JPH0336342Y2 - - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は噴流マツサージに使用されるノズル装
置に関するものである。

〔従来の技術〕

浴室に設けられるシヤワー装置には、シヤワー
ヘツドを左右方向に回すことによつて噴出状態を
２通りに切り換えるものや、切り換えレバーを手
動操作して噴出状態を切り換えるものが知られて
おり、一般には、シヤワーと噴流マツサージに共
用できるものであつた。しかし、従来のシヤワー
装置では充分な噴流マツサージ効果を期待できな
いために、湯水に空気を混合する手段を内蔵し、
湯水と空気（気泡）の混合流体（本明細書ではこ
の混合流体の噴流をジエツト噴流という）を噴出
させるものも本考案者らによつて実用化されつつ
ある。

〔考案が解決しようとする課題〕

しかしながら、噴出流をシヤワーヘツドの手動
操作や切り換えレバーの手動操作で切り換えるの
は煩わしく、また、ジエツト噴流を発生させるも
のにあつては、ジエツト噴流がシヤワーに比べる
ときわめて強力であるために、ジエツト噴流を直
接目に当てたり耳の中に当てたりすることが多少
危険を伴うにもかかわらず、使用者への注意喚起
をくまなく行なうことができないという問題点が
あつた。

本考案は上記従来の課題を解決するためになさ
れたものであり、その目的は噴出流の手動切り換
えによる煩わしさを除去し、たとえジエツト噴流
のような強力な噴出態様であつても、かかる強力
は噴出は浴槽の湯水内において行なわれるように
し、もつて、安全に好みの噴流が得られるノズル
装置を提供することにある。

〔課題を解決するための手段〕

本考案は上記目的を達成するため次の手段を採
用している。すなわち、本考案は、気泡の混じつ
た湯水を噴出する第１機能と湯水のみを連続的に
又は間欠的に噴射する第２機能の２機能を少なく
とも有する湯水噴出手段を備え該噴出手段に併設
した噴出流切り換えレバーの自由端部をノズル本
体外部に突設してなるノズルと、前記ノズルを差
し込んで浴槽内壁面に掛け止め定着するためのホ
ルダーとからなるノズル装置であつて、前記ホル
ダーにはノズルを掛け止めするときに流路切り換
えレバーが入り込んで係合するガイド斜め溝を有
し、このガイド斜め溝の係合面を湯水噴出手段の
前記２機能に対応させて、流路切り換えレバーの
挿入終点部を第１機能位置、流路切り換えレバー
の挿入始点開口部を第２機能位置又は湯水の閉止
位置として前記流路切り換えレバーを夫々の切り
換え位置に向けて回動するカム面に形成したこと
をもつて課題を解決する手段としたものである。

〔作用〕

ホルダーを予め浴槽壁面の湯水の水面下に固定
する。このホルダーには流路切り換えレバー（以
下、切り換えレバーという）のガイド斜め溝があ
るので、ノズル本体（ノズル）をこのホルダーに
掛けるに当つて、前記切り換えレバーをガイド斜
め溝に挿入し押し下げて行くと、切り換えレバー
はこのガイド斜め溝によつて押圧力を受けて回動
し、ノズル本体が挿入完了する奥部位置、つま
り、切り換えレバーの挿入終点部で、ジエツト噴
流を噴出させることができる位置に合わせられ
る。すなわち、ノズルはホルダーに保持された状
態では浴中に向けてジエツト噴流を噴出する状態
になる。

次に、ノズルをホルダーから引き抜くと、切り
換えレバーはガイド斜め溝に沿つて逆方向の回動
力を受け元の状態に復帰し、湯水の閉止位置又は
シヤワーの位置に合わせられる。シヤワーの位置
に合わせたときにはノズルを引き抜いて浴槽外で
シヤワーを浴びることができる状態になる。

〔実施例〕

以下、本考案の実施例を図面に基づいて説明す
る。

第１図は本考案に係るノズル装置の一実施例を
示したもので、このノズル装置はノズルとホルダ
ー２とを有し、第２図〜第４図にはそのノズルが
詳細に示されている。

同第２図〜第４図において、ノズル本体１のノ
ズルケース３の背面側はホルダー２に嵌まる摺動
胴部４となつている。この摺動胴部４の両側面は
凹状に湾曲した摺動係合面５となつており、同摺
動胴部４の先端側には前記摺動係合面５の湾曲凹
部よりも両側に張り出す鍔状の係止板６が突設さ
れている。

