JPH0338369A - プリンタ - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、コンピュータ出力用プリンタや、ワードプ
ロセッサ等に用いるプリンタに関し、特に複数個のプリ
ントヘッドを搭載しプラテンの回転軸方向に平行して移
動して印字するシリアルプリンタ（シャトルプリンタ）
の改良に関するものである。

〔発明の背景〕

第１図は連続用紙を使用するプリンタの要部断面図であ
る。図において、プリンタ本体外（図示せず）に折り畳
まれて集積状態にある連続用紙（記録紙）Ｐは、プリン
タ本体に設けられた給紙口ｌからペーパーガイド２，３
に案内されてプラテン４を巻回し、下ローラ５と上ロー
ラ６の間を通り密接し、印字部において、プリントヘッ
ド１０により印字される。印字を終えた連続用紙Ｐは、
その両端部に穿孔されたスプロケット穴がトラクタ７に
よって牽引されて、矢示方向に給送されプリン夕本体外
に排出される。

第２図は複数個のプリントヘッド（マルチヘッド）１０
、例えば４個のプリントヘッド１０１，１０２，１０３
゜１０４を搭載したプリンタの要部平面図である。該プ
リンタにおいては、記録紙Ｐを巻回するプラテン４の回
転軸方向に移動可能なキャリッジ４０が設けられ、該キ
ャリッジ４０に前記マルチヘッド１０とリボンガイド部
材１２とが搭載されている。該リボンガイド部材１２は
上記各プリントヘッド１０１−１０４の各印字ノース面
付近に、プリントヘッドの個数に対応する個数だけ設け
られている。前記マルチヘッドｌＯの印字ノーズ面とプ
ラテン４周面との間には、上記複数個のリボンガイド部
材２０と転写リボン３１が設けである。

転写リボン３１は、ワイヤドツトプリンタ等の・インパ
クトプリンタに使用されるインクリボンあるいはカーボ
ンリボン、熱転写プリンタに使用される感熱転写リボン
である。

該転写リボン３１は、リボンカセット３０に収容され、
駆動源により間欠的に回動され、前記プリントヘッド１
０の印字ノーズ面に摺接して送られる。

上記転写リボン３１を収容するリボンカセット３０は、
上記プリントヘッド１０ｊこ対応した組をなし、プリン
トヘッド１０の個数と同数設けた形式と、１個のリボン
カセット３０をプリンタ本体内に配設し、該リボンカセ
ット３０から引き出された転写リボン３１を各プリント
ヘッド１０１〜１０４の印字ノーズ面を周回して共通に
使用する形式とがある。

前記リボンガイド部材２０は、上記転写リボン３１を案
内するガイド板の役割をなすとともに、該転写リボン３
１がプラテン４の周面に巻回された記録紙Ｐに接触して
記録紙面を汚したり、プリントヘッド１０の印字ノーズ
面が記録紙Ｐに接触して印字ノーズ面や記録紙Ｐを損傷
したりすることを防止するための保護板の役割をなすも
のである。

〔発明が解決しようとする問題点〕

従来のリボンガイド部材は、プリントヘッド毎に各１個
ずつ個別に作られた小型の部材が、プリントヘッドの印
字ノーズ面に近接して配置され、キャリッジまたはプリ
ントヘッドに固設されている。

このため、キャリッジが左右方向（プラテンの回転軸方
向）に移動して印字する際に、上記小型のリボンガイド
部材の両端部が、連続用紙の左右末端部や、複数枚の連
続用紙（２〜４枚重ね用紙）の綴じ合わせ用切り曲げ部
を通過するとき、上記リボンガイド部材の両端部が連続
用紙のこれらの部分で引掛かり、連続用紙を損傷させた
り、ジャムを発生させたり、リボンガイド部材やプリン
トヘッドの印字面を破損させる。

また、上記各リボンガイド部材は、部品誤差や組立位置
のばらつきによってプリントヘッドやプラテンとの相互
位置および圧接力が一定していない。リボンガイド部材
のプラテン周面への押圧力が強いと、該プラテンに巻回
された連続用紙との接触抵抗が高くなる。特に複数枚の
連続用紙の両端部、または綴じ合わせ切り曲げ部を乗り
越えて上記リボンカイト部材が通過するときには、抵抗
が大きく、モータ負荷が過大となって、甚しいときには
モータロックとなる。

