JPH0339793B2 - - Google Patents
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- JPH0339793B2 JPH0339793B2 JP61174826A JP17482686A JPH0339793B2 JP H0339793 B2 JPH0339793 B2 JP H0339793B2 JP 61174826 A JP61174826 A JP 61174826A JP 17482686 A JP17482686 A JP 17482686A JP H0339793 B2 JPH0339793 B2 JP H0339793B2
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Description
【発明の詳細な説明】
[産業上の利用分野]
本発明は、Al基複合材料とAl基複合材料及び
Al材料との接合方法に関する。
Al材料との接合方法に関する。
[従来技術]
Al基複合材料とAl基複合材料及びAl材料との
接合技術は現在のところないに等しい。
接合技術は現在のところないに等しい。
Al基複合材料の製造方法から類推すると拡散
接合が可能であると考えられる。
接合が可能であると考えられる。
また、機械的に接合する方法が考えられる。
[発明が解決しようとする問題点]
しかし、拡散接合による場合には形状、寸法に
大きな制限があり、また設備が巨大となるため現
実的でない。
大きな制限があり、また設備が巨大となるため現
実的でない。
また、機械的に接合する方法では、リークの問
題、熱伝導、電気伝導が悪い等の問題が多い。
題、熱伝導、電気伝導が悪い等の問題が多い。
[問題点を解決するための手段]
本出願に係る第1発明は、Al基複合材料とAl
基複合材料との摩擦溶接方法において、2つの
Al基複合材料の少なくとも一方の端面の中心部
に、先端の面積が10mm2以下の突起を設け、2つの
Al基複合材料を相対的に回転させながら溶接す
ることを特徴とする摩擦溶接によるAl基複合材
料とAl基複合材料との接合方法である。
基複合材料との摩擦溶接方法において、2つの
Al基複合材料の少なくとも一方の端面の中心部
に、先端の面積が10mm2以下の突起を設け、2つの
Al基複合材料を相対的に回転させながら溶接す
ることを特徴とする摩擦溶接によるAl基複合材
料とAl基複合材料との接合方法である。
本出願に係る第2発明は、Al基複合材料とAl
材料との摩擦溶接方法において、Al基複合材料
とAl材料との少なくとも一方の端面の中心部に、
先端の面積が10mm2以下の突起を設け、Al基複合
材料とAl材料を相対的に回転させながら溶接す
ることを特徴とする摩擦溶接によるAl基複合材
料とAl材料との接合方法である。
材料との摩擦溶接方法において、Al基複合材料
とAl材料との少なくとも一方の端面の中心部に、
先端の面積が10mm2以下の突起を設け、Al基複合
材料とAl材料を相対的に回転させながら溶接す
ることを特徴とする摩擦溶接によるAl基複合材
料とAl材料との接合方法である。
(第1発明)
本出願に係る第1発明は、Al基複合材料とAl
基複合材料との摩擦溶接方法である。
基複合材料との摩擦溶接方法である。
本発明においては、2つのAl基複合材料の少
なくとも一方の端面の中心部に面積が10mm2以下の
突起を設ける。
なくとも一方の端面の中心部に面積が10mm2以下の
突起を設ける。
このように、2つのAl基複合材料の少なくと
も一方の端面の中心部に突起を設ける理由をまず
説明する。
も一方の端面の中心部に突起を設ける理由をまず
説明する。
Al基複合材料は常温で延性がないため、端面
の中心部に突起を設けずに接合しようとすると、
たとえば第10図に示すように材料の中心軸と回
転軸が少しでもずれた場合、相対速度の速い外周
部が最初に接触するが、接合初期は母材温度があ
がらず、もろいため外周接合部に微小な割れが発
生したり端面が砕けたりする。
の中心部に突起を設けずに接合しようとすると、
たとえば第10図に示すように材料の中心軸と回
転軸が少しでもずれた場合、相対速度の速い外周
部が最初に接触するが、接合初期は母材温度があ
がらず、もろいため外周接合部に微小な割れが発
