JPH0340351Y2 - - Google Patents

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JPH0340351Y2
JPH0340351Y2 JP1985033019U JP3301985U JPH0340351Y2 JP H0340351 Y2 JPH0340351 Y2 JP H0340351Y2 JP 1985033019 U JP1985033019 U JP 1985033019U JP 3301985 U JP3301985 U JP 3301985U JP H0340351 Y2 JPH0340351 Y2 JP H0340351Y2
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JP
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crushed material
crushing tank
tank
rotating shaft
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Description

【考案の詳細な説明】 (イ) 産業上の利用分野 この考案は、セラミツクチツプやスチールボー
ル等の硬質のメデイア(粉砕用媒剤)と砕料とを
撹拌機(アジテータ)で撹拌して該メデイアと該
砕料との相互摩砕作用によつて該砕料を粉砕する
型式のメデイア撹拌式粉砕機に関するものであ
る。
(ロ) 従来の技術 硬質のメデイアと砕料とを粉砕タンク内で撹拌
機(アジテータ)で撹拌して該砕料を粉砕する型
式のメデイア撹拌式粉砕機が知られており、この
型式の粉砕機は公知のボールミル等よりも動力消
費が少く経済的であるため、種々の砕料の粉砕に
用いられている。この粉砕機では通常、メデイア
を粉砕タンク容積の60〜90%まで粉砕タンク内に
装入して運転するが、運転中粉砕タンクの上部に
非充填空間が生じるとメデイアと砕料との相互摩
砕作用が低下して粉砕が効率的に行われなくなる
ため、粉砕タンク上部に非充填空間が生じないよ
うに撹拌機は砕料とメデイアとを粉砕物排出口側
へ推進する機能を有していなければならない。従
つて、従来のメデイア撹拌式粉砕機の撹拌機もメ
デイアと砕料との混合物を粉砕タンク内で該粉砕
タンクの軸線方向に沿つて多少は推進させうるよ
う構成されていた。
(ハ) 考案が解決しようとする問題点 しかしながら、ある種の砕料に対しては従来の
撹拌機では該混合物に対する軸方向推力が不足
し、その結果、粉砕タンク内の上部に非充填空間
が生じ、該非充填空間を砕料が不十分な粉砕状態
のままで(もしくは未粉砕状態のまま)通過して
粉砕タンクの粉砕物排出口に到達してしまう現象
(すなわちシヨートパス現象)が生じやすかつた。
それ故、本考案の目的は、軸方向推力発生部材
により推力を発生し、撹拌部材の回転力とバラン
スのとれた推力をうることにより、前記砕料に対
してもシヨートパス現象を生じることのない改良
されたメデイア撹拌式粉砕機を提供することであ
る。
(ニ) 問題点を解決するための手段 前記問題点(すなわち、従来の粉砕機ではある
種の砕料の粉砕に関してはシヨートパス現象が生
じやすく、効果的な粉砕が行えないという問題
点)を解決するために本考案者は種々の実験を行
つた結果、本考案の如き改良された粉砕機を得
た。
本考案による粉砕機の特徴は、撹拌機を構成す
る回転軸の一部に(特に、粉砕タンクの砕料供給
口の近傍に位置する部分のみに)従来の放射状の
撹拌部材に代えてらせん羽根より成り撹拌部材列
の1/3〜1/5の長さの軸方向推力発生部材を設けた
ことである。
本考案者の実験によれば、この軸方向推力発生
部材は該回転軸の一部、特に砕料供給口の近傍位
置のみに設けると効果的であることがわかつてお
り、該回転軸に取付けるべき該撹拌部材列の1/3
〜1/5の長さに設けている。本考案者の実験によ
ると、この軸方向推力発生部材が発生する推力が
撹拌部材の回転力に比して大き過ぎると粉砕効率
が反つて低下することがわかつた。
(ホ) 作用 この考案により改良されたメデイア撹拌式粉砕
機においては、添附図面の第1図に示すように、
粉砕タンク1の砕料供給口1dの近傍の撹拌機回
転軸6に従来の放射状の撹拌部材8に代えてらせ
ん羽根の如き軸方向推力発生部材9が取付けられ
