JPH0340914B2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH0340914B2
JPH0340914B2 JP4883786A JP4883786A JPH0340914B2 JP H0340914 B2 JPH0340914 B2 JP H0340914B2 JP 4883786 A JP4883786 A JP 4883786A JP 4883786 A JP4883786 A JP 4883786A JP H0340914 B2 JPH0340914 B2 JP H0340914B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cartridge heater
electrode wire
core
metal pipe
magnesia
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP4883786A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS62206783A (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP4883786A priority Critical patent/JPS62206783A/ja
Publication of JPS62206783A publication Critical patent/JPS62206783A/ja
Publication of JPH0340914B2 publication Critical patent/JPH0340914B2/ja
Granted legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Resistance Heating (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、樹脂成型の金型等の加熱源として使
用されるカートリツジヒータに関し、特にアース
電極線を有するカートリツジヒータに関するもの
である。
従来の技術 一般にカートリツジヒータは従来より樹脂成型
の金型加熱用など生産設備の加熱源として広く使
用されている。
このような分野における電源電圧は設備のラン
ニングコスト等の理由により、国内では、200V
電源が一般に使用されており、安全性の面から絶
縁特性に優れたカートリツジヒータが望まれてい
る。
しかし、従来のカートリツジヒータでは、発熱
素線を巻きつけるためにマグネシア焼結体からな
るコアを使用しているが、このマグネシア焼結体
は吸湿性に富むため、絶縁特性の低下が生じ易
い。
このため、シーズヒータの場合と同様に、(1)
シリコーン樹脂による封止、(2) 無機接着剤によ
る封止、(3) 低融点ガラスによる封止などいろい
ろな対策が考えられているが、いずれの場合にお
いても一長一短があり、より安全性の確保の面か
ら設備の接地が行なわれつつある。
しかし、カートリツジヒータを金型等の穴に挿
入して使用する一般的な場合において、熱伝導を
よくするために穴とカートリツジヒータとのクリ
アランスは、ごくわずかに設計されている。この
ため、直接アース端子をカートリツジヒータより
取り出すことができず、厄介であつた。(例えば、
特公昭59−23071号公報) このため、本発明者らは、すでに金属パイプの
片側を封止する封止金具の中央部に金属ピンを金
属パイプの内側方向に立設させ、かつマグネシア
焼結体からなるコアの中心部に設けた貫通穴に貫
通させてアース電極線とする方法を提案してい
る。
発明が解決しようとする問題点 しかしながら、前述した方法では、アース電極
線と電気取り出し線の絶縁特性が悪く、そのた
め、金属パイプの端末部を低融点ガラス等にて封
止する必要があり、極めて厄介なものであつた。
本発明はこのような問題点を解決するもので、
絶縁特性に優れたアース電極線を有するカートリ
ツジヒータを提供することを目的とするものであ
る。
問題点を解決するための手段 上記問題点を解決するために本発明は、金属パ
イプの片側を封止する封止金具に接続されるアー
ス電極線を有するカートリツジヒータにおいて、
マグネシア焼結体からなる各種コアとして、あら
かじめシリコーンワニスを含浸させたものを用い
るとともに、前記金属パイプと各種コアとの隙間
に充填される電気絶縁粉末としてシリコーン樹脂
粉末を添加したマグネシア粉末を用いたものであ
る。
作 用 従来よりカートリツジヒータでは、発熱素線を
巻きつけたり、金属パイプと電気取り出し線およ
び発熱素線との位置決めのために、マグネシア焼
結体からなる各種コアが使用されており、このマ
グネシア焼結体は吸湿性が著しい。このため、マ
グネシア焼結体からなるコアに、アース電極線お
よび電気取り出し線を貫通させる本発明の構造で
は、両者間もしくはアース電極線と接続している
金属パイプと電気取り出し線との間の絶縁特性は
悪くなる。
しかし、本発明では、マグネシア焼結体からな
るコアに、あらかじめシリコーンワニスを含浸さ
せているため、吸湿することはない。さらに、ア
ース電極線に接続されている金属パイプと電気取
り出し線との隙間にも、シリコーン樹脂粉末を添
加したマグネシア粉末を電気絶縁粉末として使用
しているため、吸湿性の心配はない。
このような理由により、金属パイプの端末部を
低融点ガラス等にて封止する必要がなくなるとと
もに、絶縁特性に優れたアース電極線を有するカ
ートリツジヒータを得ることが可能となる。
なお、マグネシア焼結体からなるコアへのシリ
コーンワニスの含浸は、アセトン、トルエン、キ
シレン等の有機溶剤に、シリコーンワニス(例え
ば、信越化学工業(株)製のKR220等)を溶解させ
た溶液を準備し、これに前記コアを浸漬した後、
取り出し、熱風乾燥させることにより、容易に行
なうことができる。
実施例 以下、本発明の具体的な実施例を第1図〜第4
図にもとづいて説明する。
まず、第2図に示すように、電気取り出し線1
およびアース電極線2を貫通させる穴3a,3
b,3cをそれぞれ設けたマグネシア焼結体から
なるコア3を準備した。
一方、信越化学工業(株)製シリコーンワニス(商
品名KR220)をアセトンに溶解させたシリコー
ンワニス溶液を準備し、この溶液中に上記コア3
を浸漬した。そして数分後、コア3を取り出し、
熱風乾燥炉によりアセトンを蒸発させ、シリコー
ンワニスのみ含浸させたコア3を準備した。
このコア3に、発熱素線4を巻きつけるととも
に、電気取り出し線1を穴3a,3bに貫通させ
た。
一方、封止金具5の中央に、アース電極線2を
スポツト溶接し、そして第3図に示すアース電極
線2、付き封止金具5を準備し、これを金属パイ
プ6の片側にアーク溶接により溶接し、金属パイ
プ6の片側を封止した。
なお、この時、アース電極線2は金属パイプ6
の内側にくるようにした。
この後、あらかじめ発熱素線4等を装備して準
備したコア3を、第4図に示すマグネシア焼結体
からなる先端コア7を介して、第1図に示すよう
に金属パイプ6の中央部に位置させた。この時、
アース電極線2は、コア3の中央に設けられた穴
3cおよび先端コア7の中央に設けられた穴7a
に貫通させた。
このようにして、金属パイプ6の中央部にコア
3を挿入した後、シリコーン樹脂粉末を添加した
マグネシア粉末からなる電気絶縁粉末8を金属パ
イプ6とコア3の隙間に充填し、そして圧延減径
した。この後、熱処理し、電気絶縁粉末8および
シリコーンワニスを含浸したコア3の撥水化処理
を行なうことにより、本発明のカートリツジヒー
タを完成した。
このようにして完成した本発明のカートリツジ
ヒータを評価するために、耐湿雰囲気中(40℃、
相対湿度95%)に2週間投入した。そして2週間
投入した後、アース電極線2もしくは金属パイプ
6と電気取り出し線1との絶縁抵抗を測定したと
ころ、その絶縁抵抗は2000MΩ以上あり優れた電
気特性を示した。
このように、本発明のカートリツジヒータにお
いては、優れた絶縁特性を示すとともに、金属パ
イプ6の外周へ突出することなくアース電極線2
を形成しているため、カートリツジヒータ全体を
金型等の穴に挿入して使用する場合、その挿入が
支障なく行なえ、その結果、アース回路の形成が
確実になり、電気的に安全性が向上する。
発明の効果 以上の説明から明らかなように本発明によれ
ば、金属パイプの片側を封止する封止金具に接続
されるアース電極線を有するカートリツジヒータ
において、マグネシア焼結体からなる各種コアと
して、あらかじめシリコーンワニスを含浸させた
ものを用いるとともに、前記金属パイプと各種コ
アとの隙間に充填される電気絶縁粉末としてシリ
コーン樹脂粉末を添加したマグネシア粉末を用い
ているため、絶縁特性に優れたアース電極線を有
するカートリツジヒータを提供することが可能と
なるものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例を示すカートリツジ
ヒータの断面図、第2図は同カートリツジヒータ
で使用するコアの斜視図、第3図は同カートリツ
ジヒータで使用するアース電極線と封止金具の接
続状態を示す斜視図、第4図は同カートリツジヒ
ータで使用する先端コアの斜視図である。 2……アース電極線、3……コア、5……封止
金具、6……金属パイプ、8……電気絶縁粉末。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 金属パイプの片側を封止する封止金具に接続
    されるアース電極線を有するカートリツジヒータ
    において、マグネシア焼結体からなる各種コアと
    して、あらかじめシリコーンワニスを含浸させた
    ものを用いるとともに、前記金属パイプと各種コ
    アとの隙間に充填される電気絶縁粉末としてシリ
    コーン樹脂粉末を添加したマグネシア粉末を用い
    たことを特徴とするカートリツジヒータ。
JP4883786A 1986-03-06 1986-03-06 カ−トリツジヒ−タ Granted JPS62206783A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4883786A JPS62206783A (ja) 1986-03-06 1986-03-06 カ−トリツジヒ−タ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4883786A JPS62206783A (ja) 1986-03-06 1986-03-06 カ−トリツジヒ−タ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS62206783A JPS62206783A (ja) 1987-09-11
JPH0340914B2 true JPH0340914B2 (ja) 1991-06-20

