JPH0336214Y2 - - Google Patents

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JPH0336214Y2
JPH0336214Y2 JP1103384U JP1103384U JPH0336214Y2 JP H0336214 Y2 JPH0336214 Y2 JP H0336214Y2 JP 1103384 U JP1103384 U JP 1103384U JP 1103384 U JP1103384 U JP 1103384U JP H0336214 Y2 JPH0336214 Y2 JP H0336214Y2
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fuel
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brush
pump
rotor
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Description

【考案の詳細な説明】 〔考案の目的〕 (産業上の利用分野) 本考案は、燃料タンク内の燃料をタンク外に吐
出するために燃料タンク内に組み込まれる燃料供
給用ポンプの改良に関する。
(従来の技術) 燃料供給用ポンプは、キヤブレータに向けてこ
のキヤブレータよりも低い位置にある燃料タンク
から一定の圧力で燃料を供給するものである。こ
の燃料供給用ポンプとしては、例えば、実開昭57
−76277号公報に記載されているように、燃料供
給用タンク内に組み込まれたいわゆるインタンク
式燃料供給用ポンプがある。
第1図は、上述のようないわゆるインタンク式
の燃料供給用ポンプの一例を示す図である。
図示するように、筒状ケース1内には、ポンプ
部2とモータ部3とが一体に組み込まれており、
モータ部3の主軸4が回転することによつて、筒
状ケース1の下端の吸入口5に流入した燃料は、
筒状ケース1内を流通し、上端の吐出口6から吐
出するようになつている。
ポンプ部2は、ジヨイント7により主軸4に取
付けられたベーン8からなる。
主軸4には、図示しないコイルとコアとが組み
込まれたアマチユア9とコンミユテータ10とか
らなるロータ16が一体となつて取付けられてい
る。
又、筒状ケース1の内側には、このロータ16
のアマチユア9を囲むようにして氷久磁石11が
固定されている。
そして、コンミユテータ10と接触し、コンミ
ユテータ10を介してアマチユア9に対して給電
するブラシ12が、筒状ケース1のブラシホルダ
ー13内に収容されている。ブラシ12は、端子
棒14を介して図示しない外部の電源に接続され
ている。
したがつて、このようなポンプにあつては、モ
ータ部3によつてポンプ部2のベーン8が回転す
ると、吸入口5から流入した燃料は、ポンプ部2
からモータ部3への連通口15からアマチユア9
と氷久磁石11との間を通り、さらに、コンミユ
テータ10の外周に沿つて流れた後に吐出口6に
至り、外部に吐出されるようになつている。
(考案が解決しようとする課題) しかしながら、第1図に示すような従来の燃料
供給用ポンプにあつては、吸入口5から入り込ん
だ燃料は、コンミユテータ10の外周に沿つて流
れた後に、吐出口6に至るようになつていること
から、燃料がコンミユテータ10とブラシ12と
の間に入り込むことになる。このため、モータが
高回転になると、コンミユテータ10とブラシ1
2との間に存在する燃料が増加してしまう。これ
は、一般にブラシ12には、コンミユテータ10
に摺接するように、ブラシホルダー13内におい
て、図示省略するバネ等によりコンミユテータ1
0に向つて弾撥力が与えられているが、モータが
高回転になり、コンミユテータ10とブラシ12
との間を通過する燃料が増加すると、この燃料に
よつてブラシ12がコンミユテータ10から離れ
る方向に押され、コンミユテータ10とブラシ1
2との間が広がり、結果的にその間に存在する燃
料が増加するためである。
これによつて、コンミユテータ10とブラシ1
2との間の電気的な抵抗が増加し、コンミユテー
タ10に印加される供給電力が低下したり、コン
ミユテータ10とブラシ12との接触不良が生
じ、モータが供給電力に応じた回転を行なうこと
ができなくなるいわゆるモータ性能の低下が生
じ、結果的にポンプとしての性能が低下する等の
問題があつた。
本考案は、このような従来の問題点を解決する
ために成されたものであり、インタンク式の燃料
供給用ポンプにおいて、コンミユテータとブラシ
との間を通る燃料によるモータ性能の低下を防止
することを目的とする。
〔考案の構成〕
(課題を解決するための手段) 前記目的を達成するために本考案は、同一ケー
シング内にポンプと駆動モータとが一体に設けら
れ、該ポンプにより吸入した燃料を、前記ケーシ
ング内に流通させて外部に吐出する燃料供給用ポ
ンプにおいて、前記駆動モータのロータのコンミ
ユテータのブラシ摺接面に、該コンミユテータと
ブラシとの間に位置する前記燃料の一部を流入さ
