JPH0338243Y2 - - Google Patents

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JPH0338243Y2
JPH0338243Y2 JP15971384U JP15971384U JPH0338243Y2 JP H0338243 Y2 JPH0338243 Y2 JP H0338243Y2 JP 15971384 U JP15971384 U JP 15971384U JP 15971384 U JP15971384 U JP 15971384U JP H0338243 Y2 JPH0338243 Y2 JP H0338243Y2
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JP
Japan
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pier
pier protection
rubber
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JP15971384U
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JPS6176807U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、橋脚用保護材に関する。
〔従来の技術〕
コンクリート製の橋脚は、河の流れや海水等に
常にあらわれ、さらに台風時や洪水時には大小の
岩や石が大きな力で当たるために常に摩耗と欠損
が生じる。
そこで、従来、特公昭57−58484号の技術が提
案されている。この技術は、第2図に示す如く、
金属製コンクリート型枠を形成するセグメント1
の端部にアングル2を形成し、このアングル2を
利用してボルトおよびナツト等の連結具によつて
セグメント相互を連結する。
各セグメント1は鋼板3の外面に耐摩耗性、耐
衝撃性および耐蝕性等を有する保護材4を貼付け
て被覆した構造である。
このように構成したセグメントを組合せて形成
したプロテクターを橋脚設立場所に設置し、適宜
鉄筋を配してその規制空間にコンクリートを打設
するもので、コンクリートが硬化するとプロテク
ターと一体構造となり、そのままプロテクターを
取外さずに橋脚として供用することができるもの
である。
〔考案が解決しようとする問題点〕
しかし、上記の従来技術によると、保護材4は
鋼板3の外面だけに貼付けた構造であるために、
鋼板3は内側で外気、水およびコンクリート等に
触れることになり耐腐食性の面で問題がある。さ
らに内側にフランジ5が水平方向に突出している
ために、コンクリートを打設するときにそのフラ
ンジ5の下部に空間が生じてしまい、その個所か
ら腐食が起こつて鋼板の耐久性に支障が生ずる問
題がある。
〔問題点を解決するための手段〕
鉄板の両面および周囲すべてを覆うようにゴム
を加硫接着して橋脚用保護材本体とし、この橋脚
用保護材本体の各接合部付近に袋ナツトをこれも
上記ゴムによつて包んだ状態で取付けて内側にね
じを開口してある。
〔作 用〕
各橋脚用保護材本体を互に連続させ、各袋ナツ
トに合う個所に穴をあけた接続用プレートを内側
にゴム板を介して各橋脚用保護材本体の接続個所
に当て、ボルトを各袋ナツトにねじ込むことによ
つて橋脚用保護材本体相互の連結接合を行ない、
その内側に外壁用鉄筋コンクリート層を設けてお
くことによりコンクリートを打設するときの型枠
とすると共にそのまま一体となつて耐久性のある
橋脚用保護材となる。
〔実施例〕
以下に本考案の一実施例を図面に従つて説明す
る。
第1図は本考案の一実施例を示す部分側断面図
であり、6は鉄板、7はこの鉄板6の両面および
周囲の全面を覆うように加硫接着した耐衝撃性お
よび耐蝕性を有するゴムであり、鉄板6が一切外
気に触れないようにして橋脚用保護材本体8を構
成する。9はこの橋脚用保護材本体8の接続端部
付近に埋設した袋ナツトであり、これも上記ゴム
7によつて包まれた状態で、そのねじ開口面を鉄
板6に固着し、鉄板6のその開口に合つた位置に
内側からボルトを通す通孔をあけて開口と連通さ
せてある。
10は接続用プレートであり、互の橋脚用保護
材本体8の端部を突当てたときに互の袋ナツト9
の個所に該当する個所に取付穴11があけてあ
