JPH0341153Y2 - - Google Patents

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JPH0341153Y2
JPH0341153Y2 JP4791385U JP4791385U JPH0341153Y2 JP H0341153 Y2 JPH0341153 Y2 JP H0341153Y2 JP 4791385 U JP4791385 U JP 4791385U JP 4791385 U JP4791385 U JP 4791385U JP H0341153 Y2 JPH0341153 Y2 JP H0341153Y2
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JP
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disc
disk
facing
spring
bent
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JP4791385U
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  • Mechanical Operated Clutches (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 [考案の目的] (産業上の利用分野) 本考案は、接着式クラツチデイスクの改良に関
するものである。
(従来の技術) 従来の接着式クラツチデイスクとしては、特開
昭56−101426号公報に示されるものがしられてい
る。このクラツチデイスクは第9図および第10
図に示すように、デイスクプレート101の外周
縁にそつて第1デイスクスプリング102、第2
デイスクスプリング103が円周方向に配列さ
れ、かつ第1デイスクスプリング102の外側面
に第1フエーシング104が接着され、第2デイ
スクスプリング103の外側面(第1デイスクス
プリング102の外側面の反対側の面に相当す
る。)に第2フエーシング105が接着固定され
ている。この従来のクラツチデイスクの第1デイ
スクスプリング102および第2デイスクスプリ
ング103は共にクラツチデイスクの周方向に折
り曲げた形状を有し、径方向にはまつすぐに伸び
た平板状ものである。
(考案が解決しようとする問題点) 従来の接着式クラツチデイスクはその軸と平行
に切断した断面図の一部を第10図に示すよう
に、第1フエーシング104及び第2フエーシン
グ105の外周縁が相互に広がる方向に曲がると
いう欠点がみられた。
[考案の構成] (問題点を解決するための手段) 本考案は前記したような従来の問題点を解決す
るために次のような手段を提供するものである。
即ち本考案の接着式クラツチデイスクは、デイス
クプレートと、該デイスクプレートの外周縁に沿
つて固定されたそれぞれ複数個で構成される第1
デイスクスプリングおよび第2デイスクスプリン
グと、該デイスクスプリングの一方の側に面した
該第1デイスクスプリングの外側面に接着された
第1フエーシングと、該デイスクスプリングの他
方の側に面した該第2デイスクスプリングの外側
面に接着された第2フエーシングを具備する接着
式クラツチデイスクにおいて、 該第1デイスクスプリングおよび該第2デイス
クスプリングは各々接着された該第1フエーシン
グおよび該第2フエーシングの各々の外周縁間の
間隔が開かないように各々の該第1および該第2
デイスクプレートの第1固定部、第2固定部に近
い遠心方向側の部分を各々第1屈曲部、第2屈曲
部として折り曲げ、該第1屈曲部および該第2屈
曲部のさらに遠心方向側の第1押圧部および第2
押圧部を該クラツチデイスクの軸方向の相対位置
で外縁部で近接し、該第1屈曲部および該第2屈
曲部に近い部分の間で間隔が広がる方向にたがい
に反対方向に傾斜させた構造を有することを特徴
とする。
本考案の接着式クラツチデイスクを構成するデ
イスクプレート、第1フエーシング、第2フエー
シングは従来の接着式クラツチデイスクを構成す
るデイスクプレート、第1フエーシング、第2フ
エーシングと同一のものである。
本考案の接着式クラツチデイスクを特色ずける
第1、第2デイスクスプリングは各々第1固定
部、第2固定部に近い遠心方向側の部分に各々第
1屈曲部、第2屈曲部、さらに各々の遠心方向側
に第1押圧部、第2押圧部を有する。第1屈曲部
はこのクラツチデイスクの他方の側に、第2屈曲
部はこのクラツチデイスクの一方の側に凹となつ
ている。したがつて第1デイスクスプリングの第
1押圧部は、その外周縁がこのクラツチデイスク
の他方の側に偏位した状態に傾斜するものとな
る。一方、第2デイスクスプリングの第2押圧部
は、逆に、その外周縁がこのクラツチデイスクの
該他方の側と反対の一方の側に偏位した状態に傾
斜するものとなる。すなわち、第1デイスクスプ
リングと第2デイスクスプリングは、このクラツ
チデイスクの軸方向の相対位置としてみると、そ
