JPH0339748B2 - - Google Patents

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JPH0339748B2
JPH0339748B2 JP58197913A JP19791383A JPH0339748B2 JP H0339748 B2 JPH0339748 B2 JP H0339748B2 JP 58197913 A JP58197913 A JP 58197913A JP 19791383 A JP19791383 A JP 19791383A JP H0339748 B2 JPH0339748 B2 JP H0339748B2
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roll
rotating body
coating liquid
coated
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Takashi Kageyama
Makoto Yoshida
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Konica Minolta Inc
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    • B05DPROCESSES FOR APPLYING FLUENT MATERIALS TO SURFACES, IN GENERAL
    • B05D1/00Processes for applying liquids or other fluent materials
    • B05D1/28Processes for applying liquids or other fluent materials performed by transfer from the surfaces of elements carrying the liquid or other fluent material, e.g. brushes, pads, rollers
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B05SPRAYING OR ATOMISING IN GENERAL; APPLYING FLUENT MATERIALS TO SURFACES, IN GENERAL
    • B05CAPPARATUS FOR APPLYING FLUENT MATERIALS TO SURFACES, IN GENERAL
    • B05C1/00Apparatus in which liquid or other fluent material is applied to the surface of the work by contact with a member carrying the liquid or other fluent material, e.g. a porous member loaded with a liquid to be applied as a coating
    • B05C1/04Apparatus in which liquid or other fluent material is applied to the surface of the work by contact with a member carrying the liquid or other fluent material, e.g. a porous member loaded with a liquid to be applied as a coating for applying liquid or other fluent material to work of indefinite length
    • B05C1/08Apparatus in which liquid or other fluent material is applied to the surface of the work by contact with a member carrying the liquid or other fluent material, e.g. a porous member loaded with a liquid to be applied as a coating for applying liquid or other fluent material to work of indefinite length using a roller or other rotating member which contacts the work along a generating line