せる流入孔を設け、該流入孔に対し大きな遠心力
作用を受け得る前記ロータの表面に、前記流入孔
から流入した燃料を流出する流出孔を設け、前記
流入孔と当該流出孔とを連通させる流路を前記ロ
ータ内に設け、該流路内の燃料にかかる遠心力を
利用してコンミユテータとブラシとの間に位置す
る燃料の一部を強制的に排除して該燃料の量を減
少させることによつて、モータ性能の低下を防止
してポンプ性能の向上を図つたことを特徴とす
る。
(作用) 上記のように構成された本考案は、以下のよう
に作用する。
モータの回転数が増加するにつれて、ポンプの
燃料吸入量が増加し、コンミユテータとブラシと
の間に位置する燃料が増加するが、同時に、ロー
タの回転数が増加するので、ロータ内に設けられ
た流路内の燃料にかかる遠心力も増加する。
そして、その流路内の燃料は、夫々の孔から吐
出しようと移動するが、ロータの回転軸に対する
流出孔の位置が流入孔の位置よりも遠い位置にな
つているので、この流出孔から吐出する燃料の量
が、流入孔から吐出する燃料の量よりも多くな
る。これにより、その流路内の燃料は、流入孔か
ら流出孔に向つて流れるようになる。
したがつて、モータの回転数が増加しても、コ
ンミユテータとブラシとの間に位置する燃料の一
部が、流路を通つてコンミユテータとブラシとの
間から強制的に排除されるので、コンミユテータ
とブラシとの間に位置する燃料が増加してコンミ
ユテータとブラシとの間の電気的な抵抗を増加さ
せ、コンミユテータに印加される供給電力を低下
させたり、コンミユテータとブラシとの接触不良
を生じさせるようなことがなくなり、モータ性能
の低下を防止することができるようになる。
(実施例) 以下に、第2,3図に基づいて本考案の燃料供
給用ポンプの一実施例を説明する。
第2図は、本考案に係る燃料供給用ポンプの要
部を示す断面図であり、第3図は、第2図におけ
るコンミユテータの部分を示す断面図である。
尚、本考案の燃料供給用ポンプは、従来の技術で
説明した第1図に示す燃料供給用ポンプのロータ
16以外の構成部材については同一であるのでこ
こではそれらの説明を省略する。又、第2図及び
第3図には、第1図に示す燃料供給用ポンプの構
成部材と同一部材には、同一符号が付してある。
第2図に示すように、本考案に係る燃料供給用
ポンプにあつては、ロータ16のコンミユテータ
10のうちブラシ12に摺接するブラシ摺接面2
3に、流入孔20が形成されている。
又、同様にロータ16には、その流入孔20よ
りも外側に位置して流出孔21が形成されてい
る。
図示するように、ロータ16のアマチユア9と
コンミユテータ10との間には、コンミユテータ
10の外径よりも大外径のフランジ30が形成さ
れており、流出孔21は、このフランジ30の側
面に形成されている。つまり、流出孔21は、ロ
ータ16が回転した場合に、流入孔20よりも大
きな遠心力作用を受け得るようにロータ16の表
面に形成されている。
そして、第3図に示すように、ロータ16内に
は、流入孔20と流出孔21とを連通させる流路
22が形成されており、ロータ16の回転に伴う
遠心力によつて、コンミユテータ10とブラシ1
2との間に位置する燃料が、流入孔20からこの
流路22内に侵入し、流出孔21から吐出するよ
うになつている。これは、ロータ16が回転する
と、その流路22内の燃料は、流入孔20及び流
出孔21の夫々から吐出しようと移動するが、ロ
ータ16の回転軸に対する流出孔21の位置が流
入孔20の位置よりも遠い位置になつているの
で、この流出孔21から吐出する燃料の量が、流
入孔20から吐出する燃料の量よりも多くなり、
これによつて、その流路22内の燃料が、流入孔
20から流出孔21に向つて流れるようになるか
らである。
このような構成とすることによつて、ポンプ部
2により筒状ケース1内に侵入し、コンミユテー
タ10とブラシ12との間に入り込む燃料は、モ
ータが高回転になると増加するが、これに応じて
ロータ16が高回転になるので、流入孔20から
流路22を通つて流出孔21に至り、コンミユテ
ータ10とブラシ12との間から排除される燃料
も増加する。つまり、モータが高回転になり、コ
ンミユテータ10とブラシ12との間に位置する
燃料が増加しても、一部が流路22によつて強制
的に排除されるので、その燃料の量を減少させる
ことができる。
したがつて、コンミユテータ10とブラシ12
との間に位置する燃料が増加してコンミユテータ
10とブラシ12との間の電気的な抵抗が増加
し、コンミユテータ10に印加される供給電力を
低下させたり、コンミユテータ10とブラシ12
との接触不良を生じさせるようなことがなく、モ
ータ性能が低下するようなことがなくなる。これ
によりポンプとしての性能の低下を防止すること
ができるので、従来のものに比べれば、その性能
の向上が図られたことになる。
尚、流入孔20は、コンミユテータ10を構成
する構成片の各々に形成しても良く、いくつかの
構成片のみに形成するようにしても良い。
又、上記実施例においては、流出孔21がフラ
ンジ30に形成されたものを例示したが、これに
限ることなく、例えば、コンミユテータ10の端
