロプ
ロセサ240は応じて、T1時刻の遅延を経た
t11時刻に、Y1出力をt12時刻までのTD′の期間
だけ出力する。同時に、マイクロプロセサ24
0はY5出力をこのときになつて初めてローレ
ベルとし、すなわちブレーキ300を解除す
る。その後、キヤプスタンモータ301の速度
が、第6図fに示すように、通常の記録スピー
ド付近で走らせるために、マイクロプロセサ2
40は第6図eに示すように、Y1出力に次い
でY2出力を導出する。その結果、V2電圧がキ
ヤプスタンモータ301の駆動回路307に与
えられる。
さて、一般にTD′時刻は、逆方向コマ送り期
間のTDと近似または同じでもよく、実用上10
ないし40msec程度のものである。この間も、
スイツチ312はなお再生側に切換えられてい
る。なお、t10時刻において、第3図に示すフ
リツプフロツプ321は分周器317をリセツ
トし、位相比較器310の期間信号Hは速度信
号Gを分周して得られる出力を利用する。
ところで、一時停止解除前の停止状態におい
て、磁気テープ1上のコントロール信号3とコ
ントロールヘツド311との相対位置関係は、
逆方向コマ送り動作によつてほぼ一定に保たれ
ている。このため、キヤプスタンモータ301
が起動を開始してから低速度に達したt12時刻
の後、コントロール信号3がコントロールヘツ
ド311を通過するまでに要する時間T2は常
に一定である。したがつて、これから記録しよ
うとする基準信号Bすなわち記録コントロール
信号(第6図i参照)と、先に記録されている
コントロール信号3すなわち再生コントロール
信号J(第6図j参照)の位相とが一致するよ
うに、遅延時間T1を設定すれば、一時停止解
除時の再生動作において再生コントロール信号
Jを監視する必要がなくなり、再生コントロー
ル信号Jによる位相制御は不要の状態にある。
そして、速度信号Gの分周器317の出力Hを
もつて位相制御を行なつてもよい。なお、ここ
にいう位相比較器の動作は、基準信号Bに対す
る期間信号Hの遅れをもつて偏差信号とするも
ので、これが第6図jに示す期間信号Hの様子
から判明する。この偏差は通常の記録時におけ
るそれとほぼ等しくなるように、逆方向コマ送
り時のTEなる通常走行の時間を加減すること
によつて調整が可能である。このように位相制
御が定常モードにあるごとく動作し、過渡応答
については速度制御のみを問題としてよいとき
では最適なサーボ系を施すことが比較的容易で
ある。
記録の再開 モータ起動後少なくともT2期間よりも長い
期間T3を経た時刻t14において、マイクロプロ
セサ240が出力Y2を消去すると、駆動回路
307は加算器306の出力に応じた通常の走
行を行なうが、t14以降、前述のごとく位相制
御系は制定しているとみてよく、記録モードに
入る。スイツチ312は313側に切換えら
え、磁気テープ1には記録増幅器316による
コントロール信号の記録が行なわれる。
以上のように、この発明によれば、逆方向お
よび順方向のコマ送り動作を行なう回路によつ
て短時間で確実に起動し、記録再開までの時間
が短いつなぎ録りのきれいな装置を具体化する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来のヘリカルスキヤン方式のVTR
で記録される磁気テープのトラツクの状態を示す
図である。第2図は従来のつなぎ録り制御回路の
一例を示す図である。第3図はこの発明が適用さ
れるつなぎ録り制御回路の一例を示す図である。
第4図は第3図に示すコマ送り回路の詳細な回路
図である。第5図および第6図は第3図の動作を
説明するための波形図である。 図において、12は基準信号発生器、20はド
ラムサーボ系、31はキヤプスタンサーボ系、3
04はキヤプスタン速度誤差検出器、306は加
算器、307は駆動回路、300はブレーキ、3
01はキヤプスタンモータ、310は位相比較
器、315は増幅器、316は記録増幅器、31
7は分周器、321はフリツプフロツプ、323
は制御パルス発生器、324はコマ送り回路、2
40はマイクロプロセサ、243,246はフリ
ツプフロツプを示す。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 磁気テープの長手方向に傾斜したビデオトラ
    ツクを形成してなるヘリカルスキヤン方式の磁気
    録画再生装置において、 再生時にコマ送りを行なうコマ送り回路を備
    え、記録動作の一時停止命令の後に、前記磁気テ
    ープを逆方向へコマ送りし、コマ送り中に検出さ
    れた再生コントロール信号に応答して、前記磁気
    テープの停止タイミングを決定して一時停止モー
    ドに入り、再記録を開始する際、一時停止解除命
    令時に、新たに記録する信号の基準信号と前記再
    生コントロール信号との位相が一致するように、
    前記基準信号を所定時間遅延したタイミングで順
    方向に前記磁気テープを起動させるように前記コ
    マ送り回路を動作させ、コマ送り動作の力行モー
    ドを開始してから一定時間後に前記磁気テープが
    所定のテープ速度に達するように該磁気テープを
    起動して正方向に走行させるようにした、磁気記
    録方法。
JP58104386A 1983-06-10 1983-06-10 磁気記録方法 Granted JPS59229978A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP58104386A JPS59229978A (ja) 1983-06-10 1983-06-10 磁気記録方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP58104386A JPS59229978A (ja) 1983-06-10 1983-06-10 磁気記録方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS59229978A JPS59229978A (ja) 1984-12-24
JPH0342753B2 true JPH0342753B2 (ja) 1991-06-28

Family

ID=14379311

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