JPH0339176A - 簡易酸素発生方法 - Google Patents

簡易酸素発生方法

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JPH0339176A
JPH0339176A JP17451689A JP17451689A JPH0339176A JP H0339176 A JPH0339176 A JP H0339176A JP 17451689 A JP17451689 A JP 17451689A JP 17451689 A JP17451689 A JP 17451689A JP H0339176 A JPH0339176 A JP H0339176A
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JP
Japan
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catalase
hydrolase
dried
granular
oxygen
Prior art date
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Pending
Application number
JP17451689A
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English (en)
Inventor
Masu Tsugeno
告野 牟
Kozo Nagai
永易 弘三
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Kawasaki Heavy Industries Ltd
Original Assignee
Kawasaki Heavy Industries Ltd
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Publication date
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  • Preparation Of Compounds By Using Micro-Organisms (AREA)
  • Oxygen, Ozone, And Oxides In General (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、炭酸ナトリウム・過酸化水素付加物CNax
COx ・3/21(tow 、過炭酸ソーダとも言う
)を水中へ溶解させ、分解酵素と接触させて酸素を安定
的に発生させる簡易酸素発生方法に関するものである。
(従来の技術) 従来、酸素発生方法としては、酸素ボンベそのものを組
み込んだもの、液体酸素を使用する方法、過酸化水素や
炭酸ナトリウム・過酸化水素付加物を二酸化マンガンな
どの無機触媒と混合させて分解反応により酸素を発生さ
せる方法などが知られている。
しかしながら、酸素ボンベを組み込んだものは、使い捨
て方式であるためコストが高くつき、また、過酸化水素
や炭酸ナトリウム・過酸化水素付加物を無機触媒と混合
して分解する方式のものは、−度反応が始まると、過酸
化水素のある間は反応が続き、中断できないなどの不都
合な点がある。
上記の不都合な点を解決するために、本出願人は、炭酸
ナトリウム・過酸化水素付加物を水中へ溶解させ、カタ
ラーゼなどの分解酵素と接触させて酸素を発生させ、し
かも、酸素発生を適宜中断することができる酸素発生器
を開発し、既に実用新案登録出願をしている(実開昭6
4−7236号公報参照)。
〔発明が解決しようとする課題〕
しかし、上記公報記載の酸素発生器では、薬剤の供給方
式と容器形状や方式との関係は完全に固定されており、
酸素発生器の容器形状や方式を変えると、同一薬剤の使
用では、酸素発生速度が変化し、酸素を安定して発生さ
せたり、酸素発生量を調整したりすることができないと
いう不都合点がある。
本発明は上記の諸点に鑑みなされたもので、酸素発生器
の容器形状や発生方式に関係なく、酸素発生が簡単に、
かつ、安定化し、さらには、分解酵素が水中で熔解する
速度を制御できるようにした簡易酸素発生方法を提供す
ることを目的とするものである。
〔課題を解決するための手段および作用〕上記の目的を
達成するために、本発明の簡易酸素発生方法は、炭酸ナ
トリウム・過酸化水素付加物を水中で分解酵素と接触さ
せて酸素を発生させる酸素発生方法において、分解酵素
として、分解酵素に賦形剤と結合剤とを添加・混合し、
顆粒状にした後、乾燥してなる顆粒状乾燥体を用いるこ
とを特徴としている。
また、分解酵素として、分解酵素に賦形剤と結合剤とを
添加・混合し、顆粒状にした後、乾燥してなる顆粒状乾
燥体を加圧圧密したものを用いることを特徴とするもの
である。
過酸化水素を分解するための酵素としては、食品工業分
野で酵素剤として販売されている粉末カタラーゼ(力価
:100万単位/g)を用いる。カタラーゼは結晶化が
容易で、肝臓、赤血球、細菌などから結晶状として得ら
