JPH0965619A - 燃料ポンプ - Google Patents

燃料ポンプ

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Publication number
JPH0965619A
JPH0965619A JP8119417A JP11941796A JPH0965619A JP H0965619 A JPH0965619 A JP H0965619A JP 8119417 A JP8119417 A JP 8119417A JP 11941796 A JP11941796 A JP 11941796A JP H0965619 A JPH0965619 A JP H0965619A
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JP
Japan
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brush
commutator
electrode side
fuel
armature
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Application number
JP8119417A
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English (en)
Inventor
Motoya Ito
元也 伊藤
Minoru Yasuda
実 安田
Takeshi Matsuda
健 松田
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Denso Corp
Original Assignee
Denso Corp
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Publication date
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    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01RELECTRICALLY-CONDUCTIVE CONNECTIONS; STRUCTURAL ASSOCIATIONS OF A PLURALITY OF MUTUALLY-INSULATED ELECTRICAL CONNECTING ELEMENTS; COUPLING DEVICES; CURRENT COLLECTORS
    • H01R39/00Rotary current collectors, distributors or interrupters
    • H01R39/02Details for dynamo electric machines
    • H01R39/18Contacts for co-operation with commutator or slip-ring, e.g. contact brush
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02MSUPPLYING COMBUSTION ENGINES IN GENERAL WITH COMBUSTIBLE MIXTURES OR CONSTITUENTS THEREOF
    • F02M37/00Apparatus or systems for feeding liquid fuel from storage containers to carburettors or fuel-injection apparatus; Arrangements for purifying liquid fuel specially adapted for, or arranged on, internal-combustion engines
    • F02M37/04Feeding by means of driven pumps
    • F02M37/08Feeding by means of driven pumps electrically driven
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01RELECTRICALLY-CONDUCTIVE CONNECTIONS; STRUCTURAL ASSOCIATIONS OF A PLURALITY OF MUTUALLY-INSULATED ELECTRICAL CONNECTING ELEMENTS; COUPLING DEVICES; CURRENT COLLECTORS
    • H01R39/00Rotary current collectors, distributors or interrupters
    • H01R39/02Details for dynamo electric machines
    • H01R39/38Brush holders
    • H01R39/381Brush holders characterised by the application of pressure to brush
    • HELECTRICITY
    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02KDYNAMO-ELECTRIC MACHINES
    • H02K13/00Structural associations of current collectors with motors or generators, e.g. brush mounting plates or connections to windings; Disposition of current collectors in motors or generators; Arrangements for improving commutation
    • H02K13/10Arrangements of brushes or commutators specially adapted for improving commutation
    • HELECTRICITY
    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02KDYNAMO-ELECTRIC MACHINES
    • H02K5/00Casings; Enclosures; Supports
    • H02K5/04Casings or enclosures characterised by the shape, form or construction thereof
    • H02K5/12Casings or enclosures characterised by the shape, form or construction thereof specially adapted for operating in liquid or gas
    • H02K5/132Submersible electric motors