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B05SPRAYING OR ATOMISING IN GENERAL; APPLYING FLUENT MATERIALS TO SURFACES, IN GENERAL
    • B05CAPPARATUS FOR APPLYING FLUENT MATERIALS TO SURFACES, IN GENERAL
    • B05C5/00Apparatus in which liquid or other fluent material is projected, poured or allowed to flow on to the surface of the work
    • B05C5/02Apparatus in which liquid or other fluent material is projected, poured or allowed to flow on to the surface of the work the liquid or other fluent material being discharged through an outlet orifice by pressure, e.g. from an outlet device in contact or almost in contact, with the work
    • B05C5/0254Coating heads with slot-shaped outlet
    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11BINFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
    • G11B5/00Recording by magnetisation or demagnetisation of a record carrier; Reproducing by magnetic means; Record carriers therefor
    • G11B5/84Processes or apparatus specially adapted for manufacturing record carriers
    • G11B5/842Coating a support with a liquid magnetic dispersion
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B05SPRAYING OR ATOMISING IN GENERAL; APPLYING FLUENT MATERIALS TO SURFACES, IN GENERAL
    • B05DPROCESSES FOR APPLYING FLUENT MATERIALS TO SURFACES, IN GENERAL
    • B05D2252/00Sheets
    • B05D2252/02Sheets of indefinite length

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  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Dispersion Chemistry (AREA)
  • Application Of Or Painting With Fluid Materials (AREA)
  • Coating Apparatus (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 1 産業上の利用分野 本発明は塗布方法及びその装置に関し、例えば
磁気記録媒体における磁性塗料の塗布に好適な方
法及びその装置に関するものである。
2 従来技術 従来、バツクアツプロールにより帯状支持体を
支持しながら連続走行させ、バツクアツプロール
上にコーテイングロールを押圧してコーテイング
ロール上に押出し型塗布機より吐出された塗布液
をバツクアツプロール上の支持体に転移せしめる
塗布技術が知られている(特開昭52−84242号、
56−17661号各公報等)。また、押出し型塗布機よ
りバツクアツプロール上の支持体に対し直接塗布
液を塗布する技術もある(特公昭56−10110号公
報)。
例えば第1図のように元巻ロール10から繰出
されたフイルム状支持体1は、公知の押出し型塗
布機11により磁性塗料を塗布後、乾燥器12に
導入し、ここでノズル13から熱風14を導入し
て乾燥する。次に、乾燥された磁性層付きフイル
ム1を公知のカレンダーロール15においてカレ
ンダー処理し、次いで必要とあればバツクコート
層を塗布した後に巻取ロール16上に巻取る。
しかしながら、この公知の技術には次の如き欠
陥があることが見出された。即ち、塗布機11か
らは支持体上への塗布量より過剰の塗布液がコー
テイングロール17へ吐出されるので、バツクア