リボンガイド部材の押圧力が弱いと、連続用紙がプラテ
ン周面から浮き上がったとき、または連続用紙のミシン
目が印字領域を通過するとき等で、折畳み式連続用紙の
折り返し用ミシン目や前記綴じ合わせ用切り曲げ部が圧
着されず、プリントヘッドの印字ノーズ面を覆う転写リ
ボンに接触して摩擦されて、連続用紙に汚れを発生する
。

〔問題点を解決するための手段〕

この発明は、上述の問題を解消するためになされたもの
であり、プラテンの周面に巻回された記録用紙均一に押
圧してマルチヘッドによる正常な安定した印字を行い、
かつ転写リボンの走行を円滑になして耐用回数を向上さ
せ、更に記録用紙の汚れや破損を防止することを目的と
するものである。

上記目的を遠戚する本発明のプリンタは、記録紙を巻回
するプラテンの回転軸方向に平行して移動可能なキャリ
ッジ上に、複数個のプリントヘッドを搭載したプリンタ
において、前記複数個のプリントヘッドの印字ノーズ面
とプラテン周面との間に、前記各プリントヘッドの印字
ノーズ面に摺接して回動する転写リボンを案内するとと
もに前記プラテン局面に近接するリボンガイド部材を介
在させ、該リボンガイド部材を前記キャリッジに固設し
たことを特徴としている。

また、本発明のプリンタは、前記リボンガイド部材が前
記プラテン表面に摺接する耐摩耗性の薄板部材と、該薄
板部材を支持するとともに該薄板部材をプラテン周面に
圧接する弾性支持部材とにより一体構成されたことを特
徴としている。

更に、本発明のプリンタは、前記リボンガイド部材のキ
ャリッジ移動方向の両端付近を延長して案内面を形成し
たことを特徴としている。

〔実施例〕

以下、本発明のプリンタの実施例を図面を参照して説明
する。

第１図は、本発明に係るプリンタの要部断面図、第２図
はその平面図、第３図は該プリンタ要部の分解斜視図で
ある。

記録紙（連続用紙）Ｐを巻回して案内する円筒状のプラ
テン４が、左右の側板（フレーム）８゜８に回転自在に
支持されており、プラテン４の軸端に固定された歯車Ｇ
は歯車列を介してバルスモローラ５が図示しないアーム
によって支持され、プラテン４に圧接・離間自在で従動
回転可能になっている。また、前記プラテン４の前方上
方にも、アーム６Ａに軸架された上ローラ６が図示しな
いレバー等によってばね付勢されてプラテン４に接離自
在で従動回転可能になっている。

次に、前記プラテン４の前方下部には、２本のガイドシ
ャフト４１．４２が左右の側板８，８間に平行に架設さ
れている。これらのガイドシャフト４１゜４２には、キ
ャリッジ４０が往復動自在に懸架されている。このキャ
リッジ４０は前記ガイドシャフト４１には軸嵌合し、ガ
イドシャフト４２には水平な溝嵌合をしている。

上記キャリッジ４０の下面側には、歯付ベルト４３が巻
張されていて、パルスモータＭ２の正逆回転により往復
動する。

このようなキャリッジ４０の上面側には、複数個のプリ
ントヘッド１０１．１０２．１０３．１０４を所定間隔
に保持する支持枠体５０と、上記各プリントヘッドの印
字ノーズ面１０１Ａ、１０２Ａ、ｌ０３Ａ、１０４Ａ側
に配置されたリボンガイド部材２０と、ドライバ基板６
ｏが固設されている。また、上記複数個のプリントヘッ
ド１０１、１０２．１０３．１０４の背面側で、プリン
ト基板６０の上方にはリボンカセット３０が着脱自在に
配設されている。

