JPH0560188U - アクティブ力率改善型電源の駆動回路 - Google Patents

アクティブ力率改善型電源の駆動回路

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JPH0560188U
JPH0560188U JP39792U JP39792U JPH0560188U JP H0560188 U JPH0560188 U JP H0560188U JP 39792 U JP39792 U JP 39792U JP 39792 U JP39792 U JP 39792U JP H0560188 U JPH0560188 U JP H0560188U
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JP
Japan
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voltage
power supply
switching
unit
control unit
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Application number
JP39792U
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English (en)
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優一 鈴木
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Yokogawa Electric Corp
Original Assignee
Yokogawa Electric Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 電源投入時には確実に起動し、定常動作時の
スイッチング損失が低く効率の高いアクティブ力率改善
型電源の駆動回路を提供すること。 【構成】 整流された交流電流の給電される昇圧コンバ
ータ部と、当該交流電流に比べて高いスイッチング周波
数でスイッチング素子をオンオフして昇圧コンバータ部
の出力電圧を安定化するスイッチング制御部と、このス
イッチング制御部に動作用の電力を供給する補助電源部
を有するアクティブ力率改善型電源において、補助電源
部の供給電圧を検出して、投入時はスイッチング制御部
の動作開始電圧(Vstart)よりも高い電圧を供給し、そ
の後スイッチング制御部の動作停止電圧(Vstop)より
も高く動作開始電圧よりも低い電圧を出力させる電圧シ
ーケンス部50と供給電圧調整部60を具備している。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案はアクティブ力率改善型電源の駆動回路に係り、特に定常動作状態での スイッチング損失を低減する改良に関する。
【0002】
【従来の技術】
本考案者は特願平3−7314号明細書等でアクティブ力率改善型のスイッチ ング電源を提案している。図3は従来装置の回路図である。図において、商用電 源ACから供給される交流電流はダイオードブリッジ等の整流回路D1により整 流されて、昇圧コンバータ部10に送られる。昇圧コンバータ部10は、整流さ れた交流電流が入力されるインダクタL1と、このインダクタを通過した電流を オンオフするFET等のスイッチング素子Q1と、アノード端子側がこのインダ クタに接続されたダイオードD2と、このダイオードのカソード側と接続された コンデンサC1よりなる。スイッチング制御部20は型式名ML4812(マイ クロリニア社製)や型式名UC3854等の専用ICであって、アクティブ力率 改善型のスイッチング動作を行うものであり、交流電源の周波数に比較して遙か に高いスイッチング周波数でスイッチング素子のオンオフ動作を制御している。 交流電流入力端子VACには、抵抗R1を介して整流回路D1の出力が接続されて いる。出力電圧検出端子VOSNSには、昇圧コンバータ部10のDC出力電圧を分 圧抵抗R2,R3で分圧した信号が入力されている。駆動端子DRVはスイッチン グ素子Q1の制御端子と接続され、オンオフ制御信号を送っている。電源端子V CC には、補助電源30より動作用の電力が供給されている。この昇圧コンバータ 部10の出力する電力は後段のDC−DCコンバータ40に送られ、所定の直流 電圧に変換されて負荷側に供給している。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
この場合、補助電源30の供給電圧Vauxはスイッチング制御部20のスター ト電圧Vstartよりも高く設定されている。そこで、スイッチング素子Q1を駆 動する電圧VDRVは次の関係を充足することになる。 VDRV=Vaux−VCEsat (1) ここで、VCEsatはスイッチング制御部20内部に設けられた駆動トランジスタ のコレクタ・エミッタ直流飽和電圧である。
【0004】 ところで、スイッチング素子Q1がMOSFETである場合のスイッチング損 失は、ゲートチャージ電荷の充放電時に発生する。ここで、ゲートチャージ電荷 は、入力容量Ciss、帰還容量Crss、ゲートドライブ電圧VDRV並びに駆動回路 の電流能力や速度で決定される。ゲートドライブ電圧VDRVが高いとゲートチャ ージ電荷が増大して、スイッチング損失が大きくなるという課題があった。
【0005】 本考案はこのような課題を解決したもので、電源投入時には確実に起動し、定 常動作時のスイッチング損失が低く効率の高いアクティブ力率改善型電源の駆動 回路を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
このような目的を達成する本考案は、整流された交流電流をインダクタ(L1 )を介して入力し、スイッチング素子(Q1)によりオンオフして、ダイオード (D2)を介してコンデンサ(C1)に蓄電する昇圧コンバータ部10と、当該 交流電流に比べて高いスイッチング周波数で当該スイッチング素子をオンオフし て、当該昇圧コンバータ部の出力電圧を安定化するスイッチング制御部20と、 このスイッチング制御部に動作用の電力を供給する補助電源部30を有するアク ティブ力率改善型電源において、 前記補助電源部の供給電圧を検出して、投入時はスイッチング制御部の動作開 始電圧(Vstart)よりも高い電圧を出力させ、その後スイッチング制御部の動作 停止電圧(Vstop)よりも高く動作開始電圧よりも低い電圧を出力させる制御信 号を出力する電圧シーケンス部50と、この電圧シーケンス部50の制御信号に 従って、補助電源部30の出力電圧を調整してスイッチング制御部に送る供給電 圧調整部60とを具備することを特徴としている。
