JPH0340868A - 各種繊維の処理方法 - Google Patents

各種繊維の処理方法

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JPH0340868A
JPH0340868A JP1173248A JP17324889A JPH0340868A JP H0340868 A JPH0340868 A JP H0340868A JP 1173248 A JP1173248 A JP 1173248A JP 17324889 A JP17324889 A JP 17324889A JP H0340868 A JPH0340868 A JP H0340868A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (a)産業上の利用分野 本発明は、各種繊維の処理に際して、その処理条件下で
遊離する酸を利用してpHを低下、或いは保持すること
により、繊維の各種処理を効率よくおこなわせる方法に
関する。
(b)従来の技術 従来の方法は、ある繊維に数種の処理を行う場合、各処
理毎に違った処理浴で、違ったp)lfri域でそれぞ
れ処理するのが通常である。すなわち、精練、染色など
の処理に一般に使用される精練剤、均染剤、各種染料な
どは、それらが最も効率よくその本来の性能を発揮でき
る固有のp)[領域を持っているため、多くの処理を同
時に同浴で行おうとすると、各処理剤の性能が十分に発
揮されず不均一で不十分な効果しか得られない、しかし
、近年の合理化、省エネルギー化傾向に伴って、これら
の処理を同時に同浴で、しかも十分に均一に効率よく行
うことができる方法が強く求められてきている。
(C)発明が解決しようとする問題点 最近、繊維の各種処理にpH降下剤を使用する方法〈特
開昭62−28483)が試みられているが、この中で
使用されている化合物によるpl−1降下作用は脱ハロ
ゲン化水素を利用する方法である。また−浴染色法でp
t−i保持化合物を使用する方法(特開昭62−698
89>が試みられているが、この中の化合物はエビハロ
ヒドリンへのスルホン酸塩類の付加反応であり、この付
加体は加水分解してもスルホン基が脱離することはなく
、p H保持作用として脱ハロゲン化水素を利用するも
のである。これらのようにpH降下、或いは保持に脱ハ
ロゲン化水素を使用する方法は設備の腐蝕等が問題にな
り、好ましい方法とはいいがたい。
(d)問題点を解決するための手段 本発明は、この様な従来技術の欠点を考慮し研究を重ね
た結果、各種繊維の染色、−浴精練染色、及び混紡、交
織、或いは交編物の染色などの各種処理を行う際に、こ
れらの処理に使用される処理剤の機能が十分に効率よく
発揮され均一な処理ができる方法を提供するものである
本発明の方法は、−i類似上の処理剤を含んだ処理液で
各種繊維を処理する場合に、次式(1)からなる化合物
群から選ばれる少なくとも一種類の化合物をこの処理液
に添加することを特徴とする各種繊維の処理方法である
BO−A−OB         (I)○ (但し、 ■式中のAは−C 一 2〜5の多価アルコール残基を表す、)すなわち、本発
明では上記(I)式で示される化合物が加水分解によっ
てカルボン酸を遊離することを利用し、さらにこれらの
化合物は水溶性が高いため処理洛中にこれらの化合物の
局部的濃度差が生ずる可能性が少ないため、これらの化
合物の中の少なくとも一種を処理液に添加することによ
り、処理液のp Hを均一に低下させるか或いは一定に
保ち、一種或いは数種の処理を同時に同浴で、しかも均
質に効率よく行うことを可能にするものである。
本発明の方法を利用した各種繊維の処理方法を以下に具
体的に示す。
(1)処理液のpHを徐々に低下させる方法は、合成ポ
リアミド繊維、及び天然ポリアミド繊維の酸性染料によ
る染色の際に効果的である。酸性染料の染着は染色浴の
p t−tに大きく左右され、pHは低いほどよく染着
する。従って染色の初期に予め酸を添加したり、染色の
途中でまたは終盤で酸を添加する方法は、染料が染色の
初期から、または酸を添加した時点から染料が急激に染
着するため染色斑になる可能性が高い、そこで染色の初
期、或いは途中で上記化合物を染色浴に添加し、浴のp
 I−(を弱アルカリ性から酸性に徐々に低下させるこ
とにより、合成及び天然ポリアミド4+!!維への酸性
染料の染着速度を合理的にコントロールすることが可能
となる。
(2)処理液のpHを徐々に低下させる方法は、混紡、
交織、或いは交編物の一浴染色に有効である。例えば合
成または天然ポリアミド繊維と、セルロース繊維の混紡
