JPH0336104A - 送りコンベヤ - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明は無端帯をコンベヤチェーンに懸回した送りコン
ベヤに関する。

更に詳しくは、コンベヤチェーンとは別体にし、且つ、
コンベヤチェーンよりも若干長く形成した無端帯をコン
ベヤチェーンに懸回して、駆動力が直接無端帯に作用す
ることがないようにすると共に、その一回転をするに要
する時間がコンベヤチェーンの一回転をするに要する時
間より僅かに永くなるようにしたものである。

（従来の技術） 乾燥機や塗布機等の連続式の処理装置にはベルトコンベ
ヤやネットコンベヤ等の送りコンベヤが用いられていて
、被処理物をこれに載せて連続的に移送しながら処理を
加えるユうになっている。

ベルトコンベヤは前後一対のスプロケットに無端帯状の
ベルトが捲回されたもので、先端側のスプロケットに駆
動機が接続れていて、スプロケットを回転させることに
よりベルトを廻動させるようになっている。

従って、ベルトは適度な柔軟性を有するほか、引張強度
が強く、伸縮性の小さなものであることが必要とされる
。

そのため、ベルトは材質が自ずから限定されていて、例
えば強靭な合成ゴム製のベルトが用いられていた。

これに対して、ネットコンベヤは左右一対のコンベヤチ
ェーンに無端帯状のネットを取り付けたもので、スプロ
ケットの回転力はコンベヤチェーンに作用するようにな
っている。

従って無端帯には上記したベルトよりも引張強度が弱く
、伸縮性の大きなものも用いることが出来るが、反面こ
のものはコンベヤチェーンとする部分が摩耗しやすいの
で耐摩耗性の高いものであることが必要とされる。

そのためネットコンベヤのネットは、従来から金網が用
いられていた。

（発明が解決しようとする課Ｍ） 上記したように従来の移送コンベヤは、そのｕ４造上無
端帯として用いるベルトやネットに抗張力や耐摩耗性が
要求された・め、被処理物が軽量なものであっても、強
靭な合成ゴム製のベルトや金網を使用せざるを得なかっ
たので装置が大形になること＼、材質が限定されていて
必ずしも被処理物の物性や処理条件に適合したものを選
択することが出来なかったため、例えば耐溶剤性や耐酸
性、澄水性等が要求される被処理物については無端帯の
耐久性や無端帯が変質し溶解したり発錆したりして被処
理物を汚染する等の点で数々の不具合が生じた。

又、処理作業中に被処理物の一部が無端帯に付着するこ
とも多いが、従来の送りコンベヤは付着性の低い材料を
選択して無端帯を形成することは出来ないし、しかも無
端帯から付着物を取り除くことも容易でないため、無端
帯にこれが次第に堆積し、やがて剥離して製品に混入し
たり、新たな被処理物に付着したりして製品の品質を低
下させる不具合が生じたのである。

本発明は耐溶剤性や耐酸性、澄水性等の被処理物の物性
や作業条件に適合した所望の性能を存する無端帯を用い
ることが出来るようにし更に、無端帯の着脱を容易にし
てこれに被処理物の一部等が付着したときは送りコンベ
ヤから取り外して付着物を除去を行い、被処理物や処理
条件を変更するときは無端帯をそれに合ったものと交換
することが出来る送りコンベヤを提供することを目的と
する。

（課題を解決するための手段） 本発明は無端帯をコンベヤチェーンとは別体にし、且つ
、コンベヤチェーンよりも若干長く形成してこれをコン
ベヤチェーンに懸回することにより、無端帯に直接駆動
力が作用しないようにする手段を採用する。

（作　用〉 本発明に係る移送コンベヤは無端帯をコンベヤチェーン
とは別体すると共に、コンベヤチェーンよりも若干長く
形成してこれをコンベヤチェーンに懸回したことにより
、無端帯には駆動力が直接作用せず、しかもこれが一回
転するに要する時間がコンベヤチェーンの一回転するに
要する時間より僅かに永くなってコンベヤチェーンが一
回転する度に無端帯がコンベヤチェーンと接触する位置
が変移する。