生したり端面が砕けたりする。
しかるに端面の中心部に突起を設けた場合に
は、回転中心部から接触していき、中心部の相対
速度は零に近いため、接触時の衝撃力は最小のも
のとなり割れの発生防止できるともに端面の砕け
も防止できる。
は、回転中心部から接触していき、中心部の相対
速度は零に近いため、接触時の衝撃力は最小のも
のとなり割れの発生防止できるともに端面の砕け
も防止できる。
また、面積が10mm2以下の突起としたのは、10mm2
を超えると割れを生ずるためである。
を超えると割れを生ずるためである。
なお、突起は2つのAl基複合材料のうちのい
ずれかに設けてもよく、また両方に設けてもよ
い。
ずれかに設けてもよく、また両方に設けてもよ
い。
また、Al基複合材料としては、Al金属又はAl
合金のマトリクスを各種の繊維もしくは粒子で強
化したものならば特に限定されず本発明の対象と
なる。なお、強化材としてはSiCウイスカのみで
なく、Si3N4等のウイスカ、C、Al2O3、Al2O3−
SiO2、SiC等の短繊維、および長繊維さらには
SiC、Al2O3、Si3N4、ZrO2、TiC、TiO2等のセ
ラミツク粒子であつても良い。
合金のマトリクスを各種の繊維もしくは粒子で強
化したものならば特に限定されず本発明の対象と
なる。なお、強化材としてはSiCウイスカのみで
なく、Si3N4等のウイスカ、C、Al2O3、Al2O3−
SiO2、SiC等の短繊維、および長繊維さらには
SiC、Al2O3、Si3N4、ZrO2、TiC、TiO2等のセ
ラミツク粒子であつても良い。
(第2発明)
本出願に係る第2発明においては、Al基複合
材料とAl材料の少なくとも一方の端面の中心部
に面積が10mm2以下の突起を設ける。
材料とAl材料の少なくとも一方の端面の中心部
に面積が10mm2以下の突起を設ける。
Al基複合材料とAl材料との間には硬度差があ
るため、端面の中心部に突起を設けずに接合しよ
うとすると、たとえば第10図に示すように材料
の中心軸と回転軸が少しでもずれた場合、相対速
度の速い外周部が最初に接触し、その部分が優先
的に変形するため、回転中心部に酸化物が残り、
融合不良が発生する。
るため、端面の中心部に突起を設けずに接合しよ
うとすると、たとえば第10図に示すように材料
の中心軸と回転軸が少しでもずれた場合、相対速
度の速い外周部が最初に接触し、その部分が優先
的に変形するため、回転中心部に酸化物が残り、
融合不良が発生する。
しかるに端面の中心部に突起を設けた場合に
は、回転中心部から接触していくため、中心部の
酸化物は外周部へ押出され、健全な接合が可能と
なる。
は、回転中心部から接触していくため、中心部の
酸化物は外周部へ押出され、健全な接合が可能と
なる。
なお、突起は、Al基複合材料あるいはAl材料
のいずれに設けてもよいが、加工上の観点からす
るとAl材料の方に設けた方が好ましい。また、
Al基複合材料とAl材料の両方に設けてもよい。
のいずれに設けてもよいが、加工上の観点からす
るとAl材料の方に設けた方が好ましい。また、
Al基複合材料とAl材料の両方に設けてもよい。
本発明におけるAl基複合材料は第1発明にお
いて述べたと同様である。また、Al材料として
はAl,Al合金ならば特に限定されずに本発明を
適用できる。
いて述べたと同様である。また、Al材料として
はAl,Al合金ならば特に限定されずに本発明を
適用できる。
[発明の実施例]
以下に本発明の実施例を図面に基づいて説明す
る。
る。
(第1発明の実施例)
第1図に第1発明の実施例を示す。第1図中
1,2はAl基複合材料で、共に丸棒状である。
Al基複合材料2の端面は円錐状で、これが突起
をなしている。円錐の頂点2bは回転軸Xと一致
している。
1,2はAl基複合材料で、共に丸棒状である。
Al基複合材料2の端面は円錐状で、これが突起
をなしている。円錐の頂点2bは回転軸Xと一致
している。
2つのAl基複合材料のそれぞれ接合端面1a,
2aを突合せた後、回転軸Xを中心に相対的に接
合させながら圧接を行ない、摩擦溶接が完了す
る。詳細には、最初に円錐の頂点2bが接合端面
1aに接触し、その後全面にわたつて接合端面同
志が接触し、圧接される。
2aを突合せた後、回転軸Xを中心に相対的に接
合させながら圧接を行ない、摩擦溶接が完了す
