JPH0340882Y2 - - Google Patents

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JPH0340882Y2
JPH0340882Y2 JP17319886U JP17319886U JPH0340882Y2 JP H0340882 Y2 JPH0340882 Y2 JP H0340882Y2 JP 17319886 U JP17319886 U JP 17319886U JP 17319886 U JP17319886 U JP 17319886U JP H0340882 Y2 JPH0340882 Y2 JP H0340882Y2
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JP
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melting point
base fabric
woven
yarns
threads
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、簡単な熱処理により良好な通水性、
通気性を持たすことができるようにした人工芝生
用基布に関するものである。
一般に、人工芝生は野球場、サツカー場その他
季節に拘わりなく芝生を必要とする場所に於いて
広く使用されているが、人工芝用パイル糸を植毛
する基布は植毛する都合上目の詰つた織物を使用
しているため、雨水等で濡れた場合乾燥が遅い難
点があり、この難点を解消するため植毛後基布に
無数の小孔を穿ち通水性、通気性を持たせるよう
にしている。
然し乍ら、この方法では植毛後基布に小孔を穿
つ別途工程を要し、加工費つまり製品価値が高価
となる欠点を有していた。
然るに、本考案は上記欠点を除去解決するため
に、少なくとも二本の糸で構成した経糸乃至緯糸
により平織り、綾織り乃至からめ織りした人工芝
生用基布に於いて、前記経糸乃至緯糸を構成する
複数の糸の内少なくとも一本を融点の低い糸とし
て成る人工芝生用基布を提供するもので、人工芝
用パイル糸を植毛した後の熱処理により低融点の
糸が溶融して基布に隙間が形成され、この隙間に
より通水性、通気性を発揮させるようにしたもの
である。
以下図示する実施例について本考案に係る基布
の具体的構成を説明する。
即ち、ポリエステル(融点240℃)等の高融点
の糸11と塩化ビニル(融点160℃)等の低融点の
糸12とから成る経糸1と、同じく高融点の糸21
と低融点の糸22とから成る緯糸2を用意し、こ
れら経糸1…1と緯糸2…2を交互に織り込めば
第1図のような織物3が織られる。この織物3は
通常の平織り、綾織り乃至からめ織り等の織り方
をされているので、目の詰つた植毛のし易い織物
となつている。
この織物3を人工芝生用基布とし、これに人工
芝用パイル糸(ナイロン製融点215℃)を通常の
方法で植毛し、裏面をラテツクスにより裏張りし
た後乾燥のため180℃の熱をかけると、経糸1…
1及び緯糸2…2を構成する糸の内、低融点の糸
2…12,22…22、が溶融して高融点の糸11
1,21…21及びパイル糸に玉状となつて付着
する。つまり織物3から糸12…12,22,22
抜き取られた状態となり、経糸1,1間及び緯糸
2,2間に隙間が生じることになり、この隙間が
通水性並びに通気性を発揮させることになるもの
である。
以上述べた如く、本考案に係る人工芝用基布に
よれば、経糸乃至緯糸を構成する糸を複数本とし
その糸の内少なく共一本を低融点の糸としたもの
であるから、植毛する際には何等従来の基布に植
毛する場合と変わることなく植毛することがで
き、植毛後の熱処理の際に糸間の隙間が広くなつ
て通水性、通気性が発揮されるようになるもの
で、従来の基布のように植毛後小孔を穿つ別途工
程を全く必要としなくなり、製造単価を安価とす
ることができると共に、経糸乃至緯糸に低融点の
糸を混ぜる割合を変えることによつて隙間の広さ
つまり通水度、通気度を自在に変えることがで
き、平織り、綾織り、からめ織り等どのような織
り方でも製造できるもので、実用的効果多大であ
る。また溶融した糸の付着により抜糸強度が強く
なる利点も有するものである。
尚、本実施例にあつては経糸及び緯糸に低融点
の糸を混ぜたが、どちらか一方にのみ混ぜてもよ
く、その混ぜる割合を任意に変更することができ
るものである。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の実施態様を例示するもので、第
1図は本案基布の平面図、第2図は第1図A−A
線に於ける拡大断面図、第3図は第1図B−B線
に於ける拡大断面図である。 1……経糸、2……緯糸、3……織物。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 少なくとも二本の糸で構成した経糸乃至緯糸に
    より平織り、綾織り乃至からめ織りした人工芝生
    用基布に於いて、前記経糸乃至緯糸を構成する複
    数の糸の内少なくとも一本を融点の低い糸として
    成る人工芝生用基布。
JP17319886U 1986-11-11 1986-11-11 Expired JPH0340882Y2 (ja)

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JP17319886U JPH0340882Y2 (ja) 1986-11-11 1986-11-11

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JPS63176108U JPS63176108U (ja) 1988-11-15
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