そのため、無端帯２は局部的な摩耗や損耗等が著しく減
少するので、従来のベルトコンベヤやチェーンコンベヤ
の無端帯に比べて引張強度や耐摩耗性の低い帯状材を用
いて形成することが可能となる。　従って、無端帯２は
被処理物の物性や作業条件に応じて合成樹脂製、或いは
合成繊維製のシートやネットその他の耐溶剤性や耐酸性
、澄水性等の所望の性能を有する無端帯を用いて形成す
ることが出来るようになる。

同様にして、無端帯２には強い引張強度が作用しないの
で、これを所定の長さのベルトの両端にマジックテープ
（商標〉等のファスナ取り付けることによって形成する
事が１月末るので無端帯２の着脱が容易になり、これに
被処理物の一部等が付着したときは送りコンベヤから取
り外して付着物を除去を行い２被処理物や処理条件を変
更するときはそれに合ったものと交換するなどして、常
に適正な状態で処理作業を行うことが出来るのである。

（実Ｍ！、例） 以下、本発明に係る移送コンベヤをｌ”Ｊ示の実施例に
基づいて具体的に説明する。

図は移送コンベヤの使用状態の一例を示すらので、この
移送コンベヤはコンベヤチェーン１と無端帯２とから成
１ている。

コンベヤチェーンｌは通常のネットコンベヤのチェーン
部分と殆んど同様であって、左右一対の無端状のチェー
ン１１．．１１と両チヱーン１．１．１．１の間に適当
な間隔で設けられた多数の連結杆１２とから成っており
、これが前後一対のスプロケット３ｆ、３ｒに捲回され
ている。

そして、両スプロケット３ｆ、３ｒの間にはレール４が
設けられており、また、先端側のスプロケット３ｆには
図示しない駆動装置が接続されていてスプロケット３ｆ
を回転させるとチェーン１！がレール４に沿って廻動す
るようになっている。

無端帯２はガラス繊維強化テフロン、ナイロン繊維強化
ポリエステル、アラミド樹脂等の合成樹脂を用いて作成
されたシート、或いは合成繊維や天然繊維を用いて作成
された織布やネット等の軽量で、ベルトコンベヤやチェ
ーンコンベヤの無端帯に比べて引張強度や耐摩耗性の低
い帯状材を用いて、コンベヤチェーン１とは別体に、拝
つ、コンベヤチェーン１よりも若干長く形成されている
。

従って、無端帯２はコンベヤの上節（往路）で無端帯２
自体の重量、およびコンベヤに載せられた被処理物の重
量によってコンベヤチェーン１に接触し４下面（復路）
ではコンベヤチェーン１よりも長い分だけ弛みが生じて
１図中Ａ点と８点との間ではチェーン１１から離反して
いて、コンベヤチェーン１を駆動させるとその士。

面（往路）での連結杆Ｉ２との摩擦によってコンベヤチ
ェーン１と一体的に、はっ、同一の速度で廻動する。

従って、無端帯２にはこれを廻動させるための引張力は
作用しない。

チェーン１１と無端帯２は、上記したように同一の速度
で廻動するので、チェーン１１と無端柑２がＡ点から８
点に達する時間は無端Ｗ−２の方が長い分だけ遅れるこ
と・なる。

そのため、コンベヤチェーン１が一回転する度に無端帯
２とコンベヤチェーン１との間にズレが生じて、無端帯
２の連結杆１２と接触する位置が変移するので、無端帯
２は連結杆１２と接触する点が全面に分散されることな
る。

そしてその結果、無端帯２は特定の箇所だけが連結杆１
２と接触して摩耗したり損耗したりすることが無くなり
、見掛は上の耐摩耗性が増大して連結杆１２と接触する
ことによって生じる不具合が著しく減少するのである。