Family

ID=12814356

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP4883786A Granted JPS62206783A (ja) 1986-03-06 1986-03-06 カ−トリツジヒ−タ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS62206783A (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPS62206783A (ja) 1987-09-11

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US3113284A (en) Electrical heater terminal and connector seals and methods of making the same
MXPA04008898A (es) Dispositivo calentador de canal caliente y su metodo de fabricacion.
US3943333A (en) Open coil electric heating elements
ES2204391T3 (es) Bujia incandescente y procedimiento para su fabricacion.
ES311518A1 (es) Metodo para establecer una conexion entre los extremos de un alambre metalico delgado.
JPH0340914B2 (ja)
CN205333208U (zh) 一种用于汽车发动机温度传感器的高低温连接棒
US3668598A (en) Electric heating elements
JPH0340913B2 (ja)
JPH06210667A (ja) 射出成形用ノズル
JPH0331028Y2 (ja)
JP2021524391A (ja) 電気部品ならびにその製造方法
CN104582017A (zh) 接线端子结构及具有其的电暖器
US3012216A (en) Precision wire-wound resistor
CN213881766U (zh) 电子烟及发热机构
JPS61181091A (ja) シ−ズヒ−タの端子部の工作方法
JPH0347278Y2 (ja)
JP2702710B2 (ja) フライバックトランス用高圧ケーブル
JPS587597Y2 (ja) カ−トリツジヒ−タ
JP3192204B2 (ja) 接続装置
JPH0590035A (ja) 組立型チヨークコイル
JPS601482Y2 (ja) 近接スイツチ
JPH024474Y2 (ja)
JPH054236Y2 (ja)
JPS6347030Y2 (ja)