前記摺動胴部４の内部にはバルブ収容室７が隔
壁４ａ，４ｂを設けて形成されている。この隔壁
４ａと摺動胴部４の外周壁との間には通路空間１
９が形成されており、また、隔壁４ａには同空間
１９と収容室７とを連通させる弁孔２９が穿設さ
れている。そして、バルブ収容室７内には球面状
の切り換えバルブ１１が位置決めパツキン８と位
置決めとシールを兼ねるシールパツキン１０とに
よつて保持されて収容されている。この切り換え
バルブ１１は内部にＬ形状の切り換え通路９が形
成されており、また、両側には軸部１２，１３が
設けられている。軸部１２側には切り換えレバー
１４の回動軸１５の一端側が嵌合固定され、その
回動軸１５の他端側は摺動胴部４の先端壁１６に
あけた軸孔１７を貫通して外に突出し、その突出
先端部（自由端部）には係合部１８が直角方向に
伸設されている。なお、前記切り換えレバー１４
はジエツト噴流作動位置には指先で簡単に回動し
ないように短小に形成されている。また、軸孔１
７の周面と回動軸１５との間にはパツキン２０が
設けられ、両者１７，１５間の気密が維持されて
いる。

一方、軸部１３側にはパツキン２１を介して保
持筒２２の一端側が嵌め込まれている。前記摺動
胴部４の内部空間の端部内面には中心孔２３を有
する栓体２４の鍔部が嵌合固定されており、この
栓体２４の中心孔２３には前記保持筒２２の他端
側が嵌め込まれて固定されている。栓体２４には
接続筒部３９が形成されており、この筒部３９に
は図示されていないポンプの吐出口に通じるホー
ス２５が嵌合接続されている。また、摺動胴部４
の開口端側には把持ケース２６の一端側が嵌合さ
れており、同ケース２６の他端側はゴム等のスリ
ーブ２７を介してホース２５を保持している。こ
のホース２５の通路は栓体２４の中心孔２３と保
持筒２２の筒孔２２ａとを介して切り換えバルブ
１１の切り換え通路９に通じている。なお、図
中、２８は浴室の空気をノズル本体１内に導入す
る空気導入ホースである。

ノズルケース３の内部には第１の隔壁３０と第
２の隔壁３１がケース裏枠部３２と表面縁枠部３
３とに保持状態で収容されている。ケース裏枠部
３２と第１の隔壁３０との間には湯水流入室３４
が形成され、また、両隔壁３０，３１間には羽根
車収容室３５が形成されている。この羽根車収容
室３５と湯水流入室３４とは通路３６，３７を介
して通じている。そして、湯水流入室３４のケー
ス裏枠部３２側の壁部には透孔３８が形成され、
この透孔３８を介して通路空間１９と湯水流入室
３４とは連通している。

また、羽根車収容室３５の前壁面には第１図に
示すようにほぼ円周３等分位置に複数のシヤワー
噴出孔４０が集中してなるシヤワー噴出孔群４１
ａ，４１ｂ，４１ｃが形成されている。前記羽根
車収容室３５の内部には羽根車４２が回転自在に
収容されている。この羽根車４２は回転軸部から
円周３等分位置に３枚の羽根４３を突設したもの
であり、そのうち２枚の羽根４３の基端側には対
向するシヤワー噴出孔群４１ａ，４１ｂ，４１ｃ
を覆うのに十分な面積を有する遮蔽板４４が連結
されている。

前記第１の隔壁３０の中央部には流通路４５が
穿設されており、該流通路４５の前方側は開放空
間４６となつている。前記第１の隔壁３０の前端
面側には流通路４５と囲む支持筒４７の基端側が
嵌合固定されており、同支持筒４７の先端側には
ゴム等からなる第１の支持パツキン４８が固定さ
れている。また、前記第２の隔壁３１からは前記
第１の支持パツキン４８の近傍に腕部５０が突設
されており、この腕部５０には第２の支持パツキ
ン５１が固定されている。

また、前記開放空間４６内には椀状のバルブノ
ズル５２が配設されている。このバルブノズル５
２の湾曲した周壁は前記第１および第２の支持パ
ツキン４８，５１に気密に、かつ、摺動自在に挟
まれて第１の隔壁３０の中央部を覆い、内部に気
液混合室５３を形成しており、また、バルブノズ
ル５２の椀状の底部５４の中央部にはジエツト噴
出孔５５が形成されている。