の第1屈曲部と第2屈曲部の間が広く、第1押圧
部、および第2押圧部の各々の外周縁の間隔が狭
いものとなる。
第1デイスクスプリング、第2デイスクスプリ
ングの上記屈曲部および押圧部の傾斜を除く他の
部分の形状、構造、材質等は従来のデイスクスプ
リングと同一でよい。具体的には各デイスクスプ
リングの各押圧部を円周方向にそつて波形に折り
曲げるようにすることもできる。また、第1デイ
スクスプリングと第2デイスクスプリングをクラ
ツチデイスクの外周端にそつて交互に配置しても
よいし、第1デイスクスプリングと第2デイスク
スプリングを背中合せに一対としこれらをクラツ
チデイスクの外周縁にそつて配置してもよい。
[作用] 第1デイスクスプリングに接着される第1フエ
ーシング、第2デイスクスプリングに接着される
第2フエーシングは各々のデイスクスプリングの
傾斜にそい、それらの外周縁で接近し、内周縁で
間隔を有する相対位置をしめるものとなる。しか
し実際上は、各々の屈曲部の曲りがわずかである
こと、および、上記内周縁での開きは各々の屈曲
部に近い押圧部の厚さ方向の寸法精度のバラツキ
で相殺され、第1フエーシングおよび第2フエー
シングはほぼ平行となる。
なお、従来のクラツチデイスクにみられた、第
1フエーシングと第2フエーシングの外周縁の広
がりは、それら第1、第2フエーシングの間に位
置する第1、第2デイスクスプリングの厚さ方向
の寸法精度のバラツキに原因があることが判明し
た。すなわち、デイスクスプリングが所定厚さよ
り厚い場合があり、所定厚さより厚い場合にはこ
のデイスクスプリングが両フエーシング間にくさ
び状に介在することになり、結果として両フエー
シングの外周縁が開くことになる。
(実施例1) 本考案の接着式クラツチデイスクを実施例で説
明する。
本実施例のクラツチデイスクの一部欠損平面図
を第1図に示す。このクラツチデイスクは第2図
に要部を示すクラツチ装置に使用される。すなわ
ち、本実施例のクラツチデイスクAは、内燃機関
用のクランクシヤフトEからの動力で回転するフ
ライホイールBと、クラツチカバーCに伝動する
プレツシヤープレートDとの間に配設さて使用さ
れる。この接着式クラツチデイスクAは、該フラ
イホイールBからの動力をトランスミツシヨンギ
ヤに伝えるインプツトシヤフトGと一体的に回動
するクラツチハブ1と、デイスクプレート2と、
サブプレート3と、該デイスクプレート2と該サ
ブプレート3との間に設けられたコイルスプリン
グ4と、該デイスクプレート2の外周縁にそつて
交互に固定された第1デイスクスプリング5、第
2デイスクスプリング6と、該第1デイスクスプ
リングの外側面に接着された第1フエーシング7
および第2デイスクスプリング6の外側面に接着
された第2フエーシング8とで構成されている。
なお、第1フエーシング7はフライホイールB
に、第2フエーシング8はプレツシヤープレート
Dに接触して押圧されるように配置されている。
第1デイスクスプリング5はその要部拡大断面
を第3図に示すように、デイスクプレート2に固
定される第1固定部51と、この第1固定部51
の遠心方向側にある第1屈曲部52と、さらに遠
心方向側にある第1押圧部53とで構成されてい
る。大1押圧部53は円周方向にそつて第6図に
示すように折り曲げられている。第1フエーシン
グ7はこの第1押圧部53のフライホイールB側
に突出している第1部分53a(第6図に示す)
に接着固定されている。
第2デイスクスプリング6は第1デイスクスプ
リング5と略対照的で、その要部拡大断面を第4
図に示すようにデイスクプレート2に固定される
第2固定部61と、この第2固定部61の遠心方
向側にある第2屈曲部62と、さらに遠心方向側
にある第2押圧部63とで構成されている。第2
押圧部63は円周方向にそつて第6図に示すよう
に折り曲げられている。第2フエーシング8はこ
の第2押圧部63のプレツシヤープレートD側に
突出している第2部分63a(第6図に示す)に
接着固定されている。
第1デイスクスプリング5の第1屈曲部52は
第1押圧部53の外周縁がプレツシヤープレート
D側により、第1屈曲部52に近い側がフライホ
イールB側による傾斜した状態となるようにプレ
ツシヤープレートD側に凹となつている。逆に、
第2デイスクスプリング6の第2屈曲部62は第
2押圧部63の外縁がフライホイールB側によ
り、第2屈曲部62に近い側がプレツシヤープレ
ートD側による傾斜した状態となるようにフライ
ホイールB側に凹となつている。このため、第1
デイスクスプリング5と第2デイスクスプリング
6とは誇張して示すと第5図に示すような状態と
なる。すなわち、第1デイスクスプリング5の外
周縁部分の内側面と第2フエーシング8の外周縁
部の裏面とが当接し、かつ、第1デイスクスプリ
ング5の外周縁部分の内側面と第2フエーシング
8の外周縁部の裏面とが当接する。このため、第
1屈曲部52および第2屈曲部62はデイスクス
プリング自体の弾性により第5図に示す状態に変
形する。すなわち、各第1、第2屈曲部52,6
2に近い第1、第2押圧部53,63の各部分の
