JPH0337136A - 長繊維用ガラス組成物 - Google Patents
長繊維用ガラス組成物Info
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- JPH0337136A JPH0337136A JP17063789A JP17063789A JPH0337136A JP H0337136 A JPH0337136 A JP H0337136A JP 17063789 A JP17063789 A JP 17063789A JP 17063789 A JP17063789 A JP 17063789A JP H0337136 A JPH0337136 A JP H0337136A
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Classifications
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C03—GLASS; MINERAL OR SLAG WOOL
- C03C—CHEMICAL COMPOSITION OF GLASSES, GLAZES OR VITREOUS ENAMELS; SURFACE TREATMENT OF GLASS; SURFACE TREATMENT OF FIBRES OR FILAMENTS MADE FROM GLASS, MINERALS OR SLAGS; JOINING GLASS TO GLASS OR OTHER MATERIALS
- C03C13/00—Fibre or filament compositions
Landscapes
- Chemical & Material Sciences (AREA)
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- Glass Compositions (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
[産業上の利用分野コ
本発明は、長繊維用ガラス組成物に関し、特に安価で、
製造工程において環境を害することのなくかつ紡糸性に
優れた長繊維用ガラス組成物に関するものである。
製造工程において環境を害することのなくかつ紡糸性に
優れた長繊維用ガラス組成物に関するものである。
[従来技術とその問題点]
従来より長繊維として産業上用いられている代表的なガ
ラス繊維としてEガラスがある。Eガラスは、米国特許
第2,334,961号に記載されていて、その組成は
重量%で、5i02 52〜56. Al□0.i2〜
16、 Ca016〜19. MgO3〜6 、 B2
0B 9〜llである。
ラス繊維としてEガラスがある。Eガラスは、米国特許
第2,334,961号に記載されていて、その組成は
重量%で、5i02 52〜56. Al□0.i2〜
16、 Ca016〜19. MgO3〜6 、 B2
0B 9〜llである。
また、この基本的なEガラスを改良したものとして、6
21ガラスが知られている。621ガラスは、上記Eガ
ラスのMgOをのぞきCaOの含有率を増加させた組成
であり、米国特許第2,571,074号に記載されて
いる。621ガラスの組成は該特許によると、重量%で
表示して、5i0252〜56. Al2O312〜1
6. Ca0 19〜25.82038〜13である。
21ガラスが知られている。621ガラスは、上記Eガ
ラスのMgOをのぞきCaOの含有率を増加させた組成
であり、米国特許第2,571,074号に記載されて
いる。621ガラスの組成は該特許によると、重量%で
表示して、5i0252〜56. Al2O312〜1
6. Ca0 19〜25.82038〜13である。
これらのEガラスおよび621ガラスは、5i02−A
1203−CaO系の共融点組成を基本組成とし、製造
とくに溶融を容易にするために、5i02の一部を82
03にあるいはCaOの一部をMgOにおきかえたもの
であり(rガラスの事典」作花済夫編集、朝倉書店、1
985.P。28 ) 、B2O3の含有量は、上記特
許にあるように8%以上であるのが一般的であった。
1203−CaO系の共融点組成を基本組成とし、製造
とくに溶融を容易にするために、5i02の一部を82
03にあるいはCaOの一部をMgOにおきかえたもの
であり(rガラスの事典」作花済夫編集、朝倉書店、1
985.P。28 ) 、B2O3の含有量は、上記特
許にあるように8%以上であるのが一般的であった。
しかし、最近B20.の原料が高価であること、および
B20.が溶融工程で蒸散しその結果ガラスに変質をお
こしやすいことが問題にされてきており、いくつかの低
B2O3ガラスが提案されている。たとえば、米国特許
第4,166.747号には、重量%で、5i0254
〜55. Al2O313〜14.82035.5〜6
.8゜Ca0 22〜24、ggo 0.2〜0.5な
