JPH0342684B2 - - Google Patents

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JPH0342684B2
JPH0342684B2 JP24577885A JP24577885A JPH0342684B2 JP H0342684 B2 JPH0342684 B2 JP H0342684B2 JP 24577885 A JP24577885 A JP 24577885A JP 24577885 A JP24577885 A JP 24577885A JP H0342684 B2 JPH0342684 B2 JP H0342684B2
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JP
Japan
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tube
lightning arrester
insulating
arrester element
insulator
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JP24577885A
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JPS62105407A (ja
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、避雷器に関するものであり、とり
わけ、複数個の非直線抵抗素子を積重ねてなる避
雷器要素を収納した碍管の両端を、放圧膜を形成
した押え板で閉塞した避雷器に関するものであ
る。
〔従来の技術〕
従来、この種の避雷器として、避雷器要素を碍
管内にパツキンを用いて密閉封入してなるものが
あつた。
しかし、かかる構造の避雷器は、長年月の間に
はパツキンが劣化し、水分が碍管内に侵入するに
至り、避雷器要素の沿面耐電圧が低下し、避雷器
が破損するおそれがあつた。
かような欠点を除去するために、碍管内に絶縁
樹脂を充填した避雷器が提案された。これを第2
図により説明すると、碍管1の両端それぞれの外
周に、セメントなどによりフランジ2が固着され
ており、フランジ2にそれぞれガスケツト4を介
して押え板3が取付けられている。押え板3は、
中央部分に薄肉の放圧膜3aが形成されている。
複数個の非直線抵抗素子を積重ねた避雷器要素5
は、その下端で下部の押え板3と機械的、電気的
に接続し、その上端は導電性のばね6を介して上
部の押え板3と機械的、電気的に接続している。
碍管1の内壁と避雷器要素5との間には、可撓性
の絶縁樹脂7が充填されている。
以上の構成により、碍管1と押え板3との密封
構造部に絶縁樹脂7が完全に接合し、密封機能の
信頼性が向上する。したがつて、ガスケツト4が
劣化しても、水分が避雷器要素5の部位に侵入す
ることを防止しうるものである。
〔発明が解決しようとする問題点〕
第2図に示した従来の避雷器では、避雷器要素
の密封についての信頼性が確保され、水分侵入に
よる避雷器破損はほとんど起こりえない。しかし
ながら、避雷器は常に雷という自然現象にさらさ
れており、きわめて過大な雷撃を受けた場合、避
雷器要素5はそのエネルギーを吸収し得ずして破
壊することになる。避雷器要素5は破壊すると導
通状態となるので、系統の地絡電流が避雷器内部
を流れ、避雷器内部に短絡アークが発生する。こ
の短絡アークは主として避雷器要素5の側面に生
じ瞬間的にきわめて大きな圧力を生じる。
このような現象が生じた場合、上記従来のもの
のように絶縁樹脂7を碍管1と避雷器要素5間の
全空間に充填した構造では、短絡アークによる過
大な圧力は、碍管1の上下方向よりも先に半径方
向に伝達され、さらに碍管1内壁への短絡アーク
熱の伝達によつて碍管1が部分的に加熱される。
このため短絡電流の大きい場合には放圧膜3aが
破壊せずに碍管1が破壊し、破片の飛散による2
次災害の危険性を有するという問題点があつた。
この発明は、上記の問題点を解決するためにな
されたもので、避雷器要素密封の信頼性を確保す
るとともに、過大な雷撃を受けた場合でも碍管の
破壊を防止することができる避雷器を得ることを
目的とする。
〔問題点を解決するための手段〕
この発明に係る避雷器は、碍管内壁と避雷器要
素との中間に絶縁筒を介在させ、この絶縁筒と碍
管内壁間を絶縁樹脂で充填したものである。
〔作用〕
この発明においては、短絡アークによつて内部
圧力が上昇すると、この圧力は直ちに放圧膜へ伝
達される。
〔実施例〕
第1図はこの発明の一実施例を示し、符号1〜
6は第2図におけると同一部分である。8は耐熱
性、機械的強度の大きい、たとえばエポキシ樹脂
からなる絶縁筒で、碍管1の内壁と避雷器要素5
との中間に配設されている。この絶縁筒8と碍管
1内壁間に、シリコン樹脂のような可撓性の絶縁
樹脂7を充填している。
以上のように構成された避雷器は、パツキン4
の劣化時でも水分は碍管1に接着された絶縁樹脂
7で阻止され、避雷器要素5の部分には侵入しな
い。
また、過大な雷撃などによる短絡アークは、絶
縁樹脂7を充填していない空間で生じるので、異
常圧力は瞬時に全方向に伝達され、碍管1の破壊
圧力より十分低い破壊圧力に設定された放圧膜3
aが破壊し、内部圧力を外部に放出して碍管1の
破壊は防止される。
さらに、避雷器要素5の側面で生じた短絡アー
クは、絶縁筒8によつて碍管1と直接接触しない
ので、碍管1の偏熱破壊も防止できる。
また、短絡アークの継続時間の長い場合、アー
ク熱で絶縁筒8が破壊され、碍管1にクラツクが
生じるに至つても、碍管1には絶縁樹脂7が接着
されているので、碍管1の破片の飛散が防止され
る。
〔発明の効果〕
この発明は、以上の説明から明らかなように、
避雷器要素と碍管との中間に絶縁筒を配設し、絶
縁筒と碍管内壁との間に絶縁樹脂を充填したこと
により、短絡アークによる圧力が直ちに碍管両端
の放圧膜へ伝達されるようにしたので、避雷器要
素の密封性を確保するとともに、過大な雷撃に際
しても碍管の破壊を防止し、放圧の信頼性を向上
することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の一実施例の正断面図、第2
図は従来の避雷器の正断面図である。 1……碍管、3……押え板、3a……放圧膜、
5……避雷器要素、7……絶縁樹脂、8……絶縁
筒。なお、各図中、同一符号は同一又は相当部分
を示す。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 複数個の非直線抵抗素子を積重ねてなる避雷
    器要素と、この避雷器要素を収納した碍管と、放
    圧膜が形成され前記碍管の両端をそれぞれ閉塞し
    た押え板と、前記避雷器要素と前記碍管との中間
    に配設された絶縁筒と、この絶縁筒と前記碍管の
    内壁との間に充填された絶縁樹脂とを備えてなる
    避雷器。
JP24577885A 1985-11-01 1985-11-01 避雷器 Granted JPS62105407A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP24577885A JPS62105407A (ja) 1985-11-01 1985-11-01 避雷器

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP24577885A JPS62105407A (ja) 1985-11-01 1985-11-01 避雷器

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS62105407A JPS62105407A (ja) 1987-05-15
JPH0342684B2 true JPH0342684B2 (ja) 1991-06-28

Family

ID=17138677

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP24577885A Granted JPS62105407A (ja) 1985-11-01 1985-11-01 避雷器

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS62105407A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2012026043A1 (ja) * 2010-08-27 2012-03-01 トヨタ自動車株式会社 車両用無段変速機の制御装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2012026043A1 (ja) * 2010-08-27 2012-03-01 トヨタ自動車株式会社 車両用無段変速機の制御装置

Also Published As

Publication number Publication date
JPS62105407A (ja) 1987-05-15

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