間にはわずかの隙間Sが形成される。この隙間s
のために、デイスクスプリング5,6の厚さにバ
ラツキが存在してもそのバラツキが隙間sで吸収
される。このために両フエーシング7,8間にデ
イスクスプリング5,6がくさび状に介在する状
態にならず、両フエーシング7,8は実質上互い
に平行状態に維持される。
なお、第7図、第8図に示すように、第1、第
2デイスクスプリング5,6を背中合せに一対と
し、デイスクプレート2の外周縁にそつて固定す
ることもできる。この場合にも、上記したと同じ
ように、両屈曲部の近くに隙間sが形成される。
そのために両フエーシング7,8の外周縁が開く
ことなく、実質上両フエーシング7,8は平行状
態に維持される。
[効果] 本考案の接着式クラツチデイスクは、その第
1、第2デイスクスプリングにそれぞれ屈曲部が
形成されている。このため、デイスクスプリング
の屈曲部に近い当接部とフエーシングとの間にわ
ずかの隙間が形成される。このため、各デイスク
プレートの押圧部に接着固定されるフエーシング
は外周縁部でたがいに近接する状態となり、従来
のように外周縁部で開き、両フエーシングの平行
が維持できないといつた欠点がなくなる。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第6図は本考案の実施例の接着式クラ
ツチデイスクを示し、第1図はその一部欠損平面
図、第2図はこの接着式クラツチデイスクを使用
したクラツチ装置の要部断面図、第3図はこの接
着式クラツチダイスクを構成する第1デイスクス
プリングを示す要部拡大断面図、第4図は第2デ
イスクスプリングの要部拡大断面図、第5図は第
1、第2デイスクスプリングの相対関係を示す要
部拡大断面図、第6図は該縁部を示す部分拡大図
である。第7図、第8図は変形例の要部を示し、
第7図は第1、第2デイスクスプリングの相対関
係を示す断面図、第8図はその外周縁部を示す拡
大部分図である。第9図、第10図は従来の接着
式クラツチデイスクを示し、第9図はその一部欠
損平面図、第10図は部分断面図である。 2はデイスクプレート、5は第1デイスクスプ
リング、6は第2デイスクスプリング、7は第1
フエーシング、8は第2フエーシング、52は第
1屈曲部、62は第2屈曲部を示す。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) デイスクプレートと、該デイスクプレートの
    外周縁に沿つて固定されたそれぞれ複数個で構
    成される第1デイスクスプリングおよび第2デ
    イスクスプリングと、該デイスクスプリングの
    一方の側に面した該第1デイスクスプリングの
    外側面に接着された第1フエーシングと、該デ
    イスクスプリングの他方の側に面した該第2デ
    イスクスプリングの外側面に接着された第2フ
    エーシングを具備する接着式クラツチデイスク
    において、 該第1デイスクスプリングおよび該第2デイ
    スクスプリングは各々接着された該第1フエー
    シングおよび該第2フエーシングの各々の外周
    縁間の間隔が開かないように各々の該第1およ
    び該第2デイスクプレートの第1固定部、第2
    固定部に近い遠心方向側の部分を各々第1屈曲
    部、第2屈曲部として折り曲げ、該第1屈曲部
    および該第2屈曲部のさらに遠心方向側の第1
    押圧部および第2押圧部を該クラツチデイスク
    の軸方向の相対位置で外縁部で近接し、該第1
    屈曲部および該第2屈曲部に近い部分の間で間
    隔が広がる方向にたがいに反対方向に傾斜させ
    た構造を有することを特徴とする接着式クラツ
    チデイスク。 (2) 第1デイスクスプリング、第2デイスクスプ
    リングはデイスクプレートの周縁に交互に配置
    されている実用新案登録請求の範囲第1項記載
    の接着式クラツチデイスク。 (3) 第1デイスクスプリング、第2デイスクスプ
    リングは第1フエーシング、第2フエーシング
    が接着されている反対側の面が互いに対面する
    ように配置されている実用新案登録請求の範囲
    第1項記載の接着式クラツチデイスク。
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JP2006316827A (ja) * 2005-05-10 2006-11-24 Exedy Corp クラッチディスク、それを用いたクラッチディスク組立体及びクラッチ装置並びにクラッチディスクの製造方法
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JP2006329271A (ja) * 2005-05-24 2006-12-07 Exedy Corp クラッチディスク、それを用いたクラッチディスク組立体及びクラッチ装置並びにクラッチディスクの製造方法

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