JPH0341950A - 温熱治療用プローブ - Google Patents

温熱治療用プローブ

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JPH0341950A
JPH0341950A JP17861389A JP17861389A JPH0341950A JP H0341950 A JPH0341950 A JP H0341950A JP 17861389 A JP17861389 A JP 17861389A JP 17861389 A JP17861389 A JP 17861389A JP H0341950 A JPH0341950 A JP H0341950A
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Yoshihiro Kosaka
小坂 芳広
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、体腔内に挿入して患部を加温治療する温熱治
療用プローブに関する。
[従来の技術] 近年、前立腺肥大症等の治療に温熱を利用する方法が考
えられている。これは例えば病変部付近に通じる体腔内
に温熱治療用プローブを挿入し、このプローブの先端部
に設けたアンテナからマイクロ波を病変部に向けて放射
することで、病変部を43℃前後に加温し、病変組織を
破、壊して除去するものである。
このような治療法において、その治療効果は内視鏡直視
下、超音波またはXIl透視下机下病変部の像の大きさ
が治療前と比べて小さくなった(ln去した)ことで確
認していた。
[発明が解決しようとする課題] このように、従来は治療効果の確認を内視鏡直視下、超
音波またはX線透、机下で病変部の像の大きさが治療前
と比べて変化したことで行っていたが、内視鏡直視下で
は病変部の表面の変化を見ていたにすぎず、表面下の病
変組織の確認はできない。また、表面下の病変組織の変
化を見たくとも、超音波またはX線透視下では超音波(
X線)像に映る病変部の大きさの変化だけしか見れず、
真にその生体組織の性質が病変でなくなったかどうかの
確認は生検などに頼っており、その結果が判明するまで
に多くの時間を要していた。
そこで、飼えば特願昭63−203514号明細書に開
示されているように、温熱治療用プローブの先端のマイ
クロ波用アンテナを囲む位置に熱電対を設け、この熱電
対によって加温治療時における病変部の温度管理をする
ことで、治療の進み度合いをある程度把握することが考
えられているが、これでも治療を完全、確実かつ安全に
行うという観点から未だ不十分であり、過度の加温処置
あるいは処置不足等の危険を招く虞があった。
また、温熱治療用プローブに超音波振動子を設け、治療
と観察の両方を行えるようにしたものでは、超音波振動
子をスキャンニングさせる機構が必要となり、その結果
プローブが大径化する欠点があった。
本発明は上記事情に鑑みてなされたもので、その目的と
するところは、治療効果を定量的に、かつ短時間で確認
でき、治療を完全、確実かつ安全に行える温熱治療用プ
ローブを提供することにある。
[課題を解決するための手段および作用]上記目的を達
成するために本発明は、プローブ本体の加温手段の周辺
にインピーダンス計測用電極を設け、被加温部の生体組
織にこの電極を密着または刺入してその部位のインピー
ダンスを測定し、加温手段による患部の加温治療時にそ
のインピーダンスの変化を読み取ることで、治療効果を
定量的に、かつ短時間で確認するようにしたものである
[実施例] 以下、本発明の第1の実施例について第1図ないし第3
図を参照して説明する。
図において、1は温熱治療用プローブであり、そのプロ
ーブ本体2は可撓性を有し、内部にはマイクロ波を発振
する加温手段としてのアンテナ3がその先端部を外部に
露出させて軸方向に沿って設けられている。このプロー
ブ本体2はこれよりも大きい内径を有し、かつ可撓性を
有するカテーテル4内にtIT1通され、これらプロー
ブ本体2とカテーテル4との間には複数、ここでは3本
のインピーダンス計測用電極5a〜5Cが軸方向に沿っ
て進退自在に設けられている。ここで、各電極5a〜5
Cの先端部はそれぞれ外側に拡張する方向に屈曲形成さ
れており、カテーテル4内では弾性的に収縮して収容さ
れ、カテーテル4外では元の形状に弾性復帰して開放す
るようになっている。
なお、プローブ本体2とインピーダンス計測用電極5a
