JPH033728B2 - - Google Patents

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JPH033728B2
JPH033728B2 JP26742785A JP26742785A JPH033728B2 JP H033728 B2 JPH033728 B2 JP H033728B2 JP 26742785 A JP26742785 A JP 26742785A JP 26742785 A JP26742785 A JP 26742785A JP H033728 B2 JPH033728 B2 JP H033728B2
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JP
Japan
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steel
furnace
heat treatment
stainless
steel plate
Prior art date
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Expired
Application number
JP26742785A
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English (en)
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JPS62130220A (ja
Inventor
Masanori Ebihara
Suketsugu Mishiro
Taketo Okumura
Hidehiko Kimijima
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
JFE Steel Corp
Original Assignee
Kawasaki Steel Corp
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Publication date
Application filed by Kawasaki Steel Corp filed Critical Kawasaki Steel Corp
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Publication of JPS62130220A publication Critical patent/JPS62130220A/ja
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) ステンレスクラツド鋼の厚板製品は、加熱炉に
装入して熱間圧延可能な温度まで加熱後、熱間圧
延し、熱処理した後、矯正して製造される。
本発明は、上記の製造工程中の熱処理に関する
ものであり、熱処理炉の寿命を短命化することな
く低コストでステンレスクラツド鋼、特にオース
テナイト系ステンレスクラツド鋼の熱処理を可能
にする方法および装置に関するものである。
(従来の技術) 従来、ステンレスクラツド鋼板の熱処理は第2
図に示すような熱処理炉で行なわれている。即
ち、ステンレスクラツド鋼板4は装入口ドア8よ
り熱処理炉内に装入され、搬送用ハースロール2
により炉内を搬送される。炉内のステンレスクラ
ツド鋼板は、窒素ガス6を炉内に供給して窒素ガ
ス雰囲気中で、バーナー等によりラジアントチユ
ーブ内で燃料を燃焼させ高温にしたラジアントチ
ユーブ5,15の輻射熱で、加熱される。加熱温
度は、炉温計10,14により検出された炉温に
基づきラジアントチユーブ5,15内で燃焼させ
る燃料の流量を制御することにより所定の温度に
保つように調節されている。ついで、炉内で所定
の熱処理温度まで加熱された鋼板は抽出ドア9よ
り炉外に搬出される。
前記の熱処理において、第3図に示すようなス
テンレス鋼11と軟鋼12を圧着したテンレスク
ラツド鋼13を熱処理する場合は、ステンレス部
分と軟鋼部分では必要な熱処理温度が異なり、ス
テンレス部分は1000℃以上、軟鋼部分は900℃程
度加熱することが要求され、両者には100℃以上
の差がある。
このため従来は、 (1) 熱処理炉の上部の炉温と下部の炉温に差をつ
け、ステンレス鋼側の炉温を高くし、軟鋼側の
炉温を低くすることや、 (2) ステンレスが要求する高い炉温に合せて軟鋼
側も1000℃以上に加熱し、このことによる軟鋼
の材質劣化をNbなどの特殊元素の添加で防止
する方法が採用されていた。
(発明が解決しようとする問題点) しかしながら、前記(1)のような方法によりステ
ンレス鋼側と軟鋼側に炉温差をつけても鋼板内の
熱伝導による熱の移動により、温度差はつかな
い。例えば、厚さ20mmの鋼板を熱処理する際、炉
の上部炉温を1050℃、下部炉温を850℃にしても
鋼板内の温度分布は第4図に示すようになり、鋼
板の上部の熱が下部に逃げて、鋼板の上、下表面
の温度差は約30℃程度の差になつてしまう。この
