JPH0337428Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0337428Y2 JPH0337428Y2 JP1986109568U JP10956886U JPH0337428Y2 JP H0337428 Y2 JPH0337428 Y2 JP H0337428Y2 JP 1986109568 U JP1986109568 U JP 1986109568U JP 10956886 U JP10956886 U JP 10956886U JP H0337428 Y2 JPH0337428 Y2 JP H0337428Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- sushi
- aluminum foil
- frozen
- rice
- microwave oven
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
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Landscapes
- Cereal-Derived Products (AREA)
Description
〈考案の目的〉
産業上の利用分野
本考案は冷凍寿司に係り、詳しくは、電子レン
ジ中で解凍することにより通常の寿司と同様に食
することのできる冷凍寿司に係る。 従来の技術 近年、調理食品若しくは半調理食品の冷凍食品
が大量に市場に出まわり、家庭やレストランある
いは学校給食等における調理の省力化に寄与して
いたが、その種類は極めて多く、ほとんどすべて
の食品に及び更に今後増えこそすれ、減ることは
考えられない現状にある。 これらの冷凍食品は通常包装袋より取出し電子
レンジで解凍し、必要に応じて加熱すれば、直ち
に食卓に供することができるので、調理時間およ
び手間は大巾に減少し、家庭においては主婦の労
働時間を短縮し余暇を生みだす原動力になつてい
る。 しかし、従来、例えば寿司のように生食を生命
とする食品については冷凍食品化は成功していな
い。すなわち、寿司の冷凍食品を電子レンジで解
凍すると、寿司ダネが熱変性し、寿司独特の味覚
は失なわれてしまう欠点を避けることができず普
及しなかつた。 考案が解決しようとする問題点 本考案はこれらの問題点の解決を目的とし、具
体的には、電子レンジ中で解凍する際にアルミ箔
によつて高周波をさえぎり、寿司ダネの熱変性を
防止する冷凍寿司を提供することを目的とする。 〈考案の構成〉 問題点を解決するための手段ならびにその作用 本考案は、米飯上に載せた寿司ダネの表面にア
ルミ箔を密着させ、これを凍結し一体化して成る
ことを特徴とする。 以下、図面によつて本考案の構成ならびに作用
を説明すると、次の通りである。 第1図は本考案に係る冷凍寿司の一例を示す縦
断面図である。 すなわち、本考案は、冷凍寿司を電子レンジで
解凍する際に、電子レンジの熱源であるマイクロ
波が金属によつて反射される性質を利用し、寿司
ダネの表面をアルミ箔で覆うことにより高周波を
遮り、寿司ダネの熱変性を防止して生鮮品の品質
を保持すると同時に、米飯は加熱されてアルフア
ー化し炊き上つた状態となる冷凍寿司を提供する
ものである。 上記目的を達成するために、以下の実験を行な
い、電子レンジで加熱する際の寿司ダネおよび米
飯の中心温度の変化を測定した。すなわち、マグ
ロ寿司、イカ寿司およびオキアミムキミ寿司の寿
司ダネの表面を覆うようにアルミ箔を密着させて
電子レンジに入れ、加熱時のそれぞれの温度変化
を測定した。その結果は第1表に示すように、何
れの場合も米飯の温度上昇速度に比較して寿司ダ
ネの温度上昇はアルミ箔の遮蔽効果によつて極め
て緩やかであり、前記目的を達成するために必要
な電子レンジによる加熱時間は米飯の解凍状況か
ら最低10秒、また、寿司ダネの加熱状況から最高
40秒程度の加熱が好ましいことが分つた。
ジ中で解凍することにより通常の寿司と同様に食
することのできる冷凍寿司に係る。 従来の技術 近年、調理食品若しくは半調理食品の冷凍食品
が大量に市場に出まわり、家庭やレストランある
いは学校給食等における調理の省力化に寄与して
いたが、その種類は極めて多く、ほとんどすべて
の食品に及び更に今後増えこそすれ、減ることは
考えられない現状にある。 これらの冷凍食品は通常包装袋より取出し電子
レンジで解凍し、必要に応じて加熱すれば、直ち
に食卓に供することができるので、調理時間およ
び手間は大巾に減少し、家庭においては主婦の労
働時間を短縮し余暇を生みだす原動力になつてい
る。 しかし、従来、例えば寿司のように生食を生命
とする食品については冷凍食品化は成功していな
い。すなわち、寿司の冷凍食品を電子レンジで解
凍すると、寿司ダネが熱変性し、寿司独特の味覚
は失なわれてしまう欠点を避けることができず普
及しなかつた。 考案が解決しようとする問題点 本考案はこれらの問題点の解決を目的とし、具
体的には、電子レンジ中で解凍する際にアルミ箔
によつて高周波をさえぎり、寿司ダネの熱変性を
防止する冷凍寿司を提供することを目的とする。 〈考案の構成〉 問題点を解決するための手段ならびにその作用 本考案は、米飯上に載せた寿司ダネの表面にア
ルミ箔を密着させ、これを凍結し一体化して成る
ことを特徴とする。 以下、図面によつて本考案の構成ならびに作用
を説明すると、次の通りである。 第1図は本考案に係る冷凍寿司の一例を示す縦
断面図である。 すなわち、本考案は、冷凍寿司を電子レンジで
解凍する際に、電子レンジの熱源であるマイクロ