前記第１の隔壁３０には前記空気導入ホース２
８に通じる空気通路５６が形成されており、この
空気通路５６を介して空気導入ホース２８からの
空気は気液混合室５３に導かれるようになつてい
る。

以上説明した構成で、切り換えバルブ１１によ
り流路が流通路４５側に切り換えられ、湯水と空
気とが混合してジエツト噴出孔５５からジエツト
噴流が流出する構成部分は第１の機能の湯水噴出
手段となつており、また、切り換えバルブ１１に
より流路が通路空間１９側に切り換えられ、湯水
のみがシヤワー噴出孔群４１からシヤワーとなつ
て噴出する構成部分は第２の機能の湯水噴出手段
となつている。

次に上記ノズルの作用について説明する。

図示されていないポンプから供給される湯水は
ホース２５を通つて保持筒２２の筒孔２２ａに入
り込む。このとき、切り換えレバー１４の係合部
１８がジエツト噴出流の回動位置にあるときに
は、第２図に示すように、切り換え通路９の入口
側は筒孔２２ａに接続し、同通路９の出口側は流
通路４５に接続するから、湯水は切り換え通路９
から流通路４５を通つて気液混合室５３に入り込
み、ジエツト噴出孔５５から外に噴出する。この
とき、空気通路５６に導入されている空気はエゼ
クタ効果によつて気液混合室５３に吸引される結
果、同室５３で湯水と空気（気泡）とが混合し、
この混合液ジエツト噴流となつてジエツト噴出孔
５５から噴出されるのである。

次に、切り換えレバー１４の自由端の係合部１
８を押圧して当該レバー１４をシヤワー噴出流の
作動位置に合わせると、第３図に示すように、流
通路４５の入口側は切り換えバルブ１１によつて
閉じられる。その一方において、切り換え通路９
の出口側は弁孔２９に接続される。この結果、ポ
ンプからの湯水は弁孔２９、通路空間１９、透孔
３８、湯水流入室３４、通路３６，３７を順に通
つて羽根車収容室３５に噴射する。この噴射湯水
を羽根４３が受けて羽根車４２が回転し、この羽
根車４２の回転に連動して遮蔽板４４が回転す
る。したがつて、例えば、シヤワー孔群４１ｂ，
４１ｃが遮蔽板４４によつて閉鎖された状態では
開放されているシヤワー孔群４１ａからシヤワー
噴流が噴出されるが、さらに羽根車４２が回転し
て行くと、シヤワー孔群４１ａ，４１ｃが閉じら
れ、シヤワー孔群４１ａからシヤワー噴流が噴出
するようになる。このように、羽根車４２を回転
させることにより、湯がシヤワー孔群４１ａ，４
１ｂ，４１ｃから順次噴出したり止つたりの間欠
的なシヤワー噴流（以下、間欠シヤワー噴流とい
う）となつて噴出する。

次に、切り換えレバー１４の係合部１８をニユ
ートラル位置にすると、切り換え通路９の出口側
は第３図の想像線で示すように、弁孔２９と流通
路４５に極めて微小の隙間を介してわずかに通じ
ている状態、つまり、ほとんど閉鎖の状態とな
る。したがって、ポンプからの湯水は隔壁４ａと
シールパツキン１０とでほとんど止められた状態
となる。

このユニートラル位置はシヤワー噴出孔４０と
ジエツト噴出孔５５から湯水が噴出しない湯水の
閉止位置であることを意味しており、したがつ
て、このニユートラル位置において、切り換え通
路９の出口は必ずしも第２図の想像線の位置に来
るようにしなくてもよく、例えば、弁孔２９の反
対側の壁面、つまり、隔壁４ｂ側に対向するよう
にすれば、湯水の出口はパツキン８，１０によつ
て完全に閉鎖され、シヤワー噴出孔４０とジエツ
ト噴出孔５５からは全く湯水が出ない状態とな
る。