る。詳細には、最初に円錐の頂点2bが接合端面
1aに接触し、その後全面にわたつて接合端面同
志が接触し、圧接される。
本例では、被接合材であるAl基複合材料2の
端面に円錐状の突起をつけたが、必ずしも円錐状
に限定するのではなく、要は回転中心部より徐々
に接触する形状(例えば半球状)であればよい。
また接触部分は点状である必要はなく、最初に接
触する回転中心部の面積(第9図の斜線部の面
積)が10mm2以下であればよい。またAl基複合材
料1,2の端面の両側に突起を設け、回転中心部
より接触が開始する形状にしてもよい。
端面に円錐状の突起をつけたが、必ずしも円錐状
に限定するのではなく、要は回転中心部より徐々
に接触する形状(例えば半球状)であればよい。
また接触部分は点状である必要はなく、最初に接
触する回転中心部の面積(第9図の斜線部の面
積)が10mm2以下であればよい。またAl基複合材
料1,2の端面の両側に突起を設け、回転中心部
より接触が開始する形状にしてもよい。
以下により詳細な実施例を比較例とともに説明
する。
する。
突起形状、突起の突出長(第1図に示すl)、
摩擦圧力(P1)、摩擦時間(T1)、回転数等を変
えて摩擦溶接を行なつた。
摩擦圧力(P1)、摩擦時間(T1)、回転数等を変
えて摩擦溶接を行なつた。
溶接後に、断面顕微鏡観察、継手引張試験及び
EPMA分析を行なつた。
EPMA分析を行なつた。
断面顕微鏡写真及びEPMA分析は、第2図に
示す断面について、割れの有無及び成分分析を調
査した。
示す断面について、割れの有無及び成分分析を調
査した。
継手引張試験は溶接継手を棒状試験片に加工し
て行なつた。
て行なつた。
以上の条件及び結果を第1表に示す。
第1表においてA1〜E1及びH1は実施例であ
り、F1,G1,I1は比較例でである。F1,G1は突
起のない比較例であり、I1は突起面積が本発明の
範囲外である比較例である。
り、F1,G1,I1は比較例でである。F1,G1は突
起のない比較例であり、I1は突起面積が本発明の
範囲外である比較例である。
なお、母材となるAl基複合材料は棒径15mmの
Al基複合材料(繊維:SiCウイスカー、マトリク
ス;6061合金)である。
Al基複合材料(繊維:SiCウイスカー、マトリク
ス;6061合金)である。
第1表に示すように、実施例A1〜E1は健全な
接合がなされているが、比較例F1,G1は突起が
ない(l=0)ため接合部に微細な割れが発生
し、継手引張強度は低い。
接合がなされているが、比較例F1,G1は突起が
ない(l=0)ため接合部に微細な割れが発生
し、継手引張強度は低い。
なお、実施例A1,B1,C1を比較するとl=
4.0の時、継手強度は最大となつた。また、実施
例1Dは溶接条件が異なり、実施例E1は突起形状
が半球状の例であるが、いずれも健全な接合がな
されている。
4.0の時、継手強度は最大となつた。また、実施
例1Dは溶接条件が異なり、実施例E1は突起形状
が半球状の例であるが、いずれも健全な接合がな
されている。
また、実施例H1は最初に接触する回転中心部
分の面積(円錐台の面積)が10mm2以下なので健全
な接合が可能であるが、比較例I1は先端の面積が
10mm2を越えているため、回転中心部に融合不良が
発生している。
分の面積(円錐台の面積)が10mm2以下なので健全
な接合が可能であるが、比較例I1は先端の面積が
10mm2を越えているため、回転中心部に融合不良が
発生している。
また、第3図に第1表の実施例A1の断面顕微
鏡写真、第4図にEPMA分析結果を示す。第3
図において、1はAl基複合材料母材、2はAl基
複合材料母材、3は溶接部を示す。
鏡写真、第4図にEPMA分析結果を示す。第3
図において、1はAl基複合材料母材、2はAl基
複合材料母材、3は溶接部を示す。
共に金属間化合物や酸化物は認められない。こ
れらの結果から本発明方法によれば、接合部にぜ
い弱な金属間化合物や酸化物を形成させずに充分
強度なる接合部を得ることが可能なことがわか
る。
れらの結果から本発明方法によれば、接合部にぜ
い弱な金属間化合物や酸化物を形成させずに充分
強度なる接合部を得ることが可能なことがわか
る。
(第2発明の実施例)
第5図及び第6図に第2発明の実施例を示す。
図中21,24はAl材料、22,23はAl基複