ツプロール18へ至るまでの途中でコーテイング
ロール17に対し追加のロール19を接触させ、
これによつて余分の塗布液を掻き落して塗布に供
される塗布液量を制御する必要がある。しかも、
掻き落された塗布液を容器に溜め、ここから還流
させて再び塗布機に導入する循環方式を採用する
場合には、容器内での滞留中に塗布液に異物が生
じ、これが混入して塗布不良の原因となつたり、
或いは還流中に塗布液組成や粘度等が変化してし
まう。
一方、第2図の如く、バツクアツプロール18
上へ押出し型塗布機11から塗布液2を直接吐出
させる塗布方式も提案されているが、この場合に
は次のような問題点がある。支持体1は上記した
元巻ロール10から連続的に繰出されるが、1本
のロール上の巻取り分がなくなる直前に、支持体
の走行を停止させることなく自動スプライス装置
によつて次の新たなロール上の支持体の始端側を
先の支持体の終端側に接着する。これを第3図に
示したが、先の支持体1aの終端部と次の支持体
1bの始端部とが接着剤や接着テープ等3によつ
て接合され、支持体1aの矢印5方向への走行を
止めないで次の支持体1bを順次繰出すことがで
きる。この場合、バツクアツプロール18に対し
塗布機11は一定の決められた間隙を置いて配さ
れ、その間隙によつて塗布液2の吐出量を規定す
ることが可能である。しかしながら、上記の如く
に両支持体1a,1bを接合すると、この接合域
4での支持体1の厚みが大きくなる。例えば、支
持体1a,1bの厚みを4〜30μm、塗布液2の
塗布厚を20〜50μmとした場合、通常の塗布時に
は上記ロール18と塗布機11との間隔d(第4
図参照)でよいが、上記接合域4における厚みが
60〜100μmにもなるために、この接合域4がロ
ール18と塗布機11との間を通過することがで
きなくなる。このため、第4図に一点鎖線で示す
如くに、接合域4の通過時に塗布機11をロール
18から後退させ、この間は塗布液2を支持体1
上へは塗布しないようにし、更に接合域4が過ぎ
れば塗布機11を再び元の塗布位置へ戻すように
している。これに関連した技術は特公昭49−
42654号、56−50627号、特開昭52−84242号各公
報に示されている。
しかし、このように塗布機11を後退及び前進
させると、塗布機11が後退し出してから塗布液
が支持体1から完全に離れるまでの間、及び塗布
機の前進時に塗布液が支持体1に接触して上記間
隔dになるまでの間は、塗布膜厚が所望の大きさ
にならずにロスが生じるため、これを防ぐ目的で
塗布機の移動を急速に行なう必要がある。ところ
が、このような急速な移動を伴なうと、上記間隔
dの再度精度を良好に保持することが困難である
と同時に、移動機構が複雑化し、コスト高となら
ざるを得ない。また、塗布機を元の位置へ前進さ
せた場合、同位置で塗布を開始した瞬間の膜厚が
不均一となり(即ち塗布開始時の最初の膜厚が大
きくなり易く)、このために塗布機の支持体移動
方向での下流側の吐出口エツジ部分が塗料の集中
により汚れてしまい、かつこれによる塗料の塊り
が原因して塗膜表面には長手方向に走るすじが発
生し、塗膜面を乱すことがしばしば見受けられ
る。
更に、第4図において、磁気記録媒体用の磁性
塗料を塗布する場合には特に、その湿潤時の塗布
膜厚が非常に薄い(一般には20〜50μm)ので、
上記間隔dを非常に狭くする必要がある。このた
め、その間隔の付近(上流側)に破線で示す如く
支持体1と共に連行されたゴミや異物等の不要物
20が引つかかり、これが原因で塗膜にすじが入
るだけでなく、支持体1自体が不要物20による
摩耗で傷付けられ、場合によつては切断破壊する
こともある。こうした切断が生じると、この部分
で塗料が漏れ、塗布ライン中のガイドロールや乾
燥器等を汚してしまい、磁気記録媒体の性能劣化
(例えばドロツプアウトの増加)を生ぜしめる。
このため、支持体が切断された時点で直ちに塗布
ラインの運転を停止させ、清掃後に新たに支持体
を上記元巻ロール10にセツトし、上記した接着
剤による接合作業を行なわねばならないので、生
産効率も著しく低下させてしまう。
3 発明の目的 本発明の目的は、塗布液を簡略で効果的な手段
により常に安定して供給することのできる塗布方
法を提供することにある。
本発明の他の目的は、良質で均一な塗膜を再現
性および生産性共に良好に形成することの可能な
塗布装置を提供することにある。
4 発明の構成 即ち、本発明は、第1の回転体により被塗布基
体を支持しながら案内し、第2の回転体に塗布量
に実質的に相当する量の塗布液を押出し型塗布機
によつて吐出せしめ、塗布時には前記被塗布基体
を介して前記第1及び第2の回転体を押圧せしめ
た状態で、前記第2の回転体に付着せしめた塗布
液のほぼ全量を前記被塗布基体上に塗布し、塗布
中断時には前記第1及び第2の回転体を完全に離
して前記押圧を解除すると共に、前記第2の回転
体上に前記塗布液を吐出し続けながらこの吐出さ
れた塗布液を前記第2の回転体上から順次除去す
