JPH033823A - シート体の搬送装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野コ 本発明は、シート体の搬送装置に関し、特に、複数枚積
層されたシート状の記録材料等のシート体を一枚ずつ連
続的に映像機器なとへ搬送するための搬送装置に関する
。

［従来の技術］ 電子顕微鏡等において、電子線像を蓄積性蛍光体シート
に記録し、この電子線像の記録された蓄積性蛍光体シー
トを可視光等の励起光により励起し、このシートから発
生した輝尽発光光を検出して電気信号にかえることによ
り、記録された電子線像を再生することが知られている
。

ところで、この蓄積性蛍光体シート等のシート状の記録
材料を例えば電子顕微鏡において、記録材料の収納ケー
スから取り出して撮影位置まで搬送するため、従来第４
図に示すような装置が使用されている。

第４図において、２１は前述したようなシート状の電子
顕微鏡用記録制料、２２は記録材料収容ケース、２３は
記録材料抽出搬送手段、２４は電子顕微鏡の鏡筒、２５
は像観察室、２６は蛍光板、２７は撮影室、２８は撮影
済記録材料の収容ケスである。

前記記録材料２１は複数枚積層されてケース２２内に収
容されている。該ケース内の最も下に配置された記録材
料か前記抽出搬送手段２３の爪２９に掛けられてケース
外へ排出されると共に、排出後の記録材料は撮影室２７
内の撮影位置に搬送される。そして、該撮影位置に配置
された記録材料２１′に対して、蛍光板２６をシャッタ
ーとして開閉して電子線像を投影して撮影を行ない、撮
影の完了した記録材料は、前記搬送手段により撮影済記
録材料の収容ケース２８内に搬送されて収容される。

［発明が解決しようとする課題］ さて、上述のような構成の装置ではケース内の最も下に
配置された記録材料を抽出搬送手段２３の爪２９の移動
によってケース外へ押出して排出しているが、このよう
な機構においては次のような問題か発生する。

まず、シート状の記録材料の端部に爪２９を掛け、該爪
２９の移動によって記録材料をケース外へ押出す場合、
該爪２９の先端とケース底面間の長さを記録材料の厚さ
よりも短くしなければ、ケス内の最も下に配置された記
Ｂ材料のみを抽出することはできない。そのため、前記
型の長さは使用する記録材料の厚さより短くする必要か
ある。

しかしながらこのようにした場合、爪に対向する記録材
料の端部か上向きに反っていると、前記型２９か記録材
料の端部に掛からずに空振りし、記録材料が撮影室に搬
送されないことがある。

また、極薄いシート状の記録材料に対して、前記の爪の
ケース底面からの長さ（高さ）精度を維持することは難
しいため、前記空振りの他に、搬送中に爪が記録材料の
端部から外れて空振り状態となったり、記録材料を２枚
重ねて搬送してしまうことがあり、いずれの場合におい
ても連続的な搬送に支障を来たす。

本発明は」二連した問題点を考慮し、複数枚積層された
シート状の記録材料等のシート体を１枚ずつ確実にケー
ス外に排出することのできるシート体の搬送装置を提供
することを１」的としている。

［課題を解決するための手段］ そのため本発明は、第１の位置に切欠きを有するシート
体と第２の位置に切欠きを有するシート体を交互に積層
した積層体か収容されるケースを備え、前記シート体の
排出位置への落下を阻止するため前記積層体の最も下に
位置するシート体の端縁を支持する爪が該端縁の方向に
沿って移動可能に設けられ、前記最も下に位置するシー
ト体を前記シート体の積層から一枚ずつ落下させるため
前記型を前記第１の切欠きに対応する第１の停止位置と
前記第２の切欠きに対応する第２の停止位置に交互に移
動させるための駆動手段を備えると共に、前記排出位置
に落下したシート体を前記ケス外に排出するための手段
を備えることを特徴としている。

［発明の作用］ 爪がシート体の端縁に沿って移動し第１の停止位置まで
来ると、最も下に位置するシート体の切欠きはこの第１
の停止位置に位置しているため、このシート体は爪によ
る支持を外れ、前記積層から排出位置に落下する。この
落下により次のシート体が最も下に位置することになる
が、このシート体は第２の停止位置に切欠きを有してい
るため、新たに最も下に位置するシート体とその上の積
層は爪によって支持される。次のシート体をケース外に
排出するには、爪を第２の停止位置まで移動させる。そ
れにより、新たに最も下に位置することになったシート
体の切欠き位置に爪が位置することになり、このシート
体も爪の支持を外れて積層から落下し、排出手段により
ケース外に排出される。このように、爪の第１．第２の
停止位置間の移動によって記録媒体は一枚ずつ積層から
分離されて排出し易い状態になった後、排出手段によっ
てケース外に排出される。