部(第2図、第3図においてコンミユテータ10
の上部)に、フランジ30と同様にコンミユテー
タ10よりも大外径の円柱形の部材を設けてお
き、この部材の側面に形成するようにしても良
く、又、コンミユテータ10よりも大外径のアマ
チユア9の側面に形成しても良い。
さらに、上記実施例のモータは、コンミユテー
タ10が円筒形状となつたいわゆるドラム形のも
のであるが、平坦面となつたいわゆるフラツト形
のコンミユテータにおいても本考案を具体化する
ことが可能であるのはもちろんである。
(考案の効果) 以上の説明により明らかなように、本考案にあ
つては、以下のような効果を奏する。
モータの回転数が増加するにつれて、ロータ内
に設けられた流路内の燃料にかかる遠心力も増加
し、コンミユテータとブラシとの間に位置する燃
料の一部が、流入孔から流路内に流入して流出孔
から吐出され、コンミユテータとブラシとの間か
ら強制的に排除されるので、コンミユテータとブ
ラシとの間に位置する燃料が増加してコンミユテ
ータとブラシとの間の電気的な抵抗が増加するよ
うなことがなく、コンミユテータに印加される供
給電力を低下させたり、コンミユテータとブラシ
との接触不良を生じさせるようなことがなくな
る。
したがつて、モータ性能の低下を防止すること
ができ、これによりポンプとしての性能の低下を
防止することができるので、従来のものに比べれ
ば、その性能の向上が図られる。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来の燃料供給用ポンプを示す断面
図、第2図は本考案の一実施例に係わる燃料供給
用ポンプの要部を示す断面図、第3図は第2図に
おけるコンミユテータの部分を示す断面図であ
る。 1……筒状ケース(ケーシング)、2……ポン
プ部(ポンプ)、3……モータ部(駆動モータ)、
5……吸入口、6……吐出口、8……ベーン、1
0……コンミユテータ、12……ブラシ、16…
…ロータ、20……流入孔、21……流出孔、2
2……流路、23……ブラシ摺接面、30……フ
ランジ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 同一ケーシング1内にポンプ2と駆動モータ3
    とが一体に設けられ、該ポンプ2により吸入した
    燃料を、前記ケーシング1内に流通させて外部に
    吐出する燃料供給用ポンプにおいて、前記駆動モ
    ータ3のロータ16のコンミユテータ10のブラ
    シ摺接面23に、該コンミユテータ10とブラシ
    12との間に位置する前記燃料の一部を流入させ
    る流入孔20を設け、該流入孔20に対し大きな
    遠心力作用を受け得る前記ロータ16の表面に、
    前記流入孔20から流入した燃料を流出する流出
    孔21を設け、前記流入孔20と当該流出孔21
    とを連通させる流路22を前記ロータ16内に設
    け、該流路22内の燃料にかかる遠心力を利用し
    てコンミユテータ10とブラシ12との間に位置
    する燃料の一部を強制的に排除して該燃料の量を
    減少させることによつて、モータ性能の低下を防
    止してポンプ性能の向上を図つたことを特徴とす
    る燃料供給用ポンプ。
JP1103384U 1984-01-31 1984-01-31 燃料供給用ポンプ Granted JPS60128466U (ja)

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JP1103384U JPS60128466U (ja) 1984-01-31 1984-01-31 燃料供給用ポンプ

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JP1103384U JPS60128466U (ja) 1984-01-31 1984-01-31 燃料供給用ポンプ

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Publication Number Publication Date
JPS60128466U JPS60128466U (ja) 1985-08-29
JPH0336214Y2 true JPH0336214Y2 (ja) 1991-07-31

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ID=30492767

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1103384U Granted JPS60128466U (ja) 1984-01-31 1984-01-31 燃料供給用ポンプ

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JPS60128466U (ja) 1985-08-29

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