〜5Cとは別体となっているが、これらは一体であって
もよい。
そして、プローブ本体2の基端にはマイクロ波伝送用ケ
ーブル6が接続され、このケーブル6はカテーテル4内
を通じて外部に導出し、その導出端はコネクタ7を介し
てマイクロ波発振装置8に着脱自在に接続されている。
また、プローブ本体2とカテーテル4との間に設けられ
たインピーダンス計測用電極5a〜5Cの基端にはイン
ピーダンス計測用ケーブル9が接続され、このケーブル
9の基端はカテーテル4内から導出し、コネクタ10を
介してインピーダンス計測ユニット11に接続されてい
る。さらに、マイクロ波発振装置8およびインピーダン
ス計測ユニット11はそれぞれケーブル12.13を介
してコントロールユニット14に接続され、これにより
/Xイパーサーミア装置を構成している。なお、インピ
ーダンス計測ユニット11の計測データはコントロール
ユニット14に接続されている。
次に、上記ハイパーサーミア装置の使用方法を説明する
。まず、カテーテル4内にプローブ本体2およびインピ
ーダンス計測用電極5a〜5Cを挿通し、各電極5a〜
5Cをカテーテル4内に収容した状態でこれを体腔15
内に挿入する。そして、カテーテル4の先端から、プロ
ーブ本体2の先端部を突出させてその突出部を体腔15
の側壁に面して発生した病変部16の直下に配置する。
このとき、各電極5a〜5Cもカテーテル4から突出さ
せて外側に拡張させ、その先端を病変部16の表面に直
接密着させる。ここで、カテーテル4を体腔15内に挿
入する際、各電極5a〜5Cの先端部をカテーテル4内
に収めて、これを体腔15内の所定の位置まで挿入した
ところで各電極5a〜5Cを押し出すようにしたので、
体腔15内への仲人時に各電極5a〜5Cが体壁に引っ
掛かって押入しにくくなることがない。各電極5a〜5
Cは適度な弾性を有しており、カテーテル4から押し出
されることによって先端部が拡張し、病変部16に接し
やすくなる。
このような状態において、コントロールユニット14に
よりマイクロ波発振装置8を糾御してカテーテル4から
突出したプローブ本体2のアンテナ3からマイクロ波を
病変部16に向けて放射する。これにより、病変部16
が43℃前後に加温され、その病変組織が破壊されて除
去されるようになっている。
病変部16の病変組織は加温治療されるにつれて、その
電気的な特性が変化する。そこで、3本のインピーダン
ス計測用電極5a〜5Cのうち、任意に2本を選び、そ
の電極5a、5b (5c)間に、生体に悪影響を及ぼ
さない程度の微弱な交tE電流を流すことで、病変部1
6の電気インピーダンスを測定し、その変化を読み取る
ことで、治療の進み度合いを把握することができる。
その後、病変部16の治療度合いに応じて病変部16の
インピーダンスが変化し、治療が完了したことをコント
ロールユニット14が検知してマイクロ波発振装置8の
運転を停止するようになっている。
このように、マイクロ波発振用アンテナ3による病変部
16の加温治療時、インピーダンス計測用電極58〜5
Cを病変部16に密着させてその部位の電気インピーダ
ンスを測定することで、治療の進み度合い、つまり病変
部16の残存状態を確実に把握でき、完全、確実かつ安
全な治療を行うことができる。
第4図は本発明の第2の実施例を示す。
この実施例はインピーダンス計測用電極5a〜5Cの先
端部を予め内側に巻き込む形状に4曲形成することで、
温熱治療用プローブ1の挿入方向に対し、突き当たる位
置の体壁に面して発生した病変部16の表面に、上記各
電極5a〜5Cの先端部がより確実に密着できるように
したものである。なお、その他の基本構成は上記第1の
実施例と同様である。
この実施例によれば、特に、体腔内に挿入した温熱治療
用プローブ1の正面方向の体壁に発生した病変部16の
電気インピーダンスを測定することができる。
第5図は本発明の第3の実施例を示す。
この実施例はプローブ本体2の先端部外周にバルーン2
1を設け、このバルーン21の外側面にインピーダンス
計測用電極5a〜5Cを、その先端を最外周部に位置さ
せて設けたものである。なお、プローブ本体2内にはバ
ルーン21内に通じる流体通路22が設けられている。
このようなI#戊において、プローブ本体2を内視鏡の
鉗子チャンネル等を通じて体腔内に挿入した後、バルー
ン21内に流体通路22内を通じて流体を注入すること
で、バルーン21を膨らませ、インピーダンス計測用電
極5a〜5cの先端を病変部に密着させてその部位の電
気インピーダンスを測定する。