ているため、砕料供給口1dから粉砕タンク1内
に投入された砕料には該軸方向推力発生部材9に
よつて図の左側から右側へ向う軸方向推進力が加
えられ、その結果、砕料はメデイアMとともに粉
砕タンク1の右端の粉砕物排出口側へ向つて推進
されるため粉砕タンク1内の上部に好ましくない
空間が生じなくなり、従つてシヨートパス現象が
生じなくなる。この場合、砕料に強い軸方向推力
が加えられるのは砕料供給口1dの近傍のみであ
るから、粉砕タンク1の右側位置すなわち粉砕物
排出口に近い位置でのメデイアと砕料との充填密
度が過大になることはない。従つて、撹拌部材8
の回転力がメデイアと砕料との混合物の軸方向推
力によつて著るしく減殺される恐れはなく、効果
的な粉砕が行われる。
(ヘ) 実施例 以下に添附図面の第1図を参照して本考案の一
実施例について説明する。
同図においては、1は横形円筒形の粉砕タンク
であり、該粉砕タンク1は外壁1aと内壁1bと
の間に冷却水ジヤケツト1cが形成されている二
重壁構造のものである。冷却水ジヤケツト1c内
に冷却水を供給するための冷却水供給管2が粉砕
タンク1の一端側(すなわち砕料供給口が設けら
れている側)の下部に接続されており、また、冷
却水ジヤケツト1c内から温排水を排出するため
の排出管3が粉砕タンク1の他端側(すなわち粉
砕物排出口が設けられている側)の上部に接続さ
れている。粉砕タンク1の一端側上部には砕料供
給口1dが設けられ、砕料供給口1dには連結管
4を介して定量フイーダ5が接続されている。定
量フイーダ5は砕料ホツパ5aとスクリユウフイ
ーダ5bとを備え、砕料ホツパ5a内の砕料をス
クリユウフイーダ5bで連続的に定量ずつ連結管
4を介して砕料供給口1d内に送給するようにな
つている。
粉砕タンク1の他端側にはメデイアMと砕料と
を分離するためのスクリーン1eが設けられてお
り、該スクリーン1eは粉砕物排出口を兼ねてい
る。スクリーン1eの外側には下向きに開口した
粉砕物排出管1fが取付けられており、粉砕物の
みがここを通つて排出される。
粉砕タンク1の中心にはアジテータ(撹拌機)
を構成する水平な回転軸6が挿入されこの回転軸
6の先端側すなわちスクリーン1eに近い側の回
転軸6には軸線方向に沿つて所定間隔で且つ軸心
に関して放射状に複数の棒状の撹拌部材8が固定
されており、回転軸6は粉砕タンク1外のモータ
7によつて回転されるようになつている。この回
転軸6と撹拌部材8とはアジテータ(撹拌機)を
構成している。
本考案の粉砕機においては、このアジテータの
一部が従来のものとは異なつており、第1図に示
されるように砕料供給口1dの近傍位置の回転軸
6には撹拌部材8の代りにらせん羽根より成り撹
拌部材列1/3の長さの軸方向推力発生部材9が取
付けられている。
従つて、このような構造の本考案の粉砕機にお
いては、運転中、砕料供給口1dから粉砕タンク
1内に供給された砕料が軸方向推力発生部材9に
よつて粉砕タンク1内を図の右側へ向つて推進さ
れ、粉砕タンク1内の撹拌部材8の存在する空間
にメデイアとともに隙間なく充填される。そし
て、撹拌部材8の回転によつてせん断作用を受け
つつメデイアとの相互摩砕作用によつて粉砕され
る。
本考案の粉砕機では軸方向推力発生部材9が設
けられ、撹拌部材の回転力とバランスのとれた推
力をうることができるから、粉砕タンク1の上部
に未充填空間が生じなくなるため、砕料のシヨー
トパス現象が発生する恐れがなくなり、従来の同
型式の粉砕機ではよく粉砕できなかつた砕料をも
効率的に粉砕することができる。
第2図は軸方向推力発生部材に関する変形実施
例の一つを図示したものである。この実施例に示
された軸方向推力発生部材9Aは第1図の如き連
続したらせん羽根ではなく、分断されたらせん羽
根であるが、このように非連続のらせん羽根であ
つても軸方向推力を発生できることは明らかであ
ろう。
(ト) 考案の効果 以上の実施例にも示したように、この考案によ
れば、粉砕タンク内において、軸方向推力発生部
材により推力を発生し、これにより粉砕タンク内
での砕料の従来技術の欠点であつたシヨートパス
現象をなくし、撹拌部材の回転力とバランスのと
れた推力をうることにより、粉砕効果が維持でき
る改良されたメデイア撹拌式粉砕機が提供され、
その結果、同形式の粉砕機の効率と汎用性(砕料
