JPH0342440A - シート材給送装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本発明は、給送されるシート材を一枚宛分離するための
分離部材を有するシート材給送装置に関するものである
。

〈従来の技術〉 従来より、複写機、レーザービームプリンタ等の画像形
成装置に於いては、シート材を複数枚積層したカセット
等よりシート材を給送するためのシート材給送装置が用
いられている。上記シート材給送装置には構成が簡単か
つ低コストという利点から、最上側のシート材のみを分
離して給送するための分離部材が一般に用いられている
。

例えば、第８図に示すシー）・材給送装置に於いて、カ
セット５０に積載されたシート材Ｓは給送ローラ５１に
より順次給送される。上記給送ローラ５１に対向する位
置にはコルク等の高摩擦部材５２ａがモールド部材５２
ｂと一体的に取り付けられた分離パッド５２が搬送ガイ
ド板５３に螺子止めされている。

上記給送ローラ５１にピックアップされたシート材Ｓは
分離パッド５２により最上側のシート材Ｓのみを他のシ
ート材Ｓと分離して給送することが出来る。また上記搬
送ガイド５３は、装置内に設けられた支軸５３ａに回動
可能に取り付けられており、該搬送ガイド５３に対向し
て設けられた給送ガイド５４に垂設された引張バネ５５
により上方に付勢されている。従って、上記分離パッド
５２は引張バネ５５の弾性力により給送ローラ５１に当
接する如く構成されている。

前記給送ローラ５１により給送されたシート材Ｓは、搬
送ガイド５３及び給送ガイド５４によってガイドされな
がら、−時的に停止しているレジストローラ対５５ａ、
５５ｂに当接して斜行を補正した後、記録部に搬送され
ていた。

ところで、近年低価格の画像形成装置に対する耐久性の
向上、メンテナンスフリー化の要望は高まる一方である
が、上記従来技術に於ける分離パッド５２の耐久性は、
一般的にｌＯ万同程度が限度とされる。

従って、装置の耐久性を向上させるためには上記分離バ
ンド５２をユーザー自身が交換する必要があった。

〈発明が解決しようとする課題〉 しかし、上記従来技術に於いては、分離パッド５２を交
換する場合には、引張バネ５５を取り外してから搬送ガ
イド５３を取り外し、該搬送ガイド５３に螺子止めされ
た分離パッド５２を取り外さなければならず作業が煩雑
であった。

また、上記分離パッド５２を搬送ガイド５３に対してス
ライド可能に取り付けた場合には、分離パッド５２がシ
ート材Ｓの搬送方向に振動してびびり音が発生したり、
給送不良或いは重送等が生ずる虞れがあった。

本発明は上記従来技術の！！Ｉ題を解決し、シート材を
一枚宛分離するための分離部材を保持する保持部材をガ
イド部材に着脱自在に取り付けたシート材給送装置を提
供するものである。

〈課題を解決するための手段〉 上記従来技術の！１ｌＩＩを解決し、以下に述べる実施
例に適用される手段は、シート材を給送するための給送
手段と、前記給送されるシート材を一枚宛分離するため
の分離部材と、折曲線を介して両側に相互に係合し得る
第１係合部及び第２保合部を設けた前記分離部材を保持
するための保持部材と、前記保持部材を取り付けること
が出来るシート材をガイドするためのガイド部材とを有
するものである。

〈作用〉 上記手段によれば、折曲線を介して相互に係合し得る第
１係合部及び第２保合部を設けた分離部材を保持するた
めの保持部材を設けたので、前記保持部材を折曲線に沿
って折り曲げて第１係合部及び第２係合部保合させるこ
とにより、前記分離部材をガイド部材に容易に取り付け
ることが出来る。

〈実施例〉 以下、図面を参照して本発明を適用したシート材給送装
置の一実施例について説明する。

第１図はシート材給送装置の断面説明図、第２図は分離
部材を保持した保持部材の斜視説明図、第３図はその側
面図、第４図は上記保持部材の使用説明図、第５図はシ
ート材給送装置を適用したレーザービームプリンタの概
略構成を示す説明図である。