上記プリントヘッド１０（以下１０１−１０４を総称す
る）は、ドツト・マトリックス・プリンタのプリントヘ
ッドの一種である。英数字プリンタでは、縦横が７ｘ５
以上のドツトで印刷され、漢字プリンタの場合には、少
なくとも１６Ｘ１６のドツトが必要である。その印字方
式として、ドツトインパクトプリンタ、サーマルプリン
タ、インクジェットプリンタなどいくつかの種類がある
。

ドツトインパクトプリンタを構成するプリントヘッドは
、マトリックスの各点のうち、縦の１列（例えば９本）
を−本ずつの細いワイヤの先でインクリボンを押すこと
により記録紙にドツト印字し、プリントヘッドを横にス
ライドさせてドントマトリックス状（モザイク状）の文
字を印字している。

上記プリントヘッド１０の本体内には、複数本（例えば
７本）のワイヤ１１と、各ワイヤ１１を励起する複数個
の磁気コイルが内蔵されている。

第４図は上記プリントヘッドｌＯとその印字部近傍の拡
大断面図、第５図はそのＡ−Ａ矢視側面図、第６図はリ
ボンガイド部材２０の分解斜視図である。

リボンガイド部材２０は弾性支持部材２１と薄板部材２
２とから構成されている。弾性支持部材２１は、柔軟な
弾性を有する材料で形成され、例えば、厚さ０．２〜０
　、３＋ｎ＋＋＋のポリエチレン・テレフタレートのフ
ィルムを抜きおよび曲げ加工して形成される。

第６図図示の弾性支持部材２１は、キャリッジ取付面２
１Ａと直立状態の押圧面２１Ｂと、両翼の傾斜状の案内
面２ＩＣの三面から形成されている。上記押圧面２１Ｂ
には、複数のプリントヘッド１０１．１０２．１０３゜
１０４の印字側先端部が貫通する複数の開口２１１，２
１２゜２１３，２１４が穿設されている。該開口２１１
，２１２，２１３゜２１４の各下縁は、折り曲げられて
前記キャリッジ取付面２１Ａとほぼ平行をなし、上方に
凸の小曲面を有する突起片部２１Ｄ、２１Ｄ、２１Ｄ、
２１Ｄを形成している。これら突起片部２１Ｄは、転写
リボン３１の下縁が垂下しないように案内するリボンガ
イド面の役割をなす。

上記弾性支持体２１の押圧面２１Ｂの外方の面、すなわ
ち前記プラテン４に近接する面には、薄板部材２２か接
着され一体となっている（第４図参照）。

該薄板部材２２は硬質ステンレス鋼板（ＪＩＳ規格Ｓ　
Ｕ　５３０４−　ＣＳ　Ｐ３／４ＨまたはＳ　Ｕ　５３
０４−　ＣＳＰＨ等）またはチタン薄膜材の厚さ０．１
ｍｍ内外の耐摩耗性を有し強靭な金属薄板が使用される
。該薄板部材２２には前記複数のプリントヘッド１０１
，１０２゜１０３、１０４の印字側先端部が貫通する複
数の菱形開口２２１，２２２，２２３．２２４　（第６
図参照）が穿設されている。

上記薄板部材２２と弾性支持体２１とは、両面接着テー
プや熱融着フィルムや接着剤等によって接着され一体を
なす。

転写リボン３１を装着する際には、前記リボンカセット
３０から引き出した転写リボン３１は、第２図。

第３図に図示のように、リボンガイド部材２０の両翼の
傾斜面、すなわち弾性支持部材２１の案内面２１Ｃ。

２１Ｃの内側に沿って導入され、弾性支持部材２１の押
圧面２１Ｂの内側に沿って張設・巻回される。この間、
上記転写リボン３１は、プリントヘッド１０１゜１０２
．１０３，１０４の各印字ノーズ面、すなわちワイヤ１
１の露出面と、前記弾性支持部材２１の開口部（２１１
〜２１４）との間に挟持される。

印字信号が、文字のコードをドツトのパターンに変換す
るＲＯＭに介して、ドライバ基板６０に印加されると、
駆動回路が作動され、各プリントヘッド１０１．　＋０
２．１０３．１０４の電磁ンレノイドが励磁され、各列
の複数本のワイヤ１１が選択的にとび出される。

