JPH0340008A - フィードフォワード補償を用いた位置制御装置 - Google Patents

フィードフォワード補償を用いた位置制御装置

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JPH0340008A
JPH0340008A JP17533089A JP17533089A JPH0340008A JP H0340008 A JPH0340008 A JP H0340008A JP 17533089 A JP17533089 A JP 17533089A JP 17533089 A JP17533089 A JP 17533089A JP H0340008 A JPH0340008 A JP H0340008A
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feedforward
loop
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gain
feedforward compensation
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JP17533089A
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Yoshinori Nagao
長尾 芳則
Satoshi Goshiyo
五所 敏
Keiichi Takaoka
佳市 高岡
Fumiaki Kawai
川井 文明
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Yaskawa Electric Manufacturing Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、NC装置、ロボットのように複数軸を有し、
各軸が位置制御を基本としているシステムにおいて、軌
跡指令に対する系の追従性を高めた位置制御装置に関す
る。
〔従来の技術〕
NC,ロボットのように複数軸を有し、各軸が位置制御
を基本とするシステムにおいて、軌跡指令に系を追従さ
せる場合において、例えばX−Yテーブルで円弧を描か
せる場合(以下、説明の簡潔のため、x−Yテーブルを
例として説明する。)、位置制御系への指令は、次式で
表される。
ここで、x、、、r(t)はX軸への指令人力、Y 、
 、 r (t)はY軸への指令入力、Rr e rは
指令半径、Rr s 11は応答半径、ω。は指令角速
度である。
位置制御を第6図のような一次遅れ系であると考えると
、定常状態の応答は、次式で表される。
Xrsp(t)= A、5in(ωot+ψ。)・・・
・・・・・・・・・(3)Y r s p (t) =
 A +aCO8(ω。t+ψ。〉・・・・・・・・・
・・・(4)ただし、A、= Rrer/  1+(ω
、/に、)ψ0= −tan−’ (ova / Kp
)したがって、応答半径は、 Rr、p= Rrer/  1 + (a+a/Kp)
’ ・・・・”・(5)となって、要求されている半径
の 1/ 1+(ωo/ Kp)’  ””・(6)となっ
てしまう。
(5)式の観察から分かるように、これを改善する方法
として、 1) 位置ループゲインに、を上げて(5)式の分母を
小さくする(振幅特性を改善する) 2〉 指令角速度ω。を下げて(5)式の分母を小さく
する。
3)  R,、、を要・求される軌跡半径として指令半
径Rr e r を(5)式から計算する。
のいずれかの方法が採られてきた。
2〉の方法は、消極的な改善策で軌跡精度は上がるが、
描画速度は下がる。1)においては、位置ループゲイン
Kp は、機構上の制約を受けており、通常は最適調整
されていて、改善を考える場合は固定で改善策とはなら
ない。
3)の方法は、このうちで最もよく用いられている方法
で、制約は存在しない。しかし、円のような定形の図形
を描画する場合は、指令半径を前もって計算する程度で
すむが、任意形状の場合は、指令を系の動特性から、前
もって計算するのは多大な計算負荷を必要とする。
また、位置決めの場合において、位置指令は通常第8図
のようなランプ状指令が与えられるのであるが、第6図
