JPH034013Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH034013Y2 JPH034013Y2 JP20113984U JP20113984U JPH034013Y2 JP H034013 Y2 JPH034013 Y2 JP H034013Y2 JP 20113984 U JP20113984 U JP 20113984U JP 20113984 U JP20113984 U JP 20113984U JP H034013 Y2 JPH034013 Y2 JP H034013Y2
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- JP
- Japan
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- coil
- air
- creeping
- core
- insulator
- Prior art date
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- Expired
Links
- 239000012212 insulator Substances 0.000 claims description 21
- 239000002184 metal Substances 0.000 description 8
- WABPQHHGFIMREM-UHFFFAOYSA-N lead(0) Chemical compound [Pb] WABPQHHGFIMREM-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 3
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 2
- KXGFMDJXCMQABM-UHFFFAOYSA-N 2-methoxy-6-methylphenol Chemical compound [CH]OC1=CC=CC([CH])=C1O KXGFMDJXCMQABM-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
- 239000000853 adhesive Substances 0.000 description 1
- 230000001070 adhesive effect Effects 0.000 description 1
- 230000005684 electric field Effects 0.000 description 1
- 238000009413 insulation Methods 0.000 description 1
- NJPPVKZQTLUDBO-UHFFFAOYSA-N novaluron Chemical compound C1=C(Cl)C(OC(F)(F)C(OC(F)(F)F)F)=CC=C1NC(=O)NC(=O)C1=C(F)C=CC=C1F NJPPVKZQTLUDBO-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
- 239000005011 phenolic resin Substances 0.000 description 1
- 229920001568 phenolic resin Polymers 0.000 description 1
- 238000004804 winding Methods 0.000 description 1
Landscapes
- Coils Of Transformers For General Uses (AREA)
- Regulation Of General Use Transformers (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
(産業上の利用分野)
この考案は空心リアクトルに関する。
(従来の技術)
周知のようにこの種空心リアクトルは、空心コ
イルをタンク内に収納し、この空心コイルをその
上部からコイル沿面絶縁物で押え込むようにして
いる。第4図は従来構成の一部を示し、たとえば
円盤巻とされた空心コイル1は絶縁筒2を巻芯と
して巻回されてあり、3は空心コイル1の端部の
電界を緩和するための静電シールドである。
イルをタンク内に収納し、この空心コイルをその
上部からコイル沿面絶縁物で押え込むようにして
いる。第4図は従来構成の一部を示し、たとえば
円盤巻とされた空心コイル1は絶縁筒2を巻芯と
して巻回されてあり、3は空心コイル1の端部の
電界を緩和するための静電シールドである。
ところで従来ではこのような空心コイル1を上
部から押え込むのに、複数本の柱状のコイル沿面
絶縁物41を用意し、その上端に埋め込まれた埋
込金具42に押え金具12を通るボルト43をね
じこんで固定し、コイル沿面絶縁物41に静電シ
ールド3の上面にのせて、押え金具12によつて