Abstract

(57)【要約】 【課題】 燃料ポンプの部品点数の増加やブラシ取付部
の構造を複雑化することなくコンミテータ等の摩耗を抑
えモータ効率を向上すること。 【解決手段】 燃料ポンプ100は円筒状のケーシング
11内に直流モータ部20とポンプ部30とを内蔵して
いる。直流モータ部20のアーマチュア24のコンミテ
ータ26には、一対のブラシ27a(27b)がスプリ
ング28a(28b)にて付勢力を付与され摺接されて
いる。実験により、−電極側のブラシに対するコンミテ
ータ摩耗速度が+電極側のブラシに対するコンミテータ
摩耗速度の約3倍であることが分かった。このため、+
電極側のブラシの比抵抗を−電極側のブラシの比抵抗よ
りも低くすることで、コンミテータ摩耗速度を大きくす
ることなく、ブラシでの電圧降下を小さくしてモータ効
率を向上することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、内燃機関の燃料供給装
置に燃料タンク内の燃料を圧送する電気式の燃料ポンプ
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、燃料ポンプに関連する先行技術文
献としては、実開平3−7665号公報、実開昭63−
24972号公報にて開示されたものが知られている。
【0003】前者では、燃料ポンプの直流モータ部に比
抵抗の異なる2組のブラシを設け、内燃機関が大量の燃
料を必要としないときには、比抵抗の大きなブラシに通
電することによって、直流モータ部に流れる電流を低減
しコンミテータ等の摩耗を軽減し、逆に、大きな吐出流
量を必要とするときには、比抵抗の小さなブラシに通電
することによって、直流モータ部に流れる電流を大きく
し高速駆動するものである。
【0004】また、後者では、コンミテータと摺接する
1対のブラシのうち陽極ブラシの摺接面の摺接面積を陰
極ブラシの摺接面の摺接面積よりも大きく形成すること
によって、陽極ブラシとコンミテータとの摺接面の電気
抵抗を小さくし、モータ効率を向上させると共にコンミ
テータ等の摩耗を軽減するものである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、比抵抗の異
なる2組のブラシを配設することは燃料ポンプの部品点
数の増加やブラシ取付部の構造を複雑化するという不具
合があった。
【0006】また、1対のブラシのうち陽極ブラシの摺
接面の摺接面積を陰極ブラシの摺接面の摺接面積よりも
大きく形成することは、ブラシ取付部の容積の増大によ
る燃料ポンプの大型化につながるという不具合があっ
た。
【0007】そこで、この発明は、かかる不具合を解決
するためになされたもので、燃料ポンプの部品点数の増
加やブラシ取付部の構造を複雑化することなくコンミテ
ータ等の摩耗を抑えモータ効率を向上する燃料ポンプの
提供を課題としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1の燃料ポンプに
よれば、直流モータ部ではケーシング側に配設された少
なくとも一対のブラシがアーマチュア端部に配設された
コンミテータにスプリングの付勢力にて摺接され、その
ブラシからコンミテータを介してアーマチュアのコイル
に電流が供給される。ポンプ部では、ケーシング内でア
ーマチュアの回転軸によって駆動される羽根車の回転駆
動によってそのケーシング内の一端側から他端側に燃料
が圧送される。これらブラシのうちプラス電極側のブラ
シの比抵抗がマイナス電極側のブラシの比抵抗よりも低
くされることで、プラス電極側のブラシとコンミテータ
との間の電気的な摩耗の割合を多くすることなく、両者
間の摺接による電圧降下を小さくできる。このため、燃
料ポンプの部品点数の増加やブラシ取付部の構造を複雑
化することなくコンミテータ等の摩耗を抑えモータ効率
を向上することができるという効果が得られる。
【0009】請求項2の燃料ポンプによれば、直流モー
タ部ではケーシング側に配設された少なくとも一対のブ
ラシがアーマチュア端部に配設されたコンミテータにス
プリングの付勢力にて摺接され、そのブラシからコンミ
テータを介してアーマチュアのコイルに電流が供給され
る。ポンプ部では、ケーシング内でアーマチュアの回転
軸によって駆動される羽根車の回転駆動によってそのケ
ーシング内の一端側から他端側に燃料が圧送される。こ
れらスプリングのうちマイナス電極側のブラシのスプリ