【0007】
【作用】
電圧シーケンス部50は電源投入時に高い電圧を発生させる制御信号を出力し 、その後動作を維持できる程度に電圧を低下せしめる制御信号を出力する。供給 電圧調整部60は電圧シーケンス部50の制御信号に従って、補助電源部の出力 電圧を調整してスイッチング制御部に送る。これにより、スイッチング素子の定 常動作時におけるスイッチング損失が少なくなる。
【0008】
【実施例】
以下、図面を用いて本考案を詳細に説明する。図1は本考案の一実施例を示す 回路図である。尚、図1において前記図3と同一作用をするものには同一符号を 付け説明を省略する。図において、電圧シーケンス部50は電源投入時にはスタ ート電圧よりも高い電圧を供給させ、その後スタート電圧よりも低くストップ電 圧よりも高い電圧をスイッチング制御部20に供給させる回路である。分圧抵抗 R4,R5はスイッチング制御部20の電源端子Vccに供給される電圧を検出回 路で、抵抗R5と並列に抵抗R6、コンデンサC2及び抵抗R7の直列回路が接 続されている。抵抗R6はトランジスタQ2のエミッタ・ベース間に接続され、 コンデンサC2はコレクタ・ベース間に接続されている。オペアンプUのマイナ ス端子は、トランジスタQ2のエミッタ端子と接続され、プラス端子は次式を満 足する基準電圧源Vrefと接続されている。 Vstart>Vref・(R4+R5)/R5>Vstop (2)
【0009】 供給電圧調整部60はオペアンプUとトランジスタQ3よりなり、補助電源部 30の出力電圧Vauxを入力しスイッチング制御部20の電源電圧Vccを出力す る。オペアンプUの出力端子は、抵抗R8を介してトランジスタQ3のベース端 子と接続されている。トランジスタQ3のコレクタ端子には出力電圧Vauxが印 加され、エミッタ端子は電源電圧Vccを出力している。
【0010】 このように構成された装置の動作を次に説明する。図2は電源投入後の電源電 圧Vccの推移図である。時刻T1で電源が投入され、商用電源ACからの給電が 開始される。時刻T2でスイッチング制御部20の動作開始電圧Vstartに到達 し、時刻T3でトランジスタQ2がオフし、時刻T4で定常状態に至る。電源が 投入されると、補助電源部30の出力電圧Vauxが徐々に増大して、動作開始電 圧Vstartに到達するとスイッチング制御部20の動作が開始してアクティブ力 率改善回路が作動を始める。この時点でコンデンサC2への充電がなされ、トラ ンジスタQ2がオン状態となる。従って、抵抗R6が短絡状態となり、オペアン プUには抵抗R4,R5,R7で定まる電圧が送られる。
【0011】 コンデンサC2に対する充電が完了すると、トランジスタQ2がオフして分圧 抵抗R4,R5で検出した電源電圧Vccの信号が基準電圧Vrefと等しくなるよ うに、供給電圧調整部60で制御が成される。ここでは、スイッチング制御部2 0のスタート電圧よりも低いがストップ電圧よりも高い電圧がスイッチング制御 部20に供給されるので、低いスイッチング損失でスイッチング素子Q1が動作 を継続する。
【0012】
【考案の効果】
以上説明したように、本考案によれば電圧シーケンス部50と供給電圧調整部 60により、電源投入時にはスタート電圧よりも高い電圧をスイッチング制御部 20に供給してアクティブ力率改善回路を起動し、その後はストップ電圧よりも 高い電圧がスタート電圧よりも低い電圧にして、定常動作時でのスイッチング損 失を減少させており、効率がよくなるという実用上の効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例を示す回路図である。
【図2】電源投入後の電源電圧Vccの推移図である。
【図3】従来装置の回路図である。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】整流された交流電流をインダクタ(L1)
    を介して入力し、スイッチング素子(Q1)によりオン
    オフして、ダイオード(D2)を介してコンデンサ(C
    1)に蓄電する昇圧コンバータ部10と、当該交流電流
    に比べて高いスイッチング周波数で当該スイッチング素
    子をオンオフして、当該昇圧コンバータ部の出力電圧を
    安定化するスイッチング制御部20と、このスイッチン
    グ制御部に動作用の電力を供給する補助電源部30を有
    するアクティブ力率改善型電源において、 前記補助電源部の供給電圧を検出して、投入時はスイッ
    チング制御部の動作開始電圧(Vstart)よりも高い電圧
    を出力させ、その後スイッチング制御部の動作停止電圧
    (Vstop)よりも高く動作開始電圧よりも低い電圧を出
    力させる制御信号を出力する電圧シーケンス部50と、 この電圧シーケンス部50の制御信号に従って、補助電
    源部30の出力電圧を調整してスイッチング制御部に送
    る供給電圧調整部60と、 を具備することを特徴とするアクティブ力率改善型電源
    の駆動回路。
JP39792U 1992-01-09 1992-01-09 アクティブ力率改善型電源の駆動回路 Withdrawn JPH0560188U (ja)

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JPH0560188U true JPH0560188U (ja) 1993-08-06

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002520991A (ja) * 1998-07-13 2002-07-09 グリーン、パワー、テクノロジーズ、リミテッド 電力供給ラインから流れる電流の高調波を制御するモジュール装置
JP2014171316A (ja) * 2013-03-04 2014-09-18 Mitsubishi Electric Corp 半導体モジュール及び昇圧整流回路

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US9479049B2 (en) 2013-03-04 2016-10-25 Mitsubishi Electric Corporation Semiconductor module and boost rectifier circuit

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Effective date: 19960404