上部から押え込むようにしていた。
部から押え込むのに、複数本の柱状のコイル沿面
絶縁物41を用意し、その上端に埋め込まれた埋
込金具42に押え金具12を通るボルト43をね
じこんで固定し、コイル沿面絶縁物41に静電シ
ールド3の上面にのせて、押え金具12によつて
上部から押え込むようにしていた。
しかしこのような構成によると、各コイル沿面
絶縁物41はその上端を押え金具12に固定して
いるのみであるから、横方向の荷重に対して互い
が何等連結されていないため、その機械的強度が
極めて弱い。のみならずコイル沿面絶縁物41と
静電シールド3とは何等固定されていないので、
横方向の荷重に対してはこれを両者の摩擦力で受
けるだけであるから極めて弱い。
絶縁物41はその上端を押え金具12に固定して
いるのみであるから、横方向の荷重に対して互い
が何等連結されていないため、その機械的強度が
極めて弱い。のみならずコイル沿面絶縁物41と
静電シールド3とは何等固定されていないので、
横方向の荷重に対してはこれを両者の摩擦力で受
けるだけであるから極めて弱い。
(考案が解決しようとする問題点)
この考案は空心コイルの押え込み機構の機械的
強度の向上を図ることを目的とする。
強度の向上を図ることを目的とする。
(問題点を解決するための手段)
この考案は空心コイルの押え込みに使用するコ
イル沿面絶縁物を、筒状の本体と、その少なくと
も上端に設けられた円盤部とによつて構成し、前
記円盤部の内周または外周に係合するように、押
え金具の内周または外周に突出部を形成したこと
を特徴とする。
イル沿面絶縁物を、筒状の本体と、その少なくと
も上端に設けられた円盤部とによつて構成し、前
記円盤部の内周または外周に係合するように、押
え金具の内周または外周に突出部を形成したこと
を特徴とする。
コイル沿面絶縁物を筒状の本体によつて構成し
たので、その機械的強度は向上するとともに、そ
の円盤部が押え金具の突出部に係合可能としいる
ので、この係合によつて横方向の荷重に対する横
振れが防止されるようになる。
たので、その機械的強度は向上するとともに、そ
の円盤部が押え金具の突出部に係合可能としいる
ので、この係合によつて横方向の荷重に対する横
振れが防止されるようになる。
この考案の実施例を第1図乃至第3図によつて
説明する。4はタンク、5は空心コイル1から引
き出されてあるリード線である。空心コイル1は
下部金具7にボルト8によつて固定されてある台
座9の上に載せられてある。15は電磁シール
ド、16は締付け用のスタツド、18はスタツド
締め込み用のボルト、19はカバー、20はリー
ド線のシールドである。なおタンク4には絶縁媒
体たとえば絶縁油または絶縁ガス(たとえば
SF6)が満たされてある。
説明する。4はタンク、5は空心コイル1から引
き出されてあるリード線である。空心コイル1は
下部金具7にボルト8によつて固定されてある台
座9の上に載せられてある。15は電磁シール
ド、16は締付け用のスタツド、18はスタツド
締め込み用のボルト、19はカバー、20はリー
ド線のシールドである。なおタンク4には絶縁媒
体たとえば絶縁油または絶縁ガス(たとえば
SF6)が満たされてある。
この考案では、第3図に斜視図で示すようなコ
イル沿面絶縁物11を使用する。これは円筒状の
本体11Aと、その上下端に連なる円盤部11
B,11Cとによつて構成されてある。これはた
とえばフエノール樹脂によつて製作されてあり、
具体的には本体11A、円盤部11B,11Cを
それぞれ別箇に成形し、これらを接着剤で接着し
て一体化すればよい。また押え金具12(金属
製)は図のように環状に形成されてあり、その外
周に突出部12Aが垂下して、コイル沿面絶縁物
11の円盤部11Bの外周に向かい合うように形
成されてある。
イル沿面絶縁物11を使用する。これは円筒状の
本体11Aと、その上下端に連なる円盤部11
B,11Cとによつて構成されてある。これはた
とえばフエノール樹脂によつて製作されてあり、
具体的には本体11A、円盤部11B,11Cを
それぞれ別箇に成形し、これらを接着剤で接着し
て一体化すればよい。また押え金具12(金属
製)は図のように環状に形成されてあり、その外
周に突出部12Aが垂下して、コイル沿面絶縁物
11の円盤部11Bの外周に向かい合うように形
成されてある。
(作用)
押え金具12をボルト13の締めつけによつて
コイル沿面絶縁物11に向かつて押し付けていく
と、空心コイル1は静電シールド3を介して下部
金具7に押し付けられ、これによつて空心コイル
1は固定されるようになる。
コイル沿面絶縁物11に向かつて押し付けていく
と、空心コイル1は静電シールド3を介して下部
金具7に押し付けられ、これによつて空心コイル
1は固定されるようになる。
この固定状態において、コイル沿面絶縁物11
に横方向の荷重が与られた場合、円盤部11Bの
外周と押え金具12の突出部12Aとが係合し、
これによつてコイル沿面絶縁物11の横振れが防
止されるようになる。
に横方向の荷重が与られた場合、円盤部11Bの
外周と押え金具12の突出部12Aとが係合し、
