JPH034011B2 - - Google Patents

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JPH034011B2
JPH034011B2 JP7132984A JP7132984A JPH034011B2 JP H034011 B2 JPH034011 B2 JP H034011B2 JP 7132984 A JP7132984 A JP 7132984A JP 7132984 A JP7132984 A JP 7132984A JP H034011 B2 JPH034011 B2 JP H034011B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
bladder
outer cylinder
cylinder
tire
base
Prior art date
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Expired
Application number
JP7132984A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS6046212A (ja
Inventor
Takei Kubo
Akira Hasegawa
Katsuyoshi Sakaguchi
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Heavy Industries Ltd filed Critical Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Priority to JP7132984A priority Critical patent/JPS6046212A/ja
Publication of JPS6046212A publication Critical patent/JPS6046212A/ja
Publication of JPH034011B2 publication Critical patent/JPH034011B2/ja
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、加硫終了後ベース内方に装着した外
筒内にブラダを一旦引き込むようにしたタイヤ加
硫機の改良に関するものである。
この種、タイヤ加硫機では、従来特公昭52−
37518号公報に示されるように、センターポスト
を上下動させるため、流体圧シリンダを用いてい
た。このため、構造が複雑となると共にベースの
高さが高くなるので経済性、保守性の点で問題が
ある。また、特に、センターポストとブラダの下
端を保持するためのブラダ下端保持部材に加硫用
熱媒体の漏れを防止するパツキンを装着する必要
があり、これの保守が面倒であつた。
また、既設のタイヤ加硫機を上記したようなブ
ラダを外筒(収納筒)内に一旦引き込むタイプの
タイヤ加硫機に改造する場合、大幅な改造が必要
であつた。
本発明は、上記した点に対処するために提案さ
れたもので、ベース内方に配置される外筒内へ加
硫終了後にブラダを一旦引き込むようにしたタイ
ヤ加硫機において、上記ブラダの下端を保持する
ブラダ下端保持部材と、上記ブラダの上端を保持
するセンターポストと、加硫時のブラダ内圧によ
る上記ブラダ下端保持部材の下方への押し下げ力
を上記外筒を介して上記ベースに伝えるように装
着される受圧板とを備え、上記ブラダ下端保持部
材とセンターポストと外筒をセツトとしてベース
内へ組み込み後上記受圧板を組み込むようにした
ことを特徴とし、その目的とするところは、構造
が簡単で、かつ、保守性に優れ、しかも、既設の
タイヤ加硫機を最少限の改造によりブラダを外筒
内に一旦引き込む型式のものに改造することがで
きるタイヤ加硫機を提供しようとするものであ
る。
本発明は、上記したように構成されているた
め、加硫終了後、ブラダ内を大気に開放すること
によりセンターポストを自重により下降させるこ
とができ、流体圧シリンダが不要となる。しか
も、センターポストとブラダ下端保持部材との間
のシール用パツキンも不要となるので、構造が簡
素化されると共に保守が容易となる。
また、受圧板を取り外すことにより、プレスを
開いた時、外筒等を組立たキツトの状態のままで
ベース上方に吊り出し、または、吊り込みが可能
となり、既設のタイヤ加硫機を最小限の改造によ
り、ブラダを外筒内に引き込む型式の中心機構を
持つタイヤ加硫機にできる。
以下、本発明を図示実施例に基づいて説明す
る。1はビーム、2は図示省略の断熱板を介して
ビーム1に固定された上熱板、3はベース、4は
図示省略の断熱板を介してベース3に固定された
下熱板、5は上熱板2に取り付けられた上金型、