の取扱い種類)が向上する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案のメデイア撹拌式粉砕機の一実
施例の概略図、第2図は第1図に示した粉砕機の
一部分の変形実施例を示す斜視図である。 1……粉砕タンク、1a……外壁、1b……内
壁、1c……冷却水ジヤケツト、1d……砕料供
給口、1e……スクリーン、1f……粉砕物排出
管、2……冷却水供給管、3……排水管、4……
連結管、5……定量フイーダ、5a……砕料ホツ
パ、5b……スクリユウフイーダ、6……回転
軸、7……モータ、8……撹拌部材、9,9A…
…軸方向推力発生部材。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 一端に砕料供給口を具備し多端に粉砕物排出口
    を具備するとともにほぼ水平に配置された円筒形
    の粉砕タンクと、該粉砕タンク内に該粉砕タンク
    の軸線に沿つて挿入された回転軸と、該回転軸の
    軸線に沿つて所定間隔で且つ放射状に取付けられ
    た複数の撹拌部材とを有して成り、該粉砕タンク
    内で砕料とメデイアとを該撹拌部材で撹拌しつつ
    該砕料の粉砕を行うメデイア撹拌式粉砕機であつ
    て、円筒形の粉砕タンク内において、粉砕供給口
    の近傍位置の回転軸の一部に、砕料とメデイアを
    粉砕物排出口側へ向かつて推進させるためのらせ
    ん羽根より成り、撹拌部材列の1/3〜1/5の長さの
    軸方向推力発生部材を撹拌部材の代りに取付けた
    ことを特徴とするメデイア撹拌式粉砕機。
JP1985033019U 1985-03-08 1985-03-08 Expired JPH0340351Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1985033019U JPH0340351Y2 (ja) 1985-03-08 1985-03-08

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JP1985033019U JPH0340351Y2 (ja) 1985-03-08 1985-03-08

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JPS61150053U JPS61150053U (ja) 1986-09-17
JPH0340351Y2 true JPH0340351Y2 (ja) 1991-08-26

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ID=30535076

Family Applications (1)

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Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS55137049A (en) * 1979-02-21 1980-10-25 Eiger Eng Improved device for crushing* mixing and dispersion
JPS5736016A (ja) * 1980-08-09 1982-02-26 Hitachi Cable Ltd Naimennijumizotsukikannoseizohohooyobisonosochi

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS55137049A (en) * 1979-02-21 1980-10-25 Eiger Eng Improved device for crushing* mixing and dispersion
JPS5736016A (ja) * 1980-08-09 1982-02-26 Hitachi Cable Ltd Naimennijumizotsukikannoseizohohooyobisonosochi

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JPS61150053U (ja) 1986-09-17

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