る組成物が提案されており、この組成では、B2O3を
低くするためにMgOを0.2〜0.5%添加している
。しかし、実施例をみると、MgOは原料から積極的に
加えられているのではなく不純物として入っているのみ
である。そのため、不純物として加えられる量は0゜2
〜0.5%に限られMgOの効果が十分得られない。
B20.が溶融工程で蒸散しその結果ガラスに変質をお
こしやすいことが問題にされてきており、いくつかの低
B2O3ガラスが提案されている。たとえば、米国特許
第4,166.747号には、重量%で、5i0254
〜55. Al2O313〜14.82035.5〜6
.8゜Ca0 22〜24、ggo 0.2〜0.5な
る組成物が提案されており、この組成では、B2O3を
低くするためにMgOを0.2〜0.5%添加している
。しかし、実施例をみると、MgOは原料から積極的に
加えられているのではなく不純物として入っているのみ
である。そのため、不純物として加えられる量は0゜2
〜0.5%に限られMgOの効果が十分得られない。
また、特平公1−27008にある低B20.繊維用ガ
ラス組成物は、B20.を減少させた分CaOを増大さ
せており、失透が生じやすくかつ耐薬品性に問題がある
9さらに、特平公1−27009にある低B2O3繊維
用ガラス組成物は、B2O3を減少させた分ZnOを加
えている。しかし、ZnOはその原料がB2O3よりも
高価であるため、BzOs!少の利点がなくなる。また
、特開昭60−264345.特開昭61−15522
7.および特開昭62−162649にも低B2O3の
繊維用組成が記載されているが、これらにはいずれも融
剤としてF2が含まれている。しかしながら、F2は溶
融工程で蒸散し環境に害をおよぼすために組成に含有さ
せることは好ましくない。また、特開昭48−3741
1には、F2に代わる融剤としてLi2Oが記載されて
いるが、Li2Oは原料が著しく高価である。
ラス組成物は、B20.を減少させた分CaOを増大さ
せており、失透が生じやすくかつ耐薬品性に問題がある
9さらに、特平公1−27009にある低B2O3繊維
用ガラス組成物は、B2O3を減少させた分ZnOを加
えている。しかし、ZnOはその原料がB2O3よりも
高価であるため、BzOs!少の利点がなくなる。また
、特開昭60−264345.特開昭61−15522
7.および特開昭62−162649にも低B2O3の
繊維用組成が記載されているが、これらにはいずれも融
剤としてF2が含まれている。しかしながら、F2は溶
融工程で蒸散し環境に害をおよぼすために組成に含有さ
せることは好ましくない。また、特開昭48−3741
1には、F2に代わる融剤としてLi2Oが記載されて
いるが、Li2Oは原料が著しく高価である。
以上のように、従来より生産されている長繊維用ガラス
は、融剤であるB2O3を8%以上含有するか、あるい
は同じく融剤であるF2を含有することによってガラス
の溶融を容易にしていた。しかし、B2O3は、原料が
高価でありかつ溶融工程での蒸散が著しいという問題が
あり、またF2は、溶融工程で大気中に蒸散し環境を汚
染するという問題がある。そのため、F2を含まずかつ
B20−、含有量を減少させることが望ましいが、B2
O3の減少によりガラスの溶融が困難になるということ
にたいして、CaOのみの増加で補うと失透が生じやす
くなり紡糸が困難になる。また、ZnOの添加で補うと
かえって原価が高くなる。
は、融剤であるB2O3を8%以上含有するか、あるい
は同じく融剤であるF2を含有することによってガラス
の溶融を容易にしていた。しかし、B2O3は、原料が
高価でありかつ溶融工程での蒸散が著しいという問題が
あり、またF2は、溶融工程で大気中に蒸散し環境を汚
染するという問題がある。そのため、F2を含まずかつ
B20−、含有量を減少させることが望ましいが、B2
O3の減少によりガラスの溶融が困難になるということ
にたいして、CaOのみの増加で補うと失透が生じやす
くなり紡糸が困難になる。また、ZnOの添加で補うと
かえって原価が高くなる。
本発明は、環境汚染物質であるF2を含まず、かつB2
O3の減少を原料の高価なZnOおよびLi2Oで補う
ことなく、さらに失透が生じにくく紡糸性に優れた長繊
維用ガラス組成物を提供することを目的とする。
O3の減少を原料の高価なZnOおよびLi2Oで補う
ことなく、さらに失透が生じにくく紡糸性に優れた長繊
維用ガラス組成物を提供することを目的とする。
[発明の構成]
本発明は、B2O3の減少による溶融性の悪化を14g
oおよびCaOの含有量を最適化することにより補うこ
とができることを見いだしたものである。すなわち、元
来、Eガラスおよび上記各特許に記載のガラスは、Si
O□−Al2O,−CaO系の共融点組成を基本とし、
5i02の一部を融剤であるB、O,で置換している。
oおよびCaOの含有量を最適化することにより補うこ
とができることを見いだしたものである。すなわち、元
