JPH033631B2 - - Google Patents

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JPH033631B2
JPH033631B2 JP59056934A JP5693484A JPH033631B2 JP H033631 B2 JPH033631 B2 JP H033631B2 JP 59056934 A JP59056934 A JP 59056934A JP 5693484 A JP5693484 A JP 5693484A JP H033631 B2 JPH033631 B2 JP H033631B2
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JP
Japan
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resistance
weight
pitch
spalling
fibers
Prior art date
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Expired - Lifetime
Application number
JP59056934A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS60200866A (ja
Inventor
Nobuhiko Kaji
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Krosaki Harima Corp
Original Assignee
Kurosaki Refractories Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Kurosaki Refractories Co Ltd filed Critical Kurosaki Refractories Co Ltd
Priority to JP5693484A priority Critical patent/JPS60200866A/ja
Publication of JPS60200866A publication Critical patent/JPS60200866A/ja
Publication of JPH033631B2 publication Critical patent/JPH033631B2/ja
Granted legal-status Critical Current

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Description

【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕 本発明は溶融金属流量の有用なコントロール手
段として広く使用されているスライデイングノズ
ル(SN)プレートの製造方法に関する。 〔技術的背景〕 SN装置は大きく分けて上部ノズルと、固定お
よび摺動プレートからなるプレートれんがと、下
部ノズルの三つの部分から構成されており、この
中でも特にプレートれんがは溶融金属流のコント
ロールを司る最も高度な機能が要求される部分で
ある。プレートれんがは溶融金属流による急激な
熱衝撃と摩耗の物理的且つ化学的な侵食作用を受
けるので、具備すべき最も重要な性質としては耐
スポーリング性と耐侵食性が挙げられる。 本出願人は、特開昭57−27972号公報に記載さ
れているように、耐火性原料に100メツシユ以下
のアルミニウム粉末を1〜20重量%含有せしめ、
窒素ガス雰囲気中で焼成することにより機械的強
度と耐侵食性を改良したSNプレートを先に提案
した。 しかしながら、Al、Al合金粉末は、フレーク、
アトマイズ粉末のいずれも機械的強度と耐侵食性
の向上には効果があつてもスポーリング時の亀裂
の発達を防止する効果はあまりにも小さく、その
耐用性をさらに向上せしめるためには耐スポーリ
ング性を改善する必要がある。 〔発明の目的〕 本発明は、高い機械的強度と耐食性を有すると
ともに耐スポーリング性が著しく改善されたSN
プレートを提供するものである。 〔発明の構成〕 前記本発明の目的は、特定の条件のAlあるい
はAl合金のフアイバを耐火骨材に添加すること
によつて達成される。 フアイバの径が10μmより小さいとフアイバ同
志の絡み合いが起こり、配合物に投入した時の分
散が著しく低下して均質性が劣る。またその径が
150μmを超えると以下の問題を生じる。即ち、
SNプレートは摺動面の精度を確保するため水を
使用した研磨加工を必要とするが、その際Al、
Al合金粉末が150μmを超えると焼成中に生成し
た炭化Alが消化したときのれんが組織の劣化が
大であり、また残存メタルも消化するため耐スポ
ーリング性の点で効果を挙げる程粒度を粗くする
ことは不可能であることが分かつた。 また、添加するフアイバの長さが1mmより短い
と粉末に代えてフアイバを使用した効果がでてこ
ない。しかしながら、長さが10mmより長くなると
フアイバ同志の絡み合いが起こり、配合物に投入
した時の分散が著しく低下してしまうという問題
を生じる。 従つて使用するAl、Al合金のフアイバは径が
10〜150μm、長さが1〜10mmの範囲でなければ
ならない。 また、Al、Al合金フアイバの使用量が1重量
%より少ないとフアイバ使用の効果が不十分であ
り、15重量%より多いと分散が悪くなり効果が低
下する。 カーボンは耐スポーリング性、浸潤防止に作用
させるために配合されるが、その配合量は1重量
%以上でないと耐スポーリング性の改善の効果は
不十分である。 成形後の焼成は、コークス粉末中、Arガス気
流中などの非酸化性雰囲気で行なうが、その焼成
温度が1000℃より低い温度では耐消化性を満足さ
せることはできない。また、耐消化性を十分に満
足させるためには焼成後ピツチ含浸してそのまま
か、もしくは無発煙を目的とした焼成するコーキ
ングの工程を実施して、含浸ピツチの被膜もしく