［実施例コ 以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明する。第１
図（ａ）、　　（ｂ）、　　（ｃ）は本発明の一実施例
による記録材料の搬送装置の構成を示す図であり、第１
図（ｂ）は第１図（ａ）のＡ−Ａ矢視図を表し、第１図
（ｃ）は第１−図（ｂ）のＢＢ矢視図を表している。第
２図は第１図（ｂ）のＡ−−Ａ−矢視図であり動作を説
明するための図、第３図はスライダ４の移動制御機構を
示すための図である。

第１図においてｌａ、ｌｂは蓄積性蛍光体シトのような
シート状の記録材料、２は記録材料収容ケース、３はガ
イドレール、４はスライダ、５は記録材料支持抽出用爪
、６はモータ、７はブリー、８はワイヤ、９ａ、９ｂ、
９ｃは位置検出器、１０ａ、１０ｂは切欠き、１１は記
録材料排出用軸、］２は記録材料排出用爪、１３は記録
＋イ料か一枚通過できる厚さに調整された排出口、Ｇは
ガイド板である。

積層されたシート状の記録材料は前記ケース２内にガイ
ド板Ｇによって整列されて収容されている。ケース２内
には前記記録材料が排出位置ｊまで落下しないように前
記積層の最も下に位置する記録材料の端縁ｋを支持する
支持抽出用爪５か備えられ、この爪５によって前記記録
４Ａ料の積層は斜めに支えられて収容されている。爪５
はガイドレール３に沿って移動可能に設けられたスライ
ダ４に取り（＝Ｊけられている。爪５はガイド板Ｇに設
けられたスロットＨに挿入されて前記記録材料の端縁１
（を支持している。前記スライダ４はモータ６によって
移動するワイヤ８に接続されており、モータ６の回転を
制御することにより、爪５を前記端縁１（に沿って第１
の停止位置ρ、基本停止位置ｎ及び第２の停止位置ｍ間
で移動できるようになっている。７はワイヤ８を支持す
るプーリーである。

第３図はスライダ４の移動制御機構を示すための図であ
り、第３図において制御回路１４は前記モータ６の回転
及び記録材料排出用軸１１を動作させる駆動機構１５を
制御するために設けられている。ここで、９ａ乃至９ｃ
は光センサを備える位置検出器であり、スライダ４かこ
れら検出器のいずれかの正面に位置すると、その検出器
はそれを検出して検出信号を位置判定回路１６に送る。

位置判定回路１６は前記検出器９ａ乃至９ｃよりの信号
に基づいて制御回路１４にスライダの位置を表す信号を
送る。制御回路１４は位置判定回路１６よりの信号に基
づいてモータ６の回転を制御し、それによって爪５の前
記端縁ｋに沿った移動を制御する。

一方、第２図又は第１図に示すように、前記ケース２内
における記録材料の積層は、第１停止位置ｇに切欠き１
０ａを有する記録材料１ａと、第２停止位置ｎに切欠き
］、　Ｏｂを有する記録材料１ｂとを交互に配置して成
っている。この場合、記録材料が爪５による支持から解
放されるように、切欠き］、Ｏａ、１０ｂは爪５よりも
大きくされている。爪５は通常は中央に位置する基本停
止位置ｎに位置しており、記録材料の積層は爪５によっ
て支持されている。第２図において、Ｕは記録材料をケ
ース２にセットした後、ケース２に被せる蓋体である。

上述のような構成の装置において、ケースに収容される
記録材料の積層から一枚ずつ記録材料を排出するための
動作を第１図及び第２図に基づいて説明する。

スライダ４に取り付けられた爪５は前記移動制御機構に
より前記基本停止位置ｎから第１の停止位置ρに向けて
移動し、第１停止位置まで移動するとそれが検出器９ａ
及び位置判定回路］６により検出される。そのため、制
御回路１４はスライダ４を第１停止位置Ωに停止させる
。その結果、爪５が最も下に位置する記録材料１ａの切
欠き１０ａの位置に来るため、この記録材料］ａは爪５
による支持を外れ、前記積層から排出位置ｊに落下する
。この落下により記録材料１ｂが最も下に位置すること
になるが、記録材料１ｂの第１停止位置Ωには切欠きが
無いため、新たに最も下に位置する記録材料１ｂ及び積
層は爪５によって支持される。爪５は前記記録材料１ａ
を落下させた後、前記移動制御機構によって直ちに基本
停止位置ｎまで移動してこの基本停止位置ｎで停止する
。

そして、排出位置ｊに落下した記録材料は排出用軸］１
に取り付けられた排出用爪１２により排出口１３からケ
ース２外へ排出され、電子顕微鏡の撮影位置へ搬送され
る。

さて、２枚目の記録材料をケース２から取り出す場合の
動作は以下のようになる。

スライダ４と共に爪５を移動制御機構により基本停止位
置ｎから第２停止位置ｍまで移動させる。

最も下の記録材料１ｂは第２停止位置ｍに切欠部１０ｂ
を有しているため、この場合に最も下に位置する記録材
料１ｂのみか爪５による支持を外れて排出位置ｊに落下
し、前述した場合と同様にケース２から排出されて撮影
位置まで移動する。そして、この記録材料１ｂの落下後
、最も下に位置する記録材料１ａとその上の積層が爪５
によって支持される。

