JPH0342146Y2 - - Google Patents

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JPH0342146Y2
JPH0342146Y2 JP18169185U JP18169185U JPH0342146Y2 JP H0342146 Y2 JPH0342146 Y2 JP H0342146Y2 JP 18169185 U JP18169185 U JP 18169185U JP 18169185 U JP18169185 U JP 18169185U JP H0342146 Y2 JPH0342146 Y2 JP H0342146Y2
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  • Bidet-Like Cleaning Device And Other Flush Toilet Accessories (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、水洗便器に付属して局部洗浄を行う
ための衛生洗浄装置の温水タンク構造に関する。
〔従来の技術〕
近来、局部に洗浄水を噴出しかつ洗浄後には温
風を噴出して乾燥を行う衛生洗浄装置を水洗便器
に付属したものが急速に普及している。
このような衛生洗浄装置は、ケーシングに機器
類を組み込み、これを便器本体に固定するものが
一般的で、ケーシング内には温水タンクを備える
とともに、洗浄位置まで進退するノズル装置を配
置している。
この温水タンクは、実願昭60−46037号明細書
及び図面に記載されているように、タンク本体の
上端に蓋を一体的に固定し、この蓋には洗浄水の
供給管とノズル装置への排出管とを連結し、さら
に過熱用のヒータや温度制御のための必要機器を
付属する構成のものが一般的である。
このような従来の温水タンクでは、第6図に示
すように、蓋50には加熱用のヒータ51,5
2、供給管53、排出管54を外部から挿通配置
するとともに、過熱防止用のバイメタルスイツチ
55、空焚き防止用のフロートスイツチ56を付
属している。
また、温度検出用のサーミスタ57を備えるこ
とも必要で、しかもヒータ51,52の過熱によ
る火災を防ぐ温度ヒユーズ58をも付属した構成
となつている。
〔考案が解決しようとする問題点〕
このような従来構造では、加熱系に関する機器
項目としては、ヒータ51,52、バイメタルス
イツチ55、フロートスイツチ56、サーミスタ
57及び温度ヒユーズ58が挙げられ、これらの
機器を温水タンクに備えるために、蓋50には少
なくとも機器数と同じ挿通口を設け、各個別にシ
ールを施す必要がある。
従つて、蓋50製作時の加工工数が増加し、部
品点数も多いのでコスト高に繋がり、生産性の面
でも問題がある。
さらに、構造体として観た場合、複数の孔を蓋
50に開けるので強度が低下する傾向にあり、耐
圧性に欠け、過熱蒸気の発生等の危険な事態に対
処できない恐れもある。
本考案は以上のような温水タンクに関する問題
に鑒み案出されたもので、温水温度制御のために
配置する必要機器の中で過熱防止に関する機器を
温水タンク外に備えることによつて、蓋に設ける
孔とシール箇所数の削減をし、強度と生産性の向
上を図ることを目的とする。
〔問題点を解決するための手段及び作用〕
本考案は、内部にヒータを配置した温水タンク
と、温水を噴出するノズル装置と、ヒータによる
温水加熱の温度制御及び通電停止を行う複数の制
御機器を温水タンクの蓋に設けた衛生洗浄装置の
温水タンク構造において、温水タンク内に入熱部
及び外部に放熱部が位置するようにヒートパイプ
を素材とする伝熱素子を蓋に貫通固定し、伝熱素
子の放熱部に、温水温度を検知するサーミスタ、
温水温度の過熱を防止するバイメタルスイツチ及
び機器の過熱を防止する温度ヒユーズを取付けた
ことを特徴とし、温水の温度制御に必要な制御素
子を温水タンク外においてこの伝熱素子に付属す
