JPH0341799Y2 - - Google Patents

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JPH0341799Y2
JPH0341799Y2 JP18620085U JP18620085U JPH0341799Y2 JP H0341799 Y2 JPH0341799 Y2 JP H0341799Y2 JP 18620085 U JP18620085 U JP 18620085U JP 18620085 U JP18620085 U JP 18620085U JP H0341799 Y2 JPH0341799 Y2 JP H0341799Y2
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power supply
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【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は商用周波数電源より間欠的に直流高電
圧を発生する電気集じん器(以下EPと称す)の
電源装置に関する。
〔従来の技術〕
従来、この種の装置の間欠荷電回路は、第6図
に示すようになつておりサイリスタ制御回路1か
らの第7図Aに示すような間欠荷電信号を移相回
路9を通して、サイリスタ2のゲートに供給する
ことにより、サイリスタ2を点孤させ、商用周波
交流電源を、電源同期回路8からの信号を用い、
一定の周期で、位相制御し、変圧器3および整流
器4を経て、放電電極6に加えることにより、
EPを間欠荷電するようになつている。この間欠
荷電時の電流波形を第7図Bに示す。
なお直流リアクトル5はEPの内部で、火花放
電が発生した場合は高周波過渡振動電流・電圧に
より、整流器4が損傷するのを防止するために設
けられ、又、電圧検出器7は、EPの荷電電圧を
検出し、サイリスタ制御回路1にフイードバツク
することにより、過電圧又は、火花放電時の間欠
荷電信号の荷電レベルV1の調節等に用いられる。
又、第7図Aに於ける間欠荷電信号の荷電停止
レベルV2は、第7図cに示すように間欠荷電停
止時間T2中での電圧降下を抑制し、集じん機能
を維持する目的で、サイリスタ位相制御範囲の最
小値(点孤角=160°)に、設定されているため第
7図cに於ける電圧波形Iのようになる。なお、
電圧波形は、荷電停止時間T2中で、サイリス
タ位相制御されない場合のものである。
〔考案が解決しようとする問題点〕
しかしながら、このような従来の間欠荷電で
は、次のような問題点がある。
(1) 間欠荷電の荷電率γcが非常に小さくなつた
場合(γc≪1)。
荷電停止レベルが、サイリスタ位相制御範囲の
最小値のままに設定されていると、サイリスタ位
相制御が行なわれているにもかかわらず荷電電圧
は荷電停止時間T2中に、徐々に低下していき、
ついにはコロナ放電開始以下の電圧になつてしま
い、集じん機能を失つてしまうため、集じん性能
が低下することになる。
(2) EP内で、激しい逆電離が発生し、これを抑
制するため間欠荷電が運用された場合。
荷電停止レベルV2がサイリスタ位相制御範囲
の最小値のままに設定されていると荷電停止時間
T2中でも、荷電電圧は、コロナ開始電圧以上で
且つ、逆電離が発生してしまうため、上述同様、
集じん性能が低下することになる。
本考案は上記従来の問題点を解決し、荷電停止
時間中にコロナ放電開始電圧近傍の最適レベルの
電圧で荷電し、集じん性能の向上を図り得るEP
の電源装置を提供することを目的とする。
〔問題点を解決するための手段〕
本考案によるEPの電源装置は、間欠荷電信号
によりサイリスタ等の電力調節要素を制御して商
用周波数の電源より間欠的に直流高電圧を発生
するEPの電源装置において、上記商用周波数電
源に同期する間欠荷電時間(T1=1/)およ
び間欠荷電停止時間(T2=nT1)(nは整数)を
設定する回路と、上記商用周波数電源に同期する