来、Eガラスおよび上記各特許に記載のガラスは、Si
O□−Al2O,−CaO系の共融点組成を基本とし、
5i02の一部を融剤であるB、O,で置換している。
したがって、B2O3の減少分を単純に5i02で補う
とガラスの溶融性を悪化させる。また、B2O5の減少
分をA I 203で補うと、ガラスの溶融性を悪化さ
せるとともにガラスが失透しやすくなる。
とガラスの溶融性を悪化させる。また、B2O5の減少
分をA I 203で補うと、ガラスの溶融性を悪化さ
せるとともにガラスが失透しやすくなる。
CaOで補う場合、CaO含有量が多くなりすぎると耐
薬品性が悪くなるとともにガラスが失透しやすくなる。
薬品性が悪くなるとともにガラスが失透しやすくなる。
そこで、CaOの一部をMgOで置換すると耐薬品性の
悪化が防げるとともに失透も生じないことを見いだした
。ただ、もともと共融点組成を基本としているため、組
成のわずかなずれにより液相温度が著しく上昇しガラス
が失透しやすくなることがある。そのため、CaO、M
gOおよびその合量を限定することで最適組成範囲が得
られることがわかった。
悪化が防げるとともに失透も生じないことを見いだした
。ただ、もともと共融点組成を基本としているため、組
成のわずかなずれにより液相温度が著しく上昇しガラス
が失透しやすくなることがある。そのため、CaO、M
gOおよびその合量を限定することで最適組成範囲が得
られることがわかった。
本発明の要旨は、重量%で表示して5i02 54.5
〜57. Al2O313〜16.82035〜7.5
、 Ca021〜23゜MgOO,6〜3.CaO+
MgO21,6〜24. Na2O0〜1 。
〜57. Al2O313〜16.82035〜7.5
、 Ca021〜23゜MgOO,6〜3.CaO+
MgO21,6〜24. Na2O0〜1 。
K2O0〜l 、 Na2O+に20 Cl〜1 、
TiO20〜1 、 Fe2O、O〜1からなり、実
質的にLi2O,ZnOおよびF2を含まず紡糸性に優
れた長繊維用ガラス組成物である。
TiO20〜1 、 Fe2O、O〜1からなり、実
質的にLi2O,ZnOおよびF2を含まず紡糸性に優
れた長繊維用ガラス組成物である。
本発明の長繊維用ガラス組成物に関し、その各ガラス成
分の作用効果および組成範囲限定の理由を以下に述べる
。
分の作用効果および組成範囲限定の理由を以下に述べる
。
5i02は、基本系の構成成分でガラスの骨格を形成す
る。5i02の含有量が、54.5%より少ないと耐薬
品性が悪化し、57%を越えると溶融しにくくなるとと
もに失透しやすくなる。A I 20.は、基本系の構
成成分でガラスの骨格を形成する。A1□0.の含有量
が、13%よりすくないと液(11温度が一1x、 ’
t”f−Lガラスが失透しやすくなり、16%を越える
とガラス融液の粘度が上昇し溶融および紡糸が困難にな
る。B20.は、融剤として作用しガラス融液の粘度を
下げて溶融および紡糸を容易にする。B20.の含有量
が5%より少ないと、ガラス融液の粘度が上昇し7溶融
および紡糸が困難になる。しかし、7.52≦をこえる
と、原料コストが高くなるとともに融液からの蒸散が増
大しガラスの変質が生じる。CaOは、基本系の構成成
分であるとともに融剤と57で作用する。CaOの牙有
曖が21%より少ないと、ガラス融液の粘度が上昇する
ため溶融および紡糸が困難になる。CaO含有量が23
25を越えると、失透しやすくなるとともに耐薬品性か
悪くなる。xgOは、失透を制御するとともに融剤とし
て作用するか、0.6冗より少ないとその効果がなく、
3?≦を越えると失透しやすくなる。CaOとMgOの
合量が21.6%上り少ないとガラス融液の粘度が上昇
し、24%より多いと失透しやすくなる。Na2O,K
2O。
る。5i02の含有量が、54.5%より少ないと耐薬
品性が悪化し、57%を越えると溶融しにくくなるとと
もに失透しやすくなる。A I 20.は、基本系の構
成成分でガラスの骨格を形成する。A1□0.の含有量
が、13%よりすくないと液(11温度が一1x、 ’
t”f−Lガラスが失透しやすくなり、16%を越える
とガラス融液の粘度が上昇し溶融および紡糸が困難にな
る。B20.は、融剤として作用しガラス融液の粘度を
下げて溶融および紡糸を容易にする。B20.の含有量
が5%より少ないと、ガラス融液の粘度が上昇し7溶融
および紡糸が困難になる。しかし、7.52≦をこえる
と、原料コストが高くなるとともに融液からの蒸散が増
大しガラスの変質が生じる。CaOは、基本系の構成成
分であるとともに融剤と57で作用する。CaOの牙有
曖が21%より少ないと、ガラス融液の粘度が上昇する
ため溶融および紡糸が困難になる。CaO含有量が23
25を越えると、失透しやすくなるとともに耐薬品性か
悪くなる。xgOは、失透を制御するとともに融剤とし
て作用するか、0.6冗より少ないとその効果がなく、
3?≦を越えると失透しやすくなる。CaOとMgOの