、交織、或いは交編物のように、酸性染料と直接染料又
は反応染料を同浴で処理した場合、上記化合物を染色浴
に添加することにより、処理浴のpHがアルカリ性から
中性である間に直接染料又は反応染料がセルロース繊維
に染着し、高温になり中性から酸性領域に低下すること
により酸性染料がポリアミド繊維に染着することになる
。従って、直接染料又は反応染料のポリアミド繊維への
汚染、また酸性染料のセルロース繊維への汚染が少なく
なるため、特に異色染めの際に非常に有効な方法である
(3)処理液のpHを徐々に低下させる方法は、例えば
各種繊維の一浴精練染色に有効である。
般に精練効果はアルカリ性条件下で発揮されるわけだが
、染色工程終了時までアルカリ性で処理した場合、染料
の加水分解を生じたり、染料の吸尽率が低下するなど染
色性に悪影響を及ぼしてしまう、しかし上記化合物を処
理液に添加することにより処理液のp l−[がアルカ
リ性から中性である常温から約90℃の間に精練効果を
発揮し、それ以上の温度ではpHが中性から酸性に低下
するため、染料の加水分解も抑えられ、さらに吸尽率を
低下させることなく精練効果と相俟って良好な染色性が
得られる。
(1)〜(3)の例の場合に、処理浴pHの低下速度、
及びpt−tを保持する精度は、添加する化合物の種類
とその使用量、処理する繊維の種類、処理方法、処理剤
の種類とその量、及び処理浴の温度と昇温速度などによ
って決定されるものである。
本発明に於ける上記<I)式で表されるエステル化合物
に用いられるジカルボン酸の代表例としてはシュウ酸、
マロン酸、マレイン酸、コハク酸、グルタル酸などが上
げられれが、中では特にマロン酸、マレイン酸の使用が
好ましい、また多価アルコールの代表例としては、エチ
レングリコール、プロピレングリコール、グリセリン、
糖類などが上げられるが、中では特にエチレングリコー
ル、グリセリンの使用が好ましい、さらに、これらのジ
カルボン酸と多価アルコールから得られる上記(I)式
で表されるエステル化合物の中では特にマロン酸のエチ
レングリコールジエステルが好ましい。
本発明の方法は、一般の染色、混紡、交織、或いは交編
物の一浴染色、−浴精練染色などの処理に適用でき、そ
の処理の際に使用される一般的処理剤(各種染料、均染
剤、精練剤など)が、一種或いはそれ以上含まれる場合
でも使用できる。ずなはち、染料では分散染料、塩基性
染料、反応染料、直接染料、螢光染料などの一般的染料
が使用できる。また、処理液の初期p Hを調整するた
めに、アルカリ剤、酸性剤とその緩衝剤などを使用して
も良い、使用するアルカリ剤としては、水酸化ナトリウ
ム、炭醜ナトリウム、燐酸第三ナトリウムなどのような
アルカリ金属の酸塩、或いは酢酸ナトリウムなどのアル
カリ金属の低級カルボン酸塩などが使用できる。また酸
性剤としてはgL酸などのような無機酸、蟻酸、酢酸、
シュウ酸などのような有機カルボン酸などが使用できる
。これらとともに使用される緩衝剤としては、硫酸アン
モニウム、酢酸アンモニウムなどが使用できる。
本発明に於ける上記化合物の使用量は、処理方法、処理
する繊維の種類、また併用するアルカリ剤、酸性剤、緩
衝剤などによって決定されるものであるので、目的とす
るpH条件によって経験的に決定する必要があるが、一
般的には0.05〜50g/’1程度使用できるが、好
ましくは0.1〜20g/l程度の使用量が良い。
本発明の方法は、上記化合物の添加により処理液pHが
処理工程初期に5〜13であったものが、処理工程終了
時または途中で3〜8となるように処理条件を設定する
のが好ましい。
本発明に於ける上記化合物は、−度に添加しても分割し
て添加しても良くまた連続的に添加しても良い、さらに
添加時期は、特に限定されず処理工程の開始時から終了
前の間の何時でも良い。
本発明の方法に於ける処理温度と処理時間は、一般的に
は20’C〜140°Cで30分から2時間である。
本発明の方法が応用できる繊維は、合r!i、繊維また
は天然繊維であり、更にその混紡、交織、或いは交編物
でも良い、またそれは、糸、織布、編布、不織布などの
いかなる形態のものでも良い。
次に、上記化合物の合成例を以下に示す。
(合成例1) 反応容器中にマロン酸ジメチル132部、エチレングリ
コール137部、パラトルエンスルホン酸0.3部を仕
込み、約85℃で2時間反応させた0反応終了後、40
”C以下でトリエタノールアミン約0.3部にて中和し
、減圧蒸留により目的物を得た。この生成物(A)は水
に透明に溶解した。
(合成例2) 反応容器中にコハク酸ジメチル146部、プロピレング
