JPH033800B2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH033800B2 JPH033800B2 JP16915384A JP16915384A JPH033800B2 JP H033800 B2 JPH033800 B2 JP H033800B2 JP 16915384 A JP16915384 A JP 16915384A JP 16915384 A JP16915384 A JP 16915384A JP H033800 B2 JPH033800 B2 JP H033800B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- cutter
- elliptical
- outer shell
- slide
- excavation
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
- 238000009412 basement excavation Methods 0.000 claims description 19
- 238000000034 method Methods 0.000 description 3
- 238000010276 construction Methods 0.000 description 1
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 1
- 238000005516 engineering process Methods 0.000 description 1
- 230000001788 irregular Effects 0.000 description 1
Landscapes
- Excavating Of Shafts Or Tunnels (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
(a) 産業上の利用分野
本発明はシールド工法により、断面が楕円形状
のトンネル等を掘削する場合に使用するに好適
な、楕円シールド掘削機に関する。
のトンネル等を掘削する場合に使用するに好適
な、楕円シールド掘削機に関する。
(b) 従来の技術
第3図は従来のシールド掘削機を示す正面図、
第4図は第3図の側面図である。
第4図は第3図の側面図である。
従来、シールド掘削機7で掘削されるトンネル
の断面は円形のものがほとんどであり、従つて、
断面が楕円(ここでいう、「楕円」とは、数学的
な意味での厳密な楕円形では無く、「長円」、「異
形楕円」等の「真円」では無い、「細長い形状の
円」を意味するものである。勿論、数学的な意味
での厳密な「楕円」も含まれる。)のトンネルを
掘削し得るシールド掘削機は無く、第3図及び第
4図に示すように、円筒形のシールド外殻1に円
形のカツタ2掘削推進方向に向けて設けたものが
殆どであつた。
の断面は円形のものがほとんどであり、従つて、
断面が楕円(ここでいう、「楕円」とは、数学的
な意味での厳密な楕円形では無く、「長円」、「異
形楕円」等の「真円」では無い、「細長い形状の
円」を意味するものである。勿論、数学的な意味
での厳密な「楕円」も含まれる。)のトンネルを
掘削し得るシールド掘削機は無く、第3図及び第
4図に示すように、円筒形のシールド外殻1に円
形のカツタ2掘削推進方向に向けて設けたものが
殆どであつた。
(c) 発明が解決しようとする問題点
しかし、最近では、断面が楕円のトンネルに対
する要望も強く、こうした楕円形状のトンネルを
シールド工法で掘削し得るシールド掘削機の開発
が望まれている。
する要望も強く、こうした楕円形状のトンネルを
シールド工法で掘削し得るシールド掘削機の開発
が望まれている。
本発明は、上記事情に鑑み、断面が楕円のトン
ネルをシールド工法により容易に掘削することが
出来る楕円シールド掘削機を提供することを目的
とするものである。
ネルをシールド工法により容易に掘削することが
出来る楕円シールド掘削機を提供することを目的
とするものである。
(d) 問題点を解決するための手段
即ち、本発明は、掘削進行方向正面から見た形
が楕円に形成された外殻を有し、該外殻の外縁部
にガイド手段を掘削進行方向正面から見て楕円形
に形成し、前記外殻に円形のカツタを掘削推進方
向に向けて回転駆動自在に設けると共に、前記カ
ツタに複数のスライドカツタを枢着し、更にそれ
等スライドカツタを前記ガイド手段に移動自在に
係合させて構成される。
が楕円に形成された外殻を有し、該外殻の外縁部
にガイド手段を掘削進行方向正面から見て楕円形
に形成し、前記外殻に円形のカツタを掘削推進方
向に向けて回転駆動自在に設けると共に、前記カ
ツタに複数のスライドカツタを枢着し、更にそれ