波が金属によつて反射される性質を利用し、寿司
ダネの表面をアルミ箔で覆うことにより高周波を
遮り、寿司ダネの熱変性を防止して生鮮品の品質
を保持すると同時に、米飯は加熱されてアルフア
ー化し炊き上つた状態となる冷凍寿司を提供する
ものである。 上記目的を達成するために、以下の実験を行な
い、電子レンジで加熱する際の寿司ダネおよび米
飯の中心温度の変化を測定した。すなわち、マグ
ロ寿司、イカ寿司およびオキアミムキミ寿司の寿
司ダネの表面を覆うようにアルミ箔を密着させて
電子レンジに入れ、加熱時のそれぞれの温度変化
を測定した。その結果は第1表に示すように、何
れの場合も米飯の温度上昇速度に比較して寿司ダ
ネの温度上昇はアルミ箔の遮蔽効果によつて極め
て緩やかであり、前記目的を達成するために必要
な電子レンジによる加熱時間は米飯の解凍状況か
ら最低10秒、また、寿司ダネの加熱状況から最高
40秒程度の加熱が好ましいことが分つた。
【表】
加熱の際に使用するアルミ箔は寿司ダネの表面
を覆い、かつ寿司ダネに密着するように配置する
ことが必要であつて、アルミ箔と寿司ダネの間に
空間があつては目的を十分に達成することができ
ない。 また、アルミ箔の代りに、他の金属箔を使用す
ることも可能であるが、価格、入手の難易、取扱
いの難易等の面からアルミ箔が最も好ましい。 以上説明した本考案に係る冷凍食品は冷凍寿司
に限らず、生食を特徴とする他の冷凍食品の開発
にも適用することができる。 実施例 以下、実施例によつて更に説明する。 市販マグロ寿司のマグロの上に第1図に示すよ
うにアルミ箔を密着させた後冷凍し、−25℃の冷
凍室に保存した冷凍寿司を電子レンジ中で30秒加
熱し解凍した。解凍したマグロ寿司のマグロ部は
低温(約7℃)で生鮮品と同様であり、また、米
飯部は炊き上つた状態を保持し、市販マグロ寿司
と比較して食感、食味とも同等であつた。 〈考案の効果〉 以上説明したように、本考案は、米飯上に載せ
た寿司ダネの表面にアルミ箔を密着させ、これを
凍結し一体化して成ることを特徴とし、これを電
子レンジで解凍すると、生鮮な寿司と同等な外
観、食感および食味の寿司が得られる。本考案に
よつてはじめて冷凍寿司を市場に提供することが
可能となつた。
を覆い、かつ寿司ダネに密着するように配置する
ことが必要であつて、アルミ箔と寿司ダネの間に
空間があつては目的を十分に達成することができ
ない。 また、アルミ箔の代りに、他の金属箔を使用す
ることも可能であるが、価格、入手の難易、取扱
いの難易等の面からアルミ箔が最も好ましい。 以上説明した本考案に係る冷凍食品は冷凍寿司
に限らず、生食を特徴とする他の冷凍食品の開発
にも適用することができる。 実施例 以下、実施例によつて更に説明する。 市販マグロ寿司のマグロの上に第1図に示すよ
うにアルミ箔を密着させた後冷凍し、−25℃の冷
凍室に保存した冷凍寿司を電子レンジ中で30秒加
熱し解凍した。解凍したマグロ寿司のマグロ部は
低温(約7℃)で生鮮品と同様であり、また、米
飯部は炊き上つた状態を保持し、市販マグロ寿司
と比較して食感、食味とも同等であつた。 〈考案の効果〉 以上説明したように、本考案は、米飯上に載せ
た寿司ダネの表面にアルミ箔を密着させ、これを
凍結し一体化して成ることを特徴とし、これを電
子レンジで解凍すると、生鮮な寿司と同等な外
観、食感および食味の寿司が得られる。本考案に
よつてはじめて冷凍寿司を市場に提供することが
可能となつた。
第1図は本考案に係る冷凍寿司の実施態様の一
例を示す縦断面図である。 符号1……寿司ダネ、2……米飯、3……アル
ミ箔。
例を示す縦断面図である。 符号1……寿司ダネ、2……米飯、3……アル
ミ箔。
Claims (1)
- 米飯上に載せた寿司ダネの表面にアルミ箔を密
着させ、これを凍結し一体化して成ることを特徴
とする冷凍寿司。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1986109568U JPH0337428Y2 (ja) | 1986-07-16 | 1986-07-16 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1986109568U JPH0337428Y2 (ja) | 1986-07-16 | 1986-07-16 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6315791U JPS6315791U (ja) | 1988-02-02 |
JPH0337428Y2 true JPH0337428Y2 (ja) | 1991-08-07 |
Family
ID=30987779
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1986109568U Expired JPH0337428Y2 (ja) | 1986-07-16 | 1986-07-16 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0337428Y2 (ja) |
-
1986
- 1986-07-16 JP JP1986109568U patent/JPH0337428Y2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6315791U (ja) | 1988-02-02 |
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