るようにしたものである。
〔実施例〕
以下、図面に示す実施例に基づいて本考案を説
明する。
第1図は本考案に係る温水タンク構造を備えた
衛生洗浄装置付き水洗便器の透視斜視図、第2図
は同側面図である。
図中、1は陶器製の便器本体、2,3は便座と
便蓋、4,5はともに合成樹脂を素材とする下部
カバー、上部カバー、6は両カバー4,5内に収
納される洗浄水タンク、7は衛生洗浄機能部をレ
イアウトしたユニツト基板である。
便器本体1は洗浄水タンク6に連通する通水路
1aを後端側に形成し、洗浄水タンク6からの洗
浄水によつて汚物を排出できる。
衛生洗浄機能部を配置するユニツト基板7は合
成樹脂板を素材として便器本体1の後部面に固定
ビス(図示せず)によつて固定されている。
このユニツト基板7には、乾燥用の温風フアン
8、消臭カセツト9を外部から着脱自在としかつ
便器本体1方向に消臭吸引ダクト10を接続した
消臭芳香ユニツト11等を配置し、さらに略中央
部にはノズル装置Nを設けている。
12はユニツト基板7から垂下するように取付
けた温水タンクで、伸縮自在な供給ホース13か
らノズル装置Nに洗浄用の温水を供給する。この
洗浄用温水の供給量や温度の制御等はユニツト基
板7に設けた制御ユニツトCにより制御する。
第3図は洗浄温水の供給系を示すもので、洗浄
水源側に配置した電磁弁14から温水タンク12
に水を供給し、この温水タンク12によつて加熱
された温水を供給ホース13からノズル装置Nに
供給する構造である。尚、電磁弁14は通常の給
水配管から直接水を供給する場合に用いるが、専
用のタンク等に貯溜した水を使用するときはこの
電磁弁14に代えて電磁ポンプを配置する。
温水タンク12は、本体20とその上端に固定
する蓋21とから構成し、本体20の底部には水
抜き栓22を配置している。
23は電磁弁14側の洗浄水供給流路に接続し
た給水管、24はノズル装置Nへの供給ホース1
3に連通する排出部で、温水の逆流を防止するた
めにこの排出部24はバキユムブレーカとしての
機能を備えている。
第4図は蓋21の平面図で、この蓋21を貫通
して空焚き防止用のフロートスイツチ25、加熱
用のヒータ26を配置し、さらに略中央部には加
熱された温水温度を検知するための伝熱素子27
を設けている。尚、蓋21を貫通して配置するこ
れらの機器は蓋21貫通部分にシールパツキン等
を配置することにより、水の漏洩を防止する。
伝熱素子27は、容器内にコンテナ、作動液及
びウイツクを封入した熱伝導性の高いヒートパイ
プを素材とし、容器の入熱部と放熱部とによつて
温水タンク12内の温水温度を検知しようとする
ものである。
この伝熱素子27はその容器外周にフランジ2
8を形成し、これを挿通するビス29によつて蓋
21に固定するが、この伝熱素子27の温水タン
ク12に対する配置は、温水タンク12内側に入
熱部30が位置しかつ蓋21上方側に放熱部31
が位置するものとすることが必要である。
伝熱素子27の放熱部31周面には、放熱部3
1周面温度を検出するサーミスタ32、過温防止
用のバイメタルスイツチ33、及び火災防止用の
温度ヒユーズ34をそれぞれ配置している。
サーミスタ32はバンド35によつて放熱部3
1周面に接触し、この放熱部31面の温度を検出
してその出力信号を温度制御部に入力し、温水タ
ンク12内の温水温度をこれによつて検出する。
バイメタルスイツチ33は、放熱部31周面に
接触する銅板36に固定され、放熱部31面の温
度が設定限界より大きくなつた時には、ヒータ2
6への回路を遮断して通電を停止し、温水の過熱
を防止する。
また、温度ヒユーズ34は銅板36の上端に支
持され、空焚きやバイメタルスイツチ33の作動
不良等によつて放熱部31面が異常高温となつた
時に溶融し、ヒータ26への通電を即時に停止し
て機器の過熱及び火災の発生を防止する。
これらの温度制御に関する機器においては、伝
熱素子27の特性、すなわち入熱部30における
真の温水温度に対し、作動流体を介しての放熱部