ングの付勢力がプラス電極側のブラシのスプリングの付
勢力よりも大きくされることで、マイナス電極側のブラ
シによるコンミテータ摩耗速度を小さくしてプラス・マ
イナス両電極のブラシのスプリング付勢力を大きくする
場合に比べ、電流の増大を抑えることができる。このた
め、燃料ポンプの部品点数の増加やブラシ取付部の構造
を複雑化することなくコンミテータ等の摩耗を抑えモー
タ効率を向上することができるという効果が得られる。
【0010】請求項3の燃料ポンプでは、燃料中に浸漬
されたプラス電極側のブラシ、マイナス電極側のブラシ
としてのブラシ及びコンミテータの両者間の摩擦による
機械的な摩耗が電気的な摩耗に比べて極めて少ない。こ
のため、ブラシ及びコンミテータが燃料中に浸漬された
燃料ポンプでは、電気的な摩耗に対処するだけで、コン
ミテータ等の寿命を大きく改善することができるという
効果が得られる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を実施
例に基づいて説明する。
【0012】図1は本発明の実施の形態の一実施例にか
かる燃料ポンプの全体構成を示す断面図、図2は図1の
A−A線に沿う断面図である。
【0013】図1及び図2において、100は燃料ポン
プであり、燃料ポンプ100は円筒状のケーシング11
によりトップカバー12とボトムカバー15とがかしめ
られ一体化され、そのケーシング11内に直流モータ部
20とポンプ部30とが内蔵されて構成されている。ト
ップカバー12には、逆止弁13aを有する燃料の吐出
ポート13、直流モータ部20に電流を供給するための
コネクタ部14が形成されている。また、ボトムカバー
15には燃料の吸入ポート16が形成されており、燃料
は吸入ポート16から吸入され図1に示す矢印方向に沿
って送られ吐出ポート13から吐出される。
【0014】直流モータ部20は、ケーシング11の内
周面にモータハウジング22等を介して固設された1対
のマグネット21a,21b、これらマグネット21
a,21bと所定の間隙を有しケーシング11の長手方
向中心に回転軸23を有するアーマチュア24とからな
る。この回転軸23を中心とするアーマチュア24は、
積層された鉄芯にコイル線が巻装されたコイル部25と
そのコイル部25の各コイル線端が配線接続された回転
軸23に垂直な円盤状のコンミテータ26とが樹脂にて
円柱状に一体成形されている。そして、コンミテータ2
6には、モータハウジング22にガイドされスプリング
28a(28b)にて付勢力を付与され、コネクタ部1
4に配線された一対のブラシ27a(27b)が摺接さ
れている。
【0015】ポンプ部30は、所謂再生ポンプであり、
ケーシング11内でボトムカバー15と共にケーシング
11により一体的にかしめられるポンプカバー31との
間に配設されるベーン部34を外周に有するタービンベ
ーン33からなる。このタービンベーン33は直流モー
タ部20のアーマチュア24の回転軸23の延長先端で
回転方向に係止され、軸方向に摺動可能に嵌合されてい
る。
【0016】本実施例の直流モータ部20は8極モータ
であり、その回転軸23はモータハウジング22に嵌装
された軸受29とポンプカバー31に嵌装された軸受3
2とによりラジアル方向に回転支持され、ボトムカバー
15に固設された当接部材17とブラシ27a(27
b)によりスラスト方向に支持されている。
【0017】次に、上述の構成からなる燃料ポンプ10
0を使用する際の、コンミテータ26とブラシ27a,
27bとの間の整流に伴って発生する火花による電気的
な摩耗の実態を知るために、発明者らが実施した実験及
びその結果について、図3を参照して説明する。なお、
本実施例における燃料ポンプ100は燃料中に浸漬され
て使用されるため、コンミテータ26及びブラシ27
a,27bも常時、燃料中に浸漬されており、このよう
な状態における両者間の摩擦による機械的な摩耗は電気
的な摩耗に比べて極めて少ないことが知られており、こ
こでは機械的な摩耗を考慮しないこととする。
【0018】ここで、図2に示すように、ブラシ27
a,27bが共にコンミテータ26の同一円周上を摺接
するように配置されていると、プラス(以下、単に
『+』と記す)電極側のブラシまたはマイナス(以下、
単に『−』と記す)電極側のブラシのいずれがコンミテ
ータ26等の電気的な摩耗に影響を及ぼしているのかが