ることを特徴とする塗布方法に係るものである。
また本発明は、この塗布方法を実施する装置と
して、被塗布基体を支持しながら案内する第1の
回転体と、この第1の回転体が前記被塗布基体を
介して押圧せしめられる第2の回転体と、前記被
塗布基体上への塗布液の塗布量に実質的に相当す
る量の塗布液を前記第2の回転体上に吐出する押
出し型塗布機と、前記第1の回転体と前記第2の
回転体とを完全に離して前記押圧を解除し得る手
段と、前記第2の回転体に対して着脱可能に当接
される塗布液除去手段とを有することを特徴とす
る塗布装置も提供するものである。
5 実施例 以下、本発明を実施例について詳細に説明す
る。
まず第5図及び第6図につき、本実施例による
塗布方法及びその装置を説明する。
本例によれば、塗布部の前段及び後段の工程は
第1図に示したものと同様であつてよいのでその
説明は省略する。但、元巻ロール10から送られ
た支持体1を弾性のあるバツクアツプロール(例
えばゴム製ロール)38で支持しながら導びくと
同時に、このロール38を支持体1を介して剛性
ロール(例えばステンレススチール製ロール)3
7に押圧せしめ、押出し型塗布機11からは支持
体1上への塗布液2の塗布厚とほぼ同量の塗布液
2を吐出せしめ、この吐出された塗布液のほぼ全
量をロール37を伝わつて支持体1上に塗布する
ようにしている。従つて、第5図の如く、塗布時
には、塗布機11において塗布に供される塗布液
量を予め規定し、吐出された塗布液はロール37
上で従来の如くに掻き落されることなくほぼ全量
を支持体1上に導びいている。
このためには、上記両ロール38,37を共に
同一方向にしかも同一速度(例えば60m/min)
で回転させることが望ましい。即ち、塗料2とし
て磁性塗料を使用する場合には、磁性塗料の粘度
が高い(例えば1000〜2000センチポイズ)ので、
仮に両ロール38,37の回転速度に差があると
塗膜が強制的に引き伸ばされてしまい、塗膜が切
断されることがある。これに対し、塗料が写真乳
剤等の如き低粘度のものであると、塗膜は引き伸
ばしに耐えるから両ロールの回転速度は異ならせ
てもよい。
この塗布方式によれば、第9図に示す如く、塗
布機11とロール37との間隔は既述した(第4
図に示した)間隔dを保持したまま塗布を行な
い、塗布中はロール37からの塗料掻き落し手段
は不要であるから、操作及び装置の構成を簡略化
できる。また、塗布機11からは常に新しい塗布
液が連続供給されるので、塗布液組成、粘度等を
常に所望の値にして供給できる。
一方、第3図に示した如き両支持体の接合域が
通過する間は、第6図に示す如くロール38を接
合部通過の瞬間だけ上方に上げてロール37をロ
ール38から完全に離し、第7図の如く上記接合
域4をそのまま通過せしめる。但、この間でも、
塗布機11からは塗布液2を上記したと同じ量吐
出し続け(即ちロール37に対する塗布機11の
位置を一定に保持して塗布液を連続吐出する)、
ロール37上にドクターブレード30を当接させ
てロール37上から塗布液2を順次除去する。
従つて、上記接合域4が通過し終つた時点で、
次にロール38を再び元の位置に戻し、ブレード
30を当接解除すれば、このときにはロール37
上には即に新鮮な塗布液2が所望の厚みに存在し
ているために、この厚みのまま新鮮な塗布液2を
支持体1上に引続いて転移せしめることができ
る。このため、塗布機11とロール37との間隔
は常に一定にしたまま、しかも常に所望の厚みで
新鮮な塗布液2の塗布を開始することができ、既
述した如き非塗布時及び塗布再開時に生じる塗布
厚のロスや不均一さが生じることはなく、また塗
布機11をロール37に対し移動させるのではな
いから移動機構自体も簡単となる。特に、塗布厚
が常に一定に保たれかつ常に新鮮な塗布液が供給
されるから、塗布液の塊りが生じることがなく、
塗膜中にすじ等が入ることもない。
なお、上記のロール38の上下動は、その回転
軸に連接された公知の駆動機構(図示せず)によ
つて行なうことができる。
また、第8図に明示する如く、仮に支持体1上
にゴミ等の不要物20が存在していても、これが
ロール38−37間に引つかかつて詰まろうとし
た場合、両ロール間の摩擦力により回転方向へ強
制的に連行される際に、ロール38が弾性ロール
であるために一点鎖線で示す如くに弾性ロール3
8が不要物20のサイズに追随して弾性変形しな
がら、不要物20を図面右方向へ送り出してしま
う。従つて、不要物20がロール間で引つかかる
ことはなく、支持体1が損傷を受けて切断、破壊
する恐れが全くなくなるのである。このため、塗
布に要する作業時間がかなり短縮され、再現性及
び収率良く製品を得ることができる。
なお、上記のロール37は、塗料により侵され
ることがなく、キズ等のつきにくい硬質で円筒
度、真直度等の寸法精度の出るものであれば、材
質は種々選択できる。また、バツクロール38は
ゴムをはじめプラスチツク等の如く弾性のある材
質で構成すればよいが、その硬度やロール37と