この実施例によれば、バルーン21の膨らみ具合によっ
て病変部にインピーダンス計計1用電極5a〜5Cを確
実に密着させることができ、より確実なインピーダンス
の測定が可能となる。
第6図は本発明の第4の実施例を示す。
この実施例はバルーン21の外側面にインピーダンス計
測用電極5aを設ける他、病変部の治療温度を検出する
ための熱雷対25を設けたものである。この熱電対25
は、例えば銅電極25aとコンスタンクン電極25bと
を先端で1つに結束してなる。
このような構成において、・上記第3の実施例と同様に
プローブ本体2を内視鏡を介して体腔内に挿入した後、
バルーン21を膨らませてインピーダンス計測用電極5
aおよび熱電対25の先端を病変部に密着させる。そし
て、プローブ本体2のアンテナ3からマイクロ波を放射
して病変部を加温するが、このとき熱電対25の銅電極
25aとコンスタンクン電極1極25bとの間に生じる
起電力によって病変部の温度を測定し、治療に最適な温
度に加温されているかどうかを確認する。次に、熱電対
25の銅電極25aとインピーダンス計測用電極5aと
の間に生体に悪影響を及はさない程度の微弱な交流電流
を流すことで、病変部の電気インピーダンスを測定する
この実施例によれば、病変部の治療温度を検出するため
の熱電対25がインピーダンス計測用の一方の電極を兼
ねるので、プローブ本体2をさほど大型化することなく
、病変部の温度測定とインピーダンス測定の両方を行う
ことができる。
第7図は本発明の第5の実施例を示す。
この実施例はインピーダンス計測用電極5a〜5Cの先
端を針状に形成し、これを体腔15の側壁の表面下に発
生した病変部16に体腔壁を通じて刺入することで、住
腔壁の表面下に発生した病変部16に対してもその電気
インピーダンスを測定できるようにしたものである。
なお、本発明は上記各実施例に限定されるものではない
。例えば第1の実施例において、インピーダンス計測用
電極を3本設けたが、これは2本でも、あるいはもっと
多数本設けてもよい。多数本設けた場合、電気インピー
ダンスを測定する電極間の組み合わせを多く選択でき、
また短いピッチでインピーダンスをnl定できるように
なり、より詳細な測定が可能となる。
また、第1の実施例において、プローブ本体およびイン
ピーダンス計測用電極をカテーテル内に押通し、これを
体腔内に挿入したが、カテーテルを内視鏡の鉗子チャン
ネル内に挿通し、病変部を内視鏡の観察下で治療し、か
つインピーダンスの測定を行うようにすれば、上記電極
の病変部への密着の程度を確認でき、より確実な測定が
可能となる。
さらに、第1の実施例において、インピーダンス計測用
電極間に交流電流を流したが、交流に代えて直流を流す
ようにしてもよい。
[発明の効果〕 以上述べたように本発明によれば、プローブ本体の加温
手段の周辺にインピーダンス計測用電極を設け、この電
極によって被加温部のインピーダンスを測定するように
したから、患部の治療効果を定量的に、かつ短時間で確
認でき、したがって患部の治療の進み度合いが確実に把
握できるようになって過度の加温処置あるいは処置不足
等の危険をなくすことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の第1の実施例を示す温熱治療用プロー
ブの先端部の斜視図、第2図は同じく使用状態図、第3
図は同じく全体構成図、第4図は本発明の第2の実施例
を示す温熱治療用プローブの先端部の使用状態図、第5
図は本発明の第3の実施例を示す温熱治療用プローブの
先端部の側面図、第6図は本発明の第4の実施例を示す
温熱治療用プローブの先端部の側面図、第7図は本発明
の第5の実施例を示す温熱治療用プローブの先端部の使
用状態図である。 2・・・プローブ本体、3・・・アンテナ(加温手段)
、5a〜5C・・・インピーダンス計測用電極、15・
・・体腔、16・・・病変部(患部)。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 加温手段を有したプローブ本体を体腔内に挿入し、上記
    加温手段によって患部を加温治療する温熱治療用プロー
    ブにおいて、上記プローブ本体の加温手段の周辺に被加
    温部の生体組織に接触し、その部位のインピーダンスを
    計測するための電極を設けたことを特徴とする温熱治療
    用プローブ。
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