れ、分子量約225,000の物質である。
また、炭酸ナトリウム・過酸化水素付加物(NapCO
,・3/2H*Ot)としては、有効酸素12.0%以
上のものが用いられる。
本発明においては、顆粒酵素の使用量を適量(15g〜
Ig)にするためには下記数値となる。すなわち、上記
の粉末カタラーゼに所定の酵素活性(−殻内には、力価
1万単位/g〜15万単位/g)になるように、賦形剤
と結合剤とを添加し混合し、顆粒状にした後、乾燥した
顆粒乾燥体、またはこの顆粒乾燥体を加圧圧密し、カタ
ラーゼが水中で溶解する速度を制御できるようにしたも
のを使用する。
賦形剤としては、澱粉、澱粉誘導体、ゼラチン、コーン
スターチ、乳糖、シーII!、ブドウ糟、芒硝、カオリ
ン、セラコラ、セルロース誘導体等が用いられる。
また、結合剤としては、アラビアゴム、トラガント、ゼ
ラチン、デンプンペースト、シg糖、ソルビトール、ア
ルギン酸ナトリウム、メチルセルロース、ポリビニルア
ルコール、ポリエチレングリコール、ソディウムカルボ
キシルセルロース(CMC−Na)等が用いられる。
また、これらの組合せ例としては、 (1)賦形剤:乳1175wt%、芒硝15wt%結合
剤jポリビニルアルコールjIBt%粉末カタラーゼ:
5−t% (2)賦形剤:乳W75wt%、芒硝15wL%結合剤
:ポリエチレングリコール511t%粉末カタラーゼ:
5wt% (3)賦形剤:乳糖70−t%、芒硝15−t%結合剤
:ポリエチレングリコール5wt%+澱粉511t% 粉末カタラーゼ:5wt% (4)賦形剤: RFA 85 wt%t%剤:ポリエ
チレングリコール9 、998w t%十芒硝0.00
2wt% FA末カタラーゼ=5賀t% などを挙げることができる。
また、乾燥方法としては、真空乾燥、流動乾燥などが用
いられ、加圧圧密方法としては、顆粒乾燥体を、たとえ
ば、5amψX5wmの金型内に約15g入れ、常温で
200〜500kg/cdの圧力を10秒〜3分間かけ
て加圧圧密する方法などが用いられる。
本発明において、酸素が発生する時の反応式は、つぎの
通りである。
Ha@COs ・3/211zOt −’Na*COs
+3/21(to+ 3/40t↑(11また、本発明
の方法において、賦形剤と結合剤との両方を用いる理由
はつぎの如くである。すなわち、賦形剤は、微量の酵素
の取扱いを容易にするために添加する増量剤であるが、
水によく濡れるものが望ましい。
結合剤は、造粒や混合の際に、粒子間に結合性をもたせ
るためのものである。
両者の働きで、顆粒体の製造と、水中での崩壊、溶解速
度の調整が可能となり、分解酵素の取扱いが容易となる
〔実施例〕
以下、本発明の実施例について説明する。実施例におい
ては、第1表および第2表に示す顆粒状カタラーゼを用
いた。
第 表 なお、溶解時間は、100PIIの三角フラスコに10
−の水(12℃)を入れ、その中に顆粒状カタラーゼを
0.5g加え、溶解または微細な粒子になるまで手動で
攪拌して、その時間を測定する方法によった。
(以下余白) 第 表 第2表において、サンプル&11に2の顆粒状カタラー
ゼは、粉末カタラーゼ5wt%に乳$1!75wt%、
芒硝15wt%を添加・混合した後、ポリビニルアルコ
ール5wt%相当を5倍の水で溶解したものを添加・混
合し、ロール式押出し造粒機で顆粒状にした後、−10
℃で凍結させ、その後’1wHgで30℃に加熱して水
を昇華させ、乾燥したものである。
サンプル弘3の顆粒状カタラーゼは、粉末カタラーゼ5
wt%に乳糖75−t%、芒硝15wt%を添加・混合
した後、ポリエチレングリコール5wt%相当を5倍の
水で溶解したものを添加・混合し、ロール式押出し造粒
機で顆粒状にした後、流動層式乾燥機で50℃、30分
間乾燥したものである。
サンプル魚4の顆粒状カタラーゼは、粉末カタラーゼ5
wt%に乳$!!70wt%、芒硝15wt%を添加・
混合した後、ポリエチレングリコール5wt%相当を5
倍の水で溶解したものに、5wt%の澱粉を混合したも
のを添加・混合し、ロール式押出し造粒機で顆粒状にし
た後、流動層式乾燥機で50℃、30分間乾燥したもの
である。
サンプル隘5の顆粒状カタラーゼは、粉末カタラーゼ5
wt%に90wt%の澱粉を添加・混合した後、ポリエ
チレングリコール4.99ht%相当を5倍の水で溶解
したものに、0.002wt%の芒硝を混合したものを
、添加・混合し、ロール式押出し造粒機で顆粒状にした
後、流動層式乾燥機で50℃、30分間乾燥したもので
ある。
サンプル階6の顆粒状カタラーゼは、粉末カタラーゼ5
wt%に85wt%の澱粉、ポリエチレングリコール5
wt%を5倍の水で熔解したものに、5w(%の芒硝を
混合し、以下、サンプル階5と同様に処理したものであ
る。
実施例1 11の密閉容器内に、サンプルぬ1の顆粒状カタラーゼ
3g、’44度15℃の水0.81、炭酸ナトリウム・
過酸化水素付加物100gの順に投入し、発生fj1素
の経時変化を測定した。サンプルM2〜M6の顆粒状カ
タラーゼについても同様の測定を行った。結果は第1図
に示す如くであった。
実施例2 11の密閉容器内に、サンプル隘4の顆粒状カタラーゼ