該ワイヤ１１の突出により、前記転写リボン３１は押し
出されて、薄板部材２２の菱形開口（２２１〜２２４）
を通過して、プラテン４の周面に巻回された記録紙Ｐの
表面にドツト列を印字する。

キャリッジ４０の移動に連動して、上記プリントへノド
（１０１〜１０４）のワイヤ１１が引続き選択的に突出
し、ドントマトリノクス状の文字を印字する。

この実施例では４個のプリントヘッド（１０１−１０４
）を有する４連マルチヘツドプリンタであるから、同時
に４個のプリントヘッドが移動しながら印字を行うこと
ができる。

以上、ドツトインパクトプリンタにおけるリボンガイド
部材について説明したが、この発明のプリンタは、転写
リボン等を用いるドツトインパクトプリンタにも適用可
能である。

〔発明の効果〕

この発明のプリンタは、上述のように、プラテンに沿っ
て複数個のプリントヘッドを配列して往復させるマルチ
ヘノドプリンタにおいて、該プラテンとマルチヘッドの
印字面とを近接配置し、このマルチヘッド印字面とプラ
テン周面どの近接空間に、共通のリボンガイド部材と転
写リボンとを介在して配置したものであるから、印字領
域におけるプラテン周面からの記録紙の浮き上がりを防
止し、かつ転写リボンの走行を円滑にすることにより良
好な印字品質が得られる。

また、記録紙にミシン目や綴じ合わせ用切り曲げ部など
の突起があっても、上記共通の長いリボンガイド部材の
案内面および押圧面により平滑に押圧されるから、記録
用紙の損傷・紙面汚れや、転写リボンの損傷や、プリン
トヘッドの印字面の損傷等の問題をすべて防止すること
ができる優れた効果を奏する。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明に係るプリンタの要部断面図、第２図は
その平面図、第３図は該プリンタ要部の分解斜視図、第
４図はプリントヘッドとその印字部近傍の拡大断面図、
第５図はそのＡ−Ａ矢視側面図、第６図はリボンガイド
部材の分解斜視図である。 ４・・・プラテン １０．１０１．１０２，１０３．１０４・・・プリント
ヘッド１１・・・ワイヤ　　　　　　２０・・・リボン
ガイド部材２１・・・弾性支持部材　　　２１Ｂ・・・
押圧面２１Ｃ・・・案内面　　　　　２１Ｄ・・・突起
片部２２・・・薄板部材　　　　　３０・・・リボンカ
セット３１・・・転写リボン　　　　４０・・・キャリ
ッジ５０・・・支持枠体　　　　　６０・・・ドライバ
基板１０　ｌＡ　、　１０２Ａ　、　１０３Ａ　、　１
０４Ａ・・・印字ノーズ面２１１．２１２，２１３．２
１４・・・開口２２１　、２２２　、２２３　、２２４
・・・菱形開口Ｐ・・・記録紙（連続用紙）

Claims (3)

【特許請求の範囲】
1. （１）記録紙を巻回するプラテンの回転軸方向に平行し
   て移動可能なキャリッジ上に、複数個のプリントヘッド
   を搭載したプリンタにおいて、前記複数個のプリントヘ
   ッドの印字ノーズ面とプラテン周面との間に、前記各プ
   リントヘッドの印字ノーズ面に摺接して回動する転写リ
   ボンを案内するとともに前記プラテン周面に近接するリ
   ボンガイド部材を介在させ、該リボンガイド部材を前記
   キャリッジに固設したことを特徴とするプリンタ。
2. （２）前記リボンガイド部材が前記プラテン表面に摺接
   する耐摩耗性の薄板部材と、該薄板部材を支持するとと
   もに該薄板部材をプラテン周面に圧接する弾性支持部材
   とにより一体構成されたことを特徴とする請求項１に記
   載のプリンタ。
3. （３）前記リボンガイド部材のキャリッジ移動方向の両
   端付近を延長して案内面を形成したことを特徴とする請
   求項１または２に記載のプリンタ。