次に、第５図〜第７図に基づき、ノズル装置の
ホルダー２について説明する。

合成樹脂等によつて形成されている基台５７の
底面には適当数、本実施例では一対の吸盤５８
ａ，５８ｂが吸着面を下向きにして固定されてい
る。

基台５７の表面先端側にはノズル本体１の摺動
胴部４が挿入する挿入凹溝６０が形成されてお
り、この挿入凹溝６０の両側壁面には前記ノズル
本体１の摺動係合面５に対して雌型形状となる摺
動受面６１が形成されている。すなわち、摺動受
面６１には外側に湾曲させて入り込むアンダーカ
ツト状の曲面６２が形成されており、この曲面６
２に摺動胴部４の膨出面５ａが嵌まることで、ノ
ズル本体１の第７図Ｅ方向、すなわち前方への抜
け止めが達成される。また、挿入凹溝６０の端面
６３はノズル本体の挿入終点となる係止受面とし
て機能している。

前記挿入凹溝６０の底面には先端側から奥に進
むにつれて斜行するガイド斜め溝６４が形成され
ている。このガイド斜め溝６４は、挿入凹溝６０
にノズル本体１の摺動胴部４を掛け止め挿入する
ときに、切り換えレバー１４の係合部１８が嵌ま
るものであり、ガイド斜め溝６４の周端面は前記
ノズル本体１の挿入および引き抜きに際し切り換
えレバー１４の係合部１８を所定の回動位置に回
動させるカム面６５となつている。本実施例では
第６図の想像線で示すように、前記係合部１８を
同図Ａ位置において切り換えレバー１４をシヤワ
ー噴流が噴出する第２機能の動作状態にした後、
ノズル本体１を挿入凹部溝６０に挿入によつて差
し込み、第６図下方に押して行くと、係合部１８
はガイド斜め溝６４に沿つて係合進入するが、こ
のとき、該係合部１８はカム面６５ａの押圧力を
受けて切り換えレバー１４の軸部を支点として回
転し、ほぼ中間点の第６図Ｂ位置でニユートラル
位置となり、さらにノズル本体１を挿入凹溝６０
に挿入して行くと、奥部、つまり、切り換えレバ
ー１４の挿入終点の第６図Ｃ位置で係合部１８は
第１機能のジエツト噴出作動位置に来るようにな
つている。ノズル本体１を挿入凹溝６０から引き
抜くときには、係合部１８はカム面６５ｂによつ
て反対向きに復帰回転し、ガイド斜め溝６４のカ
ム面６５ｂ側の開口部である湯水閉止位置である
ニユートラル位置Ｂに戻つたときに引き抜きが完
了するようになる。すなわち、ガイド斜め溝６４
のカム面６５ａはノズル本体１の挿入時に係合部
１８をシヤワー噴流の噴出作動位置又は湯水の閉
止位置からジエツト噴出流の噴出作動位置へ押圧
する係合面となつており、また、ガイド斜め溝６
４の反対側のカム面６５ｂはノズル本体１の引き
抜き時に該係合部１８をジエツト噴出流の噴出作
動位置から噴流の閉止位置へ移動させる係合面と
なつている。

かくして、上記ホルダー２は吸盤５８ａ，５８
ｂを利用して、浴槽内壁面に、挿入凹溝６０の挿
入口を上向きにして吸着固定される。ホルダー２
が浴槽内に固定される高さは、浴槽６６内にはつ
た湯水から上記ノズル本体１が出ない高さであ
る。このようにして固定されたホルダー２に対し
てノズル本体１の摺動胴部４を挿入凹溝６０に挿
入して掛け止めすると、ノズル本体１は浴槽内壁
面に保持される。ノズル本体１がホルダー２の奥
部まで嵌まつて完全に保持されると、レバー１４
の係合部１８はカム面６５ａによつて自動的にジ
エツト噴出流の位置に合わされるので、ジエツト
噴出孔５５からジエツト噴流が噴出し、この噴流
を身体に浮けることによつて浴中マツサージが行
われる。

次に、ノズル本体１をホルダー２から上方に向
けて引き抜くと、係合部１８はカム面６５ｂによ
つて湯水閉止位置に合わされるから、ノズルから
ジエツト噴流が噴出することはなく、誤つてノズ
ル噴出面を目や耳に向けても危険は全くない。