合量が21.6%上り少ないとガラス融液の粘度が上昇
し、24%より多いと失透しやすくなる。Na2O,K
2O。
TiO□およびFe20gは、原料からの不純物として
それぞれ1.0%以下は含有してもよい、ただし、Na
2Oおよびに20は、含有量が多いとガラスの電気特性
を悪化させるので1.0%を上限とする。また。
それぞれ1.0%以下は含有してもよい、ただし、Na
2Oおよびに20は、含有量が多いとガラスの電気特性
を悪化させるので1.0%を上限とする。また。
TiO□およびFe2O3は、含有量が160χを越え
ると、ガラスが着色するので、1.0%を上限とする。
ると、ガラスが着色するので、1.0%を上限とする。
[実施例]
次に本発明を実施例に基すいてさらに詐しく説明する。
次式は本発明の実施例および比較例の各試料のガラスf
fl戊と特性を示1″らのである。
fl戊と特性を示1″らのである。
以下余白
(重量%〉
表に示したNo、1〜7の試料は、次のように調製した
。まず、表に示す組成にあわせてガラス原料を調合し白
金坩堝を用い”C1,500°Cで4時間溶融した。溶
融後、融液を力・−ボン板上に流しだし、アニールして
以下の測定に供するガラス試11を得た。ガラスの粘度
を白金線引き上げ法にて測定した。紡糸温度は103ボ
イズに相当する温度、溶融温度は102ボイズに相当す
る温度である。また、白金ボートに297〜500um
の粉末をいれ温度勾配炉に16時間保持[7た後の失透
観察により液相温度を測定[7た。耐薬品性:A@とじ
て、粉末法による耐酸性試験を実施した。297〜50
0 Bmの粉末を80℃、10%硫酸に入れ16時間保
持した後、重量減少率を測定した。
。まず、表に示す組成にあわせてガラス原料を調合し白
金坩堝を用い”C1,500°Cで4時間溶融した。溶
融後、融液を力・−ボン板上に流しだし、アニールして
以下の測定に供するガラス試11を得た。ガラスの粘度
を白金線引き上げ法にて測定した。紡糸温度は103ボ
イズに相当する温度、溶融温度は102ボイズに相当す
る温度である。また、白金ボートに297〜500um
の粉末をいれ温度勾配炉に16時間保持[7た後の失透
観察により液相温度を測定[7た。耐薬品性:A@とじ
て、粉末法による耐酸性試験を実施した。297〜50
0 Bmの粉末を80℃、10%硫酸に入れ16時間保
持した後、重量減少率を測定した。
表から明らかなように本発明の実施例である風1〜6は
、いずれも、紡糸温度が1220”C以下、溶融温度が
1420℃以下であり、紡糸性および溶融性に浸れてい
ることがわかる。また、液相温度が1100℃以下であ
り、失透が生じにくいことがわがる。
、いずれも、紡糸温度が1220”C以下、溶融温度が
1420℃以下であり、紡糸性および溶融性に浸れてい
ることがわかる。また、液相温度が1100℃以下であ
り、失透が生じにくいことがわがる。
一方、比較例は、CaO含有量が大きいため液相温度が
高く紡糸性が悪い。さらに5i02含有量が少ないため
耐酸性試験で重量減少率が大きく耐薬品性に劣ることが
わかる。
高く紡糸性が悪い。さらに5i02含有量が少ないため
耐酸性試験で重量減少率が大きく耐薬品性に劣ることが
わかる。
し発明の効果コ
以上のように本発明によると、紡糸性および溶融性を損
なうことなく 8203含有量を低くした長繊維用ガラ
ス組成物を得ることができる。本発明の長繊維用ガラス
組成物は、B2O3含有量を低くしたことにより溶融工
程での8203蒸散に伴うガラスの変質を防ぐことがで
きるため品質が向上し、さらに低B2O3であるととも
にLi2OやZnOを含まないため安価な製品の供給が
可能である。また、本発明のガラス組成物は、耐薬品性
にも優れており、F2を含有しないため、製造工程で環
境を汚染することがない。
なうことなく 8203含有量を低くした長繊維用ガラ
ス組成物を得ることができる。本発明の長繊維用ガラス
組成物は、B2O3含有量を低くしたことにより溶融工
程での8203蒸散に伴うガラスの変質を防ぐことがで
きるため品質が向上し、さらに低B2O3であるととも
にLi2OやZnOを含まないため安価な製品の供給が
可能である。また、本発明のガラス組成物は、耐薬品性
にも優れており、F2を含有しないため、製造工程で環
境を汚染することがない。
Claims (1)
- 重量%で、SiO_254.5〜57、Al_2O_3
13〜16、B_2O_35〜7.5、CaO21〜2
3、MgO0.6〜3、CaO+MgO21.6〜24
、Na_2O0〜1、K_2O0〜1、Na_2O+K
_2O0〜1、TiO_20〜1、Fe_2O_30〜
1からなり、実質的にLi_2O、ZnOおよびF_2
を含まず紡糸性に優れた長繊維用ガラス組成物。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
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