上述したように、基本停止位置から第１及び第２の停止
位置へ爪５を交互に移動させることにより、複数枚積層
された記録材料を一枚ずつ排出位置ｊに落下させ、該排
出位置ｊよりケース２外へ１枚ずつ排出・搬送すること
かできる。

ここで、前記ケース２内に積層された記録材料は爪５に
よって支持されているため、最も下の記録材料が落下す
る排出位置との間に空間が生じる。

そのため、該排出位置ｊに落下して分離された１枚の記
録材料のみをｖ１出するので、前記排出用軸］１に取り
（＝Ｉけられた排出用爪１２は記録材料の厚さより十分
長いものを使用できる。このように、記録材料の厚さよ
り十分長い排出用爪１２を使用すれば、記録材料が薄い
場合によくあるように端縁部が上向きに反っていても、
確実に排出用爪］２が掛かるため、記録材料の排出及び
搬送を確実に行うことができる。

なお、上述した実施例は本発明の一実施例に過ぎず、本
発明は種々変形して実施することができる。

例えば、上述した実施例においてはシート状の記録材料
の端縁の特にコーナーに切欠きを設けたが、端縁の他の
箇所に切欠きを設けても良い。

また、上述した実施例においては、蓄積性蛍光体シート
等のシート状の記録材料を１枚ずつ取り出して搬送する
装置について述べたが、本発明はシート状の記録材料た
けでなく、他のシート体を］　１ ２ 積層体から１枚ずつ取り出す場合にも同様に適用できる
。

また、上述した実施例においては、記録材料を電子顕微
鏡の撮影位置へ搬送するだめの装置に本発明を適用した
が、本発明は電子線像か記録された蓄積性蛍光体シート
を読取り装置に搬送するための装置等にも適用できる。

［発明の効果］ 以上の説明から明らかなように、本発明においては、第
１の位置に切欠きを有するシート体と第２の位置に切欠
きを有するシート体を交互に積層した積層体が収容され
るケースを備え、前記シート体の排出位置への落下を阻
止するため前記積層体の最も下に位置するシート体の端
縁を支持する爪か該端縁の方向に沿って移動可能に設け
られ、前記最も下に位置するシート体を前記シート体の
積層から一枚ずつ落下させるため前記型を前記第１の切
欠きに対応する第１の停止位置と前記第２の切欠きに対
応する第２の停止位置に交互に移動させるための駆動平
置を備えると共に、前記排出位置に落下したシート体を
前記ケース外に排出するための手段を備えるようにした
ため、本発明により、シート体をその積層体から一枚ず
つ排出位置に落下させて分離でき、従って、薄いシート
体や端縁部が上に反ったシート体であっても、これらシ
ート体を一枚ずつ確実にケース外に排出することかでき
る構造が簡単でコンパクトなシート体の搬送装置が提供
される。

【図面の簡単な説明】

第１図（ａ）、　　（ｂ）、　　（ｃ）は本発明の一実
施例による記録材料の搬送装置の構成を示す図、第２図
は第１図（ｂ）のＡ−−Ａ＝矢視図で、動作を説明する
ための図、第３図は搬送装置の駆動制御機構を説明する
ためのブロック構成図、第４図は従来例を説明するため
の図である。 １ａ　　１．ｂ：シート状記録材料 ２：記録材料収容ケース ３ニガイドレール ４ニスライダ ５：記録材料支持抽出用爪 ６：モータ ７；プーリ ８、ワイヤ ９ａ、９ｂ、９ｃ：位置検出器 コＯａ、１０ｂ：切欠き コト記録材料排出用軸 １２、記録材料排出用爪 １３：排出口 １４：制御回路 １５：駆動回路 １６；位置判定回路 に：端縁 出願

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 第１の位置に切欠きを有するシート体と第２の位置に切
   欠きを有するシート体を交互に積層した積層体が収容さ
   れるケースを備え、前記シート体の排出位置への落下を
   阻止するため前記積層体の最も下に位置するシート体の
   端縁を支持する爪が該端縁の方向に沿って移動可能に設
   けられ、前記最も下に位置するシート体を前記シート体
   の積層から一枚ずつ落下させるため前記爪を前記第１の
   切欠きに対応する第１の停止位置と前記第２の切欠きに
   対応する第２の停止位置に交互に移動させるための駆動
   手段を備えると共に、前記排出位置に落下したシート体
   を前記ケース外に排出するための手段を備えることを特
   徴とするシート体の搬送装置。