合材料母材であり、共に丸棒状である。すなわ
ち、第5図はAl基複合材料側に、また、第6図
はAl材料側に突起を設けた例である。
図中21,24はAl材料、22,23はAl基複
合材料母材であり、共に丸棒状である。すなわ
ち、第5図はAl基複合材料側に、また、第6図
はAl材料側に突起を設けた例である。
22,24の端面は円錐状で、円錐の頂点22
b,24bは回転軸Xと一致している。
b,24bは回転軸Xと一致している。
そして、接合端面21a,22a、又は23
a,24aを突合せた後、回転軸Xを中心に相対
的に回転させながら圧接を行なう。詳細には最初
に円錐の頂点22b,24bが接合端面21a,
23aに接触し、その後、全面にわたつて、接合
面同志が接触し、圧接される。本発明のように硬
度差のある材料を接合する際には相対的に片方が
やわらかく変形しやすいため、突起がないと、相
対速度の速い外周部より接触し、その部分の変形
が優先的に始まり、相対速度がゼロに近い回転中
心部には接合界面に酸化物が残り融合不良が発生
し、健全な接合はできない。
a,24aを突合せた後、回転軸Xを中心に相対
的に回転させながら圧接を行なう。詳細には最初
に円錐の頂点22b,24bが接合端面21a,
23aに接触し、その後、全面にわたつて、接合
面同志が接触し、圧接される。本発明のように硬
度差のある材料を接合する際には相対的に片方が
やわらかく変形しやすいため、突起がないと、相
対速度の速い外周部より接触し、その部分の変形
が優先的に始まり、相対速度がゼロに近い回転中
心部には接合界面に酸化物が残り融合不良が発生
し、健全な接合はできない。
ここで、本例では被接合材端面の片側に円錐状
の突起をつけたが、必ずしも同形状に限定するの
ではなく、要は回転中心部より徐々に接触する形
状(例えば半球状)であればよいことは第1発明
の実施例の場合と同様である。また接触部分は点
状である必要はなく、最初に接触する回転中心部
の面積が10mm2以下であればよいことも第1発明の
実施例と同様である。また突起はAl基複合材料、
Al材料のどちら側に設けても健全な接合が可能
であるが、Al材料側につけた方が加工費が安価
でコスト軽減に有利である。
の突起をつけたが、必ずしも同形状に限定するの
ではなく、要は回転中心部より徐々に接触する形
状(例えば半球状)であればよいことは第1発明
の実施例の場合と同様である。また接触部分は点
状である必要はなく、最初に接触する回転中心部
の面積が10mm2以下であればよいことも第1発明の
実施例と同様である。また突起はAl基複合材料、
Al材料のどちら側に設けても健全な接合が可能
であるが、Al材料側につけた方が加工費が安価
でコスト軽減に有利である。
また、被接合材端面の両側に突起を設け、回転
中心部より徐々に接触する形状でもよい。
中心部より徐々に接触する形状でもよい。
第1発明の実施例と同様に、突起形状、突起の
突出長(第5図及び第6図に示すl)、摩擦圧力
(P1)、摩擦時間(T1)、回転数等を変えて摩擦溶
接を行なつた。
突出長(第5図及び第6図に示すl)、摩擦圧力
(P1)、摩擦時間(T1)、回転数等を変えて摩擦溶
接を行なつた。
溶接後に外観、断面顕微鏡観察、継手引張試験
及びEPMA分析を行なつた。
及びEPMA分析を行なつた。
断面顕微鏡観察及びEPMA分析、継手引張試
験は第1発明の実施例に述べたと同様の方法にて
行なつた。
験は第1発明の実施例に述べたと同様の方法にて
行なつた。
以上の条件及び結果を第2表に示す。
第2表においてA2〜G2及びJ2は実施例であ
り、H2,I2,K2は比較例である。H2,I2は突起
のない比較例であり、K2は突起の先端の面積が
本発明の範囲外である比較例である。
り、H2,I2,K2は比較例である。H2,I2は突起
のない比較例であり、K2は突起の先端の面積が
本発明の範囲外である比較例である。
なお、母材は棒径15mmのAl基複合材料(繊
維:SiCウイスカー、マトリクス:6061合金)
と、棒径15mmのAl材料(6061合金)である。こ
こで、実施例A2〜G2は健全な接合がなされてい
るが、比較例H2,I2は突起がない(l=0)た
め、回転中心部に融合不良が発生し、継手引張強
度は低い。
維:SiCウイスカー、マトリクス:6061合金)