3gSi!度15℃の水0.81炭酸ナトリウム・過酸
化水素付加@ff60gの順に投入し、発生酸素の経時
変化を測定した。サンプル11h5の顆粒状カタラーゼ
2g、サンプル阻6の顆粒状カタラーゼ3gについても
同様の測定を行った。結果は第2図に示す如くであった
実施例3 ]lの密閉容器内に、サンプル弘1の顆粒状カタラーゼ
を5国φX5mmの金型内に約15g入れ、常温で30
0kg/−の圧力を60秒かけて加圧圧密した圧密カタ
ラーゼ1片、3g、、温度15℃の水0.81、炭酸ナ
トリウム・過酸化水素付加物100gの順に投入し、発
生酸素の経時変化を測定した。サンプルM2〜胸6の顆
粒状カタラーゼを同様に圧密成型した圧密カタラーゼに
ついても同様の測定を行った。結果は第3図に示す如く
であった。
実施例4 11の密閉容器内に、サンプル磁3の顆粒状カタラーゼ
を5値φ×5tIの金型内に約15g入れ、常温で30
0kg/−の圧力を60秒かけて加圧圧密した圧密カタ
ラーゼ5片、3g、温度I5℃の水0.81、、炭酸ナ
トリウム・過酸化水素付加物100gの順に投入し、発
生酸素の経時変化を測定した。サンプル磁4〜ぬ6の顆
粒状カタラーゼを同様に圧密成型した圧密カタラーゼに
ついても同様の測定を行った。また、サンプル恥3の圧
密カタラーゼ5片、5g、サンプル階4の圧密カタラー
ゼ10片、5gについても同様の測定を行った。結果は
第4図に示す如くであった。
実施例5 11の密閉容器内に、サンプルm3の顆粒漱カタラーゼ
を50φX5mの金型内に約15g入れ、常温で300
kg/aJの圧力を60秒かけて加圧圧密した圧密カタ
ラーゼ5片、5g、温度15℃の水0,811炭酸ナト
リウム・過酸化水素付加物60gの順に投入し、発生酸
素の経時変化を測定した。サンプルm4の圧密カタラー
ゼ10片、5g、10片、4g、10片、3g、サンプ
ルm5の圧密カタラーゼ1片、3g、5片、3gについ
ても同様の測定を行った。結果は第5図に示す如くであ
った。
〔発明の効果〕
本発明は上記のように構成されているので、つぎのよう
な効果を奏する。
(1)容器形状および方式に関係なく、簡単に、かつ、
安定的に!素を発生させることができる。
(2)分解酵素を顆粒化または圧密化する際の条件によ
り、水中での溶解速度が異なり、最適な条件では如何な
る容器でも安定的に酸素を発生させることができる。
(3)あらゆる形状の発生用容器に、薬剤だけの交換の
みで適用することができる。
(4)  酵素の長期安定性がきわめて増大する。
(5)圧密酵素を用いる場合は、酵素が水中で溶解する
速度を制御することができる。
(6)反応に酵素を使用しているので、低温時でも反応
が円滑に行われ、廃却処分も安全容易である。また、反
応液に色が付かず、清潔感があり、消泡剤の混入も容易
である。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第5図は、本発明の実施例における酸素発生流
量の経時変化を示すグラフである。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 炭酸ナトリウム・過酸化水素付加物を水中で分解酵
    素と接触させて酸素を発生させる酸素発生方法において
    、分解酵素として、分解酵素に賦形剤と結合剤とを添加
    ・混合し、顆粒状にした後、乾燥してなる顆粒状乾燥体
    を用いることを特徴とする簡易酸素発生方法。 2 分解酵素として、分解酵素に賦形剤と結合剤とを添
    加・混合し、顆粒状にした後、乾燥してなる顆粒状乾燥
    体を加圧圧密したものを用いることを特徴とする請求項
    1記載の簡易酸素発生方法。
JP17451689A 1989-07-06 1989-07-06 簡易酸素発生方法 Pending JPH0339176A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005289748A (ja) * 2004-04-01 2005-10-20 Mitsubishi Gas Chem Co Inc 酸素発生剤包装体
JP2021100895A (ja) * 2019-12-24 2021-07-08 株式会社ケー・アイ・エス 酸素発生剤およびその製造方法

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JPS57160902A (en) * 1981-03-28 1982-10-04 Yoshinori Seiji Generating method for oxygen with sodium percarbonate in emergency
JPS58190804A (ja) * 1982-04-27 1983-11-07 Hoshiko Riyouka Kenkyusho:Kk 救急時の酸素発生方法
JPS647236B2 (ja) * 1981-06-26 1989-02-08 Asahi Glass Co Ltd

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