6は下熱板4に取り付けられた下金型であり、
上・下金型5,6は図示されていないメカニカル
クランプ機構を用いて開放、または、閉鎖加圧さ
れるようになつている。
7はブラダで、その上中心はセンターポスト8
の上端凹部に挿入され、押さえ金具9によりボル
ト10を介して締め付け挟持されており、下端は
下リング11と内筒12との間に挟持されてい
る。下リング11の下端には、ねじ穴が設けら
れ、この穴にねじ棒15がねじ込まれて、ねじ棒
15の中央フランジが内筒12の下端に固定され
た円板13および押さえ金具14内に遊合的に保
持され、ねじ棒15の回転締め付けにより、下リ
ング11と内筒12とでブラダ7の下端を挟持す
るようになつていて、ブラダ下端保持部材が構成
される。
上金型5・下金型6内のタイヤTは、上金型
5・下金型6を介して上熱板2・下熱板4により
外側から加熱される。一方、配管18、下リング
11内の通路17を通り複数のノズル16より注
入される圧力熱媒体によりブラダ7を介して上金
型5・下金型6の内面に圧着され、同時に内側か
ら加熱されて加硫成形される。なお、熱媒体は、
ノズル19に接続された配管20を経て排出され
る。
センターポスト8は、下リング11に設けられ
た穴23内にブツシユ22を介して案内され、軸
線方向(上下方向)に摺動自在に収納保持されて
おり、下リング11の穴23内とブラダ7内とは
センターポスト8に設けられている連通穴21に
より連通されている。
24は下熱板4に吊りさげ装着されている外筒
24で、その底板下面には、流体圧シリンダ27
が装着され、この流体圧シリンダ27のピストン
ロツド25の先端が、内筒12にねじ込まれてお
り、内筒12は流体圧シリンダ27の動作により
外筒24内を昇降できる。28は外筒24の底板
上面と内筒12の下部に設けられた切欠26との
間に介装される受圧板で、ブラダ7内に供給され
た圧力熱媒体による押し下げ力を外筒24に伝え
るようになつている。受圧板28は第2図に示す
ようにコの字型ブラケツト29に固定され、この
ブラケツト29をブラケツト板32を介してベー
ス33に装着された流体圧シリンダ30のピスト
ンロツド31の先端に連結することにより、流体
圧シリンダ30の作動で、上記介装位置から、後
退させることができる。
33はねじ棒15の下方角部が挿入される角穴
を有するボツクスで、軸受34を介してベース3
の下面に装着され、下端に固定されたチエーンホ
イール35を図示されていない公知の駆動手段に
よりチエーン36を会して回転させると、ねじ棒
15が回転し、下リング11は上下動する。
39は、エゼクター38の下端に取り付けられ
た公知のタイヤ取り出しチヤツクで、ラム37の
上下動によりセクター40が半径方向に拡縮でき
る構造となつている。
次に、作用を説明する。
第1図に示す状態で、加硫が完了したとし、こ
の状態で配管20を介してノズル19から圧力熱
媒体を排出した後大気開放し、ブラダ7内を大気
圧とする。
その後、ラム37を下降させると、セクタ40
が開いてタイヤTを保持し、センターポスト8は
押し下げられ、ブラダ7がタイヤTの上方より引
きはがされる。次に流体圧シリンダ27を作動さ
せ、内筒12を若干上昇させてブラダ7をタイヤ
Tの下方より引きはがし、流体圧シリンダ30を
作動して、受圧板28を後退させた後、流体圧シ
リンダ27を逆に作動させて内筒12を下降させ
ることによりブラダ7を外筒24内に一旦引き込
む。このとき、センターポスト8は自重により下
降する。
プレスを開き、加硫済みタイヤTが取り出され
たならば、次に加硫されるべき生タイヤを搬入
し、流体圧シリンダ27を作動し、内筒12を上
昇させてブラダ7をタイヤT内に挿入する。次に
流体圧シリンダ30を作動して受圧板28を切欠
面26の下方に介装させ、しかる後、流体圧シリ
ンダ27を逆に作動して受圧板28に切欠面26
を着座させ、プレスを閉じる工程に入りタイヤT
のセーピング加硫を開始する。
以上述べたように、ブラダ7を引き込み収納
時、ブラダ7内を大気に開放し、ブラダ7の上下
部をタイヤTから引きはがすことによりセンター
ポスト8を自重で下降させるようにしているの
で、センターポスト8下降用の流体圧シリンダが
不要となり、構造を簡素化することができる。従
つて、センターポストガイド部のシールパツキン
が不要とり、パツキンの摩耗によるリークや交換
の問題がなくなり、保守が容易となる。
また、受圧板28および配管18の一部を取り
外せば、プレス開いた時に外筒24等を組立たキ
ツトの状態のままで、ベース3上方から吊り出
し、吊り込みが可能で、ブラダ7内圧による下方
への押し下げ力を下熱板4あるいはベース3に支
持させ、かつ、外筒24等を組立たキツトの状態
としてベース3内に組み込み可能とした構造であ
りながら、キツトをベース3内に吊り込み後、容