先ず、第５図を参照してシート材給送装置を適用したレ
ーザービームプリンタの概略構成について説明する。

ｌは画信号に応じてしＬデー光を照射するスキャナユニ
ットであり、２は像担持体である感光ドラム３．コロナ
放電器である一次帯電器４．トナーを収納した現像器５
．クリーナー６等の画像形成手段を内蔵したプロセスカ
ートリッジである。

上記スキャナユニット１から発射されたレーザー光はミ
ラー７を介してプロセスカートリッジ２内の予め一次帯
電器４により帯電されている感光ドラム３上に照射され
て静１１潜像を形成し、次いで現像器５によりトナー像
を形成して顕画像化される。

一方、カセット８から給送ローラ９により一枚宛給送さ
れたシート材Ｓは、上ガイド板１０ａ及び下ガイド板１
０ｂによりガイドされてレジストローラ対１１ａ、ｌｌ
ｂに搬送されて斜行を補正した後、該レジストローラ対
１１ａ、ｌｌｂにより前記感光ドラム３上に形成された
トナー像の先端と同期して転写記録部に間歇的に搬送さ
れる。

１２は前記感光ドラム３上に形成されたトナー像をシー
ト材Ｓに転写するための転写帯電器であり、該転写帯電
器１２により画像を転写されたシート材Ｓは搬送ローラ
１３により定着器１４に搬送される。

そして上記定着器１４により転写画像が永久定着された
シート材Ｓはフラッパ１５により選択された各搬送経路
を経てトレイ１６ａ或いはトレイ１６ｂに排出されるも
のである。

次に第１図を参照して上記レーザービームプリンタに適
用されたシート材給送装置について説明する。

シート材Ｓは、カセット８内に設けられた中板８ａ上に
積載されており、該中板８ａは裏面より中板加圧機構８
ｂにより最上側シート材Ｓを給送ローラ９に当接させて
給送し得る如く構成されている。

上記給送ローラ９は断面半月状のゴムローラであって、
片持ち支持された回転軸９ａに挿通されている。上記給
送ローラ９の両側には、カセット８に積載された最上側
のシート材Ｓに当接するコロ１７がフリーに回転し得る
如く挿通されている。

記録待機状態にあっては、上記給送ローラ９はカット面
を下にして静止しており、上記コロ１７は、カセット８
に積載された最上側のシート材Ｓに当接している。

上記給送ローラ９に対向する位置には給送されるシート
材Ｓを一枚宛分離するためにコルク等の摩擦性の高い分
離部材１８ａが設けられている。上記分離部材１８ａは
シート材Ｓをガイドするための下ガイド板１０ｂに着脱
自在に取り付けられた保持部材であるモールド部材１８
ｂに固着されている。

上記下ガイド板１０ｂは装置内に固定された支軸１０Ｃ
を中心に回動自在に取り付けられており、該下ガイドＦ
ｉ、ｔａｂと対向して設けられた上ガイドＦｉ、１０ａ
に取り付けられた引張バネ１９により上方に付勢辛れて
いる。従って、前記モールド部材１８ｂ及びこれに固着
された分離部材１８ａは給送ローラ９及びコロ１７に一
定の押圧力で当接している。

上記上ガイド１１０ａ及び下ガイド＋ｆｆ１ｌＯｂの下
流側には前記給送されたシート材Ｓの先端を当接して位
置を補正するためのレジスト手段であるレジストローラ
対１１　ａ　、　１１　ｂが設けられている。

図示せざる制御部からの給送信号に応じて給送ローラ９
が回転し、カセット８に積載された最上側のシート材Ｓ
をピックアップして給送し、分離部材１８ａにより他の
シート材Ｓと分離して給送する。前記給送ローラ９によ
り給送されたシート材Ｓは、上ガイド板１０ａ及び下ガ
イド板１０ｂによってガイドされながら、−時的に停止
しているレジストローラ対１１ａ、ｌｌｂに当接すると
共にループを形成して斜行を補正した後、記録部に搬送
される。

