JPH0342662Y2 - - Google Patents

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JPH0342662Y2
JPH0342662Y2 JP1985138892U JP13889285U JPH0342662Y2 JP H0342662 Y2 JPH0342662 Y2 JP H0342662Y2 JP 1985138892 U JP1985138892 U JP 1985138892U JP 13889285 U JP13889285 U JP 13889285U JP H0342662 Y2 JPH0342662 Y2 JP H0342662Y2
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JP
Japan
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coil
width
coil storage
groove
storage groove
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JP1985138892U
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JPS6247108U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】
産業分野 この考案は、VTR(ビデオ記録/再生装置)等
に用いられるロータリートランスの改良に係り、
一対のコアの各対向面に複数の同心状のコイル収
納溝を設けてなるロータリートランスにおいて、
同一機能チヤンネル間の漏洩インダクタンスの低
減均一化を計り、結合係数を高めて伝送特性を向
上させたロータリートランスに関する。 背景技術 回転ヘツド形式のVTRやデータ記録/再生装
置においては、回転磁気ヘツドの回転時に、記
録・再生信号を伝送する手段として、相対的に回
転自在に配置した一対のコアの各対向面に、同心
状のコイル収納溝を設けてなるロータリートラン
スが用いられてきた。 従来の2チヤンネルタイプに加え、近年、
VTR等の多機能化や用途の拡大に伴ない、ロー
タリートランスは、複数の巻線対を配置する多チ
ヤンネルロータリートランスが要求され、例え
ば、第1図に示す如き構成の多チヤンネルロータ
リートランスが開発されている。 第1図に示す4チヤンネルロータリートランス
の構成は、ロータ側、ステータ側の一対の円板状
フエライトコアの対向面に、それぞれコイルを嵌
着するコイル収納溝を同心状に設けた構成であ
り、各コア1,3の該対向面2,4に、それぞれ
同心状に4本のコイル収納溝11〜14,31〜
34が設けてあり、溝内にコイル21〜24,4
1〜44が収納され、例えば、コイル21,2
3,41,43と、コイル22,24,42,4
4とは、各々別機能を果す構成である。 かかる構成において、信号伝送特性を向上させ
るには、各々別機能を果すコイルの漏洩インダク
タンスをそれぞれ低減均一化することが不可欠で
あり、さらには、対向するコイルのロータ側とス
テータ側とのコイル巻数比がそれぞれ均一である
ことが要求される。 しかしながら、従来のロータリートランスで
は、かかる要求を満足できず、今以上の信号伝送
特性の向上は得られなかつた。 考案の目的 この考案は、かかる現状に鑑み、さらにコイル
の漏洩インダクタンスの低減均一化を計り、信号
伝送効率を大きく向上させたロータリートランス
を目的としている。 考案の構成と効果 この考案は、信号伝送効率の向上のため、一対
のコアにおいてそれぞれ対向配置するコイルの漏
洩インダクタンスの低減均一化を目的に種々検討
した結果、コイル収納溝幅寸法は、従来同一幅で
あつたが、これをコイルの機能毎に、それぞれの
コイル収納溝幅寸法を、内側から外側へ順次広幅
とすることにより、漏洩インダクタンスを小さく
でき、かつ各コイル間の漏洩インダクタンスのば
らつきを小さくでき、信号伝送特性が大きく向上
することを知見したものである。 すなわち、この考案は、相対的に回転自在に配
置した一対のコアの各対向面に、複数の同心状の
コイル収納溝を設けて各溝にコイルを収納したロ
ータリートランスにおいて、各々のコアに配置さ
れる複数のコイル収納溝の幅を、各コアにおける
コイルの機能毎に、内側の溝幅より外側の溝幅が
広くなるよう順次拡大したことを特徴とするロー
タリートランスである。 一般に、巻線対の結合係数kは、組み合せイン
ダクタンスをL、漏洩インダクタンスをlとした
場合、k=√1−()で表わすことができ、
従来は、組み合せインダクタンスを大きくする手
段を施して、該係数kを大きくし、信号伝送特性
の向上を計つていたが、漏洩インダクタンスを小
さくすることは、その手段がないことと相俟つて
全く顧られていなかつたのである。 しかしながら、この考案では、各コアにおける
複数の同心状のコイル収納溝において、コイルの
機能毎にそれぞれのコイル収納溝幅寸法を、相互
の半径比率や収納するコイルの線径、巻数、コア
の磁気特性、さらにコアへの溝の成形加工性やコ
イルの挿入性等を考慮して、内側に位置するコイ
ル収納溝幅とその外側に位置するコイル収納溝幅
との比率、すなわち、隣接する場合でも1.2以上、
1以上の他機能溝を介して位置する場合でも2.5
以下の比率を適宜選定して、内側から外側へ順次
広幅とすることにより、漏洩インダクタンスを小
さくでき、結合係数kを増加させ、かつ各コイル
間の漏洩インダクタンスのばらつきを小さくで
き、ロータリートランスの信号伝送特性を大きく
向上させることが可能である。 さらに、この考案において、同一機能ごとのコ
イルのうち、外側へ配置されるコイルほど、その
コイル径を大きくすると、各コイルの電気抵抗を
均一にでき、漏洩インダクタンスの低減均一化と
伴に、信号伝送特性の向上に寄与する。 この考案は、巻線対が多く、各コイル収納溝内
のコイル巻数を、各コア毎に同一とする多チヤン
ネルロータリートランスに、特に有効である。こ
の場合、コイルの機能毎に、当該コイル収納溝幅
寸法を適宜選定すればよく、他機能コイルの収納
溝幅寸法を特に考慮する必要はなく、また、対向
コアに形成される同一機能のコイル収納溝幅は、
必ずしも同一にする必要はなく、例えば、半径が