ため、軟鋼側を900℃、ステンレス鋼側を1000℃
以上にするという仕様を満足することは困難とな
る。
また、前記(2)のように鋼板全体を1000℃以上に
加熱する方法には次のような欠点ある。つまり、
軟鋼側の材質悪化を防止するためにNb等の高価
な特殊元素を添加すると製造コストが上昇する。
さらに、炉温が1000℃を越えるとラジアントチユ
ーブの劣化が急激に進み、ステンレスクラツド鋼
のステンレス鋼側で要求される1000℃以上の炉温
にすると炉の寿命が短くなるという問題が生じ
る。
本発明は、ステンレスクラツド鋼のステンレス
鋼と軟鋼側で要求される所定の熱処理を炉の寿命
を低下させることなく、かつ低コストで実現でき
る方法と装置を提供することを目的とする。
(問題点を解決するための手段) 本発明の方法は、ステンレスクラツド鋼全体を
軟鋼の熱処理温度で熱処理した後、炉外に搬出し
直ちにステンレス鋼側のみをステンレス鋼の熱処
理温度まで加熱することを特徴とするもので、軟
鋼側が所定の熱処理温度以上になることを防止す
るものである。
また、本発明の熱処理装置は、第1図に示すよ
うに上下ラジアントチユーブ5,15を設け、そ
の中間に搬送用ハースロール2を設けた密閉型加
熱炉1の出側に鋼板加熱装置16を設置した点に
特徴がある。この鋼板加熱装置16は、鋼板の幅
方向に複数個設置されており、使用する鋼板加熱
装置16の個数は、高温の火災17ハースロール
2に接触しハースロールを損傷しないように、鋼
板の板幅に応じて決める。
また、第1図の熱処理装置は、クラツド鋼のス
テンレス面を上側にして通板したので鋼板加熱装
置16を上方に設置したが、ステンレス面を下側
にして通板したときは第6図に示すように鋼板加
熱装置16を下方で、かつハースロール間に設置
する。
さらに、第7図に示すように鋼板加熱装置16
を鋼板の進行方向に複数列設けて、加熱ゾーン長
を長くすると鋼板搬送速度を早くできるので、熱
処理の能率が向上する。
(作用) 本発明の鋼板加熱装置では、重油あるいはガス
燃料を燃焼させることにより発生する高温の火炎
でステンレスクラツド鋼板を直接加熱するので、
鋼板内の熱伝導により軟鋼部分の温度が上昇する
前にステンレス部分の温度が1000℃以上になる。
鋼板加熱装置の燃料として石炭ガスを使用して
火炎温度を1300℃として、熱処理炉から搬出され
た温度が900℃で上方の4mmがステンレス鋼であ
る厚み20mmのステンレスクラツド鋼を5秒間加熱
した。この時の鋼板の厚み方向の温度分布を第5
図に示す。この図から、ステンレスクラツド鋼の
ステンレス部分は1000℃以上に加熱され、軟鋼部
分は900℃に保持されていることが判る。
(発明の効果) 以上説明したように本発明によれば、熱処理温
度の異なるステンレス鋼と軟鋼を圧着したステン
レスクラツド鋼を確実に所定の熱処理温度にする
ことができる。
また、熱処理炉の最高温度を低くできるので、
炉の寿命が延長し、熱処理時間の短縮、省エネル
ギーが達成できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の熱処理装置である。第2図は
従来の熱処理炉であり、第3図はステンレスクラ
ツド鋼であり、第4図は従来の熱処理炉で炉温差
をつけたときの鋼板の温度分布を示す図である。
第5図は本発明により加熱した場合の鋼板の温度
分布を示す図である。第6図は本発明の装置で、
鋼板加熱装置を下方に設けた場合を示す図であ
る。第7図は本発明の装置で、鋼板加熱装置を鋼
板搬送方向に設けた場合を示す図である。 1…炉、2…ハースロール、3…鋼板搬送方
向、4…鋼板、5,15…ラジアントチユーブ、
6…窒素ガス、7…流量制御弁、8…装入ドア、
9…抽出ドア、10,14…炉温計、16…鋼板
加熱装置、17…火炎。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 ステンレスクラツド鋼を熱処理するに際し、
    該ステンレスクラツド鋼全体を軟鋼の熱処理温度
    で熱処理した後、炉外に搬出し直ちにステンレス
    鋼側のみをステンレス鋼の熱処理温度まで加熱す
    ることを特徴とするステンレスクラツド鋼の熱処
    理方法。 2 上下にラジアントチユーブを設け、その中間
    に搬送用ハースロールを設けた炉内雰囲気の調節
    が可能な密閉型熱処理炉と、該熱処理炉の出側直
    後の搬送用ハースロールの上方および/または下
    方に鋼板加熱装置を設けたステンレスクラツド鋼
    の熱処理装置。
JP26742785A 1985-11-29 1985-11-29 ステンレスクラツド鋼の熱処理方法およびその装置 Granted JPS62130220A (ja)

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JPS62130220A JPS62130220A (ja) 1987-06-12
JPH033728B2 true JPH033728B2 (ja) 1991-01-21

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