の位置制御系においては、−巡伝達関数が「−形」であ
るので、定常速度偏差を生じる。
この制御系において、要求される範囲内に定常速度偏差
を収めるには、位置ループゲインに、を上げることによ
り調整できるが、減速機の剛性等の機構的制約が存在す
るので、Kp を上げることには限界がある。
〔発明が解決しようとする課題〕
軌跡指令に追従させる場合においても、位置決めにおい
ても、速度フィードフォワード補償を加えることが性能
向上に有効である。
軌跡制御の場合、任意形状の軌跡制御の軌跡端3 度を高速性を損なうことなしに上げることに対して特に
有効である。
第7図において、Kr はフィードフォワードゲインで
、これに(1)、  (2)式を入力すると、定常応答
は、次式で表される。
Xrip(t)−Am’s+n(ωot+970+T)
・・・・・・・・(7)Y r s p (t)−へm
’ CO8(aJ o j+ψ。十T)・・・・・・・
・(8)ただし、A、’=A、/(T+(ω。/Kp)
Kpψ= jan−’ (al o / K p) K
 pそこでフィードフォワードゲインKrを1とすると
、A、 == Rr!、かつ9’o+ 9’ = Oト
ナリ、完全に指令に追従する。
ところが、現実には、Kr=1  とすることは、機構
上の制約から不可能で、ロボットのような剛性の低いシ
ステムにおいては、Kt は大きくとれない。
位置決め制御の場合、速度フィードフォワード補償を加
えると、定常速度偏差が減少するので有効である。
このことを以下に示すと、前記の第6図の制御4− 系において、第8図のようなランプ入力を加えた場合の
定常速度偏差及び位置決め時の初期偏差は、速度をAと
すると、共にA / K P  となる。これに対し、
第7図の制御系のようにフィードフォワードループを設
けた場合には、第1O図に示すように、偏差を(A /
 Kp) x(1−K、)と小さくすることができる(
但し0くに、“<U。
いずれの場合も、位置ループゲインKp が固定の場合
、フィードフォワードループゲインKr を大きくとる
か否かが、高追従性(高軌跡性〉 と高速位置決めを決
定する。ところが、位置指令にランプ入力を加えた場合
、補償ループから速度指令にステップ状に補償信号が加
わるので、フィードフォワードゲインKrを大きくとる
と、振動等の問題を生じたり、機構系の寿命にも影響を
与えたりする。したがって、フィードフォワードゲイン
に、を思うように大きくとれないという問題があった。
本発明は、このように速度フィードフォワード補償ルー
プを有するシステムにおいて、フィードフォワードゲイ
ンに、に限界がある場合に、軌跡精度の向上及び位置決
め時間短縮を図ることを目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
この目的を達成するため、本発明のフィードフォワード
補償を用いた位置制御装置は、1軸又は複数軸を有し、
各軸が位置フィードバック制御によって制御される位置
制御装置において、位置フィードバックループに加えて
速度指令部にむだ時間要素又は−次遅れ要素を含むフィ
ードフォワードループを設けたことを特徴とする 特に、軌跡精度の向上には、むだ時間要素を設けること
が効果があり、また位置決め時間短縮には、−次遅れ要
素を設けると効果がある。
〔作用〕
本発明においては、軌跡精度向上のために第1図のよう
にフィードフォワード補償ループにむだ時間要素e −
L s を加え、位置決め時間短縮のためには、第4図
のように一次遅れ要素〔1/(TFs+1)〕を加える
軌跡制御の場合において、第1図のようなフィードフォ
ワードループにむだ時間要素e −L s を有するシ
ステムに、(1)、  (2)式の人力を加えると定常
応答は、 Xrspl)=  A、l5ln(alj+ψ。)+(
kF/kP)A、ωcos(ω(t−L)十ψ。)・・
・・・・(9)Yrsp (j) −A、cos(ωt
+ q:r o)(kF/に、)八。m5in(oa 
(t−L)+ψ。)・・・・・・αQここで、時間軸を
t′二t−Lとして、Xrap(t’)=  Am5I
n(ω(t’ +L)+ r o)”(kp/kp)A
mωcos(ωt’ 十qy o)Y r s p (
t’ )  −A mcO8(ω(t’ +L)+ψ。