電源同期回路と、上記間欠荷電停止時間中に上記
サイリスタ等の制御レベルをEPのコロナ放電開
始レベル近傍で最適なレベルに調整するレベル調
整回路とを具備してなることを特徴とし、荷電停
止時間T2中のサイリスタ位相制御に於ける荷電
停止レベルV2を、荷電状況に応じてコロナ放電
開始近傍の電圧に調整できるようにサイリスタ制
御回路に、荷電停止レベルV2の調整用設定器を
設けるとともに、さらに、サイリスタ制御回路が
例えばマイクロプロセツサにて、構成されている
場合には、コロナ放電開始電圧をそのメモリ内に
記憶しておくことにより、荷電状況が変化して
も、荷電停止レベルV2を常にコロナ開始電圧以
上の最適値に自動的に設定するようになされてい
る。
〔作用〕
本考案によれば、EPの荷電停止時間中にコロ
ナ放電開始電圧近傍の最適レベルの電圧で荷電す
ることにより、EPの集じん性能を向上させるこ
とができる。
〔実施例〕
第1図は本考案の一実施例の構成を示す図、第
2図A,B,Cはそれぞれ第1図に示す実施例の
動作波形図である。第1図において第6図に示す
ものと同一部分には同一符号を付して説明する。
第1図において第6図に示すものと異なるところ
は、第6図におけるサイリスタ制御回路1が第1
図においてはサイリスタ制御回路1′となつてい
ることである。
第3図は第1図におけるサイリスタ制御回路
1′の構成を示す図で、1−1は積分器、1−2
は位相制御範囲制限回路、1−3は間欠荷電停止
レベル調整用設定器、1−4,1−5は各ダイオ
ード、1−6は波形反転補正回路である。
第4図A,B,C,D,Eはそれぞれ第3図の
各部の動作波形を示す図である。
第3図および第4図A,B,C,D,Eにおい
て電源同期回路8からの出力信号(第4図A)
は、位相制御範囲制限回路1−2により第4図B
のように整形される。ここで、第4図Aのvsは、
間欠荷電のための電源同期信号の初期レベルを示
し、第4図Bのv2は間欠荷電停止レベル調整用設
定器1−3によつて設定された荷電停止レベル
V2の基本レベルを示す。又、αmaxは、サイリス
タ点弧角の最大値(即ち、位相制御に於ける最小
値)、αminは、サイリスタ点弧角の最小値(即
ち、位相制御に於ける最大値)を示す。
一方、間欠荷電の荷電レベルV1の基本レベル
であるv1は、電圧フイードバツク信号等によつ
て、処理された信号を積分器1−1に入力するこ
とにより、位相制御信号(第4図C)として積分
器1−1から出力される。
第4図B,Cの信号は、各々、第3図のように
接続されたダイオード1−4,1−5に入力され
ることにより、合成され第4図Dのような波形の
信号となる。さらに、第4図Dの信号は、波形反
転・補正回路1−6により、第4図Eのようにな
るように、符号反転及び基準レベル修正処理が行
なわれ、サイリスタ制御回路1′の出力信号とし
て、移相回路9へ供給される。
以上のように処理されると、間欠荷電信号で
は、荷電レベルV1は、電圧フイードバツク等に
もとづく値であり、一方荷電停止レベルV2は、
荷電停止レベル調整用設定器1−3により設定さ
れた値となり、荷電停止時間T2中でも、荷電電
圧を、コロナ放電開始レベル以上に保つことがで
きる。
第5図はサイリスタ制御回路1′が例えばマイ
クロプロセツサにて構成される場合の回路の構成
図であり、EPの電圧・電流特性を計測する際、
コロナ放電開始電圧をA/D変換器18を通し
て、ディジタル値に変換して、RAMメモリ13
に記憶しておく。間欠荷電時の荷電レベルおよび
荷電停止レベルは、ROMメモリ12に記憶され
ていて、運転開始と同時にこのROMメモリ12
から読み出し、D/A変換器17によりアナログ
信号に変換され、サイリスタ移相回路9へ供給さ
れ、間欠運転されるのであるが、この時の荷電停
止時間T2中の電圧をフイードバツクV,A/D
変換して、RAMメモリ13に記憶されているコ
ロナ放電開始電圧Vcsと比較し、 (1) V≫Vcsならば荷電停止レベルを下げる。
(2) VVcsならば荷電停止レベルは変化させな