る。
さらにこの接続用プレート10にはリブ12が
突設してあり、このリブ12には貫通穴12aが
設けてあつて、この連通穴12aによつてリブ下
面に溜まる気泡を逃している。
次に、上記橋脚用保護材本体8の組み立て動作
を説明する。
橋脚設置場所に、橋脚用保護材本体8を組み立
てるには、まずその各橋脚用保護材本体8をそれ
ぞれ互に端部を突当て、接続用プレート10を内
側で両橋脚用保護材本体8間にわたして、袋ナツ
ト9の開口に取付穴11をあわせる。その際橋脚
用保護材本体8と接続用プレート10との間には
ゴム板をはさんでおく。そこで、袋ナツト9に螺
合するボルト14を螺合させて隣同志の橋脚用保
護材本体8を一体にする。この要領により全部の
橋脚用保護材本体8を相互に連結させる。15は
橋脚用保護材本体8に取り付けた埋込みアンカー
である。
このようにして組み立てた橋脚用保護材本体の
内側に形成された空間内に、第3図に示す如く鉄
筋を配筋し、コンクリートを打設して外壁用鉄筋
コンクリート層16を設けたもので、この打設に
際して橋脚用保護材本体を型枠として利用し、そ
の後は橋脚用保護材本体は打設したコンクリート
と一体となつて橋脚の外側の保護外被となる。
なお、上記橋脚用保護材は橋脚全高に亘らなく
てもよく、水面より高くして流水や海水および波
浪が橋脚に当らない程度の高さまでとしておくと
よい。
さらに、橋脚用保護材は橋脚を形成した後に橋
脚の外面に取付けてもよく、いたんだ橋脚を補修
する目的で用いることもできる。
〔考案の効果〕
以上の構成、作用を有する本考案によると、橋
脚用保護材によつて橋脚の周囲を保護するために
橋脚は土石や流下物によつて損傷を受けることが
無いことは勿論であり、この橋脚用保護材本体
は、鉄板の全面をゴムで覆つたことにより鉄板は
空気、水等に一切触れることが無く耐久性があ
り、しかもゴム厚を内側より外側を厚くすること
によつて土石や流下物に対する緩衝作用を大きく
することができコンクリートの橋脚の保護が一層
効果的となる。
また、各橋脚用保護材本体を連結する接続用プ
レートを橋脚用保護材本体にゴム板を介して当て
て取付けるために橋脚用保護材本体の気密性、水
密性は保たれ、耐久性のある橋脚用保護材となる
効果を有する。
さらに、埋込みアンカーおよび接続用プレート
に設けたリブによつて各橋脚用保護材本体は外壁
用鉄筋コンクリート層と一体となることとなり、
強固な一体構造が形成できる大きな効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例を示す側面部分断面
図、第2図は従来例の断面図、第3図は本考案の
組立てた状態を示す側断面図である。 6……鉄板、7……ゴム、8……橋脚用保護材
本体、9……袋ナツト、10……接続用プレー
ト、12……リブ、13……ゴム板、15……埋
込みアンカー、16……外壁用鉄筋コンクリート
層。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 鉄板の全面をゴムで覆い、その鉄板の端部付近
    に袋ナツトのそのねじの開口側を固着してこれも
    上記ゴムで包まれた状態とし、鉄板のその開口に
    合つた位置にボルトを通す通孔をあけて開口と連
    通させて橋脚用保護材本体とし、その隣接する橋
    脚用保護材本体間に、リブを有する接続用プレー
    トをゴム板を介してわたし、上記袋ナツトにボル
    トで固着することにより隣接する橋脚用保護材本
    体を連結固定し、その内側に外壁用鉄筋コンクリ
    ートを一体に構成したことを特徴とする橋脚用保
    護材。
JP15971384U 1984-10-24 1984-10-24 Expired JPH0338243Y2 (ja)

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JP15971384U JPH0338243Y2 (ja) 1984-10-24 1984-10-24

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JPS6176807U JPS6176807U (ja) 1986-05-23
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