これによつてコイル沿面絶縁物11の横振れが防
止されるようになる。
なお図の例では突出部12Aを押え金具12の
外周に設けているが、これに代えて内周に設ける
ようにしてもよい。ただしこの場合は空心コイル
1の内部の電界が乱れるので、図のようにリード
線5が空心コイル1の内部から引き出される場合
は、図のように外周に設けるようにしたほうがよ
い。
外周に設けているが、これに代えて内周に設ける
ようにしてもよい。ただしこの場合は空心コイル
1の内部の電界が乱れるので、図のようにリード
線5が空心コイル1の内部から引き出される場合
は、図のように外周に設けるようにしたほうがよ
い。
またコイル沿面絶縁物11の円盤部11Cの内
周11Dが絶縁筒2にその外周から嵌合されるよ
うにしておくと、コイル沿面絶縁物11の内周が
絶縁筒2の外周に当接してその移動が更に拘束さ
れるようになつて都合がよい。そのためには図の
ように絶縁筒2を前記内周11Dにまで到達する
ように延長しておくとよい。
周11Dが絶縁筒2にその外周から嵌合されるよ
うにしておくと、コイル沿面絶縁物11の内周が
絶縁筒2の外周に当接してその移動が更に拘束さ
れるようになつて都合がよい。そのためには図の
ように絶縁筒2を前記内周11Dにまで到達する
ように延長しておくとよい。
(考案の効果)
以上詳述したようにこの考案によれば、空心コ
イルを押え込むにあたつて、コイル沿面絶縁物
を、円筒の本体を主体として構成しているので、
従来のような柱状のものに比較すれば、その機械
的強度を著しく向上させることができるととも
に、押え金具に形成した突出部とコイル沿面絶縁
物との係合によつてコイル沿面絶縁物の横振れを
確実に阻止することができるといつた効果を奏す
る。
イルを押え込むにあたつて、コイル沿面絶縁物
を、円筒の本体を主体として構成しているので、
従来のような柱状のものに比較すれば、その機械
的強度を著しく向上させることができるととも
に、押え金具に形成した突出部とコイル沿面絶縁
物との係合によつてコイル沿面絶縁物の横振れを
確実に阻止することができるといつた効果を奏す
る。
第1図はこの考案の実施例を示す断面図、第2
図は第1図の一部の拡大図、第3図はコイル沿面
絶縁物の一例を示す斜視図、第4図は従来例の一
部を示す断面図である。 1……空心コイル、2……絶縁筒、3……静電
シールド、4……タンク、11……コイル沿面絶
縁物、11A……筒状の本体、11B,11C…
…円盤部、11D……内周、12……押え金具、
12A……突出部。
図は第1図の一部の拡大図、第3図はコイル沿面
絶縁物の一例を示す斜視図、第4図は従来例の一
部を示す断面図である。 1……空心コイル、2……絶縁筒、3……静電
シールド、4……タンク、11……コイル沿面絶
縁物、11A……筒状の本体、11B,11C…
…円盤部、11D……内周、12……押え金具、
12A……突出部。
Claims (1)
- タンクに収納されてある空心コイルを押え金具
によつてコイル沿面絶縁物を介して押え込んでな
る空心リアクトルにおいて、前記コイル沿面絶縁
物を、筒状の本体と、前記本体の上端に一体的に
連なる円盤部とによつて構成し、前記円盤部の周
側に向い合つて係合するように前記押え金具の周
側に突出部を設けてなる空心リアクトル。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP20113984U JPH034013Y2 (ja) | 1984-12-24 | 1984-12-24 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP20113984U JPH034013Y2 (ja) | 1984-12-24 | 1984-12-24 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS61111143U JPS61111143U (ja) | 1986-07-14 |
| JPH034013Y2 true JPH034013Y2 (ja) | 1991-02-01 |
Family
ID=30762644
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP20113984U Expired JPH034013Y2 (ja) | 1984-12-24 | 1984-12-24 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH034013Y2 (ja) |
-
1984
- 1984-12-24 JP JP20113984U patent/JPH034013Y2/ja not_active Expired
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS61111143U (ja) | 1986-07-14 |
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