分からなかった。このため、+電極側のブラシと−電極
側のブラシとがコンミテータ26の同一円周上を摺接し
ないように各ブラシ接触面を円周方向で扇型に削ったも
のを製作し、このとき内外で周速が異なるため各極性が
内周側のときと外周側のときとの2組のブラシを用意
し、各組合わせにおける評価を実施した。
【0019】図3(a)は内周側に−電極側のブラシ、
外周側に+電極側のブラシを配置してコンミテータ26
に摺接したときのコンミテータ摩耗速度を示し、図3
(b)は内周側に+電極側のブラシ、外周側に−電極側
のブラシを配置してコンミテータ26に摺接したときの
コンミテータ摩耗速度を示している。
【0020】図3(a)及び図3(b)にて明らかなよ
うに、−電極側のブラシに摺接するコンミテータ摩耗速
度が+電極側のブラシに摺接するコンミテータ摩耗速度
の約3倍であることが分かった。この結果を踏まえ、従
来においては、コンミテータ26等の寿命を確保するた
めに、+電極側のブラシ及び−電極側のブラシ共に比較
的、比抵抗の高い材料を用いていたが、+電極側のブラ
シの比抵抗を−電極側のブラシの比抵抗よりも小さく設
定することで寿命に対する影響を抑えつつ+電極側のブ
ラシでの電圧降下を小さくすることができた。
【0021】更に、+電極側のブラシまたは−電極側の
ブラシの各スプリングの付勢力を変化させ、スプリング
の付勢力がコンミテータ26等の電気的な摩耗及び電流
にどのような影響を及ぼしているのかを調べた。図4に
示すように、スプリング付勢力を大きくするとコンミテ
ータ摩耗速度を小さくすることができるが、電流が増大
してしまうことが分かった。したがって、コンミテータ
摩耗速度に影響の大きい−電極側のブラシのスプリング
のみの付勢力を大きくすることで、コンミテータ摩耗速
度を小さくしつつ電流の増大を抑えることができた。
【0022】ちなみに、従来品、本実施例品共に、ブラ
シの断面積は+電極側、−電極側共に0.224cm2
である。スプリングの付勢力が大きいことでブラシのコ
ンミテータへの接触圧が増し、ブラシとコンミテータと
の間の火花量を小さくでき、コンミテータ摩耗速度を小
さくすることができたと推定される。また、接触圧が増
すことにより接触抵抗が小さくなることで電流が増大し
たと推定される。
【0023】上述の実験結果に基づいて、ブラシ27
a,27bのうち+電極側のブラシの比抵抗が−電極側
のブラシの比抵抗よりも低くなるような材質が選定さ
れ、また、スプリング28a,28bのうち−電極側の
ブラシのスプリングの付勢力が+電極側のブラシのスプ
リングの付勢力よりも大きくなるように設定された。こ
れにより、図5に示すように、本実施例品は従来品と比
較してモータ効率を向上することができた。
【0024】ここで、従来品のブラシの比抵抗は+電極
側、−電極側共に10000μΩ・cm、ブラシのスプ
リングの付勢力は+電極側、−電極側共に150gであ
り、本実施例品のブラシの比抵抗は+電極側が2000
μΩ・cm、−電極側が10000μΩ・cm、ブラシ
のスプリングの付勢力は+電極側が150g、−電極側
が350gである。
【0025】このように、本実施例の燃料ポンプ100
は、ケーシング11側に配設された一対のブラシ27
a,27bがアーマチュア24端部に配設されたコンミ
テータ26にスプリング28a,28bの付勢力にて摺
接されブラシ27a,27bからコンミテータ26を介
してアーマチュア24のコイル部25に電流を供給する
直流モータ部20と、ケーシング11内でアーマチュア
24の回転軸23によって駆動されるタービンベーン3
3からなる羽根車の回転駆動によってケーシング11内
の一端側の吸入ポート16から他端側の吐出ポート13
に燃料を圧送するポンプ部30とを具備し、ブラシ27
a,27bのうち+電極側のブラシの比抵抗を−電極側
のブラシの比抵抗よりも低くするものである。
【0026】したがって、直流モータ部20ではケーシ
ング11側に配設された一対のブラシ27a,27bが
アーマチュア24端部に配設されたコンミテータ26に
スプリング28a,28bの付勢力にて摺接されブラシ
27a,27bからコンミテータ26を介してアーマチ
ュア24のコイル部25に電流が供給され、ポンプ部3
0ではケーシング11内でアーマチュア24の回転軸2
3によって駆動されるタービンベーン33からなる羽根
車の回転駆動によってケーシング11内の一端側の吸入
