JPH0341050Y2 - - Google Patents

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JPH0341050Y2
JPH0341050Y2 JP1985161311U JP16131185U JPH0341050Y2 JP H0341050 Y2 JPH0341050 Y2 JP H0341050Y2 JP 1985161311 U JP1985161311 U JP 1985161311U JP 16131185 U JP16131185 U JP 16131185U JP H0341050 Y2 JPH0341050 Y2 JP H0341050Y2
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JP
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exhaust pipe
vehicle
cut surface
cut
tire
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JP1985161311U
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は排気吐出音を低減する車両用排気管に
関する。
[従来の技術] 車両関係法規上、第4図に示すように自動車に
おいては、マフラ1に取付けられたテールパイプ
2の開口部3を車両右側方に向けるか、あるいは
後方に向け、第5図および第6図に示すように2
輪車においては、マフラ4の開口部5を右後方に
向け、排気するようにしている。これらの開口部
3,5は第7図に示すように、軸線Lに直角に形
成されていて、矢印で示す排ガス流れ方向と鎖線
矢印で示す吐出音放射方向はともに軸線Lに沿つ
ていて、従つて、車両の右側吐出音が特に加速時
に異常に大きくなり、更に左側騒音にも影響する
という問題がある。
この問題を解決するため、本出願人は実開昭57
−174258号公報において、排気吐出音を低減する
サイドガードを提案しているが、この提案はサイ
ドガードを備えない車両には適用できず、また構
造が複雑である。
また実開昭52−96113号公報には排気管の末端
を地面に向けて騒音を低減する技術が開示されて
いる。しかしながら、かかる公知技術では排気管
の屈曲又は蔽板により排気ガスの流れの抵抗が生
じ出力の低下を伴い、また地面からの反射音が生
じて消音効果が不十分である。
[考案の目的] 従つて本考案の目的は構造が簡単ですべての車
両に適用できる排気吐出音を低減する車両用排気
管を提供することにある。
[考案の原理] 本考案は種々研究の結果得られた、排気管の後
端開口部を軸線に対し斜めにカツトしてカツト面
を形成すると、排ガス流は軸線方向に吐出される
が、吐出音はカツト面に直角方向に放射され、ま
た、吐出音をタイヤのラバー部分に向けると、吐
出音がタイヤのラバー部分により低減されるとい
う原理に基づいてなされたものである。
[考案の構成] 本考案よれば、排気吐出音を低減するための車
両用排気管において、排気管の後端開口部を排気
管軸線に対し斜めにカツトし、そのカツトにより
形成された楕円形開口部にカツト面を車両のタイ
ヤのラバー部分に対向させている。
[作用効果の説明] 周知の如くタイヤの外表面にはスリツプ防止用
の溝が形成されており、またタイヤの側面もふく
らんだ凸状をしている。そして吐出音はカツト面
からその直角方向に放射されて、タイヤの上記の
ラバー部分にぶつかる。タイヤは回転しているの
で、そのタイヤのラバー部分の複雑な構造によつ
て吸音され、また遮音されるので車両右側方の排
気吐出音が低減され、したがつて車両左側方も低
減される。
すなわち本考案によれば、遮音効果の外に、タ
イヤの回転による吸音効果によつて騒音がより低
減できる。
[好ましい実施の態様] 本考案の実施に際し、カツト面は排気管軸線に
直交した基線に対し、30度以下ではカツトした効
果が少なく、70度以下では排気管が長くなりすぎ
るので、30度ないし70度にするのが好ましく、60
度にするのが最も好ましい。
[実施例] 以下図面を参照して本考案の実施例を説明す
る。
第1図および第2a図において、マフラ1に取
付けられたテールパイプの後部部分10は車両中
心線L0に対し角度αで右側方に斜行し、そのテ
ールパイプ後部部分10の開口部には、後部部分
10の軸線Lに直交した基線に対し角度θで内方
に斜めにカツトしたカツト面11が形成されてい
る。そして、このカツト面11は、ホイール1
2,12に取付けられたタイヤ13,13のラバ
ー部分(図示の例では周面)に向けられている。
上記角度θは、30度ないし70度が好ましく、60
度が最も好ましい。従つて角度αは、カツト面1
1がタイヤ13,13の周面または側面に向くよ
うに形成されている。
次に作用について説明する。
排ガス流は前記した原理により矢印のように、
軸線L方向に吐出され、吐出音は鎖線矢印のよう
に、カツト面11に直角方向に放射される。そし
て、その放射された吐出音は、タイヤ13,13
の周面により低減される。この結果、角度θが例
えば60度の場合に右側騒音は0.7デシベルと大巾
に低減されると共に左側騒音も0.2デシベルの低
減が認められた。
第2b図は本考案の別の実施例を示し、開口部
を車両後方とした場合、カツト面11をタイヤ1
3のラバー部側面に向けた例である。この実施例
でも前記実施例と同じ作用効果がある。
第3図は本考案の別の実施例を示し、2輪車の
マフラ15の開口部に斜め内方向け角度θのカツ
ト面16を形成し、カツト面16をタイヤ17の
側面の向けた例である。この実施例でも前記実施
例と同じ作用効果がある。
なお、図示しないが左側方に開口部を有する場
合にも適用できるものである。
[考案の効果] 以上の如く本考案によれば、タイヤの回転によ
る吸音効果が生ずるので、従来の遮音式のものに
比べてタイヤで吸音される分だけ騒音を低減でき
る。そして排気管自体は曲折させず直線状である
から、製造が容易で排ガスの抵抗がなく、曲折部
があると振動による亀裂が生ずるが、そのような
心配がなく、耐久性が高く、コストも安い。しか
も構造が簡単で、すべての車両に適用でき、実用
的に効果が大である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例を示すトラツクの上
面図、第2a図は第1図の要部の拡大上面図、第
2b図は第2a図の変形例を示す要部拡大上面
図、第3図は本考案の別の実施例を示す2輪車の
要部の上面図、第4図は従来のトラツクの排気管
を示す上面図、第5図および第6図は従来の2輪
車のマフラを示す上面図および側面図、第7図は
第4図ないし第6図の排気管開口部を示す上面図
である。 θ……カツト面のカツト角度、10……テール
パイプ、11……カツト面。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 排気吐出音を低減するための車両用排気管にお
    いて、排気管の後端開口部を排気管軸線に対し斜
    めにカツトし、そのカツトにより形成された楕円
    形開口部のカツト面を車両のタイヤのラバー部分
    に対向させたことを特徴とする車両用排気管。
JP1985161311U 1985-10-23 1985-10-23 Expired JPH0341050Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP1985161311U JPH0341050Y2 (ja) 1985-10-23 1985-10-23

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1985161311U JPH0341050Y2 (ja) 1985-10-23 1985-10-23

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Publication Number Publication Date
JPS6271324U JPS6271324U (ja) 1987-05-07
JPH0341050Y2 true JPH0341050Y2 (ja) 1991-08-29

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ID=31087508

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JP1985161311U Expired JPH0341050Y2 (ja) 1985-10-23 1985-10-23

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5296113U (ja) * 1976-01-14 1977-07-19

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Publication number Publication date
JPS6271324U (ja) 1987-05-07

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