の押圧力は塗膜の厚さ、塗布速度等により適宜決
定できる。
第10図〜第13図は、更に他の実施例を示す
ものである。
この例では、コーテイングロール37上に塗布
液2を吐出する塗布機11の先端形状を独特なも
のとしている。即ち、塗布機11においては、ロ
ール37の巾方向に伸びるエツジ43は、A領域
とB領域に分かれ、A領域において右下り傾斜
(傾斜角θ1)、B領域において右上り傾斜(傾斜角
θ2)をなしている。従つて、A領域においては、
エツジ43とロール37との間隙が減少し、B領
域においては、該間隙が増加するような構成であ
る。なおA領域からB領域へ移行する部分47
は、図示のような点(ロール37の巾方向には直
線になつている。)である必要はなく、上記のよ
うな傾斜を有する領域を有していればよい。ま
た、第1ブロツク42に対する第2ブロツク44
の先端部に形成され、ロール37の巾方向に伸び
るエツジ43′は、前記第1ブロツク42のエツ
ジ43の高さと同じでもよいし、異なつてもよ
い。今、前記第1ブロツク42のA領域及びB領
域の各々の塗布液進行方向の水平長さ(以下、
「水平長さ」という。)をl1、l2とし、ロール37
と平行する部分のエツジ43の水平長さをl3
し、エツジ43とエツジ43′の水平高さの差を
kとすると、l1=0.1〜1mm、l2=0.1〜2mm、l3
0.5〜2mm、θ1=2〜60゜、θ2=2〜60゜、k=+0.1
〜−0.1mmとなるように構成することが望ましく、
更にはl1=0.1〜0.5mm、l2=0.5〜1mm、l3=0.5〜
1mm、θ1=5〜30゜、θ2=5〜10゜、k≒0〜0.05
mmとなるように構成することが望ましい。
上記塗布液2をスリツト45からロール37上
に圧送すると、A領域においては、流れは収縮流
(圧縮流)となり、圧力が発生する。かかる圧力
の発生によつて接触線40を矢印41方向に押え
て、ロール37に対する充分な濡れ力を発生さ
せ、接触線40を巾方向に均一に保つことができ
る。塗布液2がB領域に入ると、流れは拡大流と
なり圧力が低下する。A領域における走向方向の
圧力増加状況とB領域における走向方向の圧力低
下の状況を第12図に示す。同図において、曲線
はロール37の上面が第11図のaの位置に
ある場合、曲線は同様にaの位置にある場
合、曲線は同様にaの位置にある場合を示
す。
ロール37が第11図のaの位置にあつて、
第12図の曲線のような圧力変化を示す場合に
は、最大圧力差ΔP1が生ずる。ロールの偏心等の
要因によつてエツジ43とロール37の間隙(ギ
ヤツプ)が狭くなつた場合(ロール37が第11
図のaの位置に変つた場合)には、塗布液流量
が少なくなり、膜厚は薄くなろうとする。一方、
圧力は第12図の曲線のような変化をして、圧
力差ΔP2が生ずる。従つてΔP2は、ΔP1より大き
く、この差圧を原動力にして流量を増加しようと
する。このように膜厚を厚くする方向に、すなわ
ち正常な厚さ(第11図のaの位置)にもどそ
うとする方向に働く。逆に該間隙が大きくなつた
場合(ロール37が第11図のaの位置に変つ
た場合)には、塗布液流量が大きくなり膜厚が厚
くなろうとする。一方、圧力は第11図の曲線
のような変化をして、圧力差ΔP3が生ずる。従つ
てΔP3はΔP1より小さくなり、この差圧の大きさ
が流量を減少させようとする。このように膜厚を
薄くする方向、すなわち正常な厚さ(第11図の
aの位置)にもどそうとする方向に働く。上記
のように間隙が大きくなつても、小さくなつても
それをもとの厚さにもどそうとする方向に復元力
が働く点に特徴がある。
なお、上記において、例えば、第13図に示す
如く圧縮流を形成するA領域と拡大流を形成する
B領域を1組として、その組を複数組設けてもよ
い。
また、上述した例において、塗布機11の位置
は、所望の膜厚で安定な塗布が可能であれば任意
の位置に変更できるし、塗布機自体の構造も上述
したものに限定されない。また、支持体上に塗布
を行なうのに使用するのに、上述したロール3
7,38以外の回転駆動される他の回転体を使用
してもよい。また、ロール37を剛性ロールと
し、ロール38を弾性ロールとしたり、或いは両
ロールを弾性ロール(但、互いに硬度を異ならせ
るのがよい。)としてもよい。更に、本発明は磁
性塗料だけでなく塗布液一般に適用可能である。
次に、本発明を比較例の参照下に具体例に基い
て説明する。
比較例 幅300mm、厚さ14μmのポリエチレンテレフタ
レートフイルムに対し、押出し型塗布機によつて
塗布速度60m/分で、乾燥厚さが6μmとなるよ
うに磁性塗料を塗布した。磁性塗料としては、
Co含有γ−Fe2O3100重量部、塩ビ−酢ビ共重合
体6重量部、ニトロセルロース6重量部、ポリウ
レタン12重量部、レシチン3重量部、アルミナ5
重量部、カーボンブラツク5重量部、シクロヘキ
サノン100重量部、メチルエチルケトン80重量部、
トルエン50重量部からなる組成物を用いた。フイ
ルムは、3000m長のものを元巻ロールに巻回した