易に受圧板28および、流体圧シリンダ27等を
組みつけることができるので、既設のタイヤ加硫
機を最小限の改造により、ブラダを外筒24に一
旦引き込む中心機構を持つ型式のタイヤ加硫機に
改造することができる。
上記実施例では、受圧板28を直線運動により
切欠面26の下方に介装、または、後退させてい
るが、揺動させることもできる。
また、上記実施例では、流体圧シリンダ30は
ブラケツト板32を介してベース3に組みつけら
れているが、外筒24に組みつけることもでき
る。
更に、上記実施例では、本発明をタイヤ取り出
し用チヤツク39を有する型式のタイヤ加硫機に
実施した場合を示したが、外筒24を下熱板4に
吊り下げる代わりに、公知の方法により下金型6
に吊り下げ、外筒24の下面にピストンロツドの
先端を固定した流体圧シリンダの後端をベース3
にボルト絞めし、同流体圧シリンダの作動により
外筒24を昇降可能とすることによりタイヤ取り
出し用チヤツクを有しない型式のタイヤ加硫機に
も本発明を実施することができる。この場合に、
内筒12を下降させる代わりに外筒24を上昇さ
せることにより相対的にブラダ7が外筒24内に
引き込まれるので、流体圧シリンダ27を外筒2
4に固定する代わりにベース3にプラケツトを介
してボルト絞めするようにした方が流体圧シリン
ダ27のストロークを小さくすることができるケ
ースがある。
加えて、上記実施例はプラテン型タイヤ加硫機
を例にして説明したが、ドーム型タイヤ加硫機に
も同様に適用することができる。
但し、この場合は下リング11とセンターポス
ト8の間にパツキンが必要で、センターポスト8
内の連通穴21はブラダ7内に開口されるドレー
ン抜き穴と連通され、穴23よりドレーンを機外
に導くための配管が必要となり、このための切欠
が内筒12の小径円筒部に設けられることにな
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例を示す断面図、第2
図は第1図イ−イ断面図である。 3……ベース、7……ブラダ、8……センター
ポスト、11……下リング、12……内筒、24
……外筒、28……受圧板、T……タイヤ。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 ベース内方に配置される外筒内へ加硫終了後
    にブラダを一旦引き込むようにしたタイヤ加硫機
    において、上記ブラダの下端を保持するブラダ下
    端保持部材と、上記ブラダの上端を保持するセン
    ターポストと、加硫時のブラダ内圧による上記ブ
    ラダ下端保持部材の下方への押し下げ力を上記外
    筒を介して上記ベースに伝えるように装着される
    受圧板とを備え、上記ブラダ下端保持部材とセン
    ターポストと外筒をセツトとしてベース内へ組み
    込み後上記受圧板を組み込むようにしたことを特
    徴とするタイヤ加硫機。
JP7132984A 1984-04-10 1984-04-10 タイヤ加硫機 Granted JPS6046212A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7132984A JPS6046212A (ja) 1984-04-10 1984-04-10 タイヤ加硫機

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JP7132984A JPS6046212A (ja) 1984-04-10 1984-04-10 タイヤ加硫機

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JP11729480A Division JPS5947982B2 (ja) 1980-08-26 1980-08-26 タイヤ加硫機

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Publication Number Publication Date
JPS6046212A JPS6046212A (ja) 1985-03-13
JPH034011B2 true JPH034011B2 (ja) 1991-01-22

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JP7132984A Granted JPS6046212A (ja) 1984-04-10 1984-04-10 タイヤ加硫機

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JPS6046212A (ja) 1985-03-13

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