)(kp/kp)Ata m5in(a+t’+ψ。)
さらにまとめると、 xrsP(t′)−へ5cO8(11し・5in(ωt
’+ ’/’ o)+ A、m5in ωL°cos(
ωt’+ψ。)+(kp/kp)A、a+cos(a+
t’+%o)Yrip(t’)−八、cosω1−co
s(ωt′+ψ。)A++sin cc+L・5in(
ωt’+J。)(kp/kp)At、 m5in(ωt
’+ψ。)ここで、軌跡制御の場合、描画速度は遅いの
で、ωLは1に対して微小であると見なせるため、co
sa+L’; 1. sinωL!;a+Lと近似して
、Xrsp(t’)−へ+*5in(ωt’+ψ。)+
A、ωL°cos(ωt’+ro) +(kF/kp)A、ωcos(ωt’+(Po)Yr
sp(t’) −Amcos(a+t’+ 9’ 0)
AffiωL°5in(ωt’ + tp o)(kF
/kP)A、m5in(ωt’+yo)さらに、 Xrsp(t’)=A+*S+n(ωt’+9)。)Y
rsp(t’) −Ascos(act’+ψ。)した
がって、 Xrsp(t’) −A、’s+n(ωt / + p
 o+ p L ) ・・、 、 、 、・αυYrs
p(t’) = A、’Co5(ωt / +(p o
+(p 7 )・・・・・・・αつここで、A、’=A
□ 1+(ω。/kp) 2kp’kp’ =kp +
L・Kp、  ψ’ = tan−’ (ωo/Kp)
 kp’上式より、時間軸をt’=t−Lとすることで
、等価的にフィードフォワードゲインがLXkP だけ
上昇したと見なすことができる。
フィードフォワードゲインに、が与えられた場合、L 
= (1kp)/KPとすることで、等価的にフィード
フォワードゲインに、′を1にすることができ、X軸、
Y軸とも指令入力に対して時間りだけ遅れて、指令人力
と同じ波形で追従させることができる。このことは、円
を描かせた場合、時間りの分、すなわち、L×ω。の角
度分だけ遅れて、軌跡に対して完全に追従することを意
味する(第2図参照)。
位置決め制御の場合において、−次遅れ要素をフィード
フォワードループに加えることは、次の2点で、位置決
め時間短縮につながっている。その第1点は、−次遅れ
要素を加えることにより、位置指令にランプ人力が加わ
った場合、速度フィードフォワード補償がステップ状に
加わるのではなく、指数的に滑らかに補償信号が加わる
ことにより、振動を解消し、フィードフォワードゲイン
そのものを上げる可能性が大きくなる。
第2点は、ゲインに、を上げることができなくても、指
令がランプ状からフラットへと変わる時点(指令位置決
め時点)以降において、−次遅れ要素がない場合は、フ
ィードフォワード補償信号は、即時0となるが、−次遅
れ要素を有する場合、補償信号は、指数関数状に残留す
る。これが位置決め時間短縮に寄与する。このことを以
下に説明する。
第10図は一次遅れ要素がない場合の速度フィードフォ
ワード補償を有する制御系の応答であり、ランプ入力が
無くなってからt2 の時間で位置偏差が0になってい
るが、本発明の一次遅れ要素を加えることにより、補償
信号が残留するため、第11図のように、t2 よりも
短い時間tl の時間で位置偏差が0になっている。
このことを説明すると、第12図のような傾きVのラン
プ指令が入力されたとき、位置決め時の応答は、フィー
ドフォワードループに一次遅れ要素がない場合、偏差は e ” e tree = e o ・8Xp (t/
kp)eo = −” (1−kp) k。
となって、第13図のように位置決め時刻以降は、フィ
ードフォワードループは何ら寄与しない。
−次遅れ要素を有する場合、偏差は、 e == enty = e rree +e ttと
なる。この式中、eftが第14図の補償信号の残留分
er に対する応答であり、 e rr =  Lkp   ’    (exp(−
t/Tr)  exp(−kpt) )Kp−1/TV ただし、L/Tr>kp である。この成分が、位置決め時間の短縮に寄与してい
る(第15図参照) 〔実施例〕 以下、本発明を実施例に基づいて具体的に説明する。
第3図は、第1図に示した制御系を備えた本発明の実施
例のサーボ装置の構成を示すものである。
位置コントロール部は、位置ループ制御部1とフィード