ロール10本から順次連続供給し、連続塗布した。
しかし、塗布の間にフイルムのクリーニングを
充分行なつたにも拘らず、ゴミの引つかかりが原
因と思われる、塗布部におけるフイルムの切断が
5回も発生した。フイルムの切断時にはその都度
塗布ラインを直ちに停止し、塗布機周辺のガイド
ロールの清掃、フイルムのかけ直し、切断された
フイルムの接合のために、平均37分の停止時間を
要した。従つて、元巻ロール10本分についての所
望塗布時間は約685分(準備時間は除く)となつ
た。また、フイルムの接合域が9回通過するため
に、その都度塗布機を後退、前進させる必要があ
り、この度に発生する塗膜のすじ状厚みムラによ
つて収率が57%(フイルム原反面積に対する製品
面積の比)にすぎなかつた。
本発明の具体例 一方、上記比較例と同一条件で塗布を行なつた
が、この際第5図および第6図に示した方式で塗
布機を後退、前進させることなく操作した。
この結果、フイルムの切断は皆無であり、フイ
ルム原反ロール10本分の所要塗布時間は約508分
に短縮された。また、フイルム上の塗膜は最後ま
でほぼ同一の塗布品質を示し、製品の収率は91%
へ向上した。
6 発明の作用効果 本発明は上述した如く、第2の回転体上に吐出
により付着せしめた塗布液のほぼ全量を基体上に
塗布しているので、第2の回転体上への付着量
(塗布手段の吐出量)さえ決めればそのまま所望
膜厚の塗膜を形成することができ、従来の如き厚
み規制手段を別に設けることを要しない。しかも
この場合、塗布中断時には第1及び第2の回転体
を完全に離してそれらの間の押圧を解除し得るよ
うにしたので、基体の接合部は容易に通過可能で
あり、かつこの間でも第2の回転体への塗布手段
の位置は変化させることを要しない。
更にまた、塗布中断時でも、第2の回転体上に
塗布液を吐出し続け、この吐出された塗布液を第
2の回転体上から順次除去しているので、塗布再
開時には第2の回転体上には既に新鮮な塗布液が
所望の厚みに存在していることになる。このため
に、この厚みのまま新鮮な塗布液を被塗布基体上
に引続いて転移せしめることができる。この結
果、塗布機と第2の回転体との間隔は常に一定に
したまま、しかも常に所望の厚みで新鮮な塗布液
の塗布を開始することができ、非塗布時及び塗布
再開時に生じる塗布厚のロスや不均一さが生じる
ことはなく、常に所望の厚みで新鮮な塗膜を形成
することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第4図は従来例を示すものであつて、
第1図は塗布工程を含む磁気記録媒体の製造プロ
セスフロー図、第2図は塗布部の断面図、第3図
aは支持体間の接合域の平面図、第3図bは第3
図のX−X線断面図、第4図は塗布部の動作を示
す断面図である。第5図〜第13図は本発明の実
施例を示すものであつて、第5図は塗布部の塗布
時の断面図、第6図は支持体接合部通過時の第5
図と同様の断面図、第7図は第6図における要部
拡大図、第8図は第5図における要部拡大図、第
9図は塗布機を示す断面図、第10図は他の塗布
機の要部断面図、第11図は第10図の拡大図、
第12図は塗布機先端における圧力変化を示すグ
ラフ、第13図は更に他の塗布機の要部断面図で
ある。 なお、図面に示した符号において、1……支持
体、2……塗布液、4……接合域、11……塗布
機、20……不要物、30……ドクターブレー
ド、37……剛性コーテイングロール、38……
弾性バツクアツプロールである。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 第1の回転体により被塗布基体を支持しなが
    ら案内し、第2の回転体に塗布量に実質的に相当
    する量の塗布液を押出し型塗布機によつて吐出せ
    しめ、塗布時には前記被塗布基体を介して前記第
    1及び第2の回転体を押圧せしめた状態で、前記
    第2の回転体に付着せしめた塗布液のほぼ全量を
    前記被塗布基体上に塗布し、塗布中断時には前記
    第1及び第2の回転体を完全に離して前記押圧を
    解除すると共に、前記第2の回転体上に前記塗布
    液を吐出し続けながらこの吐出された塗布液を前
    記第2の回転体上から順次除去することを特徴と
    する塗布方法。 2 被塗布基体を支持しながら案内する第1の回
    転体と、この第1の回転体が前記被塗布基体を介
    して押圧せしめられる第2の回転体と、前記被塗
    布基体上への塗布液の塗布量に実質的に相当する
    量の塗布液を前記第2の回転体上に吐出する押出
    し型塗布機と、前記第1の回転体と前記第2の回
    転体とを完全に離して前記押圧を解除し得る手段
    と、前記第2の回転体に対して着脱可能に当接さ
    れる塗布液除去手段とを有することを特徴とする
    塗布装置。
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