JPH0649201Y2 - シューズ - Google Patents

シューズ

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JPH0649201Y2
JPH0649201Y2 JP1989023974U JP2397489U JPH0649201Y2 JP H0649201 Y2 JPH0649201 Y2 JP H0649201Y2 JP 1989023974 U JP1989023974 U JP 1989023974U JP 2397489 U JP2397489 U JP 2397489U JP H0649201 Y2 JPH0649201 Y2 JP H0649201Y2
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JP
Japan
Prior art keywords
instep
woven fabric
shoes
shoe
triaxial
Prior art date
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JP1989023974U
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JPH02116806U (ja
Inventor
洋一 山田
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Mizuno Corp
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Mizuno Corp
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  • Footwear And Its Accessory, Manufacturing Method And Apparatuses (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、スポーツ用やカジュアル用等のシューズの甲
被部材の改良に係るものである。
(従来の技術) 従来より、スポーツ用やカジュアル用等のシューズの甲
被部材としては、経糸と緯糸とが90度で交差する平織り
や綾織りや朱子織り等の二軸織物が主に使用されてい
た。
(考案が解決しようとする課題) これら従来品においては、以下のような問題点を有して
いた。即ち、これら二軸の甲被部材では、略45度程の方
向に異方性を有し、斜め方向の引張に対して変形しやす
いといった欠点を有していた。
そのため、甲被部材として使用した場合には、シューズ
自体の形状が特に屈曲部分等で形崩れしやすく外観が悪
くなると共に、形崩れした部分が摩耗、破損しやすくな
り、耐久性に劣るといった欠点を有していた。
又、甲被部材として伸び方向に異方性を有するため、シ
ューズ内での足の保持性、フィット感が悪くなり、特に
スポーツ用のシューズでは、前述の形崩れと共にシュー
ズ内での足の無駄な動きが多くなり、競技上好ましくな
かった。
更に二軸織物では異方性により縫製した縫い目の強度が
弱いため、使用頻度が多くなれば甲被部材の生地がほつ
れる等の欠点をも有していた。
そのため、形崩れがせず、フィット感があり耐久性に優
れたシューズが望まれていた。
(課題を解決するための手段) 本考案は、これら従来の欠点に鑑み以下のような構成を
有するスポーツ用やカジュアル用等のシューズを提供す
るものである。
即ち、スポーツ用やカジュアル用等のシューズの甲被部
分の内、非伸縮性を必要とするつま先部や甲回り部やヒ
ールカウンター部やラインマーク部の部分、又はこれら
のいずれかの部分を2本の経糸と緯糸が複数本の繊維束
で編成され、略60度程の角度で交差したベイシックバス
ケットやバイプレン等の形態の三軸織物で構成されてい
る甲被部材を使用したことを特徴とするシューズであ
る。
なお、三軸織物に使用する素材としては、ポリエステ
ル、ポリアミド、ポリウレタン、その他の合成繊維や
綿、ウールその他の天然繊維を単独又は適宜組み合わせ
て使用することが出来るものである。
(作用) 本考案は、以上のような構成であるため次のような作用
が生じるものである。
即ち、スポーツ用やカジュアル用等のシューズの甲被部
分の内、非伸縮性を必要とする部分、例えばつま先部や
甲回り部やヒールカウンター部、ラインマーク部の部
分、又はこれらのいずれかの部分を等方性を有する三軸
織物よりなる甲被部材で形成しているため、従来の二軸
織物と異なり、足の圧力が加わっても三軸織物を形成し
ている三軸で力を分散し伸びを押さえるため、甲被部材
が伸びて形崩れすることを防止し、シューズ自体の保形
性が著しく向上するものである。
又、三軸織物の甲被部材を使用しているため、激しい運
動をしてもシューズ内での足の無駄な動きを最小限に押
さえることが可能となり、フィット感が向上し、足の動
きをよりスムーズにシューズに伝達することが出来る。