等スライドカツタを前記ガイド手段に移動自在に
係合させて構成される。
(e) 作用
上記した構成により、本発明は、円形のカツタ
が円形に、更にスライドカツタが円形のカツタと
楕円形の外殻の間を掘削し、断面が楕円のトンネ
ルを掘削するように作用する。
が円形に、更にスライドカツタが円形のカツタと
楕円形の外殻の間を掘削し、断面が楕円のトンネ
ルを掘削するように作用する。
(f) 実施例
以下、本発明の実施例を図面に基づき説明す
る。
る。
第1図は本発明による楕円シールド掘削機の一
実施例を示す正面図、第2図は第1図の側面図で
ある。
実施例を示す正面図、第2図は第1図の側面図で
ある。
楕円シールド掘削機3は、第1図及び第2図に
示すように、掘削推進方向正面である第2図左方
から見た形が楕円形の外殻1を有しており、外殻
1の掘削推進方向側の外縁部には、スライド溝1
bが楕円形に形成されている。外殻1の掘削推進
方向正面には、複数の掘削刃2dが掘削面2cに
設けられた円形のカツタ2が軸2bを中心として
回転駆動自在に設けられており、カツタ2の外周
部には、棒状に形成された複数のスライドカツタ
5がピン2aを介して一端を回動自在に枢着した
形で設けられている。スライドカツタ5には、第
2図示すように、係合部5aが屈曲形成されてお
り、係合部5aは、スライド溝1bにその先端を
嵌入係合させてた形で、スライド溝1b内で、ス
ライド溝1bに沿つて移動自在に設けられてい
る。
示すように、掘削推進方向正面である第2図左方
から見た形が楕円形の外殻1を有しており、外殻
1の掘削推進方向側の外縁部には、スライド溝1
bが楕円形に形成されている。外殻1の掘削推進
方向正面には、複数の掘削刃2dが掘削面2cに
設けられた円形のカツタ2が軸2bを中心として
回転駆動自在に設けられており、カツタ2の外周
部には、棒状に形成された複数のスライドカツタ
5がピン2aを介して一端を回動自在に枢着した
形で設けられている。スライドカツタ5には、第
2図示すように、係合部5aが屈曲形成されてお
り、係合部5aは、スライド溝1bにその先端を
嵌入係合させてた形で、スライド溝1b内で、ス
ライド溝1bに沿つて移動自在に設けられてい
る。
楕円シールド掘削機3は、以上のような構成を
有するので、楕円シールド掘削機3により断面が
楕円形のトンネル6を掘削する場合には、トンネ
ル6の掘削方向にカツタ2の掘削面2cを向け
て、カツタ2を矢印A方向に回転駆動する。この
際、外殻1に、図示しない油圧ジヤツキ等により
トンネル6の掘削方向である矢印B方向に所定の
掘削圧力をかけると、トンネル6の切羽6aが回
転するカツタ2により掘削される。カツタ2が回
転すると、カツタ2の外周部に設けられたスライ
ドカツタ5もカツタ2のA方向の回転に引き摺ら
れて、その係合部5aがスライド溝1b内をA方
向に移動してゆく形で移動を開始する。スライド
カツタ5はカツタ2に対してはピン2aを中心に
自由に回動するので、スライドカツタ5はカツタ
2の回転と共にカツタ2に対する装着角度αを連
続的に変化させる形でカツタ2とスライド溝1b
の間で揺動する。すると、カツタ2は円形に切羽
6aを掘削し、カツタ2と外殻1の外縁との間は
揺動するスライドカツタ5により掘削され、トン
ネル6はその断面が楕円形状に掘削される。こう
して、カツタ2及びスライドカツタ5により、外
殻1をB方向に進行させつつ掘削を継続してゆく
と、あとには断面楕円形のトンネル6が形成され
る。
有するので、楕円シールド掘削機3により断面が
楕円形のトンネル6を掘削する場合には、トンネ
ル6の掘削方向にカツタ2の掘削面2cを向け
て、カツタ2を矢印A方向に回転駆動する。この
際、外殻1に、図示しない油圧ジヤツキ等により
トンネル6の掘削方向である矢印B方向に所定の
掘削圧力をかけると、トンネル6の切羽6aが回
転するカツタ2により掘削される。カツタ2が回
転すると、カツタ2の外周部に設けられたスライ
ドカツタ5もカツタ2のA方向の回転に引き摺ら
れて、その係合部5aがスライド溝1b内をA方
向に移動してゆく形で移動を開始する。スライド
カツタ5はカツタ2に対してはピン2aを中心に
自由に回動するので、スライドカツタ5はカツタ
2の回転と共にカツタ2に対する装着角度αを連
続的に変化させる形でカツタ2とスライド溝1b
の間で揺動する。すると、カツタ2は円形に切羽
6aを掘削し、カツタ2と外殻1の外縁との間は
揺動するスライドカツタ5により掘削され、トン
ネル6はその断面が楕円形状に掘削される。こう
して、カツタ2及びスライドカツタ5により、外
殻1をB方向に進行させつつ掘削を継続してゆく
と、あとには断面楕円形のトンネル6が形成され
る。
(g) 発明の効果
以上、説明したように、本発明によれば、掘削
推進方向正面から見た形が楕円に形成された外殻