ポート16から他端側の吐出ポート13に燃料が圧送さ
れ、これらブラシのうち+電極側のブラシの比抵抗が−
電極側のブラシの比抵抗よりも低くされることで、+電
極側のブラシとコンミテータとの間の電気的な摩耗の割
合を多くすることなく、両者間の摺接による電圧降下を
小さくできる。このため、燃料ポンプの部品点数の増加
やブラシ取付部の構造を複雑化することなくコンミテー
タ等の摩耗を抑えモータ効率を向上することができる。
【0027】また、本実施例の燃料ポンプ100は、ケ
ーシング11側に配設された少なくとも一対のブラシ2
7a,27bがアーマチュア24端部に配設されたコン
ミテータ26にスプリング28a,28bの付勢力にて
摺接されブラシ27a,27bからコンミテータ26を
介してアーマチュア24のコイル部25に電流を供給す
る直流モータ部20と、ケーシング11内でアーマチュ
ア24の回転軸23によって駆動されるタービンベーン
33からなる羽根車の回転駆動によってケーシング11
内の一端側の吸入ポート16から他端側の吐出ポート1
3に燃料を圧送するポンプ部30とを具備し、スプリン
グ28a,28bのうち−電極側のブラシのスプリング
の付勢力を+電極側のブラシのスプリングの付勢力より
も大きくするものである。
【0028】したがって、直流モータ部20ではケーシ
ング11側に配設された一対のブラシ27a,27bが
アーマチュア24端部に配設されたコンミテータ26に
スプリング28a,28bの付勢力にて摺接されブラシ
27a,27bからコンミテータ26を介してアーマチ
ュア24のコイル部25に電流が供給され、ポンプ部3
0ではケーシング11内でアーマチュア24の回転軸2
3によって駆動されるタービンベーン33からなる羽根
車の回転駆動によってケーシング11内の一端側の吸入
ポート16から他端側の吐出ポート13に燃料が圧送さ
れ、これらスプリング28a,28bのうち−電極側の
ブラシのスプリングの付勢力が+電極側のブラシのスプ
リングの付勢力よりも大きくされることで、−電極側の
ブラシによるコンミテータ摩耗速度を小さくして電流の
増大を抑えることができる。このため、燃料ポンプの部
品点数の増加やブラシ取付部の構造を複雑化することな
くコンミテータ等の摩耗を抑えモータ効率を向上するこ
とができる。
【0029】更に、本実施例の燃料ポンプ100は、+
電極側のブラシ、−電極側のブラシとしてのブラシ27
a,27b及びコンミテータ26を燃料中に浸漬するも
のである。
【0030】したがって、燃料中に浸漬された+電極側
のブラシ、−電極側のブラシとしてのブラシ27a,2
7b及びコンミテータ26の両者間の摩擦による機械的
な摩耗は電気的な摩耗に比べて極めて少ない。このた
め、ブラシ27a,27b及びコンミテータ26が燃料
中に浸漬された燃料ポンプ100では、電気的な摩耗に
対処するだけで、コンミテータ等の寿命を大きく改善す
ることができる。
【0031】また、上記実施例では、ブラシの比抵抗及
びスプリングの付勢力の両方について、+側と−側とで
値を異なるものにしているが、どちらか一方の値を異な
るものとしても効果がある。
【0032】ところで、上記実施例では、コンミテータ
26をアーマチュア24の回転軸23と垂直な方向で円
盤状に配設しスラスト方向からスプリング28a,28
bにて付勢されたブラシ27a,27bにて給電する直
流モータ部20を内蔵した燃料ポンプ100について説
明したが、図6に示すような、コンミテータ26′をア
ーマチュア24′の回転軸と同軸で円筒状に配設しラジ
アル方向からスプリング28a′,28b′にて付勢さ
れたブラシ27a′,27b′にて給電する直流モータ
部20′を内蔵した燃料ポンプ100′にも適用するこ
とができる。
【0033】また、上記実施例のポンプ部30は、再生
ポンプとしたが、本発明を実施する場合には、これに限
定されるものではなく、ギヤポンプやベーンポンプ等の
種々のポンプ形式も適用可能であり、同様の効果が期待
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 図1は本発明の実施の形態の一実施例にかか
る燃料ポンプの全体構成を示す断面図である。
【図2】 図2は図1のA−A線に沿う断面図である。
【図3】 図3は+電極側のブラシ及び−電極側のブラ
シによるコンミテータの電気的な摩耗であるコンミテー
タ摩耗速度を示す説明図である。
【図4】 図4はスプリング付勢力に対するコンミテー