更に三軸織物では、引張強度や引裂強度も強いため従来
の二軸織物よりも使用する経糸や緯糸の打ち込み本数を
少なくしたり、細い番手の糸を使用することが出来るた
めシューズの軽量化が可能となる。
又、三軸織物では織り方により、例えば目を荒くすれば
通気性の良好な甲被部材を強度を維持したままで使用す
ることが出来るものである。
又、三軸織物では甲被部材自体の可撓性が良好であり、
且つ形崩れしないため、長期に履用しても従来の二軸織
物のように形崩れした部分が摩耗、破損するといったこ
ともなく、耐久性が向上するものである。更に三軸織物
では縫い目の強度も強いため生地のほつれも生じ難く耐
久性が向上するものである。
又、三軸織物を構成する経糸や緯糸の色合いを変えれ
ば、デザイン的にもカラフルなものを提供出来るし、例
えばアラミド繊維を使用すれば耐摩耗性が更に良好とな
る。
(実施例) 本考案の他の実施例について、図面に基づいて説明す
る。即ち、第1図に示すように、スポーツ用やカジュア
ル用等のシューズ1の甲被部分2の内、非伸縮性を必要
とする箇所であるつま先部4や甲回り部5やヒールカウ
ンター部6やラインマーク部7の部分、又はこれらのい
ずれかの部分を2本の経糸イ、ロと緯糸ハが複数本の繊
維束で編成され、略60度程の角度で交差したベイシック
バスケットやバイプレン等の形態の三軸織物で構成され
ている甲被部材を使用したことを特徴とするシューズで
ある。
なお、甲被部材3は、例えば第2図に示すように、2本
の経糸イ、ロと緯糸ハが複数本の繊維束で編成され、略
60度程の角度で交差したベイシックバスケットの形態や
第3図に示すようなバイプレン等の三軸織物の形態で構
成したものを使用出来るものである。
その他三軸織物を構成する繊維素材としては、ポリエス
テル、ポリアミド、ポリウレタン、その他の合成繊維や
綿、ウールその他の天然繊維を単独又は適宜組み合わせ
て使用することも可能である。
(考案の効果) 本考案は以上のような構成であるため、以下のような効
果を奏するものである。
即ち、シューズの甲被部分の内、特に非伸縮性を必要と
する部分に等方性を有するベイシックバスケットやバイ
プレン等の形態の三軸織物よりなる甲被部材を使用して
いるため、従来の二軸織物と異なり、伸びを押さえるた
め、甲被部材が伸びて形崩れすることを防止し、シュー
ズ自体の保形性が良好で外観が悪くなることを防止する
効果を生じるものである。
又、ベイシックバスケットやバイプレン等の形態の三軸
織物よりなる甲被部材を使用しているため、激しい運動
をしてもシューズ内での足の無駄な動きを最小限に押さ
えて足とのフィット感が向上し、足の動きをよりシュー
ズに伝達しやすく、競技成績の向上にも役立つといつた
効果を奏するものである。
更にベイシックバスケットやバイプレン等の形態の三軸
織物よりなる甲被部材を使用しているため、引張強度や
引裂強度も強いため、従来の二軸織物よりも使用する経
糸や緯糸の打ち込み本数を少なくしたり、細い番手の糸
を使用出来るため強度を保ち且つ軽量化したシューズを
供給出来るものである。
又、ベイシックバスケットやバイプレン等の形態の三軸
織物よりなる甲被部材を使用しているため、通気性が良
好なシューズを供給出来るものである。
又、ベイシックバスケットやバイプレン等の形態の三軸
織物よりなる甲被部材を使用しているため、可撓性が良
好で、形崩れしないため、従来の二軸織物のように形崩
れした部分が摩耗、破損すると言うこともなく耐久性が
著しく向上するものである。
更にベイシックバスケットやバイプレン等の形態の三軸
織物よりなる甲被部材を使用しているため、縫い目強度
も強いため生地のほつれも生じ難く、又、カラフルな織
り目のシューズを提供出来るなどの効果を奏するもので
ある。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本考案に係るシューズを示す斜視図、第2図
乃至第3図は、本考案に係る甲被部材の要部を示す平面
図。 1:シューズ、2:甲被部分、3:甲被部材、4:つま先部、5:
甲回り部、6:ヒールカウンター部、7:ライクマーク部、
イ・ロ:経糸、ハ:緯糸。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】スポーツ用やカジュアル用等のシューズの
    甲被部分の内、非伸縮性を必要とするつま先部や甲回り
    部やヒールカウンター部やラインマーク部の部分、又は
    これらのいずれかの部分を2本の経糸と緯糸が複数本の
    繊維束で編成され、略60度程の角度で交差したベイシッ
    クバスケットやバイプレン等の形態の三軸織物で構成さ
    れている甲被部材を使用したことを特徴とするシュー
    ズ。
JP1989023974U 1989-03-02 1989-03-02 シューズ Expired - Lifetime JPH0649201Y2 (ja)

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