同一であるなら、各々に配置されるコイルの線
径、巻数等に応じて適宜選定するとよい。 また、この考案において、クロストークを低減
するための銅板等からなる環状導体を収納する導
体収納溝を適宜配置するのもよい。 図面に基づく考案の開示 第1図と第2図はこの考案によるロータリート
ランスにおける一対のコアの断面説明図である。 第1図に示す4チヤンネルロータリートランス
の構成は、ロータ側、ステータ側の一対の円板状
フエライトコアの対向面に、それぞれコイルを嵌
着するコイル収納溝を同心状に設けた構成であ
り、各コア1,3の該対向面2,4に、それぞれ
同心状に4本のコイル収納溝11〜14,31〜
34が設けてあり、溝内にコイル21〜24,4
1〜44が収納され、例えば、コイル21,2
3,41,43と、コイル22,24,42,4
4とは、各々別機能を果す構成である。 コア1の同一機能のコイルを収納するコイル収
納溝11の幅w1とコイル収納溝13の幅w3は、
w1<w3の関係を満し、同様にコイル収納溝12
の幅w2とコイル収納溝14の幅w4は、w2<w4
関係を満す。 また、コア3の同一機能のコイルを収納するコ
イル収納溝31の幅W1とコイル収納溝33の幅
W3は、W1<W3の関係を満し、同様にコイル収
納溝32の幅W2とコイル収納溝34の幅W4は、
W2<W4の関係を満す。 第2図に示す2チヤンネルロータリートランス
の構成は、ロータ側、ステータ側の一対の円板状
フエライトコアの対向面に、それぞれコイルを嵌
着するコイル収納溝を同心状に設けた構成であ
り、各コア5,7の該対向面6,8に、それぞれ
同心状に2本のコイル収納溝11,12,31,
32が設けてあり、溝内にコイル21,22,4
1,42が収納され、コイルは同一機能を果す構
成である。 コア5の同一機能のコイルを収納するコイル収
納溝11の幅w1とコイル収納溝12の幅w2は、
w1<w2の関係を満す。 また、コア7の同一機能のコイルを収納するコ
イル収納溝31の幅W1とコイル収納溝32の幅
W2は、W1<W2の関係を満す。 実施例 実施例 1 前述した第1図の4チヤンネルロータリートラ
ンスを、 外径D=35mm、 内径d=12mm、 厚みt=2mm、 の一対のフエライトコアより作製し、各対向面に
組み合せインダクタンスのばらつきが極力小さく
なるよう、かつ従来例は溝幅を同等幅で、本考案
は機能毎に特定幅で、第1表に示す溝位置、溝幅
で、コイル収納溝を設けた。 各コイル収納溝には、線径0.16mmのコイルを、
ロータ側には3ターン、ステータ側には5ターン
づつ、それぞれ巻回収納した。 得られたロータリートランスの漏洩インダクタ
ンスを測定したところ、第1表に示す結果を得
た。
【表】 実施例 2 前述した第2図の2チヤンネルロータリートラ
ンスを、 外径D=30mm、 内径d=11mm、 厚みt=2.5mm、 の一対のフエライトコアより作製し、各対向面
に、従来例は溝幅を同等幅で、本考案は特定幅
で、第2表に示す溝位置、溝幅で、コイル収納溝
を設けた。 各コイル収納溝には、線径0.16mmのコイルを、
ロータ側には3ターン、ステータ側には6ターン
づつ、それぞれ巻回収納した。 得られたロータリートランスの漏洩インダクタ
ンスを測定したところ、第2表に示す結果を得
た。
【表】 実施例1,2より明らかなように、この考案に
よるコイル収納溝配置とすることにり、機能ごと
の漏洩インダクタンスの平均値は、従来に比較し
て5%以上に低減でき、また、漏洩インダクタン
スのばらつきも5%以下に調整でき、信号伝送特
性が向上したことが分る。
【図面の簡単な説明】
第1図と第2図はこの考案によるロータリート
ランスにおける一対のコアの断面説明図である。 1,3,5,7……円板状フエライトコア、
2,4,6,8……対向面、11〜14,31〜
34……コイル収納溝、21〜24,41〜44
……コイル。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 相対的に回転自在に配置した一対のコアの各対
    向面に、複数の同心状のコイル収納溝を設けて各
    溝にコイルを収納したロータリートランスにおい
    て、各々のコアに配置される複数のコイル収納溝
    の幅を、各コアにおけるコイルの機能毎に、内側
    の溝幅より外側の溝幅が広くなるよう順次拡大し
    たことを特徴とするロータリートランス。
JP1985138892U 1985-09-11 1985-09-11 Expired JPH0342662Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1985138892U JPH0342662Y2 (ja) 1985-09-11 1985-09-11

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1985138892U JPH0342662Y2 (ja) 1985-09-11 1985-09-11

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6247108U JPS6247108U (ja) 1987-03-23
JPH0342662Y2 true JPH0342662Y2 (ja) 1991-09-06

Family

ID=31044284

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1985138892U Expired JPH0342662Y2 (ja) 1985-09-11 1985-09-11

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JP (1) JPH0342662Y2 (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS57191014U (ja) * 1981-05-28 1982-12-03

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Publication number Publication date
JPS6247108U (ja) 1987-03-23

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