31への熱伝導と放熱部31周面からの熱伝達量
のフアクタを勘案して、各機器の作動特性を設定
することが必須の条件である。従つて、これらの
機器による温度検知信号に基づく温度確認や通電
の停止等は伝熱素子27の特性によつて一義的に
定められるものなので、制御ユニツトCもこれに
対応する制御系を構成したものとする必要があ
る。
上記構成において、温水タンク12内の温水に
よつて得られた熱量は伝熱素子27の入熱部30
から放熱部31へ熱伝達され、放熱部31に備え
たサーミスタ32による温度検出、バイメタルス
イツチ33による過温防止、及び温度ヒユーズ3
4による火災防止を図ることができる。この場
合、ヒートパイプの高い熱伝導性により、温水タ
ンク12内の温水温度の伝達は速答性が高く、過
熱等の現象を速やかに回避できる。
さらに、温度制御に関する機器を伝熱素子27
に集約しかつ蓋21を貫通する部材はこの伝熱素
子27のみであるため、従来のように各温度制御
機器をそれぞれ蓋21に付属する構成に較べて、
蓋21に取付け用の孔を開ける箇所を少なくでき
る。
従つて、蓋21自体の構造が簡単となるととも
に強度も向上することとなり、耐圧性も大きくす
ることができ、過熱時の蒸気発生に対しても安全
に使用できる。
また、温度検出及び過温防止のためのサーミス
タ32、バイメタルスイツチ33及び温度ヒユー
ズ34は伝熱素子27に付属したので、蓋21を
貫通する部材数が従来のものより少なくなる。従
つて、シールを必要とするものは伝熱素子27の
みであり、構造を簡略化でき、生産性の向上とコ
ストの低減を図ることができる。
〔考案の効果〕
本考案に係る衛生洗浄装置の温水タンク構造は
その構成により以下の効果を奏する。
熱伝導性の高いヒートパイプを用いたので、
温水温度を速やかに検出でき、過熱等を確実に
防止できる。
温度検知用のサーミスタ、過熱防止用のバイ
メタルスイツチ及び温度ヒユーズを温水タンク
の外部に配置したので、従来のものに較べてこ
れらの機器を蓋を貫通して設ける必要がなく、
蓋への取付け孔の数の削減によつて、生産性の
向上と蓋自体の強度を大きくできる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係る温水タンクを備えた衛生
洗浄装置付き水洗便器の透視斜視図、第2図は同
側面図、第3図は洗浄水の流れを概略的に示す模
式図、第4図は温水タンクの蓋の平面図、第5図
は伝熱素子の要部拡大図、第6図は従来のタンク
蓋を示す平面図である。 1…便器本体、7…ユニツト基板、12…温水
タンク、13…供給ホース、14…電磁弁、20
…本体、21…蓋、23…給水管、24…排出
部、26…ヒータ、27…伝熱素子、30…入熱
部、31…放熱部、32…サーミスタ、33…バ
イメタルスイツチ、34…温度ヒユーズ、C…制
御ユニツト、N…ノズル装置。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 洗浄水源に連通しかつ内部にヒータを配置した
    温水タンクと、同温水タンクに連通し加熱された
    温水を噴出するノズル装置とを備え、さらに前記
    ヒータによる温水加熱の温度制御及び通電停止を
    行う制御機器を前記温水タンクの蓋に設けた衛生
    洗浄装置の温水タンク構造において、温水タンク
    内に入熱部及び外部に放熱部が位置するようにヒ
    ートパイプを素材とする伝熱素子を前記蓋に貫通
    固定し、同伝熱素子の放熱部に、温水温度を検知
    するサーミスタ、温水温度の過熱を防止するバイ
    メタルスイツチ及び機器の過熱を防止する温度ヒ
    ユーズを取付けたことを特徴とする衛生洗浄装置
    の温水タンク構造。
JP18169185U 1985-11-25 1985-11-25 Expired JPH0342146Y2 (ja)

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