尚、図に示す無端帯２はコンベヤチェーン１よりも若干
長いベルト２１の両端にファスナ２２を取り付けたもの
で、このベルト２１をコンベヤチェーン１に捲回して、
ファスナ２２でその両端を連繋することによってコンベ
ヤチェーン１に装着するようになっている。

（発明の効果） 本発明はシートやネットを用いて形成された無端帯をコ
ンベヤチェーンに懸回して、無端帯に直接駆動力を作用
させることなくこれを廻動させるようにした送りコンベ
ヤであり、特に無端帯をコンベヤチェーンとは別体にし
、且つ、コンベヤチェーンよりも若干長く形成してコン
ベヤの下面では僅かに弛みが生じるようにしたものであ
る。

従って、無端帯２に直接駆動力が作用せず、しかもチェ
ーンが一回転するに要する時間よりら無端帯が一回転す
るに要する時間の方が僅かに永くなり、コンベヤチェー
ンが一回転する度に０ 無端帯の連結杆と接触する位置が変移して連結杆と接触
する点が全面に分散されるので、無端帯は見掛は上摩耗
や損耗等の連結杆との接触によって生じる不具合に対す
る抗力が著しく増大する。

そしてその結果、無端帯は従来の移送コンベヤの無端帯
状ベルトや金網に比べて抗張力や耐摩耗性等の低いシー
１〜やネットを使用することが可能となり、例えばガラ
ス繊維強化テフロン、ナイロン繊維強化ポリエステル、
アラミド樹脂等の合成樹脂を用いて作成されたシートや
合成繊維、或いは天然繊維を用いて作成された織布やネ
ット、その他の軽量で、しかも耐溶剤性や耐酸性、漬水
性等の被処理物の物性や、処理条件に応じたものを用い
ることが出来るようになり、装置を軽量化することが出
来るうえ被処理物に対して適正な処理を加えることが出
来るのである。

また、無端帯２に強い引張力が作用しないことからファ
スナ２２にも強い連携力が要求されな４゜ いので、例えばマジックテープ〈商標〉等の脱着自在な
ものを用いることが可能となる。

従ってその結果、コンベヤチェーンへの無端帯の装着が
容易となったばかりでなく、その取り外しも容易となり
、無端帯に被処理物の一部等が付着したときはこれを送
りコンベヤがら取り外して付着物の除去を行うことが出
来るので、付着物によって製品の品質が低下する虞れが
解消される。

また、被処理物や処理条件を変更するときは無端帯をそ
れに合ったものと交換することが出来るので、常に適正
の条件で作業を行うことが可能となり、作業能率が向上
し、高品質の製品が得られるのである。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明に係る移送コンベヤの一例を示す模式図
、第２図は同上要部を示す平面図、第３図は縦断側面図
である。 １：コンベヤチェーン ｌｌ：チェーン　　　　１２：連結杆 ２　： 無端帯 ２１　： ベルト ２２：ファスナ ３：スプロケット ４　： レール

Claims (3)

【特許請求の範囲】
1. （１）無端帯をコンベヤチェーンに懸回して成る送りコ
   ンベヤであって、無端帯をコンベヤチェーンとは別体に
   し、且つコンベヤチェーンよりも若干長く形成して、無
   端帯に直接駆動力が作用せず、その一回転をするに要す
   る時間がコンベヤチェーンの一回転をするに要する時間
   より僅かに永くなるようにしたことを特徴とする送りコ
   ンベヤ。
2. （２）無端帯はコンベヤチェーンよりも若干長いベルト
   の両端にファスナを取り付けたもの で、このベルトをコンベヤチェーンに捲回してファスナ
   でその両端を連繋することによってコンベヤチェーンに
   装着するものである請求項１記載の送りコンベヤ。
3. （３）無端帯はガラス繊維強化テフロン、ナイロン繊維
   強化ポリエステル、アラミド樹脂等の合成樹脂を用いて
   作成されたシート状帯状 材、又は合成繊維や天然繊維を用いて作成された織布状
   、又はネット状帯状材を使用して形成した請求項１、又
   は２記載の送りコンベヤ。