は含浸ピツチからのコークスの被膜を焼成物の表
面に形成させてから仕上げ加工することが必要で
ある。 骨材として使用される耐火物粉末は、SNプレ
ート用として耐食性を満足する物であれば、アル
ミナ、合成ムライト、シリマナイト、アンダリユ
ーサイト、スピネル、マグネシア等の粉末1種も
しくは2種以上の混合物が使用可能である。 勿論、Si、Al、Al合金、B4C、BN粉末の1種
もしくは2種以上の混合物も耐スポーリング性に
注意すれば、強度、耐酸化性の補強材として併用
可能である。 〔実施例〕 第1表〜第3表に示す配合物から、サイズ650
〜450mm×240〜200mm×50〜40mm、ノズル口径85
〜60mmのSNプレートを成形しコークスブリーズ
中で1300℃で焼成した後、ピツチ含浸し900℃で
コーキングして製造した。このプレートの特性を
各表の下欄に示す。 実施例1の製造過程において、ピツチを含浸す
る前に湿式研磨を行なつた場合消化が起こつた。
また、同実施例1について、900℃で焼成後ピツ
チ含浸し900℃でコーキングした物を湿式研磨し
た場合も同様に消化が起こつたが、1000℃で焼成
したものは消化は生じなかつた。 第1表の場合、使用するフアイバの長さは1mm
以上でないと耐スポーリング性の向上には効果は
なく、また、径は150μm以下でないと消化が起
こり、れんがの歩留りが低下した。 第2表の場合、Alフアイバは1重量%以上使
用しないと、耐スポーリング性の点で効果はな
く、また、15重量%以下でないと品質の劣化が起
こつた。 これらの試料を、注入温度1610〜1680℃の高カ
ルシウム合金添加鋼および高酸素鋼などにて実用
試験に供した。 300T取鍋用のSNプレートに用いた場合には、
比較例1においては、耐食性の点で1チヤージし
か耐用できず、また比較例2の場合には、耐スポ
ーリング性の点で1チヤージの耐用が限界であつ
た。これに対して、実施例1、2、6、8を適用
したところ3チヤージ使用したが、その時点でも
充分に余裕があつた。 タンデイツシユ用SNプレートに用いた場合に
は、比較例2においては耐食性の劣化のために3
チヤージしか耐用できず、比較例1における通常
鋼種時の8チヤージまでは耐用できなかつた。ま
た比較例8においては、耐スポーリング性が劣
り、3チヤージの耐用であつた。これに対して、
実施例9、10を実施したところ8チヤージの耐用
が得られた。
【表】
【表】
【表】
〔綜合効果〕
本発明は、従来のアルミニウム粉末に代わつて
特定範囲の大きさのフアイバを使用することによ
つて、SNプレート耐火物の耐スポーリング性を
改善することに成功したもので、従来の組成成分
や製造工程を何等大幅に変更することなく、耐用
性のあるSNプレートが得られる。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 耐火物原料にフアイバの径が10〜150μm、
    長さが1〜10mmの範囲にある金属Alフアイバ、
    Al合金フアイバを単独もしくは両者の混合物を
    1〜15重量%とカーボン粉末を1重量%以上とを
    含有せしめてなる配合物を混練、成形した後、
    1000℃以上の非酸化雰囲気下で焼成しその後ピツ
    チ含浸を行なうことを特徴とする高耐用性スライ
    デイングノズルプレートの製造方法。
JP5693484A 1984-03-23 1984-03-23 高耐用性スライデイングノズルプレ−トの製造方法 Granted JPS60200866A (ja)

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JP5693484A JPS60200866A (ja) 1984-03-23 1984-03-23 高耐用性スライデイングノズルプレ−トの製造方法

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JP5693484A JPS60200866A (ja) 1984-03-23 1984-03-23 高耐用性スライデイングノズルプレ−トの製造方法

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JPS60200866A JPS60200866A (ja) 1985-10-11
JPH033631B2 true JPH033631B2 (ja) 1991-01-21

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Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS61136966A (ja) * 1984-12-03 1986-06-24 ハリマセラミック株式会社 不焼成炭素含有煉瓦の製造方法
US4732877A (en) * 1985-09-30 1988-03-22 Allied-Signal Inc. Alumina composite reinforced by zirconia-clad alumina fibers

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS56140080A (en) * 1980-04-02 1981-11-02 Harima Refractories Co Ltd Sliding nozzle plate
JPS57106581A (en) * 1980-12-18 1982-07-02 Kurosaki Refractories Co Lower portion nozzle for highly anti-spalling non-baked sliding nozzle

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JPS60200866A (ja) 1985-10-11

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