い。
(3) V≪Vcsならば荷電停止レベルを上げる。
という制御をCPU11がROMメモリ12、
RAMメモリ13中のデータをもとにして行い、
その結果として、設定された荷電停止レベルが、
間欠荷電の荷電停止時間中にD/A変換器17を
通して、サイリスタ移相回路9に供給されること
により、荷電停止時間T2中には、コロナ開始電
圧近傍で、運転できるような、間欠荷電が実現さ
れ、集じん性能が向上する。なお、第5図に於い
て、上記以外の回路は、それぞれ、ディジタル
I/Oポート14、操作パネル16、操作パネル
インターフエイス15で、全体の制御は、ROM
メモリ12に記憶されたプログラムをCPU11
が順次処理していくことによつて行なわれてい
る。
第1図において、サイリスタ制御回路1′から
出力される間欠荷電信号は、荷電レベルV1、荷
電停止レベルV2が所定の周期で、くり返えされ、
結果として間欠荷電が行なわれるのでるが、この
場合の荷電停止レベルV2は、サイリスタ制御回
路1′内の調整用設定器により、荷電停止時間中
の電圧がコロナ放電開始電圧以上の最適値となる
ように設定されたものである。
この実施例では、荷電時間T1は、1/に固
定することにより、荷電時間T1中の電流の山数
は2山となり、さらに荷電停止時間T2も電源周
波数の逆数の整数倍となり、EPの間欠荷電は、
完全に電源と同期したものとなり、且つ、荷電停
止時間T2での電圧は、コロナ放電開始電圧以上
で運用されるため、集じん性能がさらに向上する
こととなる。
〔考案の効果〕
以上、詳述した本考案によれば、間欠荷電信号
により、サイリスタ等の電力調整要素を制御し
て、商用電源周波数の電源により、間欠的に直
流高圧を発生させるEPの電源装置により発生さ
せられた直流電圧が印加されるようにしたEPに
於いて、電源周波に同期した荷電時間T1(=1/
)中では、従来通りの方法(火花ひん度制御
等)で荷電し、荷電停止時間T2中ではコロナ放
電開始電圧以上となるように荷電され、集じん性
能向上を図り得るため、本考案は、産業上、極め
て有益なものとなる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例の構成を示す図、第
2図A,B,Cは第1図に示す一実施例の動作波
形図、第3図は第1図におけるサイリスタ制御回
路の構成を示す図、第4図A〜Eはそれぞれ第3
図に示す回路の動作波形図、第5図は第1図にお
けるサイリスタ制御回路がマイクロプロセツサに
て構成される場合の一例を示す図、第6図および
第7図A〜Cはそれぞれ従来例を示す図である。 1′……サイリスタ制御回路、2……サイリス
タ、6……放電電極、7……電圧検出器、8……
電源同期回路、9……移相回路。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 間欠荷電信号によりサイリスタ等の電力調節要
    素を制御して商用周波数の電源より間欠的に直
    流高電圧を発生する電気集じん器の電源装置にお
    いて、上記商用周波数電源に同期する間欠荷電時
    間(T1=1/)および間欠荷電停止時間(T2
    =nT1)(nは整数)を設定する回路と、上記商
    用周波数電源に同期する電源同期回路と、上記間
    欠荷電停止時間中に上記サイリスタ等の制御レベ
    ルを電気集じん器のコロナ放電開始レベル近傍で
    最適なレベルに調整するレベル調整回路とを具備
    してなることを特徴とする電気集じん器の電源装
    置。
JP18620085U 1985-12-03 1985-12-03 Expired JPH0341799Y2 (ja)

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JPS6295753U JPS6295753U (ja) 1987-06-18
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