フォワード補償部からなる。位置ループ制御 11− 神都lとフィードフォワード補償部からなる。位置ルー
プ制御部は上位からの位置指令とパルス発生器8からの
位置フィードバック値の偏差に位置ゲインを乗じた信号
を出力する。フィードフォワード補償部は、微分処理2
、ゲイン部3及びむだ時間要素4とからなる。
位置ループ制御部とフィードフォワード補償部の出力信
号は、加算されて、D/A変換器5に入力され、D/A
変換器5は、変換した信号を速度指令として速度制御ユ
ニット6に入力する。速度制御ユニットは、速度指令、
パルス発生器8からの位置フィードバック値の微分値、
及びモータ7からの電流フィードバック値からモータ7
への出力電圧を決定する。
本発明は、フィードフォワード補償部にむだ時間要素4
を加えることで、等価なフィードフォワードゲインを増
加することを可能にした。
第5図は、第4図の制御系を備えた本発明の他の実施例
の構成を示すものである。第3図の実施例と異なるとこ
ろは、むだ時間要素4に代えてデ 2− ィジタルー次遅れフィルタ9を設けたことにある。
この場合、ディジタル−次遅れフィルタ9の時定数TF
を、制御系における機械系の共振周波数近傍に設定する
ことにより、振動防止効果を上げることができる。この
ように、フィードフォワード補償部にディジタル−次遅
れフィルタ9を加えることにより、振動を防止すること
ができ、ひいてはゲイン部3の定数を上げることが可能
となる。
〔発明の効果〕
以上に説明したように、本発明においては、速度指令部
にむだ時間要素あるいは一次遅れ要素を含むフィードフ
ォワードループを設けている。むだ時間要素を設けるこ
とにより、フィードフォワードゲインKfを上げること
なく、かつ、高速性を損なうことなく高軌跡精度を実現
することが可能となる。また、−次遅れ要素を設けるこ
とにより、フィードフォワードゲインKt を上げるこ
とができ、高追従性(高軌跡性〉 が増加し、位置決め
時に補償信号が残留することで、高速位置決めが可能と
なる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明のむだ時間要素を含むフィードフォワー
ドループを有する制御系のブロック図、第2図は指令円
と応答円の関係を示す軌跡図、第3図は本発明のむだ時
間要素を含むフィードフォワードループを有する制御系
の実施例を示すブロック図、第4図は本発明の一次遅れ
要素を含むフィードフォワードループを有する制御系の
ブロック図、第5図はその実施例を示すブロック図、第
6図は一般的な位置フィードバックループを有する制御
系のブロック図、第7図はフィードフォワード補償を有
する制御系のブロック図、第8図はランプ入力の波形図
、第9図は第6図の制御系のランプ応答を示す波形図、
第10図は第7図の制御系のランプ応答を示す波形図、
第11図は本発明の一次遅れ要素を加えたときのランプ
応答を示す波形図、第12図〜第15図は一次遅れ要素
を加えたことによる効果を示す説明図である。 1:位置ループ制御部 2:微分処理部3ニゲイン部 
    4:むだ時間要素5 5 : D/A変換器 速度制御ユニッ ト モ ータ: (パルスジェネレータ) ニー次遅れ要素

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、1軸又は複数軸を有し、各軸が位置フィードバック
    制御によって制御される位置制御装置において、位置フ
    ィードバックループに加えて速度指令部にむだ時間要素
    を含むフィードフォワードループを設けたことを特徴と
    するフィードフォワード補償を用いた位置制御装置。 2、1軸又は複数軸を有し、各軸が位置フィードバック
    制御によって制御される位置制御装置において、位置フ
    ィードバックループに加えて速度指令部に一次遅れ要素
    を含むフィードフォワードループを設けたことを特徴と
    するフィードフォワード補償を用いた位置制御装置。
JP1175330A 1989-07-06 1989-07-06 フィードフォワード補償を用いた位置制御装置 Expired - Lifetime JPH087625B2 (ja)

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