と、棒径15mmのAl材料(6061合金)である。こ
こで、実施例A2〜G2は健全な接合がなされてい
るが、比較例H2,I2は突起がない(l=0)た
め、回転中心部に融合不良が発生し、継手引張強
度は低い。
なお、実施例A2とC2また、B2とD2とE2を比
較するとl=4.0mmの時継手強度は最大となつた。
また、実施例F2は溶接条件が異なり、実施例G2
は突起形状が半球状の例であるが、いずれも健全
な接合がなされている。
較するとl=4.0mmの時継手強度は最大となつた。
また、実施例F2は溶接条件が異なり、実施例G2
は突起形状が半球状の例であるが、いずれも健全
な接合がなされている。
また、実施例J2は最初に接触する回転中心部分
の面積(円錐台の面積)が10mm2以下なので健全な
接合が可能であるが、比較例K2は面積が10mm2を
超えているため、回転中心部に融合不良が発生し
ている。
の面積(円錐台の面積)が10mm2以下なので健全な
接合が可能であるが、比較例K2は面積が10mm2を
超えているため、回転中心部に融合不良が発生し
ている。
第7図には第2表の実施例A2の断面顕微鏡写
真を、また第8図にはEPMA分析結果を示す。
第7図において、1はAl材料、2はAl基複合材
料、3は溶接部を示す。
真を、また第8図にはEPMA分析結果を示す。
第7図において、1はAl材料、2はAl基複合材
料、3は溶接部を示す。
共に金属間化合物や酸化物は認められない。こ
れらの結果から本発明方法によれば、接合部にぜ
い弱な金属間化合物や酸化物を形成させずに充分
強度なる接合部を得ることが可能なことがわか
る。
れらの結果から本発明方法によれば、接合部にぜ
い弱な金属間化合物や酸化物を形成させずに充分
強度なる接合部を得ることが可能なことがわか
る。
[発明の効果]
このように本出願に係る第1発明及び第2発明
は、それぞれAl基複合材料とAl基複合材料、Al
基複合材料とAl材料を摩擦溶接することにより
健全な溶接部の形成を可能にしたものであり、こ
れによりさらに次のような効果が得られる。
は、それぞれAl基複合材料とAl基複合材料、Al
基複合材料とAl材料を摩擦溶接することにより
健全な溶接部の形成を可能にしたものであり、こ
れによりさらに次のような効果が得られる。
継手強度の高い継手が得られる。
リークタイトな継手が得られる。
熱、電気伝導度が高い継手が得られる。
簡便な摩擦溶接機にて施工でき、特殊な装置
が不要である。
が不要である。
第1図は第1発明の実施例を説明するための正
面図である。第2図は第1発明の実施例における
溶接後の状態を示す正面図である。第3図は第1
発明の実施例における溶接部分近傍のAl基複合
材料の組織を示す顕微鏡組織写真であり、第4図
はそのEPMA(X線マイクロアナライザー)分析
写真である。第5図及び第6図は第2発明の実施
例を説明するための正面図である。第7図は第2
発明の実施例における溶接部近傍のAl材料及び
Al基複合材料の組織を示す顕微鏡組織写真であ
り、第8図はそのEPMA(X線マイクロアナライ
ザー)分析写真である。第9図は突起先端の面積
を示すための斜視図である。第10図は従来例を
示すための正面図である。 1……Al基複合材料、1a……端面、2……
Al基複合材料、2a……端面、2b……頂点、
3,10……溶接部、21……Al材料、21a
……端面、22……Al基複合材料、22a……
端面、22b……頂点、23……Al基複合材料、
23a……端面、24……Al材料、24a……
端面、24b……頂点、l……突出長。
面図である。第2図は第1発明の実施例における
溶接後の状態を示す正面図である。第3図は第1
発明の実施例における溶接部分近傍のAl基複合
材料の組織を示す顕微鏡組織写真であり、第4図
はそのEPMA(X線マイクロアナライザー)分析
写真である。第5図及び第6図は第2発明の実施
例を説明するための正面図である。第7図は第2
発明の実施例における溶接部近傍のAl材料及び
Al基複合材料の組織を示す顕微鏡組織写真であ
り、第8図はそのEPMA(X線マイクロアナライ
ザー)分析写真である。第9図は突起先端の面積
を示すための斜視図である。第10図は従来例を
示すための正面図である。 1……Al基複合材料、1a……端面、2……
Al基複合材料、2a……端面、2b……頂点、