次に、上述の如く構成されたシート材給送装置に用いら
れた分離部材１８ａ及びモールド部材１８ｂについて第
２図乃至第４図を参照して説明する。

モールド部材１８ｂはプラスチック等の合成樹脂材等に
より底形されたもので、折曲ｖＡ２０を介して略２つ折
り可能に構成されている。上記モールド部材１８ｂは、
折曲線２０に沿って折り曲げた際に重合する面に夫々相
互に係合し得る第１係合部である突起２１及び第２係合
部である突起２２が夫々２個所に突設されている。

また、上記突起２２の近傍には第３図に示す如くモール
ド部材１８ｂを２つ折りした際に対向するモールド部材
１８間に間隙２３を保障すると共に、下ガイド板１０ｂ
に取り付ける際に位置決め基準となるボス２４が夫々突
設されている。上記ボス２４の長さは、下ガイド仮１０
ｂの厚さに相当する長さに構成されている。

また、分離部材１８ａは、モールド部材１８ｂを２つ折
りした場合に重合面とは反対側に凹所を形成して一体的
に固着されている。

更に、下ガイド板１０ｂのシート材５ｏ）Ｉ＠送方向上
流側端部近傍には、前記モールド部材１８ｂに突設した
突起２１．２２に対応する位置に穴２５ａ、前記ボス２
４に対応する位置に穴２５ｂが夫々２個所穿孔されてい
る。

従って、上記分離部材１８ａを取り付けたモールド部材
ｔａｂを下ガイド板１０ｂに取り付ける場合には、第４
図に示す如く、モールド部材１８ｂを開いたままで且つ
分離部材１８ａを上側にして折曲線２０を下ガイド仮ｆ
ｏｂの側縁に当接すると共に、該下ガイド板１０ｂを挟
み込むようにモールド部材１８ｂを２つ折りする。この
とき、前記ボス２４を夫々穴２５ｂに挿入して取り付は
位置を固定し、前記突起２１．２２を夫々穴２５ａに挿
入して相互に係合することによりモールド部材１８ｂを
下ガイド板１０ｂに取り付けることが出来る。

上記構成によれば、給送ローラ９．下ガイド板１０ｂを
取り外すことなく、下ガイド板ｆｏｂを下げて分離部材
１８ａを給送ローラ９から離すだけで、分離部材１８ａ
を容易に交換することが出来る。

また、分離部材１８ａを取り付けるための部品点数も減
少させることが出来、コストダウンを図ることが出来る
。

更に、下ガイド板１０ｂに取り付けたモールド部材１８
ｂはシート材Ｓの搬送方向に対してがたつくことがなく
、シート材Ｓの給送性能を維持することが出来る。

く他の実施例〉 次に前記実施例に用いられたモールド部材１８ｂの他の
実施例について第６図及び第７図を参照して説明する。

第６図に於いて、モールド部材２６は折曲線２７を介し
て略２つ折り可能に構成されている。上記モールド部材
２６には、折曲線２７に沿って折り曲げた際に重合する
一方の重合面に金属製の板バネ２日が設けられている。

上記板バネ２８はモールド部材２６を２つ折りした際に
、両者間に下ガイド板Ｊｏｂの厚さに相当する間隙を確
保するために突設されたボス２９に挿通することにより
一体的に取り付けられている。

また、上記板バネ２８の所定位置には穴３０が２個所穿
孔されており、該穴３０より第１係合部材である突起３
１が夫々突設されている。一方、他方の重合面の上記突
起３１嘔対応する位置には第２保合部材である穴３２が
夫々穿孔されている。