1を有し、該外殻1の外縁部にスライド溝1b等
のガイド手段を掘削推進方向正面から見て楕円形
に形成し、前記外殻1に円形のカツタ2を掘削推
進方向に向けて回転駆動自在に設けると共に、前
記カツタ2に複数のスライドカツタ5を枢着し、
更にそれ等スライドカツタ5を前記ガイド手段に
移動自在に係合させて構成したので、カツタ2が
回転すると、スライドカツタ5もガイド手段にガ
イドされる形でカツタ2と外殻1の外縁部との間
で移動し、カツタ2が円形に、スライドカツタ5
が円形のカツタ2と楕円形の外殻の間を掘削する
ので、断面が楕円のトンネル6をシールド工法に
より容易に掘削することが出来、最近の楕円断面
のトンネルの掘削の要請に答え得る楕円シールド
掘削機3の提供が可能となる。
推進方向正面から見た形が楕円に形成された外殻
1を有し、該外殻1の外縁部にスライド溝1b等
のガイド手段を掘削推進方向正面から見て楕円形
に形成し、前記外殻1に円形のカツタ2を掘削推
進方向に向けて回転駆動自在に設けると共に、前
記カツタ2に複数のスライドカツタ5を枢着し、
更にそれ等スライドカツタ5を前記ガイド手段に
移動自在に係合させて構成したので、カツタ2が
回転すると、スライドカツタ5もガイド手段にガ
イドされる形でカツタ2と外殻1の外縁部との間
で移動し、カツタ2が円形に、スライドカツタ5
が円形のカツタ2と楕円形の外殻の間を掘削する
ので、断面が楕円のトンネル6をシールド工法に
より容易に掘削することが出来、最近の楕円断面
のトンネルの掘削の要請に答え得る楕円シールド
掘削機3の提供が可能となる。
第1図は本発明による楕円シールド掘削機の一
実施例を示す正面図、第2図は第1図の側面図、
第3図は従来のシールド掘削機を示す正面図、第
4図は第3図の側面図である。 1…外殻、1b…ガイド手段(スライド溝)、
2…カツタ、3…楕円シールド掘削機、5…スラ
イドカツタ。
実施例を示す正面図、第2図は第1図の側面図、
第3図は従来のシールド掘削機を示す正面図、第
4図は第3図の側面図である。 1…外殻、1b…ガイド手段(スライド溝)、
2…カツタ、3…楕円シールド掘削機、5…スラ
イドカツタ。
Claims (1)
- 1 掘削推進方向正面から見た形が楕円に形成さ
れた外殻を有し、該外殻の外縁部にガイド手段を
掘削推進方向正面から見て楕円形に形成し、前記
外殻に円形のカツタを掘削推進方向に向けて回転
駆動自在に設けると共に、前記カツタに複数のス
ライドカツタを枢着し、更にそれ等スライドカツ
タを前記ガイド手段に移動自在に係合させて構成
した楕円シールド掘削機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16915384A JPS6149098A (ja) | 1984-08-13 | 1984-08-13 | 楕円シ−ルド掘削機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16915384A JPS6149098A (ja) | 1984-08-13 | 1984-08-13 | 楕円シ−ルド掘削機 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6149098A JPS6149098A (ja) | 1986-03-10 |
JPH033800B2 true JPH033800B2 (ja) | 1991-01-21 |
Family
ID=15881263
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP16915384A Granted JPS6149098A (ja) | 1984-08-13 | 1984-08-13 | 楕円シ−ルド掘削機 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6149098A (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH06105033B2 (ja) * | 1989-08-11 | 1994-12-21 | 株式会社神戸製鋼所 | 自由断面シールド機 |
JP2691044B2 (ja) * | 1990-04-06 | 1997-12-17 | 建設省 | 多連式シールド掘削機 |
-
1984
- 1984-08-13 JP JP16915384A patent/JPS6149098A/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6149098A (ja) | 1986-03-10 |
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