タ摩耗速度及び電流との関係を示す説明図である。
【図5】 図5は本発明の実施の形態の一実施例にかか
る燃料ポンプにおけるモータ効率を従来品と比較して示
す説明図である。
【図6】 図6は本発明の実施の形態の一実施例にかか
る燃料ポンプのコンミテータとブラシとの配置の変形例
を示す断面構成図である。
【符号の説明】
11 ケーシング 20 直流モータ部 23 回転軸 24 アーマチュア 25 コイル部 26 コンミテータ 27a,27b ブラシ 28a,28b スプリング 30 ポンプ部 33 タービンベーン(羽根車) 100 燃料ポンプ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ケーシング側に配設された少なくとも一
    対のブラシがアーマチュア端部に配設されたコンミテー
    タにスプリングの付勢力にて摺接され前記ブラシから前
    記コンミテータを介して前記アーマチュアのコイルに電
    流を供給する直流モータ部と、 前記ケーシング内で前記アーマチュアの回転軸によって
    駆動される羽根車の回転駆動によって前記ケーシング内
    の一端側から他端側に燃料を圧送するポンプ部とを具備
    し、 前記ブラシのうちプラス電極側のブラシの比抵抗をマイ
    ナス電極側のブラシの比抵抗よりも低く設定したことを
    特徴とする燃料ポンプ。
  2. 【請求項2】 ケーシング側に配設された少なくとも一
    対のブラシがアーマチュア端部に配設されたコンミテー
    タにスプリングの付勢力にて摺接され前記ブラシから前
    記コンミテータを介して前記アーマチュアのコイルに電
    流を供給する直流モータ部と、 前記ケーシング内で前記アーマチュアの回転軸によって
    駆動される羽根車の回転駆動によって前記ケーシング内
    の一端側から他端側に燃料を圧送するポンプ部とを具備
    し、 前記スプリングのうちマイナス電極側のブラシのスプリ
    ングの付勢力をプラス電極側のブラシのスプリングの付
    勢力よりも大きく設定したことを特徴とする燃料ポン
    プ。
  3. 【請求項3】 前記プラス電極側のブラシ、前記マイナ
    ス電極側のブラシ及び前記コンミテータが燃料中に浸漬
    していることを特徴とする請求項1または請求項2に記
    載の燃料ポンプ。
JP8119417A 1995-06-15 1996-05-15 燃料ポンプ Pending JPH0965619A (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8119417A JPH0965619A (ja) 1995-06-15 1996-05-15 燃料ポンプ
US08/665,237 US5723932A (en) 1995-06-15 1996-06-17 DC motor with improved brushes and liquid pump using the same

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP14851695 1995-06-15
JP7-148516 1995-06-16
JP8119417A JPH0965619A (ja) 1995-06-15 1996-05-15 燃料ポンプ

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0965619A true JPH0965619A (ja) 1997-03-07

Family

ID=26457166

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP8119417A Pending JPH0965619A (ja) 1995-06-15 1996-05-15 燃料ポンプ

Country Status (2)

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US (1) US5723932A (ja)
JP (1) JPH0965619A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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