リコール167部、パラトルエンスルホン酸0.3部を
仕込み、約85℃で2時間反応させた0反応終了後、4
0℃以下でトリエタノールアミン約0−3部にて中和し
、減圧蒸留により目的物を得た。この生成物(B)は水
に透明に溶解した。
(e)実施例 次に、本発明の方法の実施例を以下に示す、尚、本発明
の方法は以下に示すものに限定されるものではない、又
、本発明に於ける上記化合物〈以下、分解酸と述べる〉
の中で下記実施例に使用した化合物は次の通りである。
分解酸 A マロン酸の エチレングリコールジエステル 分解酸 B コハク酸の プロピレングリコールジエステル なお、下記実施例により得られた染色物の染色性は、緩
染であり染め斑が無く、かつ最終染着濃度の高い染色物
であった場合はO5これ以外の場合は×、として下記実
施例の中で表現した。
〈1〉合成ポリアミド繊維の染色 予め精練した合成ポリアミド布を下記条件で染色した。
染料 CI Ac1d Yellow 127  0.
5 % o、w、rCI Ac1d Red 299 
  0.5 % o、w、fCI Ac1d blue
 280   0.5 % o、w、r硫酸アンモン 
 1−0g/1 分解酸     1−0g/l 温度・時間   100’CX  30分昇温速度  
  2°C/分 浴比      l:20 試@機     ミニカラ−12染色試験機(チクサム
技研社製) 常温で、硫酸アンモン、染料、分解酸をこの順で添加し
昇温を開始した。結果を下表に示す。
初期pit   m終pH染色性 分解酸 無し   7,19   6.66    x
分解酸 A     7,35   4.31   0
分解酸 B     7./11   4.97   
0分解酸を添加したものは非常に良好な染色物が得られ
、染料残もほとんど黒かった。
実施例(2)ウールの染色 予め、精練したウール織物を下記の条件で染色した。
染料 CI Ac1d Yellow 121  0.
3 % o、w、rCI Ac1d Orange 1
22  0.3 % o、vi、tCI ACid B
lack 112   0.3 X o、w、r均染剤
     ニューボンWS (日華化学製均染剤) 1−0 %o−w−f 硫酸ナトリウム 5.0  %o−w−f分解酸   
  1.0g/l 或いは90%酢酸 温度・時間   100℃ × 30分昇温速度   
 2℃/分 浴比      1:20 試験機     ミニカラ−12染色試験機(チクサム
技研社製) 常温で硫酸ナトリウム、均染剤、染料、酸をこの順で添
加して昇温を開始した。結果を下表に示す。
初jlJIpH最終ptl   染色性90%酢酸  
   3,93   5.00    x分解酸 A 
    8,07   6.15   0分解酸 B 
    8.<11   6.88   0分解酸を使
用したものは、酢酸を添加したものに比べて非常に均染
な染色物が得られた。
実施例(3)合成ポリアミド/セルロース(50150
)交織物の染色。
予め、精練した合成ポリアミド/セルロース交織布を下
記の条件で染色した。
染料■ C1oirect Blue 237 2.0
 % o、w、 (CIAcjdVellow129 
2.0!o、wJ染料■ CI Direct Yel
low 86 2.0 N o、w、rCI Ac1d
 Blue 229  2.0 % O,W、 (硫酸
ナトリウム 1o、og/1 分解酸     0.2g/l 或いは90%酢酸 温度・時間   100°C× 30分昇温速度   
 1’C/分 浴比      1:20 試験機     ミニカラ−12染色試験機(チクサム
技研社製) 常温で、硫酸ナトリウム、染料、酸をこの順で添加し、
昇温を開始した。結果を下表に示す。
く染料■〉   初期pH最終pH汚染90%酢酸  
   5,78   6.15   強い分解酸 A 
    8.78   6.31   少ない分解@8
    8.77  684  少ないく染料■〉  
 初期pH最終pH汚染90%酢酸     4,87
   5.95   強い分解酸 A     7.5
6   6.21   少ない分解酸 B     7
.49   6.73   少ない分解酸を添加した場
合は、酢酸を添加した場合に比較して、直接染料の合成
ポリアミド繊維への汚染も、酸性染料のセルロース繊維
への汚染も非常に少なく、良好な染色物が得られた。
実施例(4)ウール/セルロース(50150)交織物
の染色。
予め、精練したウール/セルロース交織布を下記の条件
で染色した。
染料■ CI Direct Blue 237 2.