更に上記モールド部材２６の仮バネ２８を取りつけた重
合面と反対側には、分離部材３３が凹所に一体的に保持
されている。

上記分離部材３３を取り付けたモールド部材２６を下ガ
イド板１０ｂに取り付ける場合には、前記実施例と同様
に、モールド部材２６を下ガイド板ｔａｂを挟み込むよ
うに２つ折りして、上記ボス２９を夫々穴２５ｂに挿通
すると共に、上記突起３１を下ガイド板１０ｂの穴２５
及びモールド部材２６の穴３２に挿通して係合すること
により取り付けることが出来る。

上記構成によれば、仮バネ２８の弾性力により分離部材
３３を給送ローラ９に当接されることが出来、従来の如
く上ガイド板１０ａと下ガイド板１０ｂとの間に引張バ
ネ１９を取り付ける必要がなく、組立作業を一層容易に
することが出来る。

また、モールド部材２６はシート材Ｓと摩擦帯電を起こ
して該モールド部材２６に帯電した電荷が金ｉｆ製の下
ガイドＦｉ１０　ｂに放電してノイズを生ずる場合があ
る。従って、上記構成によれば、モールド部材２６に金
属製の板バネ２８を取り付けることにより、部品点数を
増やすことなくモールド部材２６のアース取りをするこ
とが出来る。

尚、上記板バネ２８の代わりに、コイルバネをモールド
部材２６の重合面にかしめるように取り付けることも出
来る。

また、第７図に示す如く、上記板バネ２８の代わりにモ
ールド部材２６の両端に湾曲部を有する弾性部材３４を
一体的に取り付けることも出来る。

上記構成によれば、上記モールド部材２６を折曲＆％２
７に沿って折り曲げて下ガイド板１０ｂに取り付けた際
に、上記弾性部材３４を下ガイド板１０ｂの上面に当接
させてその弾性力により分離部材３３を給送ローラ９に
当接させることが出来る。

従って、モールド部材２６の構造をより簡易化すること
が出来、着脱時の作業性を高めると共に部品点数を減ら
してコストダウンを実現することが出来る。

〈発明の効果〉 本発明は前述の如く、折曲線を介して相互に係合し得る
第１係合部及び第２係合部を設けた分離部材を保持する
ための保持部材を設けたので、前記保持部材を折曲線に
沿って折り曲げて第１係合部及び第２係合部を係合させ
ることにより、前記分離部材をガイド部材に容易に取り
付けることが出来る。

従って、前記保持部材のガイド部材に対する着脱が自在
に出来るので、前記分離部材の交換作業を一層容易にす
ることが出来、使い勝手の向上が図れる。

又、部品点数を減少させて低コスト化を実現することが
出来る。

【図面の簡単な説明】

第１図はシート材給送装置の断面説明図、第２図は分離
部材を保持した保持部材の斜視説明図、第３図はその側
面図、第４図は上記保持部材の使用説明図、第５図はシ
ート材給送装置を適用したレーザービームプリンタの概
略構成を示す説明図、第６図及び第７図は他側の説明図
、第８図は従来例の説明図である。 Ｓはシート材、ｌはスキャナユニット、２はプロセスカ
ートリンジ、３は感光ドラム、４は一次帯電器、５は現
像器、６はクリーナー、７はミラ、８はカセット、９は
給送ローラ、１０ａ、１０ｂはガイド板、１０ｃは支軸
、１１はレジストローラ、Ｉ２は転写帯電器、１３は搬
送ローラ、１４は定着２Ｌ１５はフラッパ、１６ａ、１
６ｂはトレイ、１７はコロ、１８ａ、３３は分離部材、
１８ｂ、２６はモールド部材、１９は引張バネ、２０．
２７は折曲線、２１．２２．３１は突起、２３は間隙、
２４．２９はボス、２５ａ、　２５ｂ、　３０゜３２は
穴、２８は仮バネ、３４は弾性部材である。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 シート材を給送するための給送手段と、 前記給送されるシート材を一枚宛分離するための分離部
   材と、 折曲線を介して相互に係合し得る第１係合部及び第２係
   合部を設けた前記分離部材を保持するための保持部材と
   、 前記保持部材を取り付けることが出来るシート材をガイ
   ドするためのガイド部材と、 を有するシート材給送装置。