上記実施例では、ホルダー２にノズル本体１を
挿入完了したときに切り換えレバーの係合部１８
の回動位置がジエツト噴出流の噴出作動位置にな
り、つづいて、ノズル本体１を引き抜き完了した
ときに湯水閉止位置になるようにカム面６５を形
成したが、このカム面６５の形態は仕様に応じ
様々に変更できるものである。例えば、ノズル本
体１の挿入を完了した位置で係合部１８がジエツ
ト噴出流の噴出作動位置となり、ノズル本体１の
引き抜きを完了した位置でシヤワー噴流の噴出位
置になるようにカム面６５を形成してもよい。こ
の場合にはノズル本体１をホルダー２から引き抜
けば、シヤワー噴出孔群４１ａ〜４１ｃから間欠
シヤワー噴流が噴出する。この間欠シヤワー噴流
を身体に受けるとジエツト噴流とは異なる断続的
な刺激が与えられる。

なお、本考案は上記実施例に限定されることは
なく様々な実施の態様を採り得る。例えば、上記
実施例ではガイド斜め溝６４を挿入凹溝６０の底
面に設けたが、ノズル本体１側の切り換えレバー
１４の取り付け態様に応じ、挿入凹溝６０の側壁
等、任意の壁面に形成することができる。

また、上記実施例では、シヤワー噴流を間欠シ
ヤワーによつて構成したがこれを連続シヤワーと
することもできる。この場合は羽根車収容室３５
内の羽根車４２を省略すればよい。

〔考案の効果〕

本考案はノズルをホルダーに掛け止めするとき
には切り換えレバーがホルダー側のガイド斜め溝
に係合しながら入り込み、このガイド斜め溝のカ
ム面によつて噴出流の切り換え位置が第２機能位
置又は湯水の閉止位置から第１機能位置に自動的
に切り換わり、また、ノズルをホルダーから引き
抜くときには同溝のカム面によつて第１機能位置
から第２機能位置又は湯水の閉止位置に自動的に
切り換わるので、噴出流の切り換えをいちいち手
動で行う煩わしさがなく、使用上非常に便利であ
る。

しかも、ノズルをホルダーに差し込み完了した
位置で切り換えレバーは第１機能位置となるの
で、気泡と湯水が混合した強力なジエツト噴流は
必ず浴中（浴槽の湯水中）に噴出されることとな
り、ノズルをホルダーから引き抜いたときには切
り換えレバーは湯水の閉止又はシヤワーの噴出状
態となるので、ノズルをホルダーから引き抜いて
浴中から出したときに強力なジエツト噴流が噴出
するということがない。したがつて、このジエツ
ト噴流を、直接耳や目に当てて負傷する危険もな
くなり、使用上、非常に安全である。

【図面の簡単な説明】

第１図は本考案に係るノズル装置の一実施例を
示す正面図、第２図は同実施例のノズル本体の縦
断面図、第３図は第２図のＡ−Ａ断面図、第４図
は第２図のＢ−Ｂ断面図、第５図は同実施例のホ
ルダーの縦断面図、第６図は同じく底面図、第７
図は第６図のＣ−Ｃ断面図、第８図は装置の取付
状態を示す側面図である。 １……ノズル本体、２……ホルダー、４……摺
動胴部、１１……切り換えバルブ、１４……切り
換えレバー、４１ａ，４１ｂ，４１ｃ……シヤワ
ー噴出孔群、５２……バルブノズル、５５……ジ
エツト噴出孔、５８ａ，５８ｂ……吸盤、６０…
…挿入凹溝、６４……ガイド斜め溝、６５，６５
ａ，６５ｂ……カム面。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 気泡の混じつた湯水を噴出する第１機能と湯水
   のみを連続的に又は間欠的に噴出する第２機能の
   ２機能を少なくとも有する湯水噴出手段を備え該
   噴出手段に併設した噴出流切り換えレバーの自由
   端部をノズル本体外部に突設してなるノズルと、
   前記ノズルを差し込んで浴槽内壁面に掛け止め定
   着するためのホルダーとからなるノズル装置であ
   つて、前記ホルダーにはノズルを掛け止めすると
   きに流路切り換えレバーが入り込んで係合するガ
   イド斜め溝を有し、このガイド斜め溝の係合面を
   湯水噴出手段の前記２機能に対応させて、流路切
   り換えレバーの挿入終点部を第１機能位置、流路
   切り換えレバーの挿入始点開口部を第２機能位置
   又は湯水の閉止位置として前記流路切り換えレバ
   ーを夫々に切り換え位置に向けて回動するカム面
   に形成したノズル装置。