3,10……溶接部、21……Al材料、21a
……端面、22……Al基複合材料、22a……
端面、22b……頂点、23……Al基複合材料、
23a……端面、24……Al材料、24a……
端面、24b……頂点、l……突出長。
【表】
【表】
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 Al基複合材料とAl基複合材料との摩擦溶接
方法において、2つのAl基複合材料の少なくと
も一方の端面の中心部に、先端の面積が10mm2以下
の突起を設け、2つのAl基複合材料を相対的に
回転させながら溶接することを特徴とする摩擦溶
接によるAl基複合材料とAl基複合材料との接合
方法。 2 Al基複合材料とAl材料との摩擦溶接方法に
おいて、Al基複合材料とAl材料との少なくとも
一方の端面の中心部に、先端の面積が10mm2以下の
突起を設け、Al基複合材料とAl材料を相対的に
回転させながら溶接することを特徴とする摩擦溶
接によるAl基複合材料とAl材料との接合方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP17482686A JPS6330189A (ja) | 1986-07-24 | 1986-07-24 | Al基複合材料とAl基複合材料及びAl材料との接合方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP17482686A JPS6330189A (ja) | 1986-07-24 | 1986-07-24 | Al基複合材料とAl基複合材料及びAl材料との接合方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6330189A JPS6330189A (ja) | 1988-02-08 |
JPH0339793B2 true JPH0339793B2 (ja) | 1991-06-14 |
Family
ID=15985335
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP17482686A Granted JPS6330189A (ja) | 1986-07-24 | 1986-07-24 | Al基複合材料とAl基複合材料及びAl材料との接合方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6330189A (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE102006021044B4 (de) * | 2006-05-05 | 2014-11-06 | Gesenkschmiede Schneider Gmbh | Reibschweißverfahren |
CN112157342B (zh) * | 2020-09-17 | 2022-04-12 | 河北宇天材料科技有限公司 | 一种用于铝合金与铝基复合材料的搅拌摩擦扩散焊工艺 |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5168458A (ja) * | 1974-12-11 | 1976-06-14 | Hitachi Ltd | Koshitsuzaitonanshitsuzaino masatsuyosetsuhoho |
-
1986
- 1986-07-24 JP JP17482686A patent/JPS6330189A/ja active Granted
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5168458A (ja) * | 1974-12-11 | 1976-06-14 | Hitachi Ltd | Koshitsuzaitonanshitsuzaino masatsuyosetsuhoho |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6330189A (ja) | 1988-02-08 |
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