0 % o、w、rCI Ac1d Yellow 1
29 2.0 % o、w、f染料■ CI Dire
ct Yellow 862.OX O,w、rCI 
Ac1d Blue 229  2.0 % o、w、
r硫酸ナトリウム 10−Og/1 分解酸     0.2g/l 或いは901 #酸 温度・時間   100℃ × 30分昇温速度   
 1℃/分 浴比      1:20 試Nt機     ミニカラ−12染色試験機(チクサ
ム技研社製) 常温で、硫酸ナトリウム、染料、酸をこの順で添加し、
昇温を開始した。結果を下表に示す。
〈染料■〉   初期pH最終pH汚染90%酢酸  
   5,80   6.91   強い分解酸 A 
    8.10   7.07   少ない分解酸 
B     8.85   7.33   少ないく染
料■〉   初11ApH最終pH汚染90%酢酸  
   5,23   6.11   強い分解酸 A 
    7,79   6.48   少ない分解酸 
B     7.65   6.80   少ない分解
酸を添加した場合は、酢酸を添加した場合に比較して、
直接染料のウールへの汚染も、酸性染料のセルロース繊
維への汚染も非常に少なく、良好な染色物が得られた。
実施例(5)合成ポリアミド/セルロース(50150
)交織物の染色。
予め、精練した合成ポリアミド/セルロース交織布を下
記の条件で染色した。
染料■ CI RCact 81u627  2.OX
 o、w、 rCI Ac1d Yellow 129
 2.0 % o、w、r染料■ CI React 
Yellow sy2.OX O,W、rCI ACi
d Blue 229  2.0!ow「硫酸ナトリウ
ム 20−0g/l 炭酸ナトリウム 5−0g/1 分解@      15−Og/l 温度・時間   50°C× 30分さらに100°C
× 30分 昇温速度    1’C/分 浴比      1:20 試@機     ミニカラ−12染色試験機(チクサム
技研社製) 常温で、硫酸ナトリウム、炭酸ナトリウム、染料、分解
酸をこの順で添加し、昇温を開始した。
結果を下表に示す。
く染料■〉   初期pH最終pl+   汚染分解酸
 無し  11,24   9.65   強い分解酸
 A    11,11   5.31   少ない分
解酸 B    11.02   5.61   少な
いく染料■〉   初期pH最終pH汚染分解酸 無し
  11,31   9.87   強い分解酸 A 
   11,32   6.01   少ない分解酸 
B    11.17   6.61   少ない分解
酸を添加しない場合は、反応染料の合成ポリアミド繊維
への汚染が強く、また酸性染料の吸尽率も大きく低下し
てしまう、これに対し分解酸を添加した場合は、反応染
料の合成ポリアミド繊維への汚染も、酸性染料のセルロ
ース繊維への汚染も少なく、さらに両1!維とも十分な
染料の吸尽率があり、良好な染色物が得られた。
実施例(6)ポリエステル繊維の一浴精練染色1)未精
練ポリエステルパレスを下記の条件で処理し、精練性(
脱糊性〉を評価した。
分散剤    ニッカサンンルト5D−07(日華化学
製)O−5g/1 1−0g/l 炭酸水素 ナトリウム 炭酸ナトリウム 分解酸 A 温度・時間 昇温速度 浴比 2.0g/1 10.0g/1 130℃ × 30分 2°C/分 1 : 20 試験機     ミニカラ−12染色試@機、(チクサ
ム技研社製) 常温で、アルカリ剤、分散剤、分解酸をこの順で添加し
、昇温を開始した。処理終了後、冷却、水洗、乾燥して
、精練性を評価した。評価方法はカチオン染料定性法(
マキシロンブルー5Gの、0.2g/l水溶液に処理布
を投入し、p l−14。
5.50℃で5分間染色し、糊剤へのカチオン染料の吸
着の程度で評価する方法)を行った。
その結果、アルカリ剤、分解酸の代わりに、酢酸1−0
g/lで処理したものは、糊剤はほとんど脱落していな
いが、上記の方法で処理したものは、カチオン染料の吸
着は全く無く、糊剤はほとんど脱落しており、また脱落
した糊剤は布に再付着すること無く処理洛中に乳化され
ていることが確認された。
2)未精練ポリエステルパレスを下記の条件で一浴精練
染色した。
染料 CI Disperse Yellow 160
1.0 % o、w、rCI Disperse Re
d 153  05 % o、w、 rCI Disp
erse blue 56  1.0%ow「分散剤 
   ニッカサンソルト5D−07(日華化学製)(L
5g/l 炭酸水素    1−Og/l ナトリウム 炭酸ナトリウム 2.0g/1 分解酸 −10,0g/l 温度・時間   130°C× 30分昇温速度   
 2°C/分 浴比      1:20 試験機     ミニカラ−12染色試験機(チクサム
技研社製) 常温で、アルカリ剤、分散剤、染料、分解酸を、この順
で添加し昇温を開始した。結果を下表に示す。
初jlJlpH最終pH染色性 分解酸 無し  10,40   9.97    x
分解酸 A    Io、29   6.50   0
分解酸 B    IQ、21   6.79   0
分解酸を添加しない場合は、染料の吸尽率が大きく低下
し、染色物は変色しているのに対し、分解酸を添加した
場合は、ポリエステル繊維の一般的染色法(酸性領域で
染色する方法)により染色したものとほぼ同等の吸尽率
が得られ、良好な染色物が得られた。
4、発明の効果 本発明の方法により、繊維処理液のpt−tを徐々に、
かつ連続的に低下させることができるため、従来の方法
に比較して、各種繊維をより均一に効率よく染色するこ
とが可能となる。また混紡、交織、或いは交編物を染色
する場合でも、より均質に効率よく一浴染色することが
可能である。更に従来は極めて困難であった、各種繊維
の一浴精練染色も効率的に実施でき得るものである。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)一種類以上の処理剤を含んだ処理液で各種繊維を
    処理する場合に、次式( I )からなる化合物群から選
    ばれる少なくとも一種類の化合物をこの処理液に添加す
    ることを特徴とする各種繊維の処理方法である。 BO−A−OB( I ) (但し、 I 式中のAは▲数式、化学式、表等がありま
    す▼、ここでn=1〜4、また▲数式、化学式、表等が
    あります▼を表し、Bは炭素数2〜5の多価アルコール
    残基を表す。)
  2. (2)各種繊維を染色する際の方法である特許請求の範
    囲第1項記載の方法である。
  3. (3)各種混紡、交織、あるいは交編物の一浴染色する
    際の方法である特許請求の範囲第1項記載の方法である
  4. (4)各種繊維を一浴精練染色する際の方法である特許
    請求の範囲第1項記載の方法である。
  5. (5)上記の化合物を処理液に添加することにより、処
    理工程初期にpHが5〜13である処理液が、その処理
    工程終了時又は処理工程中にpHが3〜7に低下或いは
    保持される特許請求の範囲第1〜4項記載の方法である
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP4879273B2 (ja) * 2005-10-15 2012-02-22 コグニス・アイピー・マネージメント・ゲゼルシャフト・ミット・ベシュレンクテル・ハフツング 繊維製品の仕上げ

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JPS5562046A (en) * 1978-09-22 1980-05-10 Oosakashi Bisglyceryl ester of